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警察は市民の要請では動かないらしい

 既にいろいろなメディアで報道されていますので、ニュースソースは省略しますが(単に新聞記事スキャナするのが面倒かも)、東京都武蔵小金井市でタレント活動している女子大生の方が、そのファンとみられる男に刺された、という事件がありました。

 事実関係をまとめますと、5月21日の夕方、東京都武蔵小金井市の路上で、若い女性が刃物で多数箇所を刺されて、意識不明の重体。
 女性はタレント活動もしている大学生で、現場は、イベント会場であった建物の前。
 犯人は、京都市に住む男で、このタレント活動している女性のファンとのこと。
 この日は、被害者の女性が活躍するチームのイベントがあるとかで、犯人の男もこの会場前で待ち合わせ、犯行に及んだとのこと。
 この男は前々から、つきまとい行為をしていたとかで、この女性のお母さんがまず京都府警に相談しに行ったそうです。
 しかし京都府警は女性の住居が東京都なので、警視庁に相談するようにと、応じなかった。
 そこで警視庁に相談に行き、事の次第を告げ、21日にイベントがあるから、としたものが、警視庁が言うには、何かあったら110番するように、という何ともアホか馬鹿な対応。
 つまり、京都府警も警視庁も適切な対応をしなかったわけです。

 またもや繰り返されたストーカー事件ですね。
 今回はストーカーそのものではありませんが、つきまとい行為。
 相談を受けた警察は、大きな事案ではないとの判断で動かなかった、というのも過去のストーカー事件と同じ。

 何で動かないのでしょうね。警察は民事不介入の大原則があり、実際に刑法に触れる事件が起きないと動かないものらしい。
 つまり誰かが刺されたりしないと動かないようでは、誰かが刺されたでは、もう遅い!

 京都府警は、面倒なことをしたくない、との判断で警視庁に丸投げ、と私の目に映りました。

 何で動かないのか。一つには民事不介入もありますが、一つには、最初の相談の内容では大事件に結び付く要素は感じられないのかもしれません。
 こういうの、日常でもあります。例えばいつも私が警鐘を鳴らしている交通事故。
 大事故に至る前は、必ず小さな違反行為があるものです。
 しかしその小さな違反行為をなかなか完全には取り締まらず、結果的に大事故に結び付く。気付いた時はもう遅い。

 あるいは、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)。
 これもごくごく普段にあり得る話から、詐欺の話に引き込まれてしまいます。
 気付いた時はもう遅い。

 「変な人につきまとわれて、怖い。」と相談しても、警察はその怖くする人を見ていないので、何となく大丈夫な感じはしますし、そんな相談は日常からウンとあります。(実際に相談が多いそうです)
 そのウンとある相談でいちいち警察官を投入していては、警察業務が立ち行かない、というのもあるかもしれません。

 大きな事件は、まさに極々日常にありふれた、トラブルがもととなるものです。
 切迫感を感じられる感性、或いは目にしていない状況を慮る(おもんばかる)が感性が必要です。

 伊勢志摩サミットでは、異常なくらい警察官を投入して、市民に不便をかけて(極端に言えば生きるな!と言わんばかりに)警備してます。
 これすら、まだ何も起きていないのに警備しているわけで、しかし市民からの要請では、警備に動くことは無いものらしい。
 だからサミットは余計に迷惑に感じ、不愉快なものとしか映らなくなるのですが。

 武蔵小金井の事件の被害者のツイッター、事件当日の午後1時半ごろのツイート(発言)で止まっています。
 そういうの見ると、切ない。しかしフォロー数に対してフォロワ数が極端に多い。元々多いのか、事件後フォローした人が多いのか。
 被害者の回復を願うばかりです。

 犯人の男のアカウントは凍結されています。(強制停止になっている)

科学は結論ありきではない

 このところ、弊ブログのアクセス数が上がっているようです。管理画面によれば、「サミット 迷惑」での検索キーワードでアクセスされるのが多く、迷惑に感じている方が結構いらっしゃるようです。ちなみにYahooで「サミット 迷惑」で検索すると、弊ブログの2月の記事が先頭にヒットします。

