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ジャスラックの音楽教室への著作権使用料請求は不当

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 ジャスラック(日本音楽著作権協会・JASRAC)が音楽教室に対して、著作権として公衆に聞かせる「演奏権」が及ぶ範囲という理由で著作権使用料の請求を行ったことが報じられました。
 音楽教室は、いわゆる楽器の演奏教室です。すなわち、何らかの演奏、音楽著作物を演奏することとなり、それが「演奏権」であるというのが、ジャスラックの考え。
 対して音楽教室の言い分としては、演奏行為は、公衆に聞かせるのではなく、楽器の練習で演奏するもので、上達のための演奏。著作権の範囲ではない、という主張。
Yahoo記事:音楽教室側、JASRACを提訴 原告団249社の集団訴訟に

 私は、この音楽教室の言い分が正当であると考えます。
 ジャスラックの設置目的に、音楽文化の振興に資する事業、というのがあります。
 音楽教室は比較的小さな子も通います。
 発表会に向けての練習もですが、やがてはその中から優秀な演奏者が生まれてきます。
 音楽教室に著作権料の支払いを求めると、まず授業料に上乗せされますね。
 お月謝が高くなります。すると「教室に通うの止めよまいか」という方が現れるかもしれません。
 音楽文化の振興、という点でどうなのだ。

 それに、音楽教室ではいろんな部分に既に著作権の費用を払っている、ということだそうです。
 まず楽譜。市販の楽譜には、著作権の出版権としての費用が上乗せされています。
 そして演奏会。演奏会では、会場に聴衆を入れますので、公衆に聞かせる「演奏権」とされ、著作権料を払います。
 これにさらに練習で演奏する行為に対して著作権は、無茶もいいところ。
 これ生徒さんが練習するのに演奏することもそうですが、先生の模範演奏が「演奏権」なのだそうです。
 このニュースを聞いて、笑ってしまいました。ジャスラック、金の亡者か!

 小さな子供が、一生懸命練習するのに、著作権使用料を請求するジャスラックの姿勢を見ると、腹が立って、子供も先生も気の毒です。

 ちなみに、ジャスラック、日本音楽著作権協会は、音楽著作の一括管理代行をする機関で、他にも同業の機関がありますが、これが一番大きいです。

 音楽著作権の中には歌詞も含まれており、むやみに著作権管理下にある歌詞を、たとえばこうしたブログに載せるのも、著作物の掲載ということで使用料が求められます。
 私のこのブログでは、歌謡曲関係は書きませんのでほぼほぼ関係は無いですが、他にブログをなされている方は注意された方がいいです。
 駅前でよく楽器演奏されている方がいますが、演奏している曲がジャスラック管理の曲であると演奏権として、著作権使用料の対象になります。

饋電区分内の列車数によっては、架線への負担が高まることも

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 6月21日は、未明から梅雨本番の激しい降雨となり、新幹線の走行区間である静岡県は激しい雨となりました。そこで東海道新幹線は雨量が運転規制値を上回り、静岡県内の多くの区間で運転見合わせとなりました。
 その雨が弱まり順次運転再開された後、夜になって、大阪府内で停電が理由で運転ができなくなりました。

 高槻市内で架線が切れているのが見つかり、応急復旧をして、22日午前1時頃から不通区間に停止中だった列車を順次運転再開させましたが、21日は終日大混乱。

 架線がなぜ切れたのかは、本当のところは分かっていませんが、停電になる前に現場を通過した列車の車両を点検したら、集電装置(パンタグラフ)近くの屋根に穴が開いていたとのこと。

 その理由は分かりませんが、現場付近、停電した当時は、架線の饋電区分内に多くの列車が存在していたとのことで、そこで変電所からの饋電容量が増大し、架線と車体の間で放電が発生し、そのアークで屋根に穴が開いたのではないか?という推量。
NHKニュース関西:新幹線架線 列車通過時に異常か
ANNニュース:【報ステ】新幹線停電…車体に“穴”見つかる

 つまりは、この架線切断も、間接的に午前の大雨の影響であったかもしれません。

 以前にありました。新幹線ではありませんが、ダイヤが乱れて、おる区間の列車が一時的に集中し、架線の饋電区分内に在線する列車が多数に上った結果、各列車が力行(りきこう=ノッチを入れて加速しようとする)すると、当然架線電圧が下がります。
 一方で、電流は大量に流れることとなり、結果、架線からの放電が発生し、車体に放電が当たったため、屋根から煙が出た、という事故がありました。
 架線からの放電は、早い話が雷ですね。
 新幹線でそういった現象が起きた結果、架線切断に至ったのかもしれません。
 架線切断は、アークが発生すると高熱となり、架線の材料である銅が溶けてしまいます。
 つまりは、溶断です。

 たしか鉄道技術研究所で、こうしたケースを防ぐためのシステム開発を行っていると聞きましたけど、ダイヤが乱れるというイレギュラーな場合で、なかなか実用化には至っていません。

 結局、運転見合わせが解消されると、その運転見合わせ区間の手前で滞っていた列車が一気に動き始めますので、運転整理上でも不都合なことが起きます。停車場における列車の進路構成で、列車選別に時間がかかり、駅手前で列車が渋滞します。
 高槻市の現場も新大阪駅の手前約10kmに位置するところで、新大阪駅の進入待ちの渋滞が起きていただろうと想像さRます。
 饋電区分は20kmほどありますので、この間に数列車が存在していたことは、十分想像できます。

岐阜羽島駅は運転整理に必要な駅

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 続けて新幹線ネタです。乗り物ニュース記事からです。21日の東海道新幹線大混乱の日、高槻市での停電により下り列車が岐阜羽島駅で抑止となり、ちょいとツイッターで話題になりました。
 岐阜羽島駅で降りても何も無い駅、何なの、コンビニある?、大野伴睦代議士の政治駅とかいろいろ揶揄されていました。
 このことについて、乗り物ニュースでも記事になり、大野伴睦代議士による政治駅ではなく、ある目的を持った駅であったというもの。

記事:本当に「コンビニもない」? 東海道新幹線・岐阜羽島駅、その大きな役割とは

 ごく最近の様子は存じ上げませんが、開業当初は本当に周囲水田が広がる所でした。開業時の画像で見ております。
 そんな状況は流石には実際には知らず、私が知っている光景は岐阜羽島駅周辺が区画整理事業が行われた後で、企業の建物がポツポツと建つような光景ではありました。
 コンビニは最近のものですね。名鉄新羽島駅まで乗ったのが岐阜羽島駅に訪れた直近になるので、もう15年ほど前。
 味気の無い駅前には変わりはなかったです。

 この岐阜羽島駅が田んぼの中のど真ん中にできたのは、岐阜県選出の衆議院銀大野伴睦議員のツルのひと声によって設置された、という話がまことしやかに伝わっていますし、私も祖父母や親類から聞かされてきました。

 乗り物ニュース記事にもある通り、岐阜羽島駅は、新幹線の当初計画では、名古屋駅~米原駅間に駅設置はありませんでした。
 しかし冬季の輸送障害などで、運転整理が行われた際に列車収容ができる場所が必要、ということで当初計画の後に追加されたものです。
 冬は今でもそうですが、積雪地帯の関ケ原で運行障害が起きた場合に、本線上で列車滞留させてはよくないので、折り返し運行や、一時的に列車を収容する設備として停車場(駅)が設置されたものです。
 であるならば、名古屋駅と関ケ原地区の間のどこかに設置するもので、その位置に大野伴睦の関与があった可能性はあります。

 岐阜羽島駅は、本線路が通過線が上下二線、ホームに面した線路が上下それぞれ二線の合計六線ある、新幹線標準仕様より規模が大きいです。
 これがまさしく、運転整理用の余裕を持った構造です。

