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用水路の土手沿いに桜並木が多い理由

 桜満開ですね。日本の春はやっぱり桜です。今年(2017年)の桜開花は少し異常気味で東京が全国で一番早い開花発表。
 南国の鹿児島の開花発表は随分遅くなりました。

 そんな開花発表は兎も角、桜の名所というのは、用水路沿いや河川の土手というのが多いです。
 これ理由がそれなりにあるもので、昔の人は意識的に水路沿いに桜の木を植えたものです。
 植物学の書ではなく、昔、鉄道模型の書で読みましたが、レイアウト制作の資料として、世の中のいろんなものを研究する分野があるもので、ストラクチャーとしての樹木の考察。
 その中で、昔の土手(堤防など)の構築で、堤の構造強化のために、根が稠密に張り、その速度が早い樹木を植えて、堤防強化としたそうです。(根締め効果)
 それに合致する植物が、柳、桜だそうで、そういわれてみれば、都市の水路沿いに柳というものが付き物でしたし、今、水路沿いの土手は桜の名所というところが多いです。
 もう一つ、土手に桜が多いのは、桜は春には花を咲かせ、大勢の人が見に来て、その重みで土手を固める効果、さらに夏には葉が生い茂り、水路を行く船の船頭さんに木陰を与えてくれる、というものだそうです。
 この後者の部分は、明治の大工事である琵琶湖疏水の工事記録に記載されているそうです。
 田辺作郎(琵琶湖疏水の発案・総指揮者)は工学だけでなく、こうした面の知識も持ち合わせておられた方です。

 過去画像から。名古屋市内、山崎川の桜。ここも都市部の水路で、桜を植えて堤防(土手)の強化を行ったもの。
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 京都市内、左京区の琵琶湖疏水分線。いわゆる哲学の道。ここは船運は行われていなかったところですが、疏水の本体と同様に桜の木を植樹して、100年経った今は桜の名所となっています。
 尤も、今の桜の木は大部分が二代目ですが。
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 東山植物園の河津桜。早春に咲く桜品種で、この河津桜が植えられている箇所は、近年に桜回廊として整備されたところですが、がけ地であり、その法面(のりめん)保護もあって、あえて桜の木を植えたものだと、勝手に推察しております。これは今年の画像。
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もうメーグルには乗らない・乗れない

 今日のブログ、少々ボヤキ記事です。あまり建設的なことは書いていないです。
 名古屋市交通局の路線バスで、観光ルートバス「メーグル」というものがあります。
 名古屋市掲載局が運営しているもので、交通局が受託して運行しています。

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 金色で、天井にも窓がある専用車。上の様子も眺めてもらおうという意図なのですが・・・。
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 メーグルについては、過去の弊ブログ記事に何度か書いていますが、大変混雑が激しいです。

2008年5月14日 名古屋観光ルートバス「メーグル」
2008年6月30日 大型車の名古屋観光ルートバス「メーグル」
2008年11月26日 とうとう大型車化?・名古屋観光ルートバス「メーグル」
2009年3月27日 名古屋観光ルートバス「メーグル」が増発されます
2010年5月24日 乗りやすくなった名古屋観光ルートバス「メーグル」
2017年3月26日 座席の無い名古屋観光ルートバス・メーグル

 試験運行の頃はのんびりしたバスでしたが、金色のボディ車両を投入した本格運行から大変混雑が激しくなりました。
 その金色ボディは中型車なので、収容力に難があるので、既存の大型ノンステップの車両(NS-38・NS-39)にメーグルのラッピング塗装を施した汎用車(兼用車)を用意し、さらに大型の専用車を投入し、さらに土日祝日の午前中は20分間隔にするほど。
 それでも平日でも混雑が激しく、土日祝日は名古屋駅バス停を出る時点で乗り切れない人が続出で、続行便の運行は、日祝日ではほぼ日常です。
 そこで場所に余裕のある、名古屋城正門前や徳川園駐車場には、日祝日には予め続行便用の車両を待機させておくほどです。

 メーグルは、名古屋能楽堂へ行くときによく乗っていました。「した」と過去形なのは、あまりにも混雑が激しく、健康な時は立って乗り込めましたが、今は着席しないと危険なので、立って乗ることはできず、名古屋駅バス停の発車時点で超満員を見ると、とても乗れたものではありません。
 それでも駅前道路上の仮停留所だったときは、乗り場にベンチがあり、「あえて」前車発車直後に乗り場に行き、ベンチで腰かけて待つことはできました。

 ゲータワーにできた、新しい市バスターミナル。
 乗り場にはベンチは無くなっています。なので、前車発車直後に乗り場に行って待つ、ということは事実上できなくなりました。

 昨日の、バスターミナル、メーグル乗り場。発車15分前でこんな感じ。
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 メーグルの乗り場は11番。列が長いので、列を折り返して曲げています。
 人が並んでいる向こうの11番が乗り場で、そこから列が伸びて、使用されていない12番で一度折り返し、再び11番の方に列が伸びています。さらに伸びると、また折り返して、今度はこちらにドンドン続くだろうと思います。
 5月の大型連休が思いやられます。

 11番乗り場は、メーグルだけの発車となりました。(4月5日撮影)
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 多言語を用いて案内していますが、あの超混雑を体験した外国の方はどう思うのであろうか。

 2017年3月26日の記事に書いた通り、大型汎用車は、何と車両右側の一人がけ腰掛を全て折り畳んだ状態で運転でした。私が座るため、中扉のお向かいの席一つだけを出していただけましたが、もうメーグルには乗ることはできませんし、乗れません。
 NS-38。
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 これまででも「乗らない」などと言っておきながら、乗り場をちょろちょろ伺ったりしていました。

 今後能楽堂へ行く際は、金輪際メーグルを選択肢にいれることはありません。
 旅行者の方も、メーグルは選択に入れない方が宜しいかと思います。
 メーグルを乗らずに能楽堂(名古屋城も同じ)へ行く際は、名古屋駅から幹名駅1系統か名駅14系統で、愛知県図書館バス停で下車、そこから徒歩です。

ハチミツのボツリヌス菌

 先日、東京都内で生後五か月の赤ちゃんが、はちみつに含まれているボツリヌス菌による中毒とみられる症状で、亡くなったそうです。
 生後五か月の赤ちゃんが死亡、まことにいたましい事故です。
 原因が、どうも離乳食にはちみつを混ぜて与えたことによるものらしい、ということからボツリヌス菌による食中毒の疑いが濃いです。