 と、いう前置きはともかく、昨日、CBCテレビのゴゴスマを少し見ていたら、STAP論文の発表・撤回等々で、世間様お騒がせ(とされた)O女史と天台宗の瀬戸内寂聴さんとが、週刊誌上において対談されたそうで、その記事写真からあれこれ話している場面を見ました。
 相変わらず、批判の延長線上にある出演者の中で、中部大学の科学者教授だけが持論をそのまま展開し、O女史は悪くないの説を展開。
 その学者先生の言うには、論文というものは完全なものではないので、誤りが多々ある。優秀な科学研究者を失った(一人は死亡)のは、わが国科学の研究で非常に大きな損失、との論。
 他の普通の出演者は、この論が理解できずに、相変わらず、STAP細胞があるのか無いのか、にこだわられ、、私は「あぁ、そんなものですね」と思ってみていた次第。

 少し前に、こんなニュースがありました。米国の研究でSTAP細胞を作り出せた、という報道がありました。
 検索したら、こんな記事。STAP現象、米国研究者Gが発表…小保方晴子氏の研究が正しかったことが証明

 また理研から、ES細胞が盗まれている、との告発を受けていた神戸地検は、18日に、窃盗自体が疑わしい、との理由で不起訴処分としました。
 毎日新聞記事:理研ES細胞窃盗 神戸地検が不起訴「事件自体疑わしい」

 O女史著の「あの日」は読んでいませんが、一宮市図書館に論文捏造に関する資料(書籍)があり、借りて読んでみました。
 すみません、この著書名も著者も覚えておりませんが、記号番号に「T」が付いていましたし6階の書棚で発見した記憶なので、新書版だと思いますが、蔵書検索でなかなかヒットしません。

 その著書の中に書かれていたことは、STAP現象はいうなれば分業制みたいなもので、O女史が担当するのは途中まで。
 その先の細胞に関わる作業は、W教授の仕事なのですが、O女史によればこの細胞に関わる作業手順を教えてもらえず、結果的にSTAP細胞再現実験は不成功となったそうです。

 私も理系の人間ですので、この辺りはよくわかります。
 つまり科学、自然科学は結論ありきではなく、むしろ考え方のツールを研究する分野であるとされています。
 科学論文も、結論が述べられているのではなく、ある研究者が「こんなことを考えたから、ここで発表するから、後はみんなで宜しくね」といった程度のもので、論文掲載内容が結論ではないものです。

 寂聴さんは、O女史は必ず甦る、とされたそうですが、そうであってほしいものです。

 私は物理の人間ですので、コペルニクスとガリレオの地動説のたとえを出していますが、もっと近世ではダーウィンの進化論がありました。
 ダーウィンも当時、キリスト教の教義に反して進化論を唱え、激しい批判にさらされました。
 新しい、科学の説は、それまでの常識感から外れますので、批判の対象になるのは至極当たり前です。


 我々が持つ、科学の知は、この世の全ての知ではなく、ここまでに知り得たごく一部の知です。
 なので、その時点の知で判断すると大きな間違い。
 いつも私が例えを用いているのは、1mの物体なのに30cmの物差しで図るようなもので、新しい科学の知は、非常識なものなのです。

マスコミ的にはサミットは関心があるのだろうけど

 今日は、別の内容を書くつもりでしたが、またまた伊勢志摩サミットがらみで毒を吐かせてください。
伊勢志摩サミットはいつが本番なのか知らないけど(調べる気にもならん)、その時期が近づいているそうで、昨日の名鉄名古屋駅構内改札内に「G7・・・KINTETESU・・・」と書いた紙を持って立っている人がいました。
 サミットは、G7なのですか。

 そんなのはどうでもいいけど、CBCテレビの再放送の水戸黄門、本日の放送はありません。本日の放送時間は、夕方ニュースワイドイッポウの枠拡大でサミット特集。
 なんでやねん!