***
 この岐阜羽島駅、冬季対策としての設置意図とは違った点で、冬季の対策で役立つこととなりました。
 関ケ原周辺の積雪地帯の走行で、列車の床下には大量の雪がはこびりつきます。
 新幹線開業当初は、この積雪地帯を通常の運転速度で走行していたため、雪を巻き上げ、それが冷えた床下にこびりついて、それが積雪の無い地域で、こびりついた雪の塊が氷の塊となって落下し、軌道のバラスト(砂利)をはねて、その跳ね上がったバラストが自列車の床下機器を壊して故障したり、対抗列車の窓ガラスを割ったり、沿線のお宅に飛び込んだりして、その対策で積雪が巻き上げられないためにスプリンクラーを設置し、それでも少しは雪を巻き上げるので、積雪地帯を越したところで床下にこびりついた雪を落とすこととなりました。

 この「雪落とし」作業を上り線では名古屋駅と、岐阜羽島駅で行います。
 岐阜羽島駅を通過するひかり号(と後にのぞみ号)は名古屋駅で、こだま号は岐阜羽島駅の通常は使わない0番乗り場の線路(上2番線)にこだま号を入れて、そこで床下に高熱蒸気を当てて、雪を落とします。
 通常の1番乗り場(上1番線)は隣が本線で通過列車があり、作業ができないためです。

 ところで、上りの雪落とし作業は、名古屋駅と岐阜羽島駅で行っていますが、下りはどこでやっているのだろう。
 京都駅でやっているような話も聞きましたが、しかとしたことは分かりません。

木曽三岳で震度5強

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 今朝、地震がありました。午前7時過ぎ、隣室の点けっ放しのNHKラジオ第一放送で、ニュースの音声が一瞬中断したかと思えば、緊急地震速報のチャイム音。まだ半分寝ぼけていましたが、緊急地震速報のチャイム音だと認識するまで、半覚醒だった故に若干時間がかかり、チャイムの最中に揺れ始めました。
 この揺れいている時に、緊急地震速報の速報内容コメントが読み上げられ、長野県・岐阜県で地震、というものでした。
 緊急地震速報チャイムの最中で地震動の揺れとは、直ぐ近くでの地震。
 揺れが収まったところで、NHKラジオは地震速報のアナウンスに切り替わり、長野県南部で最大震度5強の地震があったとのアナウンス。

 早速、いつもライブカメラを見ている、開田高原と上高地のカメラ映像を見ても、普段通り。

 しかし、暫くして市町村震度が発表されて青ざめました。長野県王滝村震度5強、木曽町震度5強。
 王滝村と木曽町、地元ではないですか。あ、地元というのは、私の名前であるkisomitakeの名の由来である、旧木曽郡三岳村。
 三岳村の隣が王滝村で、三岳村は市町村合併で木曽町です。
 なのでこの木曽町震度5強というのは、木曽町三岳であろうと。

 この地域での強い地震は、1984年の長野県西部地震と命名された地震があります。
 当時はあちこちに地震計が設置される以前で、気象庁の常駐官署(測候所など)においての体感観測による震度だけで、震源地に近い王滝村の震度は正確には分からないままで、建物被害や御嶽の斜面崩壊などから推定で震度6程度であっただろうとされています。
 その地震とどのような関りか?まさか長野県西部地震の余震?或いは3年前の御嶽噴火の関連現象か?いろいろよく知っている地域だけに、さらに地学にも詳しいので、可能性が頭の中を駆け巡りました。

 気象庁webサイトでも地震速報が報じられ、それによれば発震時刻は7時2分。北緯35.9度、東経137.6度で推定マグニチュード(暫定)5.7、震源の深さはごく浅い、とのこと。
 全国。


 中部地方。


 長野県。


 愛知県。


 地震の状況。夕方6時半(18時半)にこの画面を採取したので、まだまだ続いています。


 震央の位置(グーグルマップ)。


 1979年(昭和54年)の長野県西部地震の震央は、この位置よりもう少し南です。
 この図で分かる通り、御嶽の山体からは離れている上に、この場所は御嶽の火山活動がみられるエリアではなく、単純に地殻の動きによる地震でしょう。
 震央がより人里に近いことから、やはり建物被害が出ております。
 木曽町のお宅では、屋根瓦が落ちたり、三岳小中学校では、天井が落ちたりと。

 そこで気になるのは、我が家の霊神碑。四合目にあります。震度5強エリアです。倒れてやしないか。
 しかしどうしようもありません。尤もどうかしようとしても、脳出血後遺障害の身では、現地へ行くこともできず、どうしようもありません。
 NHKなど報道では、やたら木曽町、木曽町と連呼していますが、木曽町全域で震度5強ではなく、あくまで旧三岳村、それも村域の一部です。
 ただNHKテレビのニュース映像では、木曽福島駅近くの日産販売の建物ガラスが割れている映像があり、ここは地形の影響で地震動の波が干渉したのではないかと思います。(高台の端の方に位置している)

 余震が続いており、現地の震度が4程度になると、我が家でも微かに地震を感じます。
 揺れたかな?と思うと、NHKラジオでは地震速報のアナウンスが流れ、やはり地震であったことがわかります。

***
 ところで、この25日の地震、第一報では「長野県南部」という大まかな地域区分でした。やがて震央の位置が分かりましたが、1979年の地震では「長野県西部地震」と命名されています。これは長野県西部に起きたから、ということですが、この地域は長野県西部ではなかったのでは?
 そこで気象庁の警報・注意報予報区分の図を見ると、木曽郡は「長野県南部」と区分されていました。
 その後の地域区分の改正によるものであろうと、考えられます。

“築地”って、ブランドなのですか

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 東京都議会議員選挙が始まりました。東京都民でもないので、私には全く関係無いですが、「首都決戦」などともマスコミで言われており、自ずと私の目耳に入ります。

 東京都の小池知事が選挙告示前に、東京都中央市場の築地市場移転問題で、新市場として豊洲市場を開場し一旦移転、そして現:築地市場を整備の上、一部の業者に築地に戻ってもらいう、という方針を示しました。
 その理由として「築地ブランドを守る」ということだそうですが、素朴な疑問として「築地」ってブランドなんですか?私は中央区の一地名だと思っておりますが。
 ただ、役割を地名を代名詞にする点では、築地と言えば市場になりますが。

 この「築地ブランド」という言葉が、私は異様に感じました。築地で取引される食品が良いのは、築地のブランドではなく、あくまで中の卸や仲卸の方の役割によるものです。仲卸は「〇〇商店」の看板を掲げて商いを行っています。この「〇〇商店」こそがブランドではなかろうかと思うんです。

 築地の商店の人たちは、豊洲移転派と豊洲残留派の双方の意見があるそうですが、この築地が良い、という理由の中には、この築地市場の猥雑性もあるのではないかと思います。
 食の築地ブランドを守るために、築地市場を建て替えここも市場機能を保たせる、ということだそうですが、そもそも市場は一か所に大きなものがあってこそ中央市場で、これを分けて市場機能が果たせるのだろうかと思います。
 そもそも生産者も、どちらの市場に搬入すればいいのか、迷います。

 仲卸の業者さん、豊洲市場へ移って、それから築地市場が整備されたからと言って、すぐに再移転できるとは限らず、こういうのも「住めば都」、豊洲市場でそこそこ営業を続ければ、「ここで良いだろう」という気持ちに至るだろうと思います。

 それに築地市場の「良さ」は、古くて猥雑性の所で培われたもので、綺麗、きっちり、ピカピカの築地だと、どんなものだろうか。現在のような雰囲気にはなり難いと思います。
 築地市場へは中に入ったことはありませんが、四半世紀前に外観から見ただけですが、古そうなくたびれた建物、中も衛生的にはどんなものだろうかとも思いますが、そんな猥雑性のところで「築地は良い良い」となっているもので、築地を食のワンダーランドとして、テーマパークとして運営するのなら兎も角、中央市場の分場としては機能しないと思います。

