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ビールに認知症予防の効果がある?

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 直近ではツイッターで知ったことですが、ビールには認知症予防の効果があるらしいです。
 一昨日の、MBSラジオ、ありがとう浜村淳です、でも話されていましたが、ツイッターのニュースでANNニュースがリンクされていました。
ANNニュース:ビール飲んで認知症予防?苦みが“原因物質”除去か

 飲料大手のキリンと東京大、学習院大の共同研究チームが明らかにしたもので、加齢に伴い、脳内にたんぱく質の「アミロイドβ」が蓄積することで認知症を引き起こすのだそうです。
 ビールの主成分であるホップ由来の苦み成分にイソα酸があり、これが脳内の免疫細胞である「ミクログリア」を活性化させて、「アミロイドβ」を除去する作用され、認知症予防につながる、のだそうです。

 ANNニュースでも、MBSありがとう浜村淳です、でも最後は、「適度な量で効果。飲み過ぎたらアカンで」と締めています。(ANNニュースは「アカン」などと方言では言うてませんが)


 そうなんですね。ビールに認知症予防。
 私はあまりビールは好みませんが、タマには飲んでみようかな。タマに炭酸飲料を飲む程度ならビールは飲めますので。

今年の新語・流行語大賞「神ってる」はそんなに流行ってるのか

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 既に報道の通り、今年の新語・流行語大賞が発表されました。
 年間大賞になったのは、「神ってる」。
 トップテンに入っている言葉は、
・聖地巡礼
・トランプ現象
・ゲス不倫
・マイナス金利
・盛り土
・保育園落ちた日本死ね
・ポケモンGO
・(僕の)アモーレ
・PPAP

 だそうです。ユーキャン新語流行語大賞より。

 この大賞になった「神ってる」は、そんなに流行っているのですか?
 今朝のCBCラジオでもリスナーさんがメール送られていましたし、話題になっていましたが、そんなに流行っているとは思えないのですか。
 野球由来で、広島カープの快進撃だそうですが、いくら私が野球に関心が無くても、一度くらい耳にしていたと思いますが、確かに「神」という言葉は見聞きします。
 それは主にネット上のことで、某チャンネルでは、優れた行いをすると「神」と讃えられます。

 今朝のラジオ番組でも言われていましたけど、、この新語・流行語大賞の選考委員には、野球が大好きな方がいらっしゃるはずと。
 昨年の新語流行語大賞の「トリプルスリー」も野球由来だそうで、いまだに何のことか分からずにいます。このことは弊ブログでもまとめました。

 今年のトップテンに入った言葉で、「盛り土・保育園落ちた日本死ね・ポケモンGO」は何のことか分かります。
 「盛り土」は「もりど」ですね。東京中央卸売市場の豊洲埠頭の移転で何度か「もりど・もりど」と耳にして、「盛土」は元来は「もりつち」と読むので、おかしいと思いましたが、工事方法の名称だそうですね。別の所から土を搬送して高く盛ること。これの対になる言葉は「切土(きりど)」。
 「もりつち」の「盛土」は、工作物の名称。すなわち築堤など、土を盛って(盛り土して)造った土の堤が「もりど」です。
 「PPAP」は最近やっと分かりました。ピコ太郎というのだそうですね。ピコなので余程小さいかと思ったら、そこそこの身長。

 「保育園落ちた日本死ね」は、いかにも2チャンネル的文体ですね。
 一般にはこの「死ね」の部分が強烈すぎて批判気味ですが、2チャンネルの文体をスルーできる者にとっては何でもないです。
 この保育園落ちた方のブログを実際に拝見しましたが、弊ブログのようなブログ名が無く、匿名ブログ、つまり2ちゃんねるのようなノリのブログ。
 不思議なのは、そんな匿名ブログなのに、何処の誰が発見して、パァーと広まったのだろう。
 私のこのブログでも、道路交通安全の意味で、自動車など車両は横断歩道で「絶対一旦停止」などといささか過激なことを書きましたが、全然噂にもなっていないです。

 最後に、新語流行語大賞の選考委員ではありませんが、人の常識は必ずしも誰でもが共通する常識ではありません。
 ポケモンGOも、スマホを持ち、ポケモンGOのゲームをインストールして実際にプレイされている方は、ポケモンGOも、ゲームに出てくる名称は当たり前のことですが、私を含めて、やっていない方は当たり前ではありません。
 私は、自動車運転免許を持たず、何処へ行くにも、徒歩・バス・鉄道なので、人様は信じられない顔をされますが、これが当たり前になるとなんのこともないです。

 誰でも野球に関心があるわけではありません。
 つまり人は、それぞれの感覚が規範となるので、その規範感覚が大きく幅広い現状では、一様な新語流行語は選べないし、選び決定すべきではないと思います。年末の風物詩ではありますけど。

スケボーで花壇がかわいそう

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 神戸新聞web版、明石地区版からです。Yahooのトピックにもあり、新しく整備されたばかりの明石駅前広場の花壇が傷ついているそうです。
記事:明石駅前広場、オープン早々花壇に傷 市が対策へ

 えっと、花壇そのものではなく、花壇の周囲のことですね。
 1日にオープンしたばかりの明石駅前広場、その夜には早速のスケートボード(スケボー)に興じる若者がいたということで、その連中がジャンプなどで花壇の上に載ったりして傷つけたらしいです。
 このため市(明石市)では対策を考える、ということですが、どのような対策が施されるのでしょうね。

 弊ブログ読者の中には、スケボーされている方はいらっしゃいますでしょうか。少々過激なことを書きますので、いらしたら、恐れ入りますが他のページへ行かれてください。
 私、このスケボー、とても迷惑に感じています。
 この新しくオープンした明石駅前のような光景、名古屋能楽堂の前庭でも繰り広げられています。
 名古屋城管理事務所の管轄範囲ですが、名古屋能楽堂の前提は御影石を敷き詰め、花壇も御影石造り。
 そこをスケボーの連中が、載ったままジャンプする技術を磨いているのか、花壇に乗り上げるのですね。
 おかげで花壇の御影石の角は取れたりして、さらにここを歩いていても、スケボーが流れてくるような恐怖感があります。
 一応「たてまえ」では、スケボー禁止、などといった注意書きが出ていますが、こうした「若者」は「馬鹿者」なので、文字なんぞ読めやしません。
 こうなったら公権力で制限を与えたいですが、誰かスケボーでけがをしないと行政は動かないなのだろうか。