 サミットは、日常生活に迷惑をかけると何度か弊ブログで書いていますが、こんな形でも迷惑な存在。
 CBCは中日新聞も株主になっている放送局です。そんなサミットなんぞに力を入れるのは・・・マスコミだから仕方がないか・・・でもイッポウの大石キャスターが嬉しそうに「総力取材!」などと言うと、テレビ倒したろか、なんて思うことも。

 そんなに世間様はサミットに関心があるのだろうか。
 ポジティブに歓迎する方はいらっしゃらないと地元の方からのコメントを頂きましたが、歓迎の意思ではなく、単に行事としては関心がある、という人は多いのだろうか。
 ラジオ聞いてても、意気揚々と話されます。もうそれ聞いてるだけでイライラ、直ちに電源止めます。

 C局ラジオの某番組、サミットは争いの無い国際平和についても話し合われる、なんて呑気なこと言われていましたが、サミット開催で交通規制規制・賢島へは人を入れない、なんて平和ではない、正に争いの世、そのもの、

 Yahooのトピックに、サミットのために学校が休校になるとの記事がありました。
 こちら⇒伊勢志摩サミット 会場周辺は厳戒態勢、県内29校が臨時休校

 交通規制や検問のため、鉄道を利用した通学生に影響が出るおそれがある、ということですが、とうとう学校の授業にまで影響を与えて、本当にはた迷惑な行事です。
 真珠の核入れができないなどのレベルを超えてます。

 名鉄電車の車内壁面広告に三重県の広告が出ていますが、そこに三重県知事が写っています。
 その三重県知事、以前に嬉しそうにサミット誘致決定したときの写真にも収まっており、腹立たしい限りの人物。
 そんなのが名鉄電車の車内で目に入ってしまいます。

 伊勢志摩が国際的に認知され、経済効果・・・云々ですけど、個人的には伊勢志摩は、迷惑サミットを開催した汚点の地、という記憶として残ります。
 地元の方には申し訳ないけど、こんなサミットを開催した伊勢志摩はマイナスイメージが着き、この先訪れようとは思いません。伊勢は赤福の社長がらみで、マイナス印象を持っておりましたが。

 しかし、本当にここ数日「サミット 迷惑」あるいは「サミット迷惑」による検索来訪者が多いです。アクセス数ベースは一日に約300アクセスですが、ここ数日は軽く400を超えており、その差、100以上は、サミット・迷惑の検索キーワードでお越しになられた方です。

名古屋ボストン美術館2019年3月に閉館の方向

 5月25日中日新聞朝刊記事からです。金山の名古屋ボストン美術館が2019年3月に契約満了により閉館する方向となったことが明らかになったそうです。
 名古屋ボストン美術館は見学に行ったことは無く、美術関係は不案内ですので評を書く立場ではありませんが、開館当時のニュースを覚えており、そのずさんというか綱渡りのような契約内容が気になっていましたので、このニュースは「へぇ」と思った次第です。
記事
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 自館所蔵品は無く、展示品は米国ボストン美術館から借り受けて展示する方法です。
 そもそも、「名古屋ボストン美術館」を名乗っており、ボストン美術館の名古屋館のような感じがしますが、ボストンとは関係は無く、名古屋財界で基金を出し合って開館したものです。

 あれ、なぜ開館に至ったのかはよく覚えていませんが、バブル経済の頃に計画されたもので、高金利の時代、運営も基金の金利で運営が可能、とのことで開館に至ったと記憶しています。
 自館で収蔵品を所有せず、ボストン美術館から展示品を借り受けるものですが、その展示品の選択権は名古屋側には無く、ボストン側から一方的に決められるものでした。
 一昨日のラジオ番組での話では、名古屋側とボストン側との契約で、契約期間の途中の撤退はできない規約となっていたそうで、赤字続きの名古屋ボストン美術館としては、契約満了となる2018年度末、すなわち2019年3月にボストン美術館との契約期間を終え、名古屋ボストン美術館としては閉館することになった、ということです。
 時々名古屋ボストン美術館のニュースがありましたが、赤字続きで、出資企業から追加の出資を仰いだり、ボストン美術館に支払う費用の引き下げを求めるも、米国側としては契約変更にあたり首を振らず、名古屋側の運営に自由さが無いままでした。