 どういう事情で、はちみつが混ぜられたのか、そこはよく分かっていませんが、ジュースにはちみつを混ぜたものを飲ませていたらしいとのことです。

 はちみつにはボツリヌス菌が含まれているのは、土の中や井戸水にこのボツリヌス菌が含まれており、それが植物に吸収され、休眠状態の芽胞として蜜に移り、その休眠状態の芽胞がハチの活動ではちみつに濃縮された状態で溜まって、それが人体に入った時に萌芽が発芽して増殖を始めると、毒素をまき散らすもの、だそうです。
 しかし、消化酵素が十分出る大人は、このボツリヌス菌が発する毒素は消化酵素で分解してしまいますので、ほぼ無毒なのですが、この消化酵素がしっかり出されない一歳未満では、ボツリヌス菌の毒素を消化できず、結果中毒症状になってしまうものです。

 このボツリヌス菌は、100度で沸騰させると、毒素自体は死滅させますが、芽胞はそのまま生き延びるため、体内に入ると増殖していく、のだそうです。

 はちみつに含まれたボツリヌス菌の芽胞は、どこまでも確実に生き延びるため、、原材料にはちみつが含まれるパンやキャラメルなども、絶対NG。
 さらにボツリヌス菌ははちみつだけでなく、黒糖、コーンシロップ、非加熱の野菜ジュースなどにも含まれることがあるそうで、これらも一歳未満の乳児には与えない方がいいそうです。

 一歳未満の乳児にはちみつを与えないことは、母子手帳などにも記載され、母親だとほぼほぼ常識だそうですが、母親ではない家族が知らないこともあるかもしれず、気を付けねばなりません。
 かくいう私も割と近い頃に知りました。COCO壱番屋のカレーでは、昨年から甘さ追加のオプションメニューを始め、メニューには「甘味追加にはハチミツが含まれているので、一歳未満の乳児には与えないでください」と割と大きな文字で記載。
 そこで、しかと分かった次第です。以前に聞いた話と、ここで一体化しました。

 このボツリヌス菌による一歳未満乳児の食中毒死亡事故は初めてのことだったそうです。
 なんとも辛いニュースです。

 せっかく授かった赤ちゃん。大切に元気に笑顔で育ってほしいですね。

昨夏の北海道水害でジャガイモの収穫不足により、ポテトチップの販売休止へ

 昨年の夏は、度重なる北海道への台風上陸や影響、さらに活発な前線による大雨による水害が頻発し、農作物に大きな影響が与えたことは記憶に新しいです。
 そのため、ジャガイモの収穫不足で、湖池屋とカルビーでは、ポテトチップの販売休止と一部商品の発売終了としたそうです。
Yahooトピックから:菓子メーカー各社、台風被害でポテチ販売休止 北海道産ジャガイモ不足
 カルビーからのお知らせ⇒馬鈴薯不足に伴う「ポテトチップス商品」の影響による商品の休売及び終売に関して

 昨年夏のニュースではタマネギの被害が深刻と伝えておりましたが、畑の土流出が激しく、タマネギだけではなっそうな感じがしていましたが、結局ジャガイモの収穫不足は深刻だったわけですね。
 ジャガイモ(馬鈴薯)ですが、何でもいいわけではなく、ポテトチップ加工に合わせた品種改良を行ったジャガイモ(馬鈴薯)を栽培しているため、他の産地のものに直ぐ切り替えるわけにはいかないとのこと。


 じわじじわりと影響が現れていますね。典型的な自然災害の時間差影響です。
 我々が頂く食べ物は、全て自然の恵みによるものです。自然のサイクルが少しおかしくなっている今、こういうことも起こり得るものと気付かねばなりません。
 今年の種付けイモが育ち、今年秋に無事収穫を終え、それが熟成し、工場に運ばれて製品になるまで品薄になるわけですね。
 今年の夏は無事に迎えたいところです。

 個人的に、ポテトチップが販売休止で品薄になっても影響はありません。
 元々から大好きな食べ物でしたが、今の疾病で(ある内臓の疾患)、塩分制限に加え、穀類が栄養制限でジャガイモが頂けられなくなり、塩+穀類のポテトチップは禁制品となりました。
 なので今は、カレーにもジャガイモは入れていません。

丸栄百貨店・業態変更でテナント業主体に

 本日の中日新聞朝刊記事からです。名古屋市にある4Mを構成する老舗百貨店、丸栄百貨店が業態変更でテナント業を主体とする事業に転換させ、百貨店としては撤退する方向とのことです。
記事。
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 丸栄百貨店については、過去弊ブログでも書きました。
2010年7月17日記事:丸栄百貨店が興和の子会社へ

 つまり興和の完全子会社とすることで、百貨店事業からは完全に撤退する、ということだそうです。
 「丸栄」の名称はそのまま残すそうで、丸栄スカイルのような店舗になる様子です。

 百貨店事業は今は厳しいですね。特に名古屋は近年、中心である栄よりも、名駅地区の台頭が激しく、栄の経済的地盤沈下が大きいです。
 今日のラジオ番組でも話題になっていましたが、かつてCBCラジオでは、午前8時40分頃「デパート案内」という番組内のコーナーがありました。いつのまにか放送しなくなり、やがて増えたのがラジオショッピング。
 このラジオショッピングの時間が、とても「うざく」、ラジコのタイムシフトで聞くときは、ラジオショッピングは飛ばしています。
 体を百貨店という店舗に運んで(行って)商売が成り立つ百貨店と、家に居ながらにして、電話やインターネットでお買い物をして、宅配便で届く、ということになれば、どちらが「ナマカワ」でお買い物ができるかと言えば、後者でしょうね。
 百貨店は単に「物を売る」だけでなく、「夢を創出する」という役目もありました。またお買い物以外のイベントもあり、「楽しく時を共有する」というのもあります。
 ラジオショッピングや、テレフォンショッピングはねぇ・・・、夢があるだろうか。
 何となく寂しく思います。

熊本地震から1年

 今日は2017年4月14日。熊本地震から1年です。2016年4月14日の夜、U-stormの鉄道チャンネル、生放送を見ていると、コメントで「地震があったらしい」と。すると隣室のNHKラジオで地震速報らしい語り口調で何か始まり、耳を澄ますと九州地方で地震があったとのこと。
 その時は、「地震があった」程度だったと記憶していますが、その後熊本県熊本地方の最大震度が7と伝えており、身が震えたのを覚えております。
 震度7、未曾有の地震。鉄道チャンネルの生放送は時間通り夜10時まで見て、その後は地震情報を掴むために、気象庁など各方面のwebへアクセスでした。

