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Channel: mitakeつれづれなる抄
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ポートライナーで動物列車運行

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 神戸新聞web記事からです。神戸市の三宮から出ている、新交通システムポートライナーで、動物たちと触れ合う「動物列車」が11日、運行されたとのことです。

記事こちら・リンク先に動画もあります。

 ポートアイランドの二期地区にある「神戸どうぶつ王国」の開業一周年記念として、同園と神戸新交通(ポートライナー)の共同企画とのことです。

 なかなか楽しい企画ですね。
鉄道旅客車両に動物の乗り込みは一瞬どうかと思いましたが、危険な動物は乗らなかったようですし、あくまで貸切列車ですので、運行終了後は車庫へ回送でしょうから、消毒も行ったと思います。

 小動物とは、動物園でも触れ合える場所があり、それの旅客列車版ですね。
動物列車は、三宮駅を発車後、どうぶつ王国最寄りの京コンピュータ前駅まで運行し、駅ではアルパカが出迎えたそうです。
アルパカはあの仕草が可愛いですね。


 この記事を読んで、動物王国の最寄りが京コンピュータ前駅ということで、ここは神戸花鳥園が有ったところです。神戸花鳥園の運営がいま一つとは聞いていましたが、昨年に運営者が変わり、動物王国と名を変えたことを初めて知りました。


 昔、衆議院で、国鉄の新線建設に関する質問で、東北地方のある路線建設予定に対する質問で、人口希薄阿地域を敷設することから、「猿でも乗せるのか」との野党議員の質問に、鉄道当局の回答は「鉄道営業法で猿の乗車は禁止されています」という名言があったことを思い出しました。

 もう一つ、太平洋戦争後、名古屋市東山動物園のゾウを見たいという希望で、ゾウ列車が走ったことも思い出しました。
 このゾウ列車というのは、戦争中、空襲があると動物園が破壊され、危険な動物が放たれるのを防止するため、軍当局から危険な動物を殺せ、という命令がありました。
その中にゾウもあり、上野動物園など各地の動物園のゾウは殺されてしまいました。
 しかし、名古屋市の東山動物園のゾウは、危うく難を逃れ、終戦を迎えました。

 昔も今もゾウは人気の動物。戦後、世の中が落ち着いてくると、ゾウが見たいという子供たちの希望があり、東山動物園のゾウを貸してくれないか、という希望が多数。
 しかしゾウは体が大きくて、鉄道では運べません。
 そこで考えたのが、ゾウを運ぶのではなく、ゾウを見に各地から子供たちを乗せて名古屋まで列車を走らせよう、ということで、戦後「ゾウ列車」というのが、東京からなど各地から走りました。

 今回の神戸ポートライナー動物列車では、小動物ながら本物の動物が乗った列車。
 動物たちとふれあいながら、動物園へ行けるのも楽しいでしょうね。

 なお、京コンピューター駅は、ポートアイランド二期地区の最後の駅。次は橋を渡り、神戸空港駅で、京コンピューター駅は折り返し設備があります。
通常はこの折り返し設備を使うことが無いですが、この臨時列車は折り返し設備を使ったことだろうと思います。その点でも珍しいことです。


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