 自館所蔵品が無いのが、最大の問題、というか素人目に見てもおかしな点ですよね。
 親館のボストン美術館所蔵品を次々と借りて展示するのは、美術館として館の性質の方向性が見出せません。
 なんでこんな美術館ができたのか、バブル時代の遺構ですね。
 開館はバブル崩壊後でしたが、何でも上手くいく見通しでもあったバブル時代の置き土産のような存在です。

 名古屋ボストン美術館は、金山駅の南、金山南ビルの中にあります。中にある名古屋都市センターは何度か訪れておりますが、名古屋ボストン美術館は一度も無く、何階にあるのかさえ存じていません。
 ポスター掲示部分には、企画展の案内ポスターを目にしてはおりましたが、まさしく景色の中に埋没。

 ある意味、バブル遺産の一つがやっと清算できるのかもしれません。

 余談ですが、昨日のこのブログ、アクセス数が2000を超えました。初めてのことです。個別のアクセス数は分かりませんが、「サミット 迷惑」の検索キーワードでのアクセスかと思います。

舛添さんが都知事を辞めたら都バス24時間運行は復活するのだろうか

 東京都知事舛添さん、東京都知事の定例記者会見、単なる東京都政の記者会見なのに、このところマスコミ全国放送で大きく注目されています。
 精査しますや、第三者の目で厳しくは、今年の流行語大賞の候補に入るかもしれません。
 舛添さんは、すぐには知事職を辞めないと思いますが、もう政治家としてはほぼ死に体ですので、辞めるのも近いのではと思います。辞めなくとも2年後の選挙では勝てそうもないので(都民の有権者が忘れていなければ)、舛添知事時代もそう長くは続かないと思います。

 そこでふと思ったこと。
 舛添さん云々は兎も角、もしお辞めになられると、知事職就任早々に行った都営バス24時間運行の廃止、この24時間運行はまた復活するのだろうか、
 都営バス24時間運行は、オリンピック誘致も決まり、国際都市東京であれば、24時間運行の交通の便が必要、という猪瀬前都知事の突然の発想で始めたものです。

 都営バス24時間運行は、渋谷駅と港区の繁華街(という言い方もモッチャリしてます)六本木の間で、都01系統の経路を通る深夜01系統が通常の深夜バス時間帯を超えて、翌朝の都01系統の始発が走るまでの運行。
 2013年12月20日から運行を始めたものの、猪瀬前知事の突然の辞任で都知事選挙が行われ、当選した舛添知事が不採算を理由に批判、結局10月末をもって24時間運行は中止になりました。

 採算ラインは一日約240人ということですが、約10か月間で採算を超えた利用者は一度も超えることはなく、それはそのまま赤字となっていたものです。
 しかし、超深夜、1時から5時くらいの間に動く人は、現状ではタクシー利用。
 この深夜01系統の超深夜時間帯は、一時間に1回という運行ダイヤでありました。
 さすがにこれでは乗らない。
 地域性からして、事前に運行時刻を調べ、「何時何分のバス」でバスに乗る習慣の地域ではありません。
 それを1時間に一回では、これは乗らんわ。
 現状ではタクシー利用を前提とするライフサイクルの人たちが動きますので、そこにこのダイヤでは太刀打ちできません。

 さらに、他の交通機関が動いておらず、六本木から渋谷に着いても東横線も井の頭線も田園都市線も山手線も動いておらず、結局は渋谷駅で朝を迎えることとなり、深夜バスが上手く機能できないという状況があったようです。

 ただこれらも、バスの24時間運行が板に付けば、運行回数が増えることも期待できるものです。

 これら舛添知事がそこまで把握していたのかは分かりませんが、単に赤字基調であることから、都知事当選当時は「改革」派だったので、早々の打ち切り表明となったのでしょう。
 それと、政治の世界に限らず、前任者の目玉事業は、どうしても引き継ぐのをいやがる傾向があり、超深夜バス(24時間運行)も猪瀬前知事の音頭取りで始めたもので、新知事としては面白くなく、これも打ち切りへと動いたものと思います。