***
 余談ですが、築地市場は、鉄道貨物輸送で鮮魚が搬入される構造です。市場の一角に、国鉄時代は東京市場駅がありました。当然貨物専用です。この東京市場駅の側線が市場内部に延びて、そのままセリ場につながっていました。カーブした建物がその名残です。
 そうした遺構も食のワンダーランドの中で、歴史遺構として展示してほしいと思いますが、その部分は、環状二号線の予定地にかかるので、取り壊しが必至だろうな。

東京に“青山一丁目”という所は無い

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 マイナビニュース・旅と乗り物記事からです。東京の地下鉄に、青山一丁目駅がありますが、実際にはそんな町名や丁目は無いというお話。
記事:鉄道トリビア 青山一丁目駅の所在地は昔も今も「青山1丁目」ではない

 この記事を拝見して、目からウロコが落ちる思いでした。そうなんです、港区に青山という通称名はありますが、正式な地名(町名)として定められてはおらず、過去にもありませんでした。
 地方自治体の変遷を調べている過程で、東京や京都など蝶の変遷も調べる結果となり、角川書店の日本地名大辞典によれば、「青山」という名称は、広域的な名称であるのみの記事で、過去の自治体名や町名であったとの項はありませんでした。

 青山は、元々からの御府内で、一説には、徳川家康とともに関東に入った旗本青山大膳亮が、家康と共に鷹狩りに訪れたこの地で、馬で走り回った地域の土地を与えよう、と発した言葉から青山は頑張って馬で走り回り、今の青山の地を拝領された、という話です。なので青山は人名由来の土地で、青山家に拝領されたことで武家地となり、町名は付けられず、通称「青山」となったものだそうです。

 明治維新で武家地から公地となり、風光明媚な地から文化的な施設や建物が集まり、賑わいを見せ始めて、やがて東京市電(後の都電)の電停に「青山一丁目」停留場が設けられ、電停名がそのまま地名化するの法則で、青山一丁目と通称されるようになり、後に東京高速鉄道地下鉄(現:東京メトロ銀座線)の駅名は、電停名をそのまま引き継ぎ「青山一丁目」駅となったものだそうです。

 青山一丁目駅に深くは感じていませんでしたが、この記事で「青山」と言う地名(町名)は無いのは存じていましたが、今まで頭の中で繋がっておらず、改めて目からウロコが落ちる思いでした。

 単なる「青山」はありませんが、「北青山」「南青山」という住居表示による町名はあります。南青山は、パソコン黎明期で関連雑誌の出版社があったところで、何かと物の例えに現れた地名です。

NHKでネット受信料新設を検討しているそうだ

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 MSNニュース記事からです。日本放送協会(NHK)は、テレビジョン放送の受信契約で、テレビジョンを持たない世帯に対して、ネット配信のみを受ける世帯向けに、ネット受信契約を検討しているそうです。
記事:NHK:ネット受信料新設 検討委素案、TVなし世帯対象

 NHKはご存知の通り、法律で(放送法)受信設備を設置した世帯は、協会(NHK)と受信契約を結ばねばならない、と定めています。
 逆に言えば、受信設備(テレビジョン)が無いお宅は、NHKとの受信契約は不要です。
 が・・・しかし、受信設備の範囲には、ネット配信も入っているという解釈で、実際にはネットでNHKを視聴できる場合は、契約対象です。
 このテレビジョンが無く、IT機器でNHKを視聴している場合だけの世帯で、受信契約が必要かどうか、裁判になりましたが、どういう判決だったのだろうか。

 受信契約は世帯単位として(端末単位ではない)、地上波放送とはまた別の契約で、地上波放送の契約世帯は、その中に包含されるのかな、この記事の文章でははっきりしませんが。

***
 NHKの受信契約は何かといわれています(批判気味に)。普通のテレビジョンを置くと受信契約が必要で、ネット機器で放送ではなく、通信としてNHKのコンテンツを視聴すると、これまでは契約不要だというのは、どこかおかしいとは感じますが、だからと言ってネット配信向けの受信契約の制度は、いかがなものかと思います。

 NHKの受信契約で、最大の問題点は、NHKのテレビジョン放送を視聴するかどうかで、受信料を支払うのではなく、「受信できる装置があるかどうか」で契約の義務が発生し、受信料の債務を負います。

 言い方を変えれば、NHKを全く見ないお宅でも、「受信できる設備」である以上、受信料の支払いとなります。
 これに多くの方、どうにも納得いかず、結果、NHK受信契約の非締結世帯が現れているわけで、昨今は、受診料支払い請求の裁判を起こしてまで、徴収にかかっています。

 この受信設備」の有無で受信契約、ひいては受信料の支払いが良くないわけで、であるならば、有料チャンネルのような受信時間によって課金する方式もあります。
 デジタル化された現在では、それも可能なはずですが。皆様は、どう思われます?

東京メトロ・都営地下鉄との運賃通算の検討

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 日経新聞web版記事からです。東京地下鉄(株)(東京メトロ)は、都内で社長就任記者会見を開き、2020年東京オリンピックまでには、東京都高速電車(都営地下鉄)との運賃通算化を図りたい、と検討していきたい旨を表明したそうです。
 つまり東京メトロと都営地下鉄との運賃通算、共通運賃化ですね。
記事:東京メトロ新社長「都営地下鉄と運賃通算化を検討」

 東京の地下鉄は多くの方がご存知の通り、東京メトロ(東京地下鉄株式会社)と都営地下鉄(東京都交通局高速電車)の二本立てで、つまりは別会社。日本では会社(企業体)毎に運賃を設定しますので、東京メトロの駅と都営地下鉄の駅の間を乗ると、東京メトロ区間の運賃と都営地下鉄区間の運賃を合算し、70円の割引となっています。
 これ、今は70円の割引ですが、以前は初乗り区間同士で20円の割引きで長い区間を乗ると、純粋に合算でした。
 今でも月山の原則は変わらずで、合算額から70円を割り引くもの。そのため、乗換駅によっては運賃が変動したりします。

 戦後間もないころから帝都の地下鉄は二本立てとなってしまいました。
 戦中の遺物である帝都高速度営団が、GHQの解散命令対象から外され、そのまま戦後の帝都の地下鉄経営にあたっていたところへ、営団地下鉄だけでは地下鉄建設が間に合わないので、東京都も自前で路線を建設することとなり、この時から営団地下鉄と都営地下鉄の二本立てでいくことになってしまいました。
 当時から運賃面の不満は大きく、とかく都営地下鉄は運賃水準が高いので、都営地下鉄しかない地域に不満。それでも、より早く地下鉄網が広がることを期待するところが大きかったです。

 しかしながら、戦後の都市が成熟するにつれ、この二つの事業者の存在で、運賃が二本立てになることへの不便さが目立つようになり、その典型例が営団千代田線と都営三田線の関係。この両線は大手町駅~日比谷駅間で、隧道の構造体は共同構造ながら駅の位置は全く別で、乗り換えができない構造。
 さらにこちらは近年改称されましたが、営団半蔵門線と都営新宿線の駅は同じ位置、同じ平面で、ホームも共用ですが、間に壁があり、相互に行き来はできない構造でした。こちらは半蔵門線と新宿線を分ける壁が撤去されたと聞いていますが、運賃は別のままです。