 改めて熊本地震の地震そのものを記してみると、発震時刻が2016年4月14日21時26分、熊本県熊本地方に震央があり、M6.5、最大震度が益城町で7というもの。
 これを受けて気象庁は、翌4月15日にこの地震を、「平成28年熊本地震」と命名しました。
 しかしさらにその翌日、4月16日未明の1時25分にM7.3、当初の震度速報では最大震度6強の地震が発生し、当初の震度速報では、震度は下回り余震とされていましたが、地震の規模(マグニチュード・M)はこちらの方が上回るため、4月16日発生地震の方が本震とされたものです。
 4月16日の地震では、地震計の伝送では、最大震度が6強でしたが、2日前の地震で震度7を記録した益城町に設置地震計が、震度7を記録していたのが数日後に分かり、最大震度が訂正され、一つの地点で短い間隔で震度7を記録する、稀有な現象でした。
 同時に、4月14日夜の地震は前震で、世間に前震という言葉と、そういうものがあることが知れ渡る契機となりました。
 しかしならが「前震」というと、この熊本地震の4月14日地震のことを指すような使い方をされる例が散見され、気になっております。
 さらに、4月16日未明の地震は、規模が大きかった分、揺れの範囲がぐっと広がり、有明海に一時ツン毎注意報が発表されました。
 また大分県にも被害域が広がり、日田や湯布院でもかなりの揺れがあり、被害が発生しています。ただマスコミの報道が、どうしても固まってしまいますので、なかなか地震の災害被害(震災)の全体像は掴めないものです。

 熊本地震では、熊本城の被害が深刻です。石垣が崩れているのは、地震動の揺れの周期が為せるところです。
 あのような角度の構築物は、キラーパルスと呼ばれる周期の地震動には弱く、石垣が崩壊してしまいました。
 しかし天守閣自体は、瓦がずり落ちたおのの、建物本体はしっかりと残り、加藤清正の思想で建物を守ったともいえるそうです。


 1995年1月17日の、兵庫県南部地震に因る阪神・淡路大震災、2011年3月11日の、東北地方太平洋沖地震に因る東日本大震災に続く、日本を震撼する地震です。
 それらの災害でもいえることですが、これを語り継いでいかねばなりません。直接被災してなくても災害報道を通じて、「その時間」を共有した者にとって。

 被災された方々や熊本県自体の早期復興を願って、くまモン体操です。熊本サプライズ、熊本県の名所などが織り込まれているものです。

くまモン体操


 こちらは、熊本城のうた。本能寺の変のエグスプロージョンによるものです。熊本城の早期復興を願って。

熊本城のうた ‐ エグスプロージョン


 熊本城は、とりあえず数年のうちに天守閣部分を復旧させ、さらに20年かけ全体を修復するそうです。
 石垣の石も転がった石を元通り組み直す、途方もない作業が待っています。
 しかし、長い熊本城の歴史、こんな姿を見るのも今のうちかもしれません。
 復興途上の熊本城や、熊本県地方を見るのも、復興の手助けになります。

 今年の桜の時期は、城内の行幸坂が歩く人に限り、日付限定で解放されました。
 行幸坂(みゆきざか)は、熊本市でも有数の桜の名所です。

京都市でサイレントタクシー

 MBSラジオ、ありがとう浜村淳です、で話題に出ておりましたが、京都市のタクシーで、運転士から話しかけることの無い「サイレントタクシー」があり、結構好評なのだそうです。
 文章のニュース記事を検索したら、讀賣ONLINE記事が見つかりました。
記事:雑談自粛のタクシー好評、「味気ない」の声も

 私はタクシーには基本的には乗りませんが、タクシーという乗り物は、乗ると運転士からいろいろ話しかけられるものなのだそうですね。
 お客の中には、あまり話すことを好まない人もいたり、考え事をしていることもあるでしょうから、話しかけないでほしい場合もあり、そんな旅客サービスの多様性ということで始めた、そうです。

 京都市に本社を置く都タクシーで、3月21日から約300台の保有車のうち、10台をサイレンスカーに指定して、運転士から話しかけるのを自粛だそうです。
 都タクシーの社員の方の発案で、自身の体験から、運転士から一方的に話しかけられて迷惑に思い、そこで自社のタクシーで、話しかけるのを止める、というサービスを始めたのだそうです。


 都タクシー、乗ったことあります。
 何年か前、というか、体がややこしいことになる直前の事ですので、2012年3月ですね、東山花灯路の後、祇園から京都駅までタクシーに乗りました。
 祇園夜バスがなかなか来ず、帰りの電車に間に合わなさそうになり、安いとされる小型車に乗ったところ、1000円もせずに京都駅に到達できました。
 その道中、特に運転士から話しかけられることは無く、私の方から話しかけました。
 想定ルートでは、河原町か烏丸通を下がると思っていたら、四条京阪のところを左折して、川端通を南下しましたので、運転士に「川端を下がるんですね」と。
 それをきっかけに、京都市内の地理話を幾つか、やって、京都駅前へ到着でした。

 で、サイレントタクシー、都タクシーの約300台中10台がサイレント車だそうですが、これ選択して乗れませんね。
 タクシー乗り場で順番に来るタクシーが、サイレント車なのか、そうでないのかは、順番が来てみないことには分かりません。
 ましてや街中で流しのタクシーだと、サイレント車か否かを選択する余裕はありません。
 これは禁煙タクシーも同じで、タクシーのサービス多様化は中々良いことですが、それを選択できる要素が少ないのが難点です。
 もちろん、貸切運行で、呼び出しで車庫から回送で出庫させる場合は、車両のサービス種類を指定できますが。

リニア中央新幹線名古屋駅工事で在来線ホームを一部撤去

 ツイッターのニュースツイートで知ったことですが、JR東海のリニア中央新幹線名古屋駅躯体建設工事で、在来線のホーム一部を撤去しているそうです。朝日新聞報道。
記事:名古屋駅、リニア工事着々 在来線ホームの一部取り壊し

 新聞記事の画像から引用します。
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 このような状況になっているとは知りませんでした。今はJR線に乗ることは無く、名古屋へは名鉄線を利用していますし、JR名古屋駅を上から望むことが無く、これは本当に存じませんでした。
 JRゲートタワー、17日にオープンする部分から望めるそうですので、ぜひ見に行こうかと思います。

 この画像から分かる所は、在来線ホームの大阪方のホームが撤去されています。
 JR在来線のホームは、かなり長いものですが、昨今のローカル列車ばかりの運転となった今、撤去された部分は、元々旅客列車が停止する範囲ではない所です。
 ただ気になるのは、この辺り、荷物扱いの「テルハ」があったところで、名古屋駅の遺構の一つが無くなったことになります。