 栄のセントラルパーク地上公園もスケボーはすさまじいものがありました。今は知らないです。
 セントラルパーク地上公園は、煉瓦を積み上げた花壇。これにスケボーで乗り上げるので、花壇の煉瓦の角は削れてしまっています。
 しかしスケボーから落ちて、スケボーが流れる場面をよく見ます。
 そんな連中でもでも一応は気を付けているそうですが、そんな遊びに興じる連中の気を付けるは限度があるので、いつ流れスケボーが襲ってくるか恐怖ですね。

 スケボーは指定された区域内でやればそれはそれで立派なスポーツですが、こんな公衆の中でやるのは迷惑千番です。
 ここは公権力でもって規制・取り締まりを与えたいものです。

 名古屋能楽堂を背に、加藤清正公像。この近くでスケボーに興ずる連中が多いです。


 このようなベンチのあるところも、スケボーのジャンプ練習に。

本当にブレーキ故障だったかもしれない

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 昨日は、九州福岡県福岡市の病院に自動車が突っ込み、多数の方が亡くなられたり怪我されたニュースがありました。
 中日新聞にも記事がありましたが、スキャナ取る元気がありませんのので、web版リンクで済ませます。
記事:>病院に突入直前、車2台よける 福岡のタクシー暴走事故

 中日新聞web記事は、数日経つと削除されるので、後日スキャナ画像に差し替えることにします。
 この悲惨なニュースの続報ですが、報道を見聞きする限り、本当にブレーキが利かなかったのかもしれません。
 車種の名前は分かりませんが、ハイブリッド車、制動(ブレーキ)はモータの回転に逆テンションを与えるような、鉄道車両でいう電気ブレーキのような構造だったそうです。
 これで、ピン!ときました。この運転者は「ブレーキが利かなかった」ということですが、報道では何となく信じられない、嘘っぽい内容なニュアンスで伝えていますが、電気ブレーキということで、あくまで私の推測ですが理解できます。

 というのは、以前に弊ブログで書きましたが、ハイブリッド車の中には、駆動するモータの発電作用でブレーキを利かせる構造の車両があり、いわゆる鉄道車両で言う「純電気ブレーキ」と呼ばれる構造のもの。
 これが瞬間的にきかなくなるためリコールの対象になり、そこで自動車にも電気ブレーキがあったことを知るきっかけとなった記事です。
 2010年2月4日記事「自動車にも電気ブレーキがあった・プリウスのニュースで

 鉄道車両の電気ブレーキは三種類あり、モータの発電作用を負荷として抵抗器に流してやるのが「発電ブレーキ」、モータの発電力を架線に流して、他の電車の負荷に与えるものを「回生ブレーキ」、モータの回転数自体を制御してやるものを「純電気ブレーキ」と呼んでいます。
 いずれも発電作用が失効する場合があり、その場合は直ちに空気ブレーキが作動するので、実際の列車運転の現場では何ら問題は起こりません。
 編成中のモータの一個や二個の電気ブレーキ作用が失効するのは比較的多くあることですし、そもそも電車列車は全車がモータが付いている車両ではなく、モータの無い車両もあります。モータの無い車両は、当然ながら空気ブレーキです。
 なので電車列車の電気ブレーキが故障でブレーキが利かなくなることは、基本的には無いですが、自動車の電気ブレーキは、自動車は車軸は無かったですね、ということは後輪の二つのモータを制御する一つの制御器になりましょうか。
 この制御器のブレーキ作用が失効すると・・・、ブレーキが全く効かなくなることが考えられます。

 ちなみに鉄道車両の場合、故障しても安全側へ故障する(壊れる)ようになっていますので、電気ブレーキが故障したら、空気ブレーキが立ち上がる、その空気ブレーキが故障したら、そもそもが電車は雨動かない、という構造です(フィルセーフの考え)。
 なので、鉄道車両の電気ブレーキが故障しても、表面化はしません。
 ただ本当に壊れたら、検修担当が大弱りになりますが。

 自動車の電気ブレーキが故障したら、サイドブレーキを引くしかないでしょうね。
 ブレーキ制御の二重系で油圧や空気圧併用であればいいのですが、自動車の構造は詳しくないです。

 しかし今年は自動車の暴走の結果、悲惨な事故となったことが多く目立つ年だなと思います。
 弊ブログでも、記憶している限り三回書きました。
 1月の長野県軽井沢町でのバス速度超過の事故に始まり、
 2月の大阪市北区での暴走事故、2月28日記事「今こそ全自動車に自動作動のブレーキを取り付けたい
 5月の神戸三宮で暴走事故、5月4日記事「神戸三宮で自動車暴走
 記事にはしませんでしたが、横浜の事故以降、なぜか同類の事故が続き、昨日の福岡の事故。
 ツイッターにも今年はこんな事故が目立ったと、ツイートしましたが、特に反応はありませんでした。

一方的な策(柵)は一面では大きなバリア

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 名古屋市千種区の星ケ丘、東山通から名東本通が分かれる三叉路に挟まれた三角地帯に、ガスト、マクド、YAMADA電機がある一角があります。
 ここURのアーバンラフレ星が丘になるのだろうか、先日、東山植物園散策の後、YAMADA電機へ行くべく、ここへ訪れました。
 グーグルマップの空中写真から、こんなところ。


 名東本通の歩道橋を渡り、一旦地上の歩道におりて、この敷地内にいざ入ろうとすると、こんなバリアな柵。


 鎖で塞がれているか、このような柵で中へ入りにくくなっています。
 目的はすぐわかります。
 自転車の進入防止。

 普通の健常な方だと、体をくねらせてさっと中へ入れますけど、私のように、いささかな障害があると、とても通り難い。
 地下鉄の出入口階段に続くところはこの通り。

 
 柵が無い部分は、この通り鎖で塞がれています。


 意地にでも自転車は中へ入れさせないぞ、という意思。
 しかしその結果が、とても大きなバリア。
 誰もが健康な人ばかりではありません。
 この一角は、どこが管理者なのだろうか、URなのだろうか。名古屋市だろうか。
 これはちょっとおみやげ持参で訪問に行かねばなりません。
 自転車進入をさせない策のための柵が、あまりにも「自転車進入防止」の一点だけで、他の状況にあまりにも配慮が無く、不親切且つ残念に思います。