 東京の地下鉄運賃通算化は、東京に住まい、或いは活動をする方にとって、大きく望まれていたことです。
 しかし東京の鉄道は地下鉄だけではありません。JR東日本の路線(旧・国電)も東京の都市部ローカル輸送を担っています。
 このJR線と地下鉄との運賃共通化、さらには山手線から郊外に延びる私鉄各線との運賃共通化も将来的には望まれるところです。
 しかしこれは意外と早く実現できるかもしれません。以前のような紙の乗車券を発行していたころは、それに応じた運賃制度で、複数の事業者間を一枚の乗車券で運送する連絡運輸も、後日の清算が大きな作業で、首都圏以外では縮小される傾向です。これすらもICカード乗車券で、運賃補足がし易くなり、ICカードが運賃総共通化への足掛かりとなるかもしれません。

少雨で愛知用水節水へ・この先も少雨傾向

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 NHK名古屋放送局のニュースでは、少雨傾向が続き、愛知県東部と知多半島に水を送る、愛知用水。この水源である長野県御嶽の麓にある御岳湖の貯水量が減少したことにより、30日から農業用水と工業用水で10%、水道用水で5%の節水を実施することになったとのことです。こんな梅雨の時期に節水ですね。

NHK東海web:愛知用水30日から節水対策開始

 6月30日から実施するもので、農業用と工業用で10%、上水道用で5%の節水を実施するというもの。6月29日の時点で牧尾ダム(御岳湖)の貯水量は平年の41%で、今後、水源地域でまとまった雨が降らねばさらに厳しくなる、ということで30日午前0時から節水対策をとることになったとのことです。
 このブログを書いている刻限では、既に節水に入っていますね。

 そして本日発表された週間予報では、今日と明日、雨が降るものの、明後日日曜日から暫くは曇り傾向とのことで、特に太平洋側では晴れたら厳しい暑さになるかも、とのことで、まるで梅雨明けのような天気かも、という予報も。

 流石に7月の第一週で梅雨明けは無かろうと思いますが、過去にはこの7月第一週に梅雨明けした年もありました。
 牧尾ダムのある長野県は、気象庁の予報区分では、関東甲信越地方。この関東甲信越で最近の最速梅雨明けは、2013年の7月6日ごろで、この年の梅雨期間は77日間。過去最速は2001年の7月1日で、こんな最速があったのですね。

 気象庁の資料を見ながら書いていますので、ついでに、東海地方も。近年の最速は2013年の7月7日ごろ。梅雨の期間は68日間。
 過去最速は、2001年の7月2日ごろで梅雨期間は52日間。

 仮にこのまま梅雨明けとなってしまえば、愛知用水の節水は極めて厳しい状況になる恐れがあります。
 かつて2004年(平成6年)の夏は渇水が続き、愛知用水は強力な節水対策をとり、愛知用水から上水道を受ける地域では最も長い時で、1日16時間の断水に踏み切ったことがあります。

 現在は、木曽川の上流地域である木祖村に味噌川ダムを設け、新たな水源としたことから、このような強力な断水には至らないでしょうが、このまま少雨傾向が続けば、厳しい水事情になる恐れがあります。

***ところで***
 気象・自然など、のカテゴリで書いていますので、一つこんな話題を。
 6月25日の朝、牧尾ダムの近くで、震度5強の地震が発生しました。これについては弊ブログでも書きました。⇒木曽三岳で震度5強

 昨晩、つらつらとwebページを見ていたら、この長野県木曽に近い、岐阜県高山市の神社において、今年正月の占い神事で、地震が起きることを暗示する結果があった、ということだそうです。
 そこでふと思い出しました。
 毎朝、御嶽に挨拶をしておりますが、自宅からは直接は御山を見通せないので、麓の開田高原にあるライブカメラを通じての挨拶。
 地震の数日前、カメラ画像を見ると、晴れた青空に筋状の雲が現れ、しかもクロスしているものも。
 こういう雲は地震雲とも言われており、一見して「地震雲みたいだな」と思ったものの、地震雲は科学的な根拠もなく、そのまま捨ておいてしまいました。
 しかし占いの結果が出ていた、ということで、画像を保存してましたので確認ができました。
 こちらです。


 6月20日の画像。 画面右上の方、右上から御嶽の山の上に向かって左下に延びる飛行機雲のような筋雲に、ふわふわとした筋雲が交差しています。
 他にも筋状の雲が幾つか見え、これらを一瞬、地震雲か?と思いましたが、そのことをすっかり失念していて、昨晩思い出した次第です。
 この画像は、以前はライブカメラの画像を拝見し、御嶽遥拝したらそのままでしたが、2014年の噴火以降、画像を保存することにしました。

今夏、路線バスだけで琵琶湖一周の企画が

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 京都新聞web版記事からです。琵琶湖の周囲を路線バス乗り継ぎだけで一周しよう、という企画がこの夏にあるそうです。
記事:2日かけ20本乗り継ぎ、路線バスでビワイチいかが 滋賀

 近江鉄道と近江バス、江若交通、湖国バスの共同企画によるもので、自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」が注目される中、路線バスを乗り継いで旅するのも魅力で、二日間にわたって、路線バスを乗り継いで琵琶湖一周の旅をしてもらおうとの企画。

 共同企画の企業のうち、近江鉄道・近江バス・湖国バスは、互いに同じグループの会社です。というより分離発足したものです。

 路線バスを乗り継いでの旅は、テレビ東京の番組にありますね。ローカル路線バス乗り継ぎの旅。これが結構人気で、この内容に倣った企画のようです。

 この琵琶湖一周路線バスの旅のために、専用の一日乗車券が発売されるとのことです。二日間かかるということで、この一日乗車券は2枚必要ですね。
 そこでこの「ビワイチ」の企画ページを検索してみました。近江鉄道(株)内にページがありました。⇒>こちら


 滋賀県の路線バス事情は、全ては把握していませんが、この企画のために普段は路線バスが通じていない区間は、臨時の運行系統を設定して結ぶのだそうです。

 そのようにして得られたコースはこちら。




 この「路線バスでビワイチ」の企画一日乗車券は、この経路区間内を自由に乗れるものではなく、あくまでこの時刻表記載の便に限り有効だそうです。
 琵琶湖一周を目的とする特別企画乗車券であれば仕方がないところですが、なんとも窮屈ですね。
 しかし有効乗車便を指定するきっぷなんぞ、定員制のバスでないかぎり初めてお目にかかることになります。

 このコース権時刻表に拠れば、一日目は大津出発で、琵琶湖の西から北を通り東岸へかけて時計回りに回って、近江八幡まで。
 二日目は近江八幡から大津まで、一日がかり。
 そんな近江八幡から大津まで移動するのに、一日もかかるのか?と思うけど、この区間は案外バスのつながりが悪く、前述のローカル路線バス乗り継ぎの旅、でも横浜から京都市三条を目指した放送では、四日目で彦根の近く、河瀬駅でルートが無くなり(時間切れ)で失敗に終わりました。
 琵琶湖の西岸を行く部分も、大阪城から金沢市の兼六園へ目指す放送で、湖沿いのルートは繋がらず、途中で山の中のルートを選びました。

 上のコース兼時刻表のとおり、出発地は近江八幡でも良いわけで、彦根とか長浜を出発・帰着とすることはできないわけです。
 大津・近江八幡の出発・帰着というのは、都市部在住や京都・大阪からのお客さんも見込んでいるわけですね。

手すりを頼りにしている人を忘れた措置

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 ちょっとボヤキみたいな問題提起記事です。問題提起言うても、こんな弱小ブログには、動かす力はありませんが。

 三越星ヶ丘店。ここは地下1階と地下鉄東山線星ヶ丘駅構内コンコースとがつながっています。
 しかし三越の地下1階床面高さと、星ヶ丘駅コンコース床面高さには差があり、三越からは階段を降りる構造になっています。
 この通路で、三越から地下鉄星ヶ丘駅へ至る方向に対して、左側の壁面にいろいろな分別ごみ箱があります。
 これが階段降りた直後で、手すりに沿って階段を降りると、このゴミ箱に当たる構造。
 そのため、階段を降り切る手すりから手を放し、少し横移動して残りを降りなければなりません。