災害時の報道に、NHKはどこまで親切なのであろうか

 今回のブログ記事、些か個人的な主観が多くはいっていますので、大目に見て頂けると嬉しいです。

 昨日は、熊本地震の本震とされる、未明にM7.3の地震が発生して一年。
 NHKラジオ第一放送では、通常の番組をお休みして震災特別番組を編成して放送しておりました。
 そこで予てから思うことですが、NHKは災害時にどこまで親切なのであろうかと思うことがあります。

 水害や強風、地震があると先ずNHK、しかもテレビという方は多いです。私の所も以前はそうでした。
 しかしこの災害時の報道、というか放送、テレビは被災地には全く役に立つものではありません。
 なぜなら、発災直後は電力の供給が途絶えたり、そもそもが被災を受けて、通常の家庭で過ごせないことも有り得て、そんなところではテレビ放送を視聴することはできません。
 発災直後のテレビ放送は、被災地には向かず、それは専ら、被災地外への情報提供になります。

 被災地はテレビによる情報供給はほぼ無理で、ラジオによることになります。
 なので、非常持ち出し袋にラジオと電池を用意しとけ、というのはここにあります。
 そのラジオ、阪神淡路大震災の時に、異口同音で多くの方から耳にした話では、NHKラジオは、震災報道の特別番組でどこか馴染めない、民放ラジオも災害報道特別番組ではありましたが、担当のMCが「いつもの人」だというおとがとても安心感を覚えた、というものでした。
 この「いつもの人の声」というのがとても重要です。何曜日のこの時間は、誰々さん、という生活リズム。
 なので、通常の番組ではなかったですが、「いつもの声の人」が聞こえてくることで安らぎを覚え、お風呂の提供など、緊急情報の状況収集も提供もスムーズに行えた、というものがありました。

 翻ってNHKは、災害時の報道は、報道アナウンサーが各地からの情報を淡々と伝えます。
 それはそれで重要ですが、「いつもの声」ではないですね。
 阪神大震災の時、発災から2日目で、某局は震災報道一本やりから歌謡曲を流すなど、少しずついつもの番組に戻したところ、被災された方からとても喜ばれたそうです。
 この「いつもの」のという点がとても重要なのですね。

 昨日の熊本地震一年の特別番組、通常の番組をお休みしての放送でした。
 地震から一年でいろいろ思うことも、被災された方のお気持ちをどこかでお伝えしなければならないのですが、結果的に「いつもの日曜日の声」が途絶えてしまいました。
 そこが少し残念に思う所です。尤も、4月改編があり、いつもの声の方は担当が変わって、新しい方の三回目の放送の週なのではありましたが。

 NHKラジオは、そもそもですが、午前の放送も午後の放送も、定番の方はいらっしゃいます。
 しかし国会中継などでちょいちょい中断、中止になったりして「暮らしのお伴になりえない」ところがあります。

 つまり、NHKは発災直後は、災害の状況を可及的速やかに知るには有用ですが、その後の状況は被災者に寄り添わないようなものだと感じています。

 以前にNHKラジオのボヤキとして、上乗せニュースが時として困る、ということを書きました。
 ラジオは音が唯一の伝達手段、聞こえる音に耳を合わせています。
 そこへ突然違った音(声)で、NHKのローカル局からの情報を発せられても、耳が付いてこられず、結局何だったのかよく分からないこともあります。「NHKのおごり」を感じる一瞬だと書きました。

旧神岡鉄道の復活運転は保存車両の移動のためでもあった

 乗り物ニュース記事からです。去る4月8日、岐阜県の旧神岡鉄道の軌道を、旧神岡鉄道の気動車が「走行」するイベントが行われました。
 この理由が、鉄道ファンや観光向けのイベントではなく、車両の保存場所の移動であったのが大きな目的であったそうです。

記事:廃線のディーゼルカー10年ぶり復活、その意外な理由 神岡鉄道「おくひだ1号」

 関連して、毎日新聞記事が見つかりました。
1月25日付記事:1日だけです 旧神岡鉄道「おくひだ1号」復活

 この旧神岡鉄道の復活運転では多くの同業者(鉄道ファン)の方が行かれ、撮影されてきたそうで、そのようなことがあったのは存知ていました。
 神岡鉄道の廃線時に、将来の復活運転への期待を込めて、車両も単に静態保存ではなく、時々エンジンを始動させてそれなりの整備をすると伺っていましたので、これが図らずも実現できました。

 しかしなぜ、このような復活運転をしたのか、その理由が分からなかったのですが、これが乗り物ニュース記事で分かりました。

 つまり、神岡鉄道で使われていた車両は、旧神岡鉱山前駅に置かれていたものを、神岡鉄道の終点であった旧奥飛騨温泉口駅へ移動させるためであったわけです。
 「神岡・町づくりネットワーク」と称するNPO法人があり、この神岡鉄道の廃線跡を用いた軌道でレールバイクという保線用の軌道自転車みたいなもので利用者に走ってもらう「ガッタンゴー」を運営しており、その一環で実際の車両も展示しようとするために、陸送を考えたものの、巨額の費用がかかり、レールが繋がっていますので「それならば」と旧神岡大橋駅から旧奥飛騨温泉口駅まで移動させたものです。

 ところで、正式な鉄道ではない線路を気動車が走って、法的に大丈夫か?という疑問がありますが、これは基本的には問題はありません。
 敷地の全てが私有地でもあり(飛騨市の所有か)、踏切など他の交通と交差しなければ、巨大な敷地に個人がレールを敷いて走らせるようなものなので、「運送」を目的として運賃を収受しなければ、「好きな者が勝手に走らせている」という解釈です。


 ところで「神岡鉄道」というと、旧国鉄神岡線の廃止転換による鉄道なのですが、軽便鉄道好きなものから言わせると、神岡線開業前に存在した軽便鉄道の三井金属神岡鉄道を連想します。
 その名の通り、三井金属鉱業の関連企業で、三井金属の神岡鉱山からの鉱石搬出の目的で敷設された専用鉄道で、軌間610mmのナローゲージでもさらに小型。
 断崖絶壁の凄い所を細い鉄路を通していました。そんなミニ軽便でしたが、猪谷駅に接続する部分は、神通川を巨大な橋梁をかけて、駅に接続していました。
 もちろん私の直接知るものではなく、記録で知るのみですが。
 そのような地形急峻なところを後の国鉄神岡線の敷設工事が進められたので、しかも国鉄新線としては昭和40年に入ってからの開業、「原則踏切を設けない」という方針が立てられてからの計画路線なので、神岡地区でレールバイクを用いたレジャーとしての体験乗車も踏切が無いので可能です。(途中トンネルがあるそうなので、そこはスリルがあるそうです)