震災の風化を感じる記事かも

 神戸新聞web版からです。灘区の神戸大学で、熊本地震のメカニズムや被災状況を今後の防災に生かす講演会が開催されたそうです。
記事:神戸大で熊本地震の講演会 「兵庫県でも備えを」

 神戸市は21年前、大震災がありました。私はかつて神戸によく出向いていましたので、神戸は我が地という感覚、地震の被害、すなわち震災もよく記憶しており、私の中で風化していることは無いつもりです。
 しかし神戸市における震災の風化は地震後5年ほど経った、2000年頃から言われるようになってきました。
 一つには、5年という時間経過、もう一つは、特に大阪に近い東灘区などでは、マンション建設が進み、震災後の転入者が増加し、今や震災を知らない住民の方が多いと伺っています。

 熊本地震は、地震のパターンとしては、神戸市などの阪神淡路大震災と同じく、地表近い部分での断層の動きによる地震で、震源域に近い部分や地形的に大幅に揺れが増幅し、震度7の揺れとなった地域が帯状に続いています。
 大きく違うのは、阪神淡路大震災は、大きな本震と呼べるものは1995年1月17日の早朝のM7.3の一発だけでしたが、熊本地震は本年4月14日夜のM6.5、最大震度7と、翌々日16日未明のM7.3、最大震度7が連続して起こり、この二つとなったことで大きく災いした面があります。
 すなわち、14日夜の地震の規模・揺れも大きく、これが本震とされていました。しかし16日未明にさらに規模で上回る地震が起こり、その際は最大震度こそ当初は6強と発表されていたため、余震とみられていたものの、地震規模はより大きい7.3でこちらが本震であると気象庁の発表。
 後になって、14日の地震で通信回線が途絶していたため、16日未明の地震でも震度7を記録していたことが判明。
 14日夜の地震が本震と考えられていたため、一度は避難所に移ったものの、余震も縮小傾向にあった(と感じた)ため、自宅に戻り、16日未明の本震とされる地震で建物が多く倒壊して被害が拡大、という面があります。

 熊本地震と阪神淡路大震災との違いでもう一つ違うのは、震度判定。
 阪神淡路大震災の当時は、地震の震度判定は気象庁職員が体で感じたものを基準として判定し、神戸と宝塚の震度は当初は6と発表されました。
 当時の基準通り、震度6区域の現地調査で神戸と宝塚は震度7と判定されたもの。
 翌年の1996年に機器計測震度が導入され、以降の新潟県中越地震などで震度7が計測され、素早い対応ができることとなっています。

 思い出せば、2000年ごろの神戸新聞か、MBS毎日放送ラジオで話題になっていました、神戸市など近畿圏でも地震への備えを、という話題。
 阪神淡路大震災は局地的な震災ですが、憂慮されているのは南海トラフによる海溝型の大地震。
 海溝型の大地震は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)ですが、揺れ方のパターンは、阪神淡路や熊本とはまるっきり違います。

 かつて弊ブログで、大阪市の大正橋脇に、津波の教訓碑があることを書きました。⇒こちら、2015年1月16日:大阪市の大正橋にある津波の教訓碑
 津波を起こす海溝型地震は繰り返して起きることを説いています。先人の経験を教訓としたいものです。

京都のつえ屋さん・欧州に進出計画

 京都新聞web版記事からです。京都市の「つえ屋」さんは、京蒔絵などの伝統技能を施した高付加価値商品杖を海外の富裕層に売り込む計画なのだそうです。
記事:伝統技法のつえ世界に 京都の「つえ屋」、欧州など進出計画

