昨日の中日新聞中間記事からです。名古屋の中波民放ラジオ局がFM波でも番組を送出する補完放送を始め、その記念として、本放送が始まった10月1日午前九時からは、CBCラジオと東海ラジオ放送とが同時に同じ内容で放送したことを伝えています。
中波民放ラジオのFM補完放送は以前にも弊ブログで書きましたが、その理由をかいつまんで書きますと、中波放送はその電波の特性で、雑音を受けやすく、昨今は鉄筋の入ったビル建物も多く、受信環境が頗る悪いところもあり、安定して良好な受信環境で災害時にも有力な情報ツールと為すべき理由としてFM波でも同じ内容を同時に送出するものです。
その本放送が、10月1日午前9時から始まり、その記念番組として、CBCラジオの「つボイノリオの聞けば聞くほど(略称:聞けば)」と東海ラジオ放送の「かにタク言ったもん勝ち」が同時に同じ放送で、さらにCBCの「聞けば」のアシスタント、小高直子CBCアナウンサーが東海ラジオ放送へ出向き、逆に東海ラジオ放送の「かにタク言ったもん勝ち」の蟹江篤子さんが、CBCラジオへ出向いて、相互の番組スタジオへ訪れて同時に同じ内容を出すという企画。
そのうち、CBCラジオの「つボイノリオの聞けば聞くほど」の様子が写真付きで中日新聞に載っていまして、つボイさんと蟹江さんが同じスタジオで話している不思議な光景。
蟹江篤子さんは、元東海ラジオ放送のアナウンサー。今は定年退職されフリーの立場ですので、CBCラジオに出られても不思議はないのですが、CBCの小高さんが東海ラジオ放送へ出向き。東海ラジオ放送の電波でも聞こえる、というのはある意味不思議な現象です。
尤も最近では、NHKの企画で、全国の生放送のスタジオとを結んで同時に何か話すというものがあり、その際に、CBCラジオの「聞けば」のスタジオと結び、つボイさんだけでなくCBCの局アナである小高さんも、全国のNHKラジオで流されました。
この同時放送は、普段CBCラジオの「聞けば」を聞いていますので、同時放送も聞いていました。アシスタントさんが相互に入れ替わり、何か特番の形で全編行くのかと思ったら、相互の同時放送は最初の10分だけ。その後は通常の放送に戻り、互いのスタジオへ訪れたアシスタントさんは、元へ戻りました。
こうした、ラジオ局の垣根を超えた取り組みは、ラジオ放送をもっと活かそう、ということで最近はよく行われています。
その一つが災害時に有力なツールとなるもので、そのために普段から親しんでもらうための受信環境向上で、中波放送での受信感度向上には限度があるので、FM電波を使って、新たな放送波で番組を放送するもの。
CBCラジオ、1053kHzは、同じ周波数で、北朝鮮か韓国の大出力放送局があり、夜間になると混信が発生します。
特に、愛知県北部から岐阜県美濃地方にかけては最悪で、そのためにCBCラジオの中継局を岐阜県川島町に設置して、岐阜中継局としています。
また東海ラジオ放送は、名古屋市東部の千種区東部から名東区にかけて、さらに尾張旭市や長久手市では、地形の影響なのか、昼間でも受信感度がよくありません。
これらの為にFM電波で同じ内容を放送するものです。
なお、本放送は10月1日午前9時(日本時間9から始まっていますが、試験放送は8月の下旬から始まっていました。
午前9時なのは、放送の世界は国際標準時(今は協定世界時UTC)で事を奨めますので、UTC10/1 0:00から本放送というわけです。
本放送と試験放送は、電波を出す、という点では同じですが、本放送は必ず電波を出して規定の番組を出し続けなければならず、「ちょっと具合が悪いから電波止めて調整しようっと。」ということができません。
それが出来るのが試験放送なわけです。
FM補完放送の周波数は、CBCが93.7MHz、東海ラジオが92.9MHzで、以前のテレビ電波、1CHの辺りです。
テレビの地上アナログ放送を終了して、空いた周波数帯を、ラジオ局に新たに割り当てたものです。
この周波数帯が受信できるFMラジオはそんなに多くは無く、実は私も持ってはいません。
古いラジオで、テレビ音声も聞こえる、という機種はFM補完放送、聞こえます。
それと、このFM補完放送、災害時のバックアップの理由が大きいのですが、これまで受信側のことを多く説明されてきました。
実は送り出す放送局側でもバックアップの理由が大きく、現在の中波放送の送信所が使えなくなった場合に備えて、という理由もあるのだそうです。
それで、ピンときました。
CBCラジオの送信所は伊勢湾のすぐ近くの三重県長島町。