 気動車は動けるものの、軌道はレールバイク「ガッタンゴー」が通るものの、重い気動車が通るには不安なので、15km/h以下の超低速で「走る」よりはまさしく「移動」というものだったそうです。
 そうのような廃線後に本物の鉄道車両が通った例として、北海道の小樽市で旧小樽築港駅の蒸気機関車C62を実際に動かすための整備で、搬出するために、引き出し用のDE10が入って、C62を連結して、また戻るという「走行」やったことがあります。
 もちろん軌道は不安たっぷりなので、歩く速度並みで「通った」そうです。

 今後も、この廃線跡を用いた、レールバイク「ガッタンゴー」などで、イベントとして気動車を動かく計画があるそうで、これも地域活性につながれば、と思います。

線路内に立ち入った人を助けるのは無理な場合も

 15日に、神奈川県川崎市の京浜急行八丁畷駅そばの踏切で人身事故がありました。事故というのは、4月15日の朝、八丁畷駅のすぐ品川寄りにある踏切で、男性二人が走行してきた下り快速特急電車にはねられた、というもの。
 当日は、名鉄名古屋本線丸ノ内駅そばの踏切(丸ノ内1号)でも、特急と自動車が衝突する事故が起きており、ちょっと情報が錯綜していました。
 この日は、特に出かける予定も無かったですが。普段乗車している名古屋本線の区間でもあり、どこの踏切なのか、その情報を求めたりしました。
 マスコミのニュースは、東京に近い京急の踏切事故ばかりを報道し、事故の様子が分かりました。

 この踏切は、車道部分と歩道部分とに分かれており、はねられた男性二人は高齢者と中堅の二人。
 高齢者が遮断機をかいくぐって軌道上に達した時に、中堅の方が助けようとして、走行したきた電車にはねられた、というもの。

 つまり何等かの事情で線路内に立ち入った人を助けようとして中に入り、二人ともはねられた、といういたましい事故。
 勇気ある行動として、その後の続報ではいささか美談になろうとしている、マスコミの悪い癖が出始めています。

 線路内に入った人を助けようとしてはねられた事故というと、山手線新大久保駅の韓国人留学生の事故を思い出します。
 酔ってホームから軌道内(線路上)に転落した人を助けようと、その場にいた韓国からの留学生と、もう一人日本人の写真家の方が軌道内に飛び降り、助けようとしたものの、はねられた、というもので、当時(今も、ですが)日韓間がぎくしゃくしている中、韓国人留学生の勇気としてかなり美談に祭り上げられてしまいました。
 その時も私は人に話しましたが、こうしたことは決して美談ではありません。
 私は鉄道が何たるものか、走行する列車の運転士からの発見のしやすさ、さらに発見し非常ブレーキをかけて進む距離が分かりますので、列車接近時にはたとえ善意であっても軌道内に入れば衝突は避けきれません。
 なので、救助で軌道内に入るのなら、自身の退避場所や退避手段をシミュレーションしてからでないと、立ち入ってはいけないです。

 つまりは、自身の身を守る意味でも、時には救助をしない、というのも選択の一つ。
 であれば、こうした線路内に恣意的なものでも事故でも人が入ったのを見かけた場合、我々がすべきことは、緊急停止ボタンや踏切であれば非常ボタンを操作することです。

 これに尽きます。

***
 踏切で助けた、というと、神戸市内の東海道本線踏切でこんあなことありました。東灘区の摂津本山駅のすぐ東の、本山村踏切。ここは複々線で線路4本です。しかも駅の近接で、内側線と外側線の間に島式ホームを設けてあることから、外側線が少し膨らみかけている箇所。
 なので、単純に線路4本以上に距離があり、渡り切るのに結構時間がかかります。
 ある日、老人用の手押し車を押した老婆が、渡り切る前に踏切鳴動開始し、遮断機が降下しました。ここは車道部分が広いので、両側から片持ち式の遮断桿が遮断する構造です。
 その老婆はおろおろしだしましたので、踏切遮断中の車道中央まで行き、遮断桿の切れているところで「こちらこちら」と手招いて、隙間、というか遮断桿はしなりますので、できた間からその老婆を通した次第。その直後、特急はまかぜのキハ181系が轟音を立てて通過でした。
 この時も、遮断桿降下直後で時間的余裕があると瞬時に判断した行動で、気を付けるべきことは、遮断桿をしならせてそのまま手を放すと反動で、走行する列車に当たるかもしれず、その点を気を付けて元の位置に静止するようにして手を放しました。

 その踏切。新快速120km/hで通過。
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大阪市営地下鉄民営化のメリット?

 乗り物ニュース記事からです。2018年4月から大阪市営交通の民営化が決まり、そのメリット・デメリットの記事がありました。
記事:大阪市営地下鉄、民営化で何が変わる? そのメリット、デメリット 心配なバス

 記事によれば、大阪市が全額出資する株式会社組織とすることで、民営化により固定資産税の対象となり、その然るべき税額が大阪市の会計にはいることになる、ということだそうです。
 さらに株主ですので、配当が入る、ということです。
 多角的な事業展開ができるようになることから、構内営業の直営売店なども行えるようになりますが、これは既存の売店出展業者との協議が必要ではないかとおもいます。

 一方で自動車事業(市営バス)は厳しい状況。民営化では「大阪シティバス(株)」に事業移管することとなり、大阪シティバスは既に現在の大阪市営バスの業務受託を行っていますが、大阪市営バス廃止後は、大阪シティバスの路線自体が一部他社委託となる見込みだそうで、路線や系統の廃止も有り得る、だそうです。
 道路運送法では、事業の退出はほぼ自由になっていますので、廃止も行い易いです。


 しかし大阪市営交通は、維新の政策でしたが、市会ではよく自民党など他会派が賛成に回りました。
 何かで読んだ記憶でしたが、何だっただろう。よく覚えていないです。

JR西日本で列車走行位置をスマホなどの端末で情報提供・アーバンエリア

 神戸新聞web記事からです。JR西日本は、列車走行位置をスマホやPCなどの端末に表示させ、現在位置や遅延状況の情報を提供するそうです。
記事:列車の現在地や遅延詳細をスマホ、PCで JR西

 4月28日から始めるもので、京阪神地区の路線を走る列車の、おおよその位置を表示するもの。
 新聞記事から引用して表示イメージの画像。
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 こういうの、欲しかったわ。今は体調を崩し、こちらの方面に出かけることは無くなりましたが、往復の交通手段は在来線、東海道本線の新快速。
 18きっぷ期間中は、在来線東海道本線新快速で往復したりしますので、特に帰りは夜遅くなり、米原駅で名古屋方面の接続が気になります。
 JR西日本の本線(東海道本線~山陽本線の通称)はちょいちょい遅れたりしますので、米原駅での接続が気になります。
 ホームへ上がって運転が遅れていると分かると、駅ホームの駅長事務室へ運転状況を聞きに行ったりします。
 すると、ミミックパネルのような表示板に列車番号のランプが点き、「あぁ今、何々駅通過したところだな」と。