 なんで、この記事が気になったのか、昨晩のyahooのトピックにもあったほか、私自身が脳出血後遺障害が残っており、杖のお世話になっており、杖の商品価値、というか値段もピンキリなのだなと思っている次第でして。
 現在使用している杖は三代目です。脳出血の前は足首の関節炎で歩きにくく、その際に杖を購入したした次第です。初代は登山兼用の杖。二代目はホームセンターで購入した介護用の杖。この二代目はアルミ製でとても軽く使いやすく、入院中のリハビリ室にある杖は重たいので、家から持ってきてもらいました。
 しかし、軽いアルミ製がたたり、使用中に亀裂が発見され、危ないので、急遽三代目を購入しました。
 この三代目が現在使用中で、鉄製なのか結構重く、しかし丈夫が第一な旧型国電のような感じがありますので、使い続けております。価格は約4000円で、東急ハンズの杖売り場にあった杖は、高いものは20000円超しの商品もあったと思います。それ以上の価格は・・・、購入対象になりませんので、目線も行かず、記憶に残っておりません。
 私は、平衡感覚補助のための杖ですので、使えるものかどうかが第一なのですが、どの世界にも高級志向があるものだなと思った次第です。
 考えてみれば、杖の愛用世代である年配者には富裕層と呼ばれる人もいるわけで、まぁそういう人は身に着ける物は装飾を施した高級品をお召しになるわけで、杖もその一つなのでしょう。
 英国紳士が持つような「ステッキ」もその類かと思います。

 で、京都新聞記事の「つえ屋」さん、「つえ屋」という屋号だそうで、そのものズバリですね。「つえ屋」で検索したらwebが見つかりました。⇒こちら
 商品一覧を見れば、私が使いたくなるアルミ製の伸縮可能な杖もあるようです。

 京都の蒔絵は伝統技能です。その蒔絵を施した杖、私には必要ありません。
 しかし、このような類の杖を好まれる方もいるわけで、そこはバランスです。
 私は丈夫で使いやすいかどうか、富裕層は、己に値する商品価値の杖、それぞれです。

 海外でも日本の蒔絵が好まれるのは嬉しいことですので、つえ屋さん海外でも商売繁盛を願いたいところです。 

「前」は分かりにくいものです

 安部首相が、消費税増税引き上げを再度、延期するそうです。
 その理由が、今はリーマンショック前の状況に似ている、とかで、増税実施を再度延期するそうです。
 消費税増税やリーマンショック前云々ではなく、この「何々の前」というのは分からないもので、後になって、「ああ、あれが前の出来事だった」とわかるものです。
 よく言われる、先に分かれば苦労せんわ、というものですね。

 この「前」の出来事で、いつも思うのは、国鉄時代末期の山陽本線西明石駅で起きた特急「富士」の脱線事故。
 1984年(昭和59年)に起きた、富士号脱線事故というものは、10月19日に起きたもので、当時国内最長走行列車の西鹿児島発東京行き寝台列車の特急「富士」号が通過駅の西明石駅で、本来の列車線に入るところが、当日は運転線路変更で電車線を走行することで、西明石駅ホームの手前で分岐器の分岐側を通り電車線に入らねばならないのが、担当機関士は、酒酔いの状態で運転しており、この運転線路変更を失念して、通常速度で西明石駅に進入したため、分岐器制限速度を大幅に超過してため、先頭の機関車を除く寝台客車全てが脱線し、機関車の次に連結されていた寝台車がホームに激突して、車体半分が欠きとられる衝撃的な事故がありました。
 この時の機関助士は機関士の酒酔い状態を知っていたものの、非常弁を操作するなど、防護措置をなにもとらなかったことで、後に諭旨免職になっています。
 この機関助士が何もしなかったのは、当時の職場雰囲気で、機関助士は機関士の従属的立場にあり、非常弁を操作して列車を止めると、この「非常弁により列車不時停車」という事実のみが残り、余計なことしやがった、と職場でつるし上げられるようなところがあり、何もできなかった、ということだそうです。

 機関士の酒酔い状態を続ければ、やがて大事故に至ることは容易に想像がつきますが、悲しいかなそれは大事故が起きてから、後になって分かるもので、あの時にこうしておけば・・・という「後悔」になります。
 後悔は先には感じられないもので、上記のリーマンショック前の状況云々、経済不況の前はなかなか分からないものです。
 交通事故、オレオレ詐欺、後になって分かるものですが、いずれもその始まりがあるものです。
 交通事故は不注意で起きるものではなく、事故を起こす要素のある運転をしているから起きるもので、この「今」の運転が事故に結び付くかどうかを知るのは難しいえす。ゆえに毎日毎日必ずどこかで交通事故が起きるものですが。