 さて、買い物を終えて、YAMADAから出て広場の階段を降りようとすると、あれれ、手すりを辿っていく部分に幟旗。
 全く、手すり使用者のことを配慮されていません。不親切極まりない発想。


 さらに地下鉄階段へ降りようとする口の柵、間を埋めるように、追加のポール。意地を感じます。


 これ以前から知っていましたが、星ヶ丘から金山駅を経て自宅へ帰る途中にある電機店は、このYAMADA電機だけなので、どうしてもここへ寄ってしまう結果となります。
 金山駅に電機店があればいいのですが。

東山動物園で鳥インフルエンザの疑い・休園も検討

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 中日新聞記事からです。このところ、家禽が鳥インフルエンザに感染したというニュースがありますが、東山動物園で飼育されている鳥類の中で、死んだコクチョウから鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出たとのことです。
記事


 昨日、近くの大学の先生がツイッターで、近所の東山動物園で鳥インフルエンザが出たらしいとのツイートをして、カラスが飛んでくるので、そのフンにウィルスが付着していやしないか、などとツイートしておりました。
 その時点(昨日夜)では、こんなニュースは知りませんでしたが、今朝になり大学上空をヘリが飛んでいると。
 さらに、千種区北東部の住宅地(おそらく自由ヶ丘)にお住まいの方が、同じく朝からヘリの音がうるさいとツイート。
 いずれも東山動物園で鳥インフルエンザ陽性反応の、上空からの撮影ヘリコプターが旋回飛行していたものでしょう。

 東山動物園。最近はこのブログでは、ブログ記事の棲み分けを図り、東山動植物園散策記事は、アメーバブログの方へ移しました。こちらブログGooに移行した際に、とりあえず、ということでリンク設定をまだやっていないまま二年ほど経過していますが、アメーバのブログでは、ほぼほぼ(今年の辞書掲載の新語ですね)毎週通い、ブログに載せております。
 よろしかったらご覧ください⇒mitake小径回り途

 鳥インフルエンザの陽性反応が出たコクチョウは、動物園正門入って直ぐのところにある胡蝶池にいたもの。
 ここは普通に池があるところなので、野生の鳥がやってくるので、その外から飛来したきた鳥から感染したものらしく、東山動植物園は広い園内、野生の鳥がよく飛んできます。とすると、ほかにもウィルスが浮遊している疑いもあります。
 尤も、ウィルスの段階では人には感染しないそうですが、ウィルスの変種が現れると、どうなるか分かりません。

 当面は胡蝶池と、鳥の展示施設である、バードホールと、小鳥とリスの森を閉鎖して、園の入退園時に消毒マットを踏むように、ということで営業を続けるそうですが、確定の場合は休園も検討ということなので、とても気になっています。
 バードホールは、最近に改修して新規オープンしたばかりなのに、残念。


 しかし、本当に休園に至ったら困るなぁ。植物園の定点観測しているところがあり、その推移を見るのも楽しみにしています。
 仮に休園の場合は、動物園だけを休園・閉鎖とするのか、植物園を含めた全園を休園とするのか、後者なら、年パスの有効期限を休園期間分だけ延長してほしいな。
 でも今、所持している年パスは、スカイタワー共通の年パスなので、動植物園分だけ有効期間延長、なんてできないだろうな。ハァ困った。

 動物園内はいろんな野生の鳥が飛んできます。
 ふくろうの仲間、アオバズク。


 アオサギ。


 さらに写真には撮っていませんが、カラスはそれはもう大量に飛んできます。
 夕方には古代池の辺り、空が暗くなるほど、それは怖いくらいに飛んできます。
 その古代池には、フラミンゴがいて、その餌やリが夕方にあるので、それをめがけてカラスの一群がやってきます。


 東山動植物園は、来年開園80周年です。
 80周年事業を幾つか計画している目前にして、この問題。
 これまでにも鳥インフルエンザが流行った頃は何とか乗り切ってきましたが、今回は早かった。
 靴などに付着している、色々なウィルスが鳥インフルエンザウィルスとで、どのような変異を起こすのかは分かりませんので、消毒は必要です。私の場合は、加えて杖にも。

 何とか、これ以上の大きな問題とならないよう、収まってほしいところです。

北陸新幹線は小浜-京都-京田辺案で調整

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 京都新聞web版記事からです。何度か書いている北陸新幹線の敦賀以西のルート案では結局、小浜-京都-京田辺のルートで最終調整されることになったそうです。
記事:北陸新幹線「小浜-京都-京田辺」に 与党委、最終調整

 記事からルート案の画像を拝借しました。


 小浜市から真っすぐ南下して京都市の京都駅、さらに真っすぐ南下して京田辺。
 こちらでも改めて地図を見ましたが、京都から大阪へ、京田辺を寄っても、さほど回り道ではないですね。
 同志社大学もあり、関西文化学術研究都市の京田辺を考えると、新幹線の高速鉄道があっても良さそうです。
 京田辺は、高速バスも通っております。


 個人的に思いますが、なかなかいいルートだと思います。
 最初は、京田辺に寄るのは、些か回り道な感じがしましたが、ちょっと横に振れるだけで、関西文化学術研究都市のウェイトを考えると、なかなかいいいですね。
 ただ京田辺から東京へ向かおうとすると、北陸新幹線で乗り換えなしで行くより、京都駅で東海道新幹線に乗り換えた方が早そうな気はします。
 敦賀~京都間の米原ルート案は、米原駅で東海道新幹線に乗り入れる計画だそうですが、それが回避されただけでも小浜ルートは、小浜市周辺の発展を考え、中々良いルートだと考えます。