 列車が遅れてもそれは駅に着いて初めて遅延であることが分かるもので、これが事前に分かれば、一本前の接続パターン列車に間に合うように早めに駅到着することもできます。
 なので事前に、今から乗る列車の遅延状況、を知る手段が無いものか、を考えていました。
 一案として、鉄道無線の傍受で短波受信器を携行することも考えましたが、この無線受信機、結構大きく(重く)、短波ラジオの代用にはならないほど大きなもの。しかも価格が結構高く、その点でもラジオと共用するのも無理との判断でした。

 駅の運転事務室で見たミミックパネルで、各列車の現在位置が表示されるのならば、お客さんの持つPC端末でミミックパネルのような線路図を出し、そこに列車番号を表示させれば、現在の運転状況が分かり、列車の走行位置が分かるのではないか、などと考えていました。
 これが本当に実現されるのですね。
 列車の現在位置取得は、駅事務室のミミックパネルに表示される列車番号は、閉塞区間ごとの列車検知で、運行管理システムの情報をそのまま取得していると思います。
 もう一つ列車の現在位置を取得する方法として、列車の車両にGPS受信機を搭載して、無線で走行位置を運行か入りシステムに送信すれば取得できますな、などと考えてもみました。
 そしたら、私が体調崩し入院している間に、運転台付き車両に無線アンテナが取り付けられたみたいで、これ正確には分かりませんが、GPSに関わる受発信機ではないかと思います。
 そしてこのJR西日本のシステム発表。
 アンテナの設置とつながりました。

 しかし便利な世の中になるものですね。尤もこれが始まっても私は恩恵に浴することはありません。
 もう出かけることは無いですし、そもそもスマホを持っていません。

全区間JR東日本の線路で東武の特急車両を運転

 乗り物ニュース記事からです。東武鉄道の特急車両「スペーシア」を使用した、特急「スペーシア那須野」をJR東日本の東北本線大宮~那須塩原間で一往復走るそうです。
記事:東武特急がJRの那須塩原へ 特急「スペーシア那須野号」6月に初運転

 この記事、ぱっと見で、上の方の副題みたな一行「スペーシア、栗橋~那須塩原間に初乗り入れ」の文章で、東武特急が浅草駅を出発して、栗橋駅でJR東日本東北本線へ乗り入れるのかと、早とちり。第一、栗橋駅は、連絡線がありますが、JRの東北本線大宮駅方向から、東武線日光駅方向への線路しかありません。
そこをどうやって浅草駅発の那須塩原へ走らせるのか、メンドクサイ入換えを行うのか、などと御心落ち着けて、文章を読むと、大宮発那須塩原行きで、全区間JR東日本の線路なのでした。
 「栗橋~那須塩原間初乗り入れ」とは、大宮~栗橋間では、東武の特急車両スペーシアは、新宿駅~鬼怒川温泉間の臨時特急で走行実績があるためなのでした。

 2018年の観光キャンペーン「本物の出会い栃木・デスティネーションキャンペーン」で走行するもので、今年の6月24日の一往復だけ走行するのだそうです。

 運転区間の全線を他社の車両を使用する、というのはある意味、珍しいことです。
 どんな事情か、東武鉄道の特急車、スペーシアの人気の高さからか、東武鉄道の線路が通っていないない那須塩原へスペーシアを走らせての、観光キャンペーン。

 こういうことをすると聞いてくる人がいますので事前に答えておきますが、JR東日本の線路上を東武鉄道の車両が走行しても、東武鉄道のきっぷではのれません。当たり前ですが。
 
 あくまでJR東日本の運輸事業で、車両は他所さんですがJRのきっぷで乗ることになります。

 当日は、沿線でカメラの放列となるでしょうね。

名古屋市長選挙・河村候補四選

 昨日は、名古屋市長選挙の選挙期日(投票日)で、事前の大勢予想通り、河村候補が他の二候補に大差をつけて、当選確実としました。
 食事を作って、午後8時過ぎにコタツに戻りPCを開けて、Yahooにアクセスすると、トピックに当確との見出し。
 まだ8時を数分も経っていない頃でした。
 そのような時刻に当確とは、大差であろう、ということは容易に想像がつきます。

 今回の市長選挙、争点の一つが名古屋城天守閣木造再建です。
 このブログの読者様は、木造再建に懐疑的な方が多いようで、実際に市民の間でも二分されている問題です。
 天守閣木造再建となると、約500億円の費用がかかります。
 そんな費用が掛かるのなら他に回すところがあるだろう、という考えも。
 実際、その理由もわかりますが、河村さんが言うような、今の天守閣を安い費用で修復させても、また暫くすると大改修の時期が来る。しかも今の天守閣は、耐震強度が不足しているので、そこを根本的に直さないと、直ぐにまた費用がかかる。それならば、333年もった木造天守閣を今のこの時代に建てて、後世に残る城郭建築とする、という主張は十分納得できるものです。

 NHK東海webニュース:名古屋市長選河村氏4回目の当選

 河村氏、恒例の当選祝いでバケツの水を被せられる儀式、これ、バケツに氷が入っていたそうだ。Twitterに本人のツイートがありますが、「氷が入っとること、きいとらなんだ」そうで、「どえらけにゃあ応援」だそうだ。

 しかし、投票率が36.9%とは低い。10人のうち6人は投票に行っていません。
 少し前に書きましたけど、棄権も意思の表し、などという方がいますが、そんなことは絶対にありません。
 民主主義の社会の構成員である以上、選挙はほぼ義務だと捉えてもいいのではないかと思います。
 もちろん、憲法では選挙は「権利」ですが、いわゆる道義的に「義務」に近いものだろうと考えます。

 ナナちゃんもPRに一役買いました。
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***追記***
 TBS News-i:名古屋市長選、河村たかし氏が3期目の当選

 3期目と有りますが、一度辞職して、その辞職にともなう市長選に立候補して当選していますので、この場合は辞職前の当選期を引き継ぐことになるので、期としては三期、当選回数としては四回で四選になります。