 難しいことを書きますと、「今」の状態を知るは、数学的な微分です。
 この微分である変化率を積にしたものが積分で、微分の変化率で変化する姿が積分。
 現在の経済状況を微分し、その変化率の値で将来を見通すと積分となり、それがリーマンショック級の経済不況、なのかどうかはわかりませんが、そういうことになります。

 「今」を冷静に知ることは、「未来」を知ることになります。この「今」が将来起きる出来事の「前」を知ることになるのですが、なかなかその「前」は分からないものです。
 最近の例で一つ。熊本地震で、4月14日夜の最初の震度7地震が、熊本地震とされ命名されました。
 しかしその後に起きた、4月16日未明の地震がマグニチュードで上回り、当初は余震とみられていたものが、後にこちらが本震とされ、14日夜の地震は「前震」とされました。
 私が覚えた地震の書物でも、前震は、後になって本震が起きないと前震かどうかは分からないもの、という記述があり、まさしくそんな例が、今年の熊本地震でした。

 さらに、私が経験したものではないけど、昭和一けたの時代の日本。
 戦前の気配からやがて、日本が太平洋戦争に入ってしまう諸々の出来事も「前」がなかなか分からない結果だと思います。
 この「戦前」という言葉も、後々に呼ばれたもので、戦前の時代から「今が戦前です」というような人は、当然ながらいませんでした。
 ここから導き出すのが、2016年の現代、新たな「戦前かも」と仰る方がいます。
 「何かの前」は、分からないものです。

京都市営バス・入庫車両で乗客閉じ込め等で委託先に指導4件

 京都新聞web版からです。京都市営バスは、委託先のバス事業者に対し、再発防止や原因究明を求める指導が2015年に4件あったことを明らかにしたとのこと。
 この指導には、寝ていた旅客を乗せたまま車庫に入り、閉じ込めてしまった事案もあるとのことです。
記事:寝ていた乗客バス内に放置… 京都市交通局、委託先に指導4件

 しかし、京都市営バスは、乗客閉じ込めが結構あるんですね。2015年度よりも近い過去にもありました。
 そのための再発防止を謳っていましたが、結局は「善処します」の型どおりの発表。
 やっぱり京都市交通局の企業風土かもしれません。(交通局は「企業」ではありませんが、「公営企業」になります)
 再発防止のために取り入れた策が、バス車内最後部のリヤウイドウの上部天井近くに、取り外し可能の車両番号の車号札が差し込まれ、入庫時の車内点検で、この札を抜いて最後部まで点検した証となるようにしたものですが、どうして閉じ込め事案が出てきたのだろう。

 記事を読めば、閉じ込め事案の一つが、京都駅近くの三哲操車場とのことで、50系統での出来事。50系統は京阪バス委託で、京都駅前~立命館大学間の系統。
 三哲操車場の操車担当で、三哲~立命館大学を一往復するのが、一回の運行。
 三哲~京都駅前間は回送です。

 つまり、立命館大学停留所から来た50系統バスが、営業終点である京都駅前停留所で乗客を降ろした後、回送で三哲まで走行。そして三哲操車場に入庫です。
 車庫入庫ではないので、車内点検の対象ではなかったのかもしれません。

 さらに運行経路間違いが4件あり、他に操車場構内で死亡事故(公衆か?)があり、西日本JRバスと近鉄バスをそれぞれ指導したとのこと。

 本局も本局ですが、委託事業者も委託事業者ですね。

新名神の橋げた落下事故で橋げた撤去に一年

 神戸新聞web版からです。去る4月22日に起きた、神戸市北区での新名神高速道路の橋げた落下事故。落下した橋げた撤去に一年かかり、それから工事再開で、その分開通は遅れる見通しとのことです。
記事:落下の橋桁撤去に1年 新名神工事再開は来春以降

 落下した橋げたが、国道176号線をふさぎ、ここを通る流動に大きな影響を与えており、落下橋げた撤去に一年かかるということは、それだけ近隣に影響を与えることになります。
 この国道176号線を阪急バス17系統金仙寺口~三田間の系統が通っていますが、この阪急バス17系統は全線で運休(途中折り返しができないのであろう)、176号線の西に位置する迂回路の県道15号線を行く、神姫バス14系統神戸駅南口~三田駅間系統は、道路渋滞のため、連日30分の遅れが出ているそうです。