 しかしそうなると並行在来線問題が出てきます。敦賀~小浜間は、単線の小浜線が完全並行します。
 さらに日本海縦貫線として、北陸本線の敦賀以南、さらに湖西線も大きな意味では並行在来線になります。
 そしてさらに京田辺経由になると、奈良線の一部間で並行しますが、さすがに湖西線も奈良線もアーバンエリアの都市鉄道なので、新幹線建設スキームの平行在来線として、JRから切り離すことは無かろうと思います。

東山動物園の鳥インフルエンザ続報

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 鳥インフルエンザの発祥が見つかった東山動物園、日常訪れているばでもあり、最大の関心事。
 弊ブログでも7日に、新聞記事を基に書きましたが、その続報です。

 12月7日夕刊記事。


 12月8日朝刊記事。


 本日9日の報道では、陽性となったコクチョウと同じエリアにいた他のコクチョウ10羽を簡易検査したところ、いずれも陰性と判断され、いまのところは拡大していないようで、まずは良かったところです。
 こうした鳥インフルエンザ発症が見つかった場合は、周辺の家禽(かきん)や卵の移動が制限されますが、周辺には名だたる養鶏場は無く、その点では大きな影響は無いと考えますが、動物園ゆえ、展示と種の保存を目的としており、他の家禽同様殺処分はできませんし、新聞記事によれば殺処分にする必要も無いとのことです。
 その点では、今のところは良かったですが、やはり今後の推移が気になります。
 9日のテレビニュース映像では、ペンギン舎の池が全て網がかけられており、野鳥は飛んで来ないようにしてありました。

 動物園の鳥類展示は、正門入って直ぐの胡蝶池に、今回鳥インフルエンザが見つかったコクチョウ、シマウマのそばの古代池にフラミンゴなど数種類、キリン舎と同じところにダチョウ、コアラ舎の横から奥に入ったバードホール(孔雀など多数の鳥類が放展示)、子ども動物園にガチョウ(アヒル?)、小鳥とリスの森に小鳥数種類がいます。
 バードホールと小鳥のリスの森は閉鎖し、ペンギンは前述の通り、池の上に網をかけて、古代池と胡蝶池の鳥は屋内退避(隔離)としているそうです。

常磐線・東日本大震災不通区間が復旧開通

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 マイナビニュースからです。2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の津波被害で不通だった常磐線が本日、一部区間線路移設で復旧開通しました。
記事:JR常磐線相馬~浜吉田間5年9カ月ぶり運転再開 - 移設された新ルートを走行

 今回復旧開通した区間は、相馬駅~浜吉田駅間。この間で、新地駅の少し南から浜吉田駅の少し南の間は内陸側に新しく線路を敷設して、つまり軌道中心位置を変更して復旧開通しました。
 新地駅は、海岸に比較的近く、何年かまえの交通公社全国版大型時刻表の表紙にもなっていました。
 そんな地形なので、津波には襲われやすい地形でありました。

 その新しく移設した線路は、ほぼ全線が高架構造で、これは新しい鉄道線路の構造規則で、既存の道路とは平面交差が禁じられているのもありますが、今後同様の地震津波があった場合でも線路は流されない、ことを意識しているのではないかと思います。
 線路と駅の移設で、営業キロ数が変更となりますが、これは来年(2017年)春に予定されているダイヤ改正に合わせて実施とのこと。

 今回開通した区間は、地震津波による被害区間でありますが、まだ他に福島第一原子力発電所事故による放射能汚染による帰還困難区域のため、不通となっている区間があります。
 竜田駅~小

東山動物園がとうとう閉鎖・休園

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 園内で飼育してる鳥(コクチョウ)に鳥インフルエンザの陽性による死亡が発生した東山動物園。
 その後も別の鳥(シジュウカラガン)が、動物病院で隔離していたものの、死亡したことで、本日12月10日(日)から当分の間動物園エリアと植物園エリアの一部を閉鎖することになりました。
東山動植物園閉鎖エリア図報道発表(PDF)

 動物園エリアは、本園と北園の全て、植物園エリアの一部とは、南園と称している花園橋から南の子ども動物園のあるエリア。

 しかし憂慮したことにとうとうなってしまいました。
 休園だけはなんとか避けたかったところですが、防疫の面ではやむを得ないところです。
 私が行くのは植物園ですので、今のところは大きな影響はありませんが、地下鉄東山公園駅と植物園の間は、動物園縦断ルートと称して、間の動物(トラとニホンカモシカ)が私を見知ることになり、それらと顔を合わせるのが楽しみとしておりました。
 個人的な点では、そんな感じですが、動物園は教育施設でもあります。子供たちがかわいそう。
 今は冬で、そう多くはないですが、寒くても子供は元気、動物園は子供たちでにぎわっています。
 それが今日11日からはいなくなるわけで、子どもたちもかわいそうですが、動物たちもかわいそう。
 動物園の動物たちは、あれで結構来園者を見ているものです。
 その例が私に懐いている、トラとニホンカモシカです。

 こんな時に超個人的なことを書くと、とりあえず植物園は入れますので、年パスは無駄にはならずに済みます。
 植物園も休園になったら、有効期間の延長を求めたいところでした。

 ところで、防疫の点ですが、最初に見つかった鳥インフルエンザの陽性であったコクチョウは、動物園正門入って直ぐの胡蝶池にいました。
 報道(テレビ)の映像を見ると、胡蝶池の周りに石灰などを撒いて消毒していましたが、この胡蝶池に隣接して民地があります。マンションが建っていますが、動物園内でさらに死亡した鳥がいた池までの距離よりも、このマンションの方がはるかに近いです。
 鳥インフルエンザウィルスは、動物園の境界なんぞ見えませんし関係無いです。距離的な問題ですので、この隣接地の防疫は大丈夫なのかな?とふと思ったりします。

 それと、今日から動物園は休園することになりましたが、今度再開する時期が難しいです。
 どのタイミングで安全とするか、その見極めは極めて厳しい判断になりそうです。
 大きな問題になってしまいました。