 私は右手で杖、左手で手すりなので、最後まで手すりに頼って降りたく、そのためゴミ箱の場所を1mほど下げてもらえないかと、三越のインフォメーションに申したものの、事の内容を理解できていないのか、全く対処されることなくもう1年以上。
 昨日、ここを訪れたら、今度は地下鉄星ヶ丘駅から三越へ入る方向の通路階段手前にもゴミ箱が置かれ、これは階段を登る方向、手すりを最初から使えない構造。

 要するに、三越星ヶ丘店は、手すりを頼りに歩く人のことを考えていない(考えられない)構造です。

 文章だけでは伝わらないので画像で。
 三越地下一階から星ヶ丘駅方向を見た画。
 私はこの左の手すりにつかまって降りるのですが、降りた先にゴミ箱がいます。


 降りて地下鉄コンコース床面レベルに立つスペースはありますが、真っすぐ歩けず、横移動しなければなりません。
横へは動けないんです~。


 地下鉄駅コンコースから三越の方向の手前に、新たにゴミ箱が置かれてしまいました。


 星が丘駅から三越へは、上りエスカレータがありますので、こちらはこのゴミ箱の障害はありませんが、歩行に障害がある者にとって、どうにも不親切な構造です。
 故に、インフォメーションセンターへお話しても解決されませんでしたので、問題提起がてら、ブログで告発。

都民ファーストの会が躍進したものの

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 ご存知の通り、昨日が選挙期日(投票+開票)であった東京都議会議員選挙。結果は報道の通りで、都民ファーストの会が比較第一党んい躍り出て、改選前過半数自民党は過半数近い57議席から一気に23議席に現象、一方で都民ファーストの会の候補が55人が当選。

 選挙前、一時は情勢分析で、自民党が都民ファーストの会を上回っていた時期がありましたが、小池東京都知事が党首に就任して以降、情勢は復活、都民ファーストの会が第一党を伺うほどとの報道。

 そして結果が出て、自民党は大惨敗、都民ファーストの会は急な躍進です。

 東京都民なので私は関係無いですが、東京都の地理はよく分かるので、選挙速報でも〇〇選挙区でもどこだかよく分かります。
 東京都議会はあくまで地方公共団体東京都たる議会の議員選挙で、地方選挙の一つですけど、帝都の選挙でもあり国政の影響を受けるので、その結果は面白いです。

 東京都議会議員選挙は、あくまで地方選挙だと思っていました。記憶に深いところで1989年の選挙。
 その当時は自民党の何がおかしかったのだったかな。自民党にNOを突きつける意味で、当時の社会党が躍進しました。
 あくまで東京都議会での結果だと思いましたが、これが直後の総選挙では、そのまま情勢がつながり、社会党が大躍進。おたかさん(土井たか子党首)の名言「山が動いた」につながりました。

 以来、東京での選挙情勢は国政の情勢が反映されるのだなと、理解した次第です。


 で、都民ファーストの会、私は小池さんは支持するものではありません。それより個人的に嫌いです。嫌い、いうても面識があるわけではないですが。インタビューの際、鼻でくくったような話し方が、とても不愉快。
 なので、昨年の知事選挙は、当選しない方がええな、などと思っておりました。
 しかし、知事就任後は、おばけ自民党と戦う姿勢。これは認めざるをえません。(私は反自民ですので)

 情勢に乗って都民ファーストの会の候補者が大量当選。それはそれで結構ですが、粗製乱造になりやしないか気がかりです。
 ブームに乗って大量当選というと、かつての名古屋市議会。河村市長が音頭をとって、議会解散に持ち込み、後に行われた選挙では、河村市長率いる減税日本候補がブームにのって大量当選。

 し、しかしながら大量当選した中には、あまりにもおかしな人が現れ、しかも続出。
 議会の作法を知らないといえば、初々しいですが、そうしたものではなく、明らかにおかしな人。政策立案が出来ない人や、答弁が出来ない人、選挙早々に表面化した、期末手当(ボーナス)を満額支給しろ!と言い出す人もいて、なんじゃこれ?と思ったものです。
 その後は、緑区選出議員がややこしいことをしでかしたり、当て逃げしたり、さらに報道陣のインタビューで、先般のT議員ばりに暴言を浴びせたりと、おかしな人の印象が強いです。

 大阪で維新が台頭した時も同じ様な現象がありました。
 都民ファーストの会は大丈夫なんですかねぇ。私が心配することではないですが、同じ轍を踏んだらみっともないです。

 ところで、小池新党のような都民ファーストの会、国政進出を期待する声があるそうです。
 小池さんはそこまでは考えていないそうですが、水面下では動きがあるそうで。

 仮にそうなったら、どうなるのだろう。
 噂では、小池さんは自民党に考えが近い人なので、憲法改正などで自民党と歩みよる可能性もあるかも、というツイッターでの声がありました。

 小池さんは、当面はオリンピックの問題もあるでしょうし、国政には至らないと思いますが、大阪の維新のように党首の立場で国政に勢力を作るのかもしれません。
 あ、「国民ファースト」は使えないえす。いえ、使えないことはないでしょうが、今回の東京都議会選挙で「国民ファーストの会代表」として立候補した方がいます。

 で、仮定の話ですけど、小池新党が国政に出ても、私は支持しないと思います。自民党と近いもので、反自民の立場としては、支持できません。
 それでも反自民の受け皿となれば、投票するかも。
 しかしながらリベラル派の私は、やっぱり抵抗があるな。尤も抵抗があるのは、K党もそうですが。今の私の所の選挙区、自民・維新・共産しか立候補されないので、投票するにはKしかなさそうだ。

***追記***
 都民ファーストの会の小池代表が、代表辞任を述べる会見の動画を見ました。やっぱり鼻でくくったような受け答えですね。首長と議会とで二元代表を堅持するためだそうですが、どこか唐突な感じがします。さらに新代表は、議員の互選で決定するのではないですね。野田数という、政策ブレーンの方が新代表だそうで、この二人で話し合って決めたとのこと。民主的ではない。こんなのが国政に出てきたら、維新と同様、私は支持するものではないと思う。仮にも都議会で地域ローカル政党とはいえども公党になったことから、個人商店のような一部の者だけで話し合って決めるようなところには、支持は広がらないと思います。

TRAIN SUITE 四季島の動力

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 昨日、JR東日本の豪華寝台クルーズ列車の「TRAIN SUITE 四季島」が新潟駅から喜多方駅まで到着したところで、車両故障で8時間立ち往生した、という情報がありました。
 ちょっと私の恥話です。

 このトランスイート四季島は、確か電車だと伺っており、非電化区間などは機関車牽引で進むものとおもっておりました。しかし昨日の喜多方駅、自走してどうも故障が発生したとのこと。あやおや電車がどうやって磐越西線の非電化区間を走るの?と思いました。

 そもそもこのような豪華クルーズトレインには興味が無いので、四季島がどんな車両なのか情報を得ていなかったので、全く存じ上げませんでした。
 電車である、というおとは伺っていましたが、電車は電車でも、電化区間は直流/交流50Hz共に普通に電車として走行、非電化区間は搭載したディーゼルエンジンで発電機を回し、得られた電力でモーターを駆動する「EDC方式」なのだそうです。
 今回の喜多方駅でのトラブルで、初めて四季島の車両を調べてみた次第です。
 しかしながらネットで得られる情報には限度があり、このディーセルエンジンの出力は?とか、形式は?とか発電機の形式、さらに床下機器の配置(電気式ディーゼルカーは艤装が厳しい)がどうなっているのかなど、分からない点が多いです。

