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Channel: mitakeつれづれなる抄
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舛添さんが都知事を辞めたら都バス24時間運行は復活するのだろうか

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 東京都知事舛添さん、東京都知事の定例記者会見、単なる東京都政の記者会見なのに、このところマスコミ全国放送で大きく注目されています。
 精査しますや、第三者の目で厳しくは、今年の流行語大賞の候補に入るかもしれません。
 舛添さんは、すぐには知事職を辞めないと思いますが、もう政治家としてはほぼ死に体ですので、辞めるのも近いのではと思います。辞めなくとも2年後の選挙では勝てそうもないので(都民の有権者が忘れていなければ)、舛添知事時代もそう長くは続かないと思います。

 そこでふと思ったこと。
 舛添さん云々は兎も角、もしお辞めになられると、知事職就任早々に行った都営バス24時間運行の廃止、この24時間運行はまた復活するのだろうか、
 都営バス24時間運行は、オリンピック誘致も決まり、国際都市東京であれば、24時間運行の交通の便が必要、という猪瀬前都知事の突然の発想で始めたものです。

 都営バス24時間運行は、渋谷駅と港区の繁華街(という言い方もモッチャリしてます)六本木の間で、都01系統の経路を通る深夜01系統が通常の深夜バス時間帯を超えて、翌朝の都01系統の始発が走るまでの運行。
 2013年12月20日から運行を始めたものの、猪瀬前知事の突然の辞任で都知事選挙が行われ、当選した舛添知事が不採算を理由に批判、結局10月末をもって24時間運行は中止になりました。

 採算ラインは一日約240人ということですが、約10か月間で採算を超えた利用者は一度も超えることはなく、それはそのまま赤字となっていたものです。
 しかし、超深夜、1時から5時くらいの間に動く人は、現状ではタクシー利用。
 この深夜01系統の超深夜時間帯は、一時間に1回という運行ダイヤでありました。
 さすがにこれでは乗らない。
 地域性からして、事前に運行時刻を調べ、「何時何分のバス」でバスに乗る習慣の地域ではありません。
 それを1時間に一回では、これは乗らんわ。
 現状ではタクシー利用を前提とするライフサイクルの人たちが動きますので、そこにこのダイヤでは太刀打ちできません。

 さらに、他の交通機関が動いておらず、六本木から渋谷に着いても東横線も井の頭線も田園都市線も山手線も動いておらず、結局は渋谷駅で朝を迎えることとなり、深夜バスが上手く機能できないという状況があったようです。

 ただこれらも、バスの24時間運行が板に付けば、運行回数が増えることも期待できるものです。

 これら舛添知事がそこまで把握していたのかは分かりませんが、単に赤字基調であることから、都知事当選当時は「改革」派だったので、早々の打ち切り表明となったのでしょう。
 それと、政治の世界に限らず、前任者の目玉事業は、どうしても引き継ぐのをいやがる傾向があり、超深夜バス(24時間運行)も猪瀬前知事の音頭取りで始めたもので、新知事としては面白くなく、これも打ち切りへと動いたものと思います。

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