東山動物園鳥インフルエンザ防疫措置は園内のみ

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 既報の通り、東山動物園で発生した鳥インフルエンザ。12月10日にさらに別の所で飼育されていた鳥が死亡し、この死因に鳥インフルエンザ感染が疑われるため、防疫措置を強化するため、11日から動物園部分の防疫措置を強化するため閉鎖・休園することは弊ブログでも書きました。
 11日、植物園へ行きました。星が丘門から入園し、園内のいつも観察するところを回って、植物園門から退出。
 その様子は、Amebaのブログにまとめてあります。⇒こちら

 その昨日、植物園門を出て、名古屋市道を名古屋大学方面に歩いたわけですが、途中、東山総合園事務局の前を通ります。
 動物園は厳重なる防疫措置を行っている、ということで、この総合公園事務局も事務所建物前の広い前庭部分が閉鎖され、迂闊には絶対に入れないようにしてありました。
 11日の弊ブログ記事の通り、最初の鳥インフルエンザが発症した鳥がいた胡蝶池は正門入ってすぐのところで、すぐ裏は民有地で住宅が建っています。
 しかし、その胡蝶池から少し離れた、別の池で飼育されていた鳥が、鳥インフルエンザ感染が疑われたため、動物園部分を完全閉鎖して、防疫活動を行う職員以外は絶対に入らせないようにしていますが、素朴に思うのは、鳥インフルエンザは動物園敷地境界は関係ないと思うんですね。
 グーグルマップの空中写真から、鳥インフルエンザが発生した鳥がいたところの位置関係です。


 最初に発見されたコクチョウは、正門はいってすぐの胡蝶池にいました。
 この画像の通り、裏は狭い道路を挟んですぐに住宅地です。
 直線距離では、二番目に見つかった古代池より、隣地の住宅の方が近い。
 今回の防疫措置は、動物園部分だけで、直線距離で至近場所は特になんの措置が行われていないのは、素朴に「これでいいのだろうか」とは思います。

 12月11日の新聞記事です。11日の弊ブログ記事は、朝刊到着前、真夜中にツイッターで動物園閉鎖を知って直ぐにブログにまとめたものです。




 殺処分も示唆、とあります。これは絶対に避けねばなりません。戦時中は軍の命令に反して、ゾウの命を守った東山動物園です。ここで鳥の殺処分を行えば、貴重種もおり、教育施設の一面もある動物園、絶対に行ってはなりません。

 動物園の上池門。しっかり閉鎖されています。


 市道から見える人のいない動物園。せっかくの日曜日なのに・・・。


 植物園星が丘門でも、消毒マットを踏んで入園です。


 余談ですが、植物園は、まだ紅葉が楽しめました。


 夕方の各局ニュースによれば、動物園から鳥インフルエンザの陽性反応が出た検体から、高病原性H5N6亜型が検出された、との発表があったそうです。
 年内の再開は無理で、早くて1月上旬とのこと。
 毎年1月2日は、動物園内の動物会館と、植物園内の植物会館で尾張万歳の公演が行われていましたが、来年(来月)は、ほぼ無理となりました。

防滑対策

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 ツイッターの情報で知ったことです。不特定多数が利用する建物の床面が、雨の日など、水分が付着で滑りやすくなり危険な床の対策が広がっているとのことです。
ANNニュース:「床の防滑」店舗や企業で急増 しっかり調べて対策(動画あり)

 動画のニュースでは、滑り測定器なるもので、床面の滑りやすさを測定し、床材を張り替えるなどして、滑って転倒する事故を防ごうというもの。

 床が滑りやすい、というのはとても危険です。
 前へ倒れればまだ対処のしようがありますが、後ろへ倒れれば、後頭部を打つことになり、場合によっては命の危機にもなります。
 こうした転倒は、基本的には自己責任の分野ですが、あまりにも滑り易い床材であれば、建物所有者の管理責任にもかかわります。

 床材は、高級感を出すために、大理石のピカピカ、鏡のように反射する建物もあります。
 たしかに見かけは高級そうで立派な感じですが、雨の日だけでもなく、普段でも滑り易そうな感じも。
 実際に靴の底面の素材によっては、滑りやすいことがあります。

 なにもバナナの皮が落ちていなくてもツルッとするような床材。
 見かけの豪華・高級感よりは、堅実に、しっかりと足元がつかめる床材でありたいものです。

 個人的なところで、今は小生、杖の補助で歩いています。
 たまにあるんですね。杖をツンと床に突いたら、滑ること。
 上体の重力を右腕から杖につたえていますので、迂闊にいると危ないです。
 杖が滑るということは、足元も滑る恐れ。
 慎重に、慎重に、アイスバーンの上を歩く要領で、歩幅を短く、かかとから足を着けない。
 こういう時に、寒冷地を歩いた経験が役立ちます。

世の中にはこんな大馬鹿者(愚か者)がいたものだ

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 既に報道等でご存知かと思い、あえてニュースソースは出しませんが、コンビニの店頭で販売しているおでんの容器の中に、指を入れて「ツンツン」とか言い、さらにこの様子を録画して投稿サイトに投稿する、大馬鹿者がいて本日、愛知県警に逮捕されたそうです。
 昨日、webのニュースで初めて知り、さらにテレビの報道番組でも取り上げられ、映像が公開されていました。

 しかしこんな馬鹿が世の中にいるものですね。世の中、利口より馬鹿が4倍多いことは存知ていますが、最高峰に馬鹿ですね。
 販売用のおでん什器の中に指をいれ、浮いているおでんの具材をつついていたのだろうと思います。しかも「ツンツン」という音声を残して。
 さらにこの馬鹿男、この様子を見た者が大騒ぎしていることに優越感を抱き、「話題に上がってます」とか言っているらしい。
 昨日の報道では、こんな馬鹿がいたことだけしか分かりませんでしたが、このコンビニというものが愛知県内の店舗。
 この馬鹿男も常滑市に住所だそうで、さらに呆れます。

 こんなことわざわざブログにまとめるほど価値があることでは無く、こんなのに関わっていては私も同質かもしれませんが、私が思うのは、こうした馬鹿は世の中にまだまだいるわけです。
 どこかに閉じこもっていればいいのですが、こういう馬鹿が自動車を運転し、外に出られると思うと、おちおち歩けません。
 こういう馬鹿は精神的に病んでるとも言えますが、そもそもの規範意識らして、おかしいです。
 webの普及で、誰でもが発信し、さらに注目される機会が多くなりました。
 批判を批判と受け止めず、話題に上がっているだけで大喜び。
 ある意味、現代病かもしれません。

