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Channel: mitakeつれづれなる抄
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名古屋ボストン美術館2019年3月に閉館の方向

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 5月25日中日新聞朝刊記事からです。金山の名古屋ボストン美術館が2019年3月に契約満了により閉館する方向となったことが明らかになったそうです。
 名古屋ボストン美術館は見学に行ったことは無く、美術関係は不案内ですので評を書く立場ではありませんが、開館当時のニュースを覚えており、そのずさんというか綱渡りのような契約内容が気になっていましたので、このニュースは「へぇ」と思った次第です。
記事


 自館所蔵品は無く、展示品は米国ボストン美術館から借り受けて展示する方法です。
 そもそも、「名古屋ボストン美術館」を名乗っており、ボストン美術館の名古屋館のような感じがしますが、ボストンとは関係は無く、名古屋財界で基金を出し合って開館したものです。

 あれ、なぜ開館に至ったのかはよく覚えていませんが、バブル経済の頃に計画されたもので、高金利の時代、運営も基金の金利で運営が可能、とのことで開館に至ったと記憶しています。
 自館で収蔵品を所有せず、ボストン美術館から展示品を借り受けるものですが、その展示品の選択権は名古屋側には無く、ボストン側から一方的に決められるものでした。
 一昨日のラジオ番組での話では、名古屋側とボストン側との契約で、契約期間の途中の撤退はできない規約となっていたそうで、赤字続きの名古屋ボストン美術館としては、契約満了となる2018年度末、すなわち2019年3月にボストン美術館との契約期間を終え、名古屋ボストン美術館としては閉館することになった、ということです。
 時々名古屋ボストン美術館のニュースがありましたが、赤字続きで、出資企業から追加の出資を仰いだり、ボストン美術館に支払う費用の引き下げを求めるも、米国側としては契約変更にあたり首を振らず、名古屋側の運営に自由さが無いままでした。

 自館所蔵品が無いのが、最大の問題、というか素人目に見てもおかしな点ですよね。
 親館のボストン美術館所蔵品を次々と借りて展示するのは、美術館として館の性質の方向性が見出せません。
 なんでこんな美術館ができたのか、バブル時代の遺構ですね。
 開館はバブル崩壊後でしたが、何でも上手くいく見通しでもあったバブル時代の置き土産のような存在です。

 名古屋ボストン美術館は、金山駅の南、金山南ビルの中にあります。中にある名古屋都市センターは何度か訪れておりますが、名古屋ボストン美術館は一度も無く、何階にあるのかさえ存じていません。
 ポスター掲示部分には、企画展の案内ポスターを目にしてはおりましたが、まさしく景色の中に埋没。

 ある意味、バブル遺産の一つがやっと清算できるのかもしれません。

 余談ですが、昨日のこのブログ、アクセス数が2000を超えました。初めてのことです。個別のアクセス数は分かりませんが、「サミット 迷惑」の検索キーワードでのアクセスかと思います。

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