 しかしこの四季島、人気らしいですね。JR西日本のトワイライト瑞風もえらい人気だとかで、100万円の費用が掛かるコースも、エライ先まで順番待ちなのだそうで。

 このような豪華クルーズトレインは一般受けはするそうで、マスコミも大勢樹材にきているそうですが、私のような重度の鉄ヲタはさして関心が無い方が結構おられます。
 やっぱり鉄道の列車は「一般が利用できてこそ」の鉄道車両で、クルーズ列車は一般性が無く、暮らしに直結しない列車はさして関心が湧かないものです。
 その点、かつてあった、上野~札幌間の寝台列車、北斗星は豪華な設備、豪華な食堂車でありましたが、通常の一般の列車。みどりの窓口で申し込めば、切符が得られます。

 なので、個人的にお願い。(誰に?)
 四季島や、瑞風、七つ星などのことを私に問い合わせるのはお控え頂きたいです。

 で、喜多方駅で故障したのは、電化区間へ入った際に、パンタ(グラフ)を上げた際に、枯れ枝にひっかり、集電がうまくいかなくなったとのことです。

夏・海の無い京都でハモが有名なのはなぜ

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 ツイッターで見知った情報からです。AERAの記事で海の無い京都でハモが名物になったのはなぜか?という企画記事がありました。
記事:なぜ、海のない京都で「ハモ」が名物なのか?

 祇園祭が始まり、祇園祭は別名「ハモ祭」とも言われるほど京都(市中心部)えはこの季節、ハモが名物になります。
 私は京都市内でこの名物ハモを頂いたことはありませんが、たしかに料亭だけでなく、各所でハモのお料理が出されているそうです。

 以前、伺った理由では、夏の京都でハモが名物になったのは、
・京都は海から遠い
・ハモは頭を落としてもまだ生きてるほどの生命力がある
・そういう魚だからおそ、海から揚げても、京都まで運べた

 という理由だと伺いました。さらにAERAの記事では、

・ハモは小骨が多く、骨切りという特殊で繊細な包丁さばきが必要
・京はそうした料理職人が多くいた

 という複合の理由であるとのことです。
 なるほどですね。

 AERA記事とは関係ありませんが、Youtubeに鱧の骨切りの動画があります。
鱧(ハモ)を卸す。「京酒房 藤かわ」京都の鱧の卸し方をアップしてみた。


 骨切りの包丁は、皮一枚を残して切るのが技術(腕)です。

 祇園祭は、7月1日から31日までの八坂神社の夏の諸神事の総称で、その中の一つ、ご神体を載せた神輿が7月17日にお出ましになられ、7月24日にお遷りになられる間が祭の中心です。
 このお出ましになるのが神幸祭、お遷りになるのが神遷祭で、それぞれに先立って開催されるのが山鉾巡行。
 山鉾巡行は盛大に、今の時代は交通規制をかけてまで開催されるので、一見これが祭のそのもののように見えますが、あくまで祇園祭の協賛行事です。

御岳チャオスノーリゾート・今年の冬は営業不可能

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 ツイッターで知った情報ですが、御嶽の北麓にあるスキー場、チャオスノーリゾートが、今季、2017~18年冬のスキー場営業ができないとのことです。岐阜新聞報道。
記事:今冬営業めど立たず スキー場「チャオ御岳」

 チャオ御嶽スノーリゾートは、JR東海がしきりにPRして、愛称名を付与した臨時列車も運転するほどで、JR東海が開発に関わっていたのかと思っていましたが、運営者は飛騨森林都市企画という組織なのだそうで。
 この組織から委託を受けた、マックアースは運営体制の再構築が完了するまでの間は営業しないと表明したことから、チャオスノーリゾートの今季の営業の見通しが立たなくなったそうです。

 スキー人口の減少の他、御嶽噴火によるお客の減少、貸切バス(ツアーバス)の規制強化により貸切バス運行の減少=入込客が減る、などで、そもそものチャオスノーリゾートの経営が悪化していた状況であったとのこと。

 関連した情報では、チャオは今夏、宿泊施設であるロッジチャオは営業するとのこと。
記事:チャオ御岳、ロッジは今夏に限り営業


 チャオは行ったことはありませんが、御嶽北麓の標高2000m高原地帯を開発したもので、冬はスキー、夏は高原リゾートの地。
 JR東海のスキー臨時列車は、名古屋駅~木曽福島駅間で運転し、これに接続する形でおんたけ交通の路線バス(チャオ専用)が運転されていました。
 チャオリゾートは岐阜県高根村(現:高山市高根町)に所在ですが、木曽福島駅からの接続がミソです。
 高山本線方面からの道路事情はあまり良くないとのこと。

 チャオスノーリゾートは、標高2000mの地で、スキーシーズンは五月の大型連休を過ぎてもまだ滑走可能で、真冬よりもむしろ春の方がお客さんが多かったと伺っています。

 マックアースは、御嶽南東斜面の王滝村でも、おんたけ2240スキー場の指定管理者として運営しておりましたが、王滝村の指定管理者の機G年が2017年4月で終了して以降、新たな契約が結ばれず、現在は管理者不在な状況。つまりこのままでは、王滝村のおんたけ2240スキー場も今年冬の営業の見通しが立っていません。王滝村の貴重な現金収入源ですし、この2240スキー場も標高が高く、5月の大型連休もスキーシーズン、王滝村のローカル事情がよく分かるだけに、この素晴らしい大自然を多くの空に満喫してほしいところです。

グーグルマップから。チャオスノーリゾート。


王滝村のおんたけ2240。

線状降水帯

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 一昨日から山陰西部に続いて九州北部での豪雨災害は、驚くばかりです。
 福岡県朝倉市では、24時間雨量が500mmをはるかに超えた量が降ったそうで、そんな水が落ちてくれば山あいの土地ゆえ、水は低きに流れ、人里で暴れまくります。
 毎年繰り返される梅雨時期の豪雨災害ですが、想定外の降雨でまさしく「水が暴れまくった」という状況。御気の毒です。

 そして天気予報ですっかりお馴染みになった「線状降水帯」ですが、同じ一か所で積乱雲が連続して発生し、まるで煙突から煙がなびくが如くの激しい雨を降らせる雲が直線状に続く現象。
 一昨年の茨城県鬼怒川の決壊を招いた雨が、この線状降水帯による降雨とされ、以降マスコミではメジャーな言葉となりました。

 「線状降水帯」という言葉は新しくとも、そのような現象は以前から気象関係者の間では認識されていたものです。バックビルディング型降水という減少で狭い一か所で集中的に雨を降らせるという認識はあったものの、そのメカニズムが解析されていませんでした。

 線状降水帯、という言葉を知る少し前、2000年の東海豪雨の際、前日夕から激しい雨。一宮は夕方までが激しい雨でしたが名古屋市内は夜に入ってますます激しく。当時、既に自宅でインターネットを始めていましたので(ダイヤルアップ回線)、雨雲レーダを刻一刻と確認。
 すると南東の方、だいたい天白川沿いに南西から北東に向けて細長い激しい降雨帯。しかもこの降雨帯は、西から東へ、或いは南から北へ移動するのではなく、南西の端から湧き上がるように北東へ伸びていきます。それを見て「なんじゃこれ?」と思ったものでした。
 その結果は、翌朝天白川周辺の緑区・南区では床上浸水の被害。

 それから何年か経った、8月。この一宮市で激しい雨。やはり雨雲レーダを見て雲の推移を確認。
 すると一宮市の南西の辺りから雲が沸き上がるようにどんどん発生して伸びていきます。
 この時、一宮市の中心部(消防署か?)で、時間雨量を100mm/hを越える豪雨。
 全国ニュースで伝えられました。その雲が次第に発達しながら南東へ移動して岡崎市で激しい雨。一宮市をはるかに超える降水で、大きな被害を出しました。