 こうしたものは、ツイッターでリツイートの形で動画を目にしていますが、今回のこのツンツン男は、ツイッターでは幸いなことに、動画がリツイートされず、目にしませんでした。
 なので、Youtubeで検索したら、ありましたわ。
 あまりにも馬鹿らしく、皆様の貴重な時間を取ってまで見る価値はありませんので、URLは省略します。
 実際の顔も写ってまして、多くを語る必要はありません。馬鹿なやつです。
 この者にもご家族がいるでしょうけど、それを思うと気の毒すぎます。

カジノ法案は反対です

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 既に各方面のマスコミで報道されていますので、ニュースソースは省略です。東山動物園の鳥インフルエンザ発生の中で、国では大きな動きがありました。
 IR法案、またの名をカジノ法案とでも言うそうで、これが国会で可決されたそうです。

 カジノ、早い話がバクチですね。私、博打だとか賭博だとかギャンブルには全く興味が無いどころか大嫌いなので、このカジノ法案は反対です。
 しかし政府が言うには、単に民間に博打場を認めるのではなく、IRとは「Integrated Resort」複合型集客施設だそうで、リゾート施設の一環らしいです。
 すなわち、例えばですが、11年前に愛知万博が開かれましたが、万博という期間限定ながら集客施設。その中でアミューズメント施設の一つとしてカジノ場を設けて、更なる集客を図り、地元経済効果を高める、というものらしいです。

 その部分だけを聞けば、尤もな感じはしますが、早い話がやっぱり博打容認です。

 二つの意味で反対です。
 一つは前述のとおり、博打自体が嫌いであること。単に博打だけではなく、射幸心を煽る風景などケバケバしいイメージがあるので、風紀的にも大嫌いです。
 二つ目は、カジノを行える場として、リゾート地。韓国の事例を出されていましたが、韓国のカジノはあそこ確か内国人(すなわち韓国の人)は入れなかったと思います。
 外国人旅行者を誘致し、中で遊んでもらい、お金を落とす、という趣旨だそうですが、日本国内に日本人は出入り禁止の施設ができることが、そもそも嫌です。

 このIR法案、維新が妙に力を入れているそうですね。
 維新、おおさか維新ですか。M知事がトップ。
 このMが激しい口調で、民進党を罵っていました。経済活動には無くてはならない、とか、反対する奴はアホだとか。
 このMは、警備の補助で沖縄に派遣された警察官が「土人」発言した際に、非難するどころか、「ご苦労」などと言った奴です。
 まぁ、立場上あのように言わざるをえなかったとは思いますが、あの発言で維新はほんの僅かですが、期待する面もありましたが、今や完全に維新大嫌いです。大阪都構想は、維新には反対であるものの、都構想だけは賛成な気持ちでいましたけど、これも今や怪しいものです。
 大阪としては、北港南地区、いわゆる夢州(ゆめしま)が2008年大阪オリンピックを当て込んで埋め立て造成したものの、オリンピックは開かれず、その後埋立地は殆ど利用されないまま、荒れ地として放置されています。
 そこで大阪万博計画が浮上し、会場をこの北港北地区の人口島にしたいという構想で、これにIR、統合型リゾートを開こう、という意思だそうです。


 私が嫌いな言葉の一つが、経済成長。
 もちろん経済は大切です。しかしこれは手段であって目的ではありません。
 経済とは「経世済民」の略語。世を治め、民を救うの意味で中国由来の言葉だそうです。
 あくまで、世の民のものであって、成長戦略だけではありません。
 人(民衆)の存在を忘れた経済は、経済ではなく、ただの金儲けです。
 カジノ、賭博って、誰かが負けてそのお金で買った人の懐に入るわけですね。
 その負けた人のお金で経済が潤う、というのは、事の本質が逆転しています。

 IR法案は通ってしまいましたが、私の中では今後もカジノは反対でいきます。

 グーグルマップの空中写真から、夢州(ゆめしま)。左の舞州とは、橋で、右の南港咲州とは海底トンネルで結ばれています。

コンセッション方式

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 本日、お昼のテレビ番組を視ていたら、東京オリンピックで会場をどこにしようという問題で、水泳競技場において当初計画通りの江東区有明で建設が進められることになったものの、オリンピック後の運営問題で、「コンセッション方式」を導入して、民間に運営権を与えて、運営していただく計画、ということを伝えていました。
 ん?新しい言葉。「コンセッション方式」。番組での説明では、公共施設の運営で、期間を限定して、完全に運営権を民間に譲渡して、その民間の看板で運営するのだそうです。
 利用者から受け取る利用料なども、運営する民間事業者にまるまる入るもの。
 施設を保有する公共団体は、運営を希望する民間に期間限定で運営権を販売する形で、その時点で多額の費用が入る、ということだそうです。

 そんな話で、類似の例で、指定管理者とかPFI事業とかありますが、どう違うのだろうかと思い、調べてみました。調べるって、検索しまくっただけですが。
 コンセッション方式とよく似たものがPFI(Private Finance Initiative)で、公共施設の建設・維持・運営に民間の経営資本・能力を投入して実施する方式。
 公共団体よりも民間の知恵や発想、資金力を導入して施設の建設・運営を行おうとするもので、近年では少し前に閉鎖された名古屋港イタリア村がこのPFI方式で進められました。

 このPFIとコンセッションと大きく違うのは、事業の経営主体がコンセッション方式では民間事業者が経営主体となるものだそうです。
 一方、PFIはあくまで公共団体が経営主体。
 そのため、コンセッション方式では、民間事業者が事業主体となるため、経営の自由度が高まり、創意工夫が大きく寄与できるとうもの。

 名古屋市における例としては、名古屋港イタリア村がPFIの他、かつてのランの館は指定管理者制度によるもの、今の久屋大通庭園フラリエは、はっきりしませんが運営者に一定の費用が支払われていることから、指定管理者制度によるもののようです。

原発廃炉と賠償費用を国民負担へ?