台風襲来や地震等による津波があれば、防波堤を超えて海水がくる恐れがあります。
そうなった場合でも放送が続けられるように、とのバックアップ。
中波民放ラジオのFM補完放送は以前にも弊ブログで書きましたが、その理由をかいつまんで書きますと、中波放送はその電波の特性で、雑音を受けやすく、昨今は鉄筋の入ったビル建物も多く、受信環境が頗る悪いところもあり、安定して良好な受信環境で災害時にも有力な情報ツールと為すべき理由としてFM波でも同じ内容を同時に送出するものです。
その本放送が、10月1日午前9時から始まり、その記念番組として、CBCラジオの「つボイノリオの聞けば聞くほど(略称:聞けば)」と東海ラジオ放送の「かにタク言ったもん勝ち」が同時に同じ放送で、さらにCBCの「聞けば」のアシスタント、小高直子CBCアナウンサーが東海ラジオ放送へ出向き、逆に東海ラジオ放送の「かにタク言ったもん勝ち」の蟹江篤子さんが、CBCラジオへ出向いて、相互の番組スタジオへ訪れて同時に同じ内容を出すという企画。
そのうち、CBCラジオの「つボイノリオの聞けば聞くほど」の様子が写真付きで中日新聞に載っていまして、つボイさんと蟹江さんが同じスタジオで話している不思議な光景。
蟹江篤子さんは、元東海ラジオ放送のアナウンサー。今は定年退職されフリーの立場ですので、CBCラジオに出られても不思議はないのですが、CBCの小高さんが東海ラジオ放送へ出向き。東海ラジオ放送の電波でも聞こえる、というのはある意味不思議な現象です。
尤も最近では、NHKの企画で、全国の生放送のスタジオとを結んで同時に何か話すというものがあり、その際に、CBCラジオの「聞けば」のスタジオと結び、つボイさんだけでなくCBCの局アナである小高さんも、全国のNHKラジオで流されました。
この同時放送は、普段CBCラジオの「聞けば」を聞いていますので、同時放送も聞いていました。アシスタントさんが相互に入れ替わり、何か特番の形で全編行くのかと思ったら、相互の同時放送は最初の10分だけ。その後は通常の放送に戻り、互いのスタジオへ訪れたアシスタントさんは、元へ戻りました。
こうした、ラジオ局の垣根を超えた取り組みは、ラジオ放送をもっと活かそう、ということで最近はよく行われています。
その一つが災害時に有力なツールとなるもので、そのために普段から親しんでもらうための受信環境向上で、中波放送での受信感度向上には限度があるので、FM電波を使って、新たな放送波で番組を放送するもの。
CBCラジオ、1053kHzは、同じ周波数で、北朝鮮か韓国の大出力放送局があり、夜間になると混信が発生します。
特に、愛知県北部から岐阜県美濃地方にかけては最悪で、そのためにCBCラジオの中継局を岐阜県川島町に設置して、岐阜中継局としています。
また東海ラジオ放送は、名古屋市東部の千種区東部から名東区にかけて、さらに尾張旭市や長久手市では、地形の影響なのか、昼間でも受信感度がよくありません。
これらの為にFM電波で同じ内容を放送するものです。
なお、本放送は10月1日午前9時(日本時間9から始まっていますが、試験放送は8月の下旬から始まっていました。
午前9時なのは、放送の世界は国際標準時(今は協定世界時UTC)で事を奨めますので、UTC10/1 0:00から本放送というわけです。
本放送と試験放送は、電波を出す、という点では同じですが、本放送は必ず電波を出して規定の番組を出し続けなければならず、「ちょっと具合が悪いから電波止めて調整しようっと。」ということができません。
それが出来るのが試験放送なわけです。
FM補完放送の周波数は、CBCが93.7MHz、東海ラジオが92.9MHzで、以前のテレビ電波、1CHの辺りです。
テレビの地上アナログ放送を終了して、空いた周波数帯を、ラジオ局に新たに割り当てたものです。
この周波数帯が受信できるFMラジオはそんなに多くは無く、実は私も持ってはいません。
古いラジオで、テレビ音声も聞こえる、という機種はFM補完放送、聞こえます。
それと、このFM補完放送、災害時のバックアップの理由が大きいのですが、これまで受信側のことを多く説明されてきました。
実は送り出す放送局側でもバックアップの理由が大きく、現在の中波放送の送信所が使えなくなった場合に備えて、という理由もあるのだそうです。
それで、ピンときました。
CBCラジオの送信所は伊勢湾のすぐ近くの三重県長島町。
台風襲来や地震等による津波があれば、防波堤を超えて海水がくる恐れがあります。
そうなった場合でも放送が続けられるように、とのバックアップ。