 その他でも、出先で雨に降られた場合など、雨雲レーダで雨域の大きさを見て、あと何分ぐらいで雨が上がるだろうか、の判断をしたところ、さっぱり上がらず、それどころか雨雲がどんどん伸びる減少を確認しております。

 線状降水帯を引き起こす、バックビルディング現象は、どちらかと言えば特異な現象ですが、基本的なメカニズムはごくありふれたもので、その僅かな偶然性の積み重ねでバックビルディング現象、線状降水帯ができます。

 そうした現象が発生することは予測できず、「在り得る可能性」までが限界。

 今回の九州北部の豪雨災害、やがて災害名が命名されることになるでしょう。激甚災害ですし、国の災害対策を行うには、災害名をつける必要もあります。
 しかし、悲しい災害。被災者の方には、お見舞いの言葉を申し述べることしかできません。

大相撲の升席は狭い

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 今日から大相撲名古屋場所が始まります。平成29年7月場所。今年は名古屋場所60周年だそうで、NHK名古屋放送局のある建物1階で、大相撲名古屋場所60年展が開催されていますので、先日行ってきました。


 その展示の中で、桟敷席が一枡分が再現されており、その写真をAmebaのブログで紹介したところ、読者様から、随分狭いんですね!と驚きのコメント。

 その一枡分。


 場所の枡とほぼ同じ大きさです。
 一人分。


 一枡の大きさは、大体1m50cmで、ここに四人座るのはさすがに窮屈です。

 名古屋場所へは、以前は時々行っていましたが、升席に座ったことは無く、全て椅子自由席。椅子自由席は一番安いですし。
 椅子席の最前列に腰掛けると、前少し下から升席が土俵近くまで段々に続いています。
 なので大きさは存じていますし、実際に座っておられる様子も拝見しました。
 一枡4人とも同一グループならまだしも、赤の他人が4人(ということは少なく、2+2の組み合わせが多い)だと、それは大変。
 人間が4人座るだけならなんとかなりますが、升席は相撲茶屋(正式には大相撲案内所)扱いの席が多く、その相撲茶屋からお土産の大きな袋が手渡されまして、これの置き場が大変。この中にお弁当が入っており、お弁当を頂く段になると・・・。難渋している様子を、上から伺いました。

 知っている者同志(同一グループ)の4人又は3人なら、ちょいとゴメンよ、で足を横に投げ出せますが、赤の他人だとそんなことはできず、そもそも升席の土俵に近い側の座布団に陣取ると、ヒザの先は枡の仕切りで、足なんぞ伸ばせません。

 結局この升席が、結構評判が悪く、一時期八百長がらみなどで大相撲人気が落ちていた頃に、4人枡のうち、お弁当を頂きやすいようにテーブルを置き、定員2名の枡としたものを国技館扱いで販売始めました。
 これが結構好評で、名古屋場所など地方場所ではどうなのか、最近の事情は分かりませんが、升席の在り方に一石を投じたものです。

 升席というものは、大相撲興業が日がな一日楽しむもので、故に歌舞伎と同様、通称「お茶屋」と称する案内所(代理店)扱いでお客さんにサービスする、というものでした。なので伝統的に桟敷席で枡を組み、ゆったりしていただく、という古来からの習慣。それを現代にそのまま継いできたもので、相撲茶屋の不透明なチケット販売方法など、まだまだ相撲改革すべき点です。

***ちなみに
 升席の座布団。升席は相撲茶屋扱いがほとんどだと書きました。あの座布団も茶屋のもので、横綱が下位力士に負けるなどして、座布団の舞(座布団を投げ飛ばす)があると、後始末が大変です。どの座布団をどの枡に置いて(戻して)いいわけではなく、同じ茶屋扱いの席に戻さねばなりません。座布団の舞があった後の打ち出し後に座布団を回収するわけですが、整理がとても大変です。なので、『座布団は投げないでください』の場内アナウンスが流れます。見事に土俵に命中すれば、まだいいのですが、前の方の席(土俵に近い席)の人に当たったりします。土俵溜(砂かぶり)は飲食禁止ですが、前の方の升席ですと、飲食されているかもしれず、缶ビールなどに当たって倒れたら、大変です。
 座布団は、絶対に投げてはいけません。座布団を投げたいときは、茶の間のテレビ桟敷でどうぞ。

 大相撲展で、御嶽海関の手形。

 御嶽海関、今場所は新関脇です。初日の取組は早速、横綱稀勢の里。当然、御嶽海を応援します。

 土俵下で控え力士が座る座布団。大きいです。


 これだけ分厚いです。


 この大相撲展は、名古屋場所千秋楽の23日まで。

“電車”内の飲食は是か非か

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 少し前に、ツイッターのニュースツイートで見かけたものですが、ANNニュース(テレビ朝日)の企画内容で、電車内の飲食は許せるか許せないか、というものがありました。↓画像をクリック


 この「電車」というものが何を指すのかが、鉄ヲタで区別にこだわる私としては気になる所ですが、写っている画面や話の内容から、扉が多く、横長の腰掛のいわゆる「通勤型」車両ですね。「電車」なので、国電区間の電車。

 私なんぞ、愛知県出身で育ってきましたので、「電車」というと、国電型よりは、長距離タイプの急行型の方を連想します。
 そうした車両では、当然飲食がつきものなので、電車内の食事は寛容な立場ですし、そのような感覚なのですが、人によっては「電車」(鉄道車両全て)では飲食はアカンという方もおられるようです。

 実は私の従妹がこのタイプ(車内飲食NG)で、以前、千葉県の銚子へ向かう特急「しおさい」に乗ったところ、車内のお客さんが何人かお弁当を広げたため、その匂いが広がって、気持ち悪くなってきた。鉄道に詳しいお前はどう思う?と聞いてきましたので、特急「しおさい」は短距離でも特急なので、食事時間帯にかかれば食事をする人も出てくるでしょう、と答えました。
 これにどうも納得しておられない様子でしたが。


 さて、ANNニュースの内容、飲食の是非を問うもので、50人のアンケートでは、9人はあり、41人はなし、と出ました。
 単純に82%の方は、車内飲食はNGという方のようです。
 この場合の「車内」は、山手線など通勤型車両の場合でしょうから、これが特急型だとどうなるのだろうか。

 従妹の方は、特急型でも電車は電車、だそうで、匂いが気になる、と言われていました。
 匂いは、たしかにしますね。
 聴くところによれば、新大阪駅でタコ焼きを販売しているそうですが、このタコ焼きは新幹線車内では召し上がらないで下さい、とあるそうです。
 新幹線車内での匂いが気になって、苦情があったのだろうと推察されます。
 昨今は住環境の向上で、こうした匂いには敏感で、こうした公共の場では苦情件数も多いと聞きます。

 で、山手線のような通勤型電車内での飲食の可否、これは「TPO」ですね。
 ニュースにあるような、カップ麺は完全NGです。しかし菓子パン程度なら許せると思います。私は寛容なのだろうか。

 昔、国電時代、山手線電車が103系だった頃、車内で駅弁を食べることにチャレンジした変わり者がいるそうです。周りの反応を見たいという理由。結果は、極めて無関心だったそうです。東京ならではの結果ですね。もう30年以上前のお話。

 匂いというと、伝播度が最強な匂いは、大阪の551蓬莱のぶたまん・にくまん。これは凄い。前記、新幹線では具体的な名指しで禁止されいるそうで、551蓬莱は頂かなくても、包装から匂いが漂ってきます。
 ある日の夕方、阪急電車内で。かすかないい匂いがしてきました。網棚を見真渡すと551HOURAIの手提げ袋。勤め帰りの方が帰宅して頂こうと買って車内に持ち込んだものの、その強烈な匂いは、包装紙をはみ出てきたのでした。