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 複数のニュースからですので、ソースは省略しますが、東京電力旧福島第一原子力発電所の放射能放出事故の賠償費用及び廃炉費用を国民負担にするそうです。
 そのスキームは、原発を持つ電力会社が原発事故後、設立された原子力損害賠償支援機構に、一般負担金として支払い、この一般負担金は電力料金に上乗せされるものだそうです。
 さらに発電はしないものの、新電力事業者も、送電の費用に上乗せされるため、末端の電力料金に転嫁されるそうで、結局は国民負担なのだそうです。
 なんだかねぇ。
 政府が言うには、電力によるサービスを受けているので、本来原子力発電のサービス代償なのだそうで。

 取れるところから取ろうという精神なようです。
 この国民負担にすると、原発事故避難者からも徴収する形ですね。

 旧福島第一原発の事故賠償と廃炉費用は、はるか兆の単位になり、東京電力(株)だけでは支払い能力を超えてしまうので、このようなスキーム。
 こうした場合は、会社清算してでも支払うことになりますが、東京電力という電力会社なので、会社清算するわけにもいかず、政治的な配慮が動きます。
 こういう所、電力会社は立場が強いわけです。
 世の中、何をしようにも電力のおかげ。こうしてブログで発信できるのも電力です。

 このような国民負担、旧国鉄の長期債務返済スキームにもあります。
 分割民営となったJRでも本州三社に債務の一部を移行し、それ以外は国鉄(日本国有鉄道)を改組した国鉄清算事業団で土地売却などで処理し、返済に充てるというものでした。
 実際には、清算事業団の土地売却は、バブル経済の頃で、土地売却監視区域ともなり、売却が思うようにいかず、清算事業団の解散の際には、鉄道公団(旧鉄道建設公団)に移し、それでも返済できない分は国民負担という形になり、現在も継続中です。
 この国民負担は、たばこ特別税という税制を設立し、国鉄と同じく長期債務にあえいでいる、国有林野事業特別会計の負債に充てるというもの。
 タバコ一箱数十円ですが、広く薄く負担をかけている形です。
 タバコに税をかけるのは、いかにも安易な発想です。

 原発の廃炉と賠償費用の負担の話題を聞くたびに、この国鉄長期債務のことを思い出します。
 さらに、2020年東京オリンピックの開催に必要な総費用のうち、組織委員会の収入となる5000億円を超える分が2兆だとか3兆だとかになるそうですが、その分を東京都若しくは国に負担を求めたいというものだそうで、だとすると、また安易に民に負担を押し付ける発想です。

JR東海金山駅でホーム柵ドア設置へ

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 中日新聞12月4日記事からです。JR東海の在来線、東海道本線金山駅でホーム柵とドアを設置するすることになったそうです。
 この頃、頭がテンパっていた時期で、スキャナを取っておらず、web上のリンクです。
記事:東海道線金山駅にホームドア設置へ JR東海、在来線で初

 金山駅は、中央本線ホームと東海道本線ホームが離れていますが、東海道本線ホームに設置なのですね。
 一日の乗降人員が10万人以上の駅に設置するのだそうで、名古屋駅と金山駅がこれに該当。
 ホームドアはロープの昇降式と、従来型ともされる扉両開き式がありますが、両開き式を導入するとのこと。
 車両の扉位置が同じなため、両開き式が導入できる、ということです。

 この記事を見た際、すかさず思ったのが、東海道本線ホーム全てに、そんなホーム柵が設置できるのだろうか?と。
 上りホーム(3番線)は階段部分のホーム端との距離がとても狭く、今はこの部分では列車を待たないようにされています。
 その様子を名鉄ホームから写してきました。

 これだけ狭いので、普通に列車を待つ人が立つと、通る人に邪魔なので、この部分は降車エリアとして人は立たないようにとされています。


京都市・上賀茂西賀茂地区の京都バス運賃均一化と定期券共通乗車へ

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 京都新聞web版で最初知ったことですが、来年3月から京都市に本社を置き、京都市の洛西と洛北地区を運行する京都バス(株)の路線のうち、京都バス運賃区間として対キロ区間制である洛北地区の
 既に記事は抹消されたので、リンクはありませんが、洛北の調整運賃区間(早い話が整理券による多区間運賃)の上賀茂・西賀茂地域を市内均一運賃制にすると共に、この地域での京都市営バスIC定期券を京都バス路線でも共通に使用できるというものです。
 京都市交通局からのお知らせ:「上賀茂・西賀茂地域」への均一運賃区間拡大
 京都市交通局と京都バスの連名でのお知らせ:均一運賃区間の拡大及びICカードによる利便性向上策の開始について(pdf)

 これにより、京都産業大学が均一区間エリアに入り、京産大へは好きなバスに乗れて、便利になり、さらに運賃が下がります。
 京都市交通局での均一化エリア。


 京都バスでの均一化エリア。

 記事主題本質ではないですが、この図の路線で、左端の方、高橋などを通るバス系統は、出入庫系統で、なんと一日一往復だけ運行のマイナー路線です。

 市営バスの北3系統と、京都バスの36系統が京産大への系統。
 さらに堀川通の北大路から北へは、市営バスより京都バスの方が運行回数が多い状況。
 しかし、京都バスへは市営バスの定期券では乗れず、到着した京都バスを見送る場面をよく目にしました。
 これも来年3月からは、市営バスの定期券でも京都バスに乗れるようになります。ちなみに敬老パスでは、既に京都バスに乗れます。

 京都バスの運賃エリア、洛西の嵯峨・嵐山地区と洛北の岩倉地区が均一化になったのに続き、上賀茂・西賀茂地域も均一化。
 どういう事情があったのかは分かりませんが、忽然と現れる均一区間外の運賃。
 日常で利用しておられる方はなんの戸惑いもありませんが、観光客などは本当に戸惑う光景を目にしました。
 京都バスには、京都市営バスの均一区間専用の一日乗車券が利用できないものでしたが、嵯峨嵐山地区と岩倉地区の均一区間後は、この区間を含み、500円の一日乗車券で京都バスに乗れるようになりました。
 体調を崩して以降、全く京都へは出ておりませんので、どんな状況かは分かりませんが、旅客の利便性を高める点で好ましいです。