言語リハビリ・コミュニケーション能力の回復

 私が脳出血で入院して、来月で4年。月日が経つのも早いです。病院という所は、ブログネタが豊富だと退院直後に書きましたが、案外書くことが無く、今まで過ぎました。

 この間の出来事は略しますが、入院後、点滴が取れるとすぐにリハビリテーションが始まります。機能回復で、リハビリテーションは、「理学」「作業」「言語」の三本柱。理学は、物理的な体の運動機能回復。作業は、日常の暮らしに必要な鼓動ができるようにの訓練。言語は「言語聴覚士」によるもので、私の場合は脳出血による脳機能の障害で発音機構の障害から発音しにくくなった場合の発音訓練かと思っていました。。。しかし最近、このようなことを聞きました。
 言語療法(言語リハビリ)は、単に発音ではなく、「聴覚」をもってコミュニケーション能力の回復だ、ということを伺いました。
 早い話が、言語というものを聴覚を通じ、構成を順序建て、理解し、他者との意思疎通を図るもの、なのだそうです。

 要するに、脳機能障害によるコミュニケーション能力の回復、もっと平たく言えば、痴呆からの回復、なのだそうです。
 なので、単に「きゃりーぱみゅぱみゅ」が言えるかどうかは、さして関係が無さそうです。
 最初の病院である、一宮市民病院で、言語リハビリの先生に「もう少し発音出来るようになりたい」と申すと、「それ以上は、アナウンススクールだ」などと言っていました。
 その理由がやっと分かりました。言語をもって、他人とのコミュニケーションができる以上、言語リハビリの目的は達成できていることになります。
 今、思うに、リハビリで言語リハビリのメニューが加えられたのは、入院当初に変な言語発声を行っていた「ことによるものだったのかもしれません。
 最初の病院では、毎朝「今日は、何月何日、何曜日、ここはどこですか」の質問。さらに「100から順に7を引いてください」の質問。
 この何月何日は、入院していると日付感覚が無くなってきます。何曜日だけは、CBCラジオの多田さんの番組、アシスタントさんのお名前で曜日だけは理解できていました。さらに「ここはどこ」ですが、何か、鉄道線路沿いの某病院に運ばれたような感じがして、そこの病院の名前を告げていた記憶があります。
 そこで痴呆の恐れあり、とか診断されたのかもしれません。
 さらに、ここが一宮市民病院だと正確に分かってもどこか東西南北の方位感覚がずれてしまいました。
 これも今思うと脳機能障害だったのかもしれません。

 至急期を過ぎて、回復期になると木曽川病院へ転院しました。
 木曽川病院でも、理学、作業、言語のリハビリ。しかもきっちり毎日。
 木曽川病院の言語リハビリでは、一見遊びのようなことも言語療法としてあるとのことで、言語聴覚士の方と将棋の他、オセロもやりました。
 オセロが病院に置いてあるのは不思議ですが、これもコミュニケーション能力の回復の手段なのでした。
 他に、担当言語聴覚士のお一人が地理に興味があるとのことで、全国の地名を言ったりしました。
 単に言うだけではなく、「あ」で始まる地名、とか「わ」で始まる地名とか、お題付き。
 こういうのもコミュニケーション能力の回復なのですね。やっとわかりました。

 何を今日のブログで書きたかったといえば、「きゃりーぱみゅぱみゅ」と言えるような口の運動機能はそれはまた別次元の問題で、きちんと人様の話を聞け、中身を整理順序立てて、理解できるのか、が大きな目的なのでした。

 木曽川病院での言語リハビリで「Qさま」ばりの質問がありました。「イタリアの首都は?」、そんなような類の質問。イタリアの首都が何処かどうかを訊くのではなく「イタリアの首都は?」という一文をきちんと理解できているかどうかの試験なのでした。

***ちなみに***
 脳出血発症前は「きゃりーぱみゅぱみゅ」を言えていました。発症前は「立て板に水」の発声でしたが、今は、やっと「立て板に水飴」になりました。皆様はふつうだよ、と仰いますが、本人は極めて発音しずらく悩んでおります。

エルデトリオ演奏会

 昨日は、いつもお世話になっているピアニストの平山晶子さん率いる演奏チームのエルデトリオ演奏会があり、拝聴してまいりました。

 場所は、中区の宗次ホール。宗次ランチタイムコンサート。
 当日頂いた演奏レジメ。
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 演奏曲目。
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 ドヴォルザークのユーモレスク、ピアノソロでお馴染みの曲ですが、チェロの低音とヴァイオリンの旋律で、不思議な魅力の曲となりました。弦楽器のユーモレスクもいいものですね。



 ロマンティックな小品より、の三曲、ピアノ演奏の旋律、まさに私好みの演奏。
 大変心地よい曲です。個人的に。

 スークという作曲家がいてるのですね。全くの始めまして、でした。

 ドヴォルザークの森の静けさ、チェロのソロとピアノの伴奏による演奏で、チェロの魅力が十分発揮される曲。
 チェロの曲はどこか暖かいです。
 森の静けさというと寒冷的なイメージがありますが、そこは音さえも響かない「穏やか」なイメージ。

 ピアノ三重奏曲、三曲ともダイナミックな終わり方。

 演奏会終了後に、着席した席から撮影。
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 ところでドヴォルザークは、無類の鉄道好きという逸話が残っています。
 今や伝説並となっていますので、どの程度正確なのかは怪しいですが、とにかく、鉄道好きだったそうです。それは今日の演奏会の挿話でお話されました。
 その中の逸話として、「鉄道を調べる、???云々」という行がありましたが、おそらく新しい機関車が登場するから、弟子に「何時何分に駅に着くから、その番号を見てこい」という指示を出したものの、弟子はいわゆる「非鉄」。何のことか分からず、適当に番号の数字を報告したら、激しく叱責された、というお話があります。
 このお話は、分かります。新しい機関車の番号は、大体この番号帯だろう、という当たりが分かります。
 ましてや適当な数字を報告したら、直ぐに見破れます。

 ユーモレスクは、ユーモアあふれる曲集の中の一曲だそうですが、このユーモレスクは、蒸気機関車の起動する(走り始め)の時の音をあらわしている、という説があります。

 19世紀後半の時代、当時の蒸気機関車は今日日本で見られるような加熱式ボイラとシリンダの構造ではなく、飽和式ボイラとシリンダの構造でしょうから、音は若干違うと思います。

 音楽、演奏拝聴記は、Amebaのブログとマルチ投稿にしています。
 この記事も早くに書き始めていましたが、公開が遅くなってしまいました。(4月27日追記)

中小私鉄の踏切オール第一種化は大きな出費で厳しい

 ツイッターで知った情報ですが、昨年(2016年)9月に起きた、茨城県筑西市の関東鉄道常総線踏切で、自転車に乗っていた小学四年生の男児が列車にはねられて死亡した事故について、国の運輸安全委員会は事故報告書を公表し、男児が列車に気付かず踏切に入った可能性が高く、当該の踏切を廃止するよう求める内容だそうです。