 私も、車内の食事で逃げられたことあります。米原駅から乗車した京都・大阪方面の新快速で。当時は米原駅では20分以上の待ち時間があったので、駅西の平和堂へ行き、店内のマクドでハンバーガーを買って、新快速車内で頂きました。
 すると前の座席にいた女性が、後ろを振り返り、急いで避けられてしまいました。
 その方にとっては新快速は、通勤型電車と同じような感覚だったのでしょうね。
 以来、私は車内で頂くのは控えるようにしましたが、新快速は長距離利用も有り得るので、構わないと思うんですけど。

 さて、車内の飲食は私は構わないと思いますが、横長の腰掛の通勤型車両は控えた方がいいでしょう。
 さらに飲食する以上、節度を守らねばなりません。ゴミは残さない。必ず食べきる。そうしたことができる人が飲食してもいいと思うんですが、車内で飲食しようとする人は、そこまで気が回らないのかもしれません。
 以前に瀬戸線の車掌をやっている知人から、飲食マナーの話を伺い、ある女子高校生がアイスクリームを手にしたまま乗車。しかし途中で飽いたのか、そのアイスクリームを、窓の桟に置いたまま降車したので、その後始末が大変だった、ということです。

エスカレータで車いすごと搭乗し転落・後方の女性が死亡

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 MSNニュースからです。「エスカレータで車いす転倒」との見出しがあり、何だろうと本文をクリックしたら、高松市のショッピングセンターで、上りエスカレータに車いすごと搭乗したものの、ステップから床面に降りる所で躓き転倒、そのまま後方に転落したとのことです。
記事:エスカレーターで車いす転倒=女性が巻き込まれ死亡-香川県警

 どういう事情があったのか存じませんが、車いすに搬送者を載せたままエスカレータに乗るのは、とても危険です。
 今回、高齢者夫婦だったとのことで、どんな事情があったのかは分からないので、簡単に批判はできませんが、人一人を巻き込み、しかも死亡に至らせていますので、重過失致死は免れないと思います。

 エスカレータは、当然人が立って利用することを前提に作られています。ショッピングセンターなどでは、買い物用のカートの利用も禁じています。
 上りの場合、一つ前のステップにかけて、後ろから押さえておけば登れそうですが、「万一」のことがあると重大な事に至りますので、エスカレータでは、ショッピングカート・ベビーカーの搭乗は禁じています。とすると車いすは?ですけど、車いすで搭乗することは想定外で有り得ないことで明示していないだけであります。

 たまに見かけますね。ベビーカーでエスカレータに搭乗する様子。これまで見たのは全て上り方向ですが、お父さんが力任せで後方下から支える形。ヒヤヒヤしますね。

 しかし、しかしです、一度だけ車いす搭乗のままエスカレータに乗っている様子を見ました。後ろから介助者が押すのではなく、自らが車いす操作。エスカレータの乗り口まで転がし、両腕を伸ばしてベルトを掴み、そのまま前進してエスカレータのステップ。車いすは斜めで上の階へ移動。
 腕の力が強い方だったのでしょうね。先日、どこかの航空会社が航空機搭乗の際、タラップを腕の力だけで登らせたような、感じです。

 今回のエスカレータ転倒事故、ステップから床に降りる所で躓いたとのことですが、十分理解できます。
 エスカレータのステップが床に吸い込まれるところ、床面は斜めになっているように見えますが、詳細にはステップ面と斜めの床面が始まる部分とには、低いながら段差があります。車椅子は前輪の直径は極めて小さなもので、直径の小さな車輪は僅かな段差でも大きな衝撃になります。ゆえに、ステップから床面に乗るところで、車いすの前輪が当たり、転倒という様子は、十分想像ができます。

 このエスカレータ転倒事故、一概にこの夫婦(押した夫)を責めることはできません。エスカレータに代わりエレベータを使うことになりますが、一部の百貨店やショッピングセンターでは、ベビーカー・車いす優先、というものがありますが、その優先でも構わず人が乗ってきます。
 優先なので乗っていけないおとはありませんが、同じ床面に車いす・ベビーカーの方がいれば、その方を先に乗せて、エレベータ搭乗中の途中の階で車いす・ベビーカーの方がいれば、中の人は降りなければなりません。「優先」というものはそういうものです。前者は比較的守られていますが、後者はどうだろう。到着したエスカレータがいっぱいで、車いす。ベビーカーの方が乗れずに見送る、という光景を見ております。
 それにエレベータが複数あるところは、到着の際にランプが点きますが、このランプが点いたエレベータ乗り口に移動は困難で、勢い一基のエレベータ搭乗口で待つことになります。
 これは方向障害のある私も痛切に感じています。こういうことを健常者はなかなか理解できないですし、理解の範囲外です。

 そんな背景から、車いすのままエスカレータに乗ったのかもしれません。

回送や待機中も分かるバスロケーションシステム

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 しばらく前に発見したことですが、神戸市東灘区に本社がある「みなと観光バス(株)」。観光バス、と社名にありますが、路線バス事業を営んでいます。ただ路線バスとしては新しく、元は社員送迎などの契約輸送を行ってきた事業者。東灘区のコミュニティバス路線を手掛かりに、コミュニティバス路線をいくつか運営しています。

 社のwebにそれぞれの路線のページがあり、今年に入ってのある日、「バスロケーションサービス試験運用中」との文字。クリックするとバスロケーションシステム、いわゆるバスの現在位置システムで、これを地図上に現在の走行位置を示すシステムを始めたとのこと。

 そこでどんな状況なのか、時刻表を参照しながら、このバスロケ(バスロケーションンシステム)の画面を見ておりました。
 バス車両に搭載のGPS受信機の位置情報を刻々と送信して、グーグルマップに表示するシステムのようです。

 三宮~六甲アイランド間の系統。本土と六甲アイランド島を結ぶ六甲大橋そばで全然バスが動かない表示を発見。
 ひょっとして事故か?と思いましたが、ここにはみなと観光バスの車庫があったような記憶で、もしや?の思いで本社所在地と、グーグルストリートビューで確認したら、本社と併設の車庫でした。
 つまり車庫待機中のバスも、バスロケに表示するシステムのようです。


 画像の保存はしておりませんが、ここに出ているうちの一台はやがて動き出し、南の方の始発停である、国際大学停留所へと動き出しました。
 回送中の表示もわかるという、優れた?システム。

 この回送中も分かる、という点で、三宮~六甲アイランド国際大学間の系統は、三宮発の便は国際大学停留所到着後はどこへ行くのか気になっており、動きを追っかけていたら、意外な所でUターン。


 まさしくUターンで、交差点の広い所で、無理やり路上転回。これ運輸局に提出の事業計画に記されているのだろうか。
 さして交通量は多くない道路なので、交通上の障害にはなりませんが。
 Uターンした後は、また国際大学停へと向かいます。


 回送中。


 みなと観光バスの路線に、三宮~六甲山を貫く新神戸トンネルをくぐって、山の向こうの新しい住宅地、桜森町(さくらしんまち)への路線もあります。新神戸トンネルは、トンネルなのでGPS受信も位置情報の送信もできないので、どうなるのか見ていたら、トンネルに入った位置でバス表示は動かず、暫く(約8分)経過後にトンネルの出口で突然、バス表示がブイと出ます。
 この図がそれで、上の位置にあるバス位置記号がトンネル出たところ。
 中央やや下のバス位置記号は、終点桜森町停留所で折り返し待機中のバスです。


 三宮行きの便が、新神戸とンエルを出たところ。


 この三宮~桜森町間の系統も、東灘区六甲アイランドの本社車庫が運行拠点。
 なので、車庫で待機中でも、桜森町系統のバスが待機しているのも分かりますし、三宮までの回送も見られます。


 こんな回送中や車庫・折り返し停での待機中は、一般には必要が無い情報ですね。
 しかしバスヲタには楽しい情報。これのお陰で、回送経路が発見できたりしました。

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