只見線が復旧へ

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 マイナビニュース旅と乗り物記事からです。東日本大震災のあった4か月後の2011年(平成21年)7月下旬の福島・新潟豪雨で複数個所で橋梁が流され、今現在も運休が続いている、JR東日本の只見線、会津川口駅~只見間を、上下分離方式のスキームで運航することを前提に、復旧が始まることになったそうです。
記事:JR只見線災害不通区間、上下分離方式で鉄道復旧へ
福島県庁の只見線応援団・現状(PDF)

 復旧費用、約81億円のうち、JR東日本が約27億円、残りを只見線復興基金の積み立てと、福島県・沿線町村が負担するとのこと。
 さらに、JR一社で施設を保有し、列車運行するのは大変なので、軌道など施設を自治体が保有し、JR東日本は運行のみを行う、上下分離式を導入するとのこと。
 上下分離式は、線路など土木施設を保有する事業者と、実際に列車の運行を行う事業者が別になるもので、この地域では、養老鉄道や、三重県のあすなろう鉄道がこの関係です。
 日本の鉄道事業において、ちょいちょい問題になるのが、列車を運行し、直接旅客・貨物を運送する事業者が施設(線路等)を保有し営業を行うのは、営業経費がかかり、どうしても赤字体質に陥るので、道路運送と同じ発想の、土木施設である線路を公が保有し、民の事業者が運行を行う、というものです。
 この地域では、養老鉄道がこの例です。線路を近畿日本鉄道(株)が保有し、新たに設立された養老鉄道(株)が実際の運行を行うもの。

 只見線は、元は会津線の名称でした。会津若松駅からの路線は、途中の西若松駅で二手に分かれ、一方は会津田島駅、もう一方は会津川口駅までの路線。
 蒸気機関車時代はC11形が混合列車を牽くのんびりしたローカル線。
 一方で、新潟県の小出駅から只見駅まで只見線というローカル線があり、会津線の会津川口駅の先を只見駅まで伸ばし、只見線と繋いで、会津線の名称も只見線と改称したものです。
 この延伸区間たる会津川口駅~只見駅間が、今もって災害不通となっているもので、しかしながらこの区間は旅客列車一日3往復のみの超閑散区間。
 橋梁が数か所で流される大規模な災害ゆえ、このまま復旧されずに、廃線になる可能性がとても大きかったものでした。
 輸送量からするとバス輸送でも可能ですが、道路事情、さらに冬季の道路事情もあり鉄道輸送を確保させたいということです。
 この只見線は、国鉄時代は廃止候補に上がりました。しかし廃止されなかったのは、この冬季の道路事情による輸送確保です。

 この近辺では三重県の名松線が、水害にる不通運休が長く続き、今年3月に数年ぶりに運転再開されました。
 名松線も廃止対象となる輸送量しかありませんが、沿線の道路事情により、廃止候補から外されていたものを、地域の熱意もあり、さらに安定した輸送のため、復旧し再開に至りました。

 他に現在も長期間災害不通となっているところで、JR北海道の日高本線。
 何年か前の災害でずっと不通が続き、JR北海道から自立運行路線を限定し、他は廃止とする、という発表があり、この日高本線も「他」に該当し、さらに最近においてこの日高本線は復旧させないことをJR北海道から発表がありました。
 今年夏は北海道は度重なる大雨や台風で、根室本線東鹿越~新得駅間がいまだに復旧せず、「他」に該当するので、このまま廃止の恐れが高いです。

餘部鉄橋列車転落事故から30年

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 神戸新聞web版記事からです。昨日12月28日は、兵庫県の山陰本線餘部鉄橋から、強風にあおられて客車が転落して、下の民家やカニ加工工場を押しつぶし、多数の死傷者がでた「餘部鉄橋列車転落事故」から30年でした。
記事:余部鉄橋列車転落事故から30年 遺族らが献花

 この事故は、大変よく覚えています。年末、まさに1986年(昭和61年)の暮れも暮れ、押し迫った時に発生した悲劇。
 転落した客車も、当時国鉄大阪鉄道管理局がこの年に完成させた和風客車「みやび」で、関西の方がお好きなカニカニツアーで、香住駅でお客さんを降ろして浜坂駅まで回送中の事故。
 日本海に開き、三方が山の陸の孤島のような餘部。
 海岸沿いに線路を通すと、山沿いの高い所に敷設することになるため、餘部は両側が山の間を高さ41mの橋梁で抜けるもの。
 冬の日本海側、もろに季節風があたる地形。当時は風が強いものの、列車運転抑止手配は取られておらず、瞬間的な突風によるもので、客車部分が浮き上がり、脱線して、そのまま線路外へ。つまり下へ落下です。
 民家とカニ加工工場を押しつぶし、回送列車車掌と、カニ加工工場のパートのおばちゃん数人が亡くなりました。

 原因は突風ですが、橋梁構造にも問題があり、古い鋼製桁で、いわゆる無道床のタイプで、風がレール間でもどんどん吹き抜ける構造。
 そのため、軌道面(つまり橋梁)したから吹き上がった風の力で、軽い客車が浮き上がり、そのまま線路外で押し出して転落に至ったものです。
 機関車は重量があり転落を免れました。後ろの客車7両が無くなったことで、連結器とブレーキ管が切れ、自動ブレーキがかかり機関車も停止しました。
 しかし連結器でつながっているはずですが、機関車はよくレールの上に載っていたと思います。

 ちなみに、この転落した和風客車「みやび」は、この年の夏前に完成した車両。新製ではなく改造車ですが。
 翌年、昭和62年度の鉄道友の会のブルーリボン賞の対象となるべき車両でしたが、車両自体が存在せず、候補車両としてノミネートからは除外されましたが、車両の画像は紹介する、異例の措置となりました。

 年末に降って涌いた大変悲しい事故でしたので、とても覚えております。

 餘部鉄橋は、後に架け替えられ、現在はコンクリート構造の鉄橋となり、有道床式になっています。
 グーグルストリートビューで、旧橋の橋脚の一部が残されているのが分かります。
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