 NHKニュースが報じております。
NHKニュース:関東鉄道常総線の遮断機などない踏切 廃止など検討を

 運輸安全委員会の当該概要。こちら
 報告書本文。こちら。(PDF)

 NHKニュースや報告書報告の通り、当該踏切は遮断機も警報機も無い、いわゆる「第四樹踏切」。
 第四種踏切は、黄色と黒色の警戒色の柵(通称:トラ柵)があるだけの、線路横断は、横断者自身が列車の接近の有無を確認して亘るもの、とされています。
 非常に安全性が低く記念なので、できうることであれば廃無くすべく対象となっています。
 第四種踏切は、あまりにも棄権なので、第一種化、或いは、単に踏切廃止かの対策が必要です。
 第一種踏切は、遮断機と警報機が設置されている踏切で、踏切保安方式としては最も優れているものです。
 しかしながら、警報機・遮断機を設置しようとすると、一か所当たり数千万の費用がかかります。
 安全のためですので、この費用は惜しむべくものではない、という理屈がありますが、中小の鉄道会社にとってはかなり厳しい出費です。
 踏切廃止も簡単ではなく、踏切廃止は道路廃止とも関連があり、一鉄道会社の判断ではできず、地元自治体との協議が必要です。
 なにかと厄介な第四種踏切です。

消防車でうどん屋さんへ・この場合はいいのではないか

 マスコミでも大きな話題になっていましたが、弊一宮市で、うどん屋さんの駐車場に消防自動車が止められていて、中でうどんを食べていた、公用車をこんなのに使っていけないのでは?というメールが市民から寄せられ、ネット上で大きな話題になり、それをマスメディアでも取り上げたというもの。
 中日新聞記事にあります。
記事:消防車でうどん店寄る 一宮市消防団員7人

 つまり、これは一宮市の組織の消防本部ではなく、どこかは分からないけど、地域の消防団で、団の集まりに消防自動車で出かけ、その帰路にうどん屋さんへ立ち寄った、というもの。
 そのうどん屋さんに消防自動車を止めていた、その瞬間のみを市内のある方が発見され「アカンのでは?」と指摘して、それを聞きつけた中日新聞記者が記事を書き、中日新聞配達区域に広まり、「公用車の私的利用だ」という考えからネット上で、大きな話題になったものです。
 ツイッター見ていましたけど、私のフォロー範囲内ではそのようなツイート(発言)された方はおらず、ツイッターのトレンドに表示されていて「あぁ、あれか」と思い、話題の高さを知った次第です。

 消防車が駐車場に止まっていると、ビックリしますね。
 火事でもなく、中で消防制服の人がうどんを食べていると、消防車に乗って、うどん屋さんへ来たように思えますね。

 もちろん、消防署や消防団の詰所から「うどんを食べに行こう」「あれ(消防車)で行こう」という会話がなされ、消防車でやってきたのなら、完全にダメですが、今回のは、消防団の集まり、すなわち仕事を終えた後に、うどん屋さんへ寄ったもの。まぁ良いではないかと思います。
 厳格に言えば、いけないのだろうけど、そこまで息苦しい世の中にするのはどうかと思います。

 一宮市内、過去にはコンビニの駐車場でパトカーが止まっていて、店から買い物袋を提げたお巡りさんが出てきたのを見たことがあります。
 警邏中に夜食を買ったものでしょうけど、警察官も人の子、お腹も空くでしょうし、微笑ましく見ましたけど、世の中にはこういう小さなことまで厳しく求める人がいるんですね。
 息苦しい世の中になったものです。

「きゃりーぱみゅぱみゅ」を知っている理由

 先日、言語リハビリで「きゃりーぱみゅぱみゅ」を言えるかどうかの話題を書きました。きゃりーぱみゅぱみゅはご存知の通り、女性の、何やる方なんでしょうか?歌手ですか、モデルさんですか?の人気の方ですね。

 私の生活範囲で、きゃりーぱみゅぱみゅなんて知らないはずなのに、この「きゃりーぱみゅぱみゅ」なる語を知ったお話です。

 2012年の春。TBSラジオで。夕方の番組荒川強啓デイキャッチで、毎週水曜日に時事川柳というコーナーがあり、その時の時事ネタをお題に川柳を詠むもので、今週の挑戦者の中から一人をチャンピオンとして選び、前週のチャンピオンと対決するものです。
 この川柳でこんなのがありました。

 「言い難い きゃりーぱみゅぱみゅ 小沢支持」

 当時、民主党の小沢氏が党を割って出ようかどうかという時期、そんな小沢さんを支持するとは言い難い。
 それと「きゃりーぱみゅぱみゅ」の言葉は言い難く、それにかけた川柳で、その週のチャンピオンになりました。

 これを聞いた時「きゃりーぱみゅぱみゅ」なる語は、言い難い言葉として「隣の客はよく柿食う客だ」とか、「青巻紙赤巻紙黄巻紙」のような、言い難い言葉の羅列の類の一つだろうと思っていました。

 そして三か月後の7月、同じくTBSラジオでイベントの告知で、出演者に名前として「きゃりーぱみゅぱみゅ」の名が。

 「あれれ、『きゃりーぱみゅぱみゅ』は人の名前だったのか!」という驚きと共に、そのきゃりーぱみゅぱみゅの声が流れて、確かに人だと理解し、そんな強烈な印象から「きゃりーぱみゅぱみゅ」なる語と人物の存在を知った次第です。

 「言い難い」の通り、言い難いですね。しかし私は言えました。

 その後もずっと顔を存じないまま過ぎます。彼女が登場する場組は見ないので、知らなくて当然です。
 翌年、ご存知の通り脳出血で入院しました。入院した最初の夜、ベッドで声にならないけど、発声してみました。「言え、言えない、汗汗」。そこで脳出血を起こしたことを自身でも悟った次第です。
 最初の一宮市民病院は構造から、ラジオの電波の入りがあまり良くなく、しかも夜はPCも無いので、テレビを見ることが何度か。その中で歌謡番組で、きゃりーぱみゅぱみゅが登場しており、「あぁ、この人か」と、TBSラジオでの時事川柳での川柳とつながったわけです。結構、可愛い方なのですね。

 入院中も「きゃりーぱみゅぱみゅ」が言えるようになったら、回復した、と言えます、などと宣言していましたので、看護師さん、「きゃりーぱみゅぱみゅ」の顔知っているの?と質問。「いや、顔は知らないけど、登場したら、字幕紹介で出ます」と答えました。


 というわけで、「きゃりーぱみゅぱみゅ」なる人物を知ったきっかけです。
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