 これまでテレビのニュースになっていた落下の瞬間の映像とは別に、落下現場のすぐ北にある店舗「ひまわりライフ」北神戸店から落下瞬間の動画がありました。
 これを見ると、本当に自動車の流れのたまたま数秒間だけ通らなかった瞬間に落下したようです。
 ひまわりライフの店舗からするとすぐそばで、落下の衝撃は大きく、中から人が出てきて、唖然とした後ろ姿が映っています。

しなる橋桁、車数台が通過 落下まで6秒、カメラに


 このひまわりライフは営繕店というか、お庭関連の工務店ですが、この北神戸店、事故直後は通行止め区間内にあったことから、神戸市内方向からは直接入れず、三田方面から通行止め規制区間内に入るわけで、警察官に「ライフへ」と告げてお越しください、との案内でしたが、やはり店舗運営が困難なので、とうとう閉店になってしまいました。一時閉店とのことで、やがては再開するでしょう。そうであることを祈りたいものです。

名古屋城天守閣木造復元・市民62%が賛成

 名古屋城本丸御殿の復元工事が進む中、藩主の私的な応接や宴席に使われた対面所と、食事の配膳などが行われた「下御膳所」の一般公開が始まったそうです。
日経記事:名古屋城の本丸御殿公開 市民ら、ふすま絵に感嘆

 そんな本丸御殿の一部公開が始まった1日、天守閣の木造復元についての市民アンケート結果が公表され、木造復元に対して市民の62.1%が賛成とのことでした。
中日記事:木造復元、62%が賛成 名古屋城アンケート

 アンケートは、名古屋市民全員ではなくて、市内に住む2万人。無作為抽出で郵送によるアンケート配布・回収。
 このアンケート結果は、木造推進の判断材料になるとは名言じていなかったものの、市民の約6割から支持を集め、河村市長としては、木造復元への後押しの材料になる、とのことです。
 市会(市議会)の6月議会が、木造復元の(最初にして)最後の判断の機会になるとのこと。

 あれあれ、「木造復元への後押しの材料」って、木造復元が決まったのではなかったのですか。私の勘違いだったのだな。これまでの報道ぶりで、木造復元が決まったかのような感じを受けてました。
大手工務店への見積もりも、単なる見積もりだったのだな。あ~ぁ勘違い。

木造復元アンケート結果
天守閣木造復元参考資料

 名古屋城は、焼失前の詳細な実測図があると伺っています。
 この実測図に基づいて、本丸御殿の復元を行っていますが、同様に天守閣も木造復元が可能ではあります。
 しかし、「寸分たがわず」ではなくて、建物内部にバリアフリー対策で小型エレベータを設置するなどと言いだしています。
 徳川の時代に造られた天守閣には、そんなエレベータはありません。
 つまり「寸分たがわず」から外れます。

 天守閣の木造復元では、今のところ4000億円の費用が見積もられています。
 なので、現建物の耐震補強か、新規の木造復元か、ですが、現在の天守閣の建物は、外観こそ「寸分たがわず」ですが、鉄筋コンクリートの建物、中は名古屋城博物館のような展示施設。
 日本の方は大部分がその辺りを承知でしょうが、外国人旅行者の中にはとてもがっかりされる方がいると伺っています。このままでは日本のがっかり観光地になるかもしれません。
 保育所問題とか、山積する日常の問題はありますが、かりそめの天守閣ではなく、木造の天守閣があると大きなPR効果があると考えます。本物は強いです。
 私は、(小型エレベータが無ければ)木造復元は賛成です。

 幅下の歩道橋から見た、名古屋城天守閣。
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 何度かこの写真を出しては「この姿は2016年まで」などと書いてしまいました。

政治活動と個人の行動が曖昧

 京都新聞記事からです。滋賀県議会のY議員が静岡県熱海市の美術館視察目的としながらも熱海から100km以上も離れた、浜松市のリゾートホテルに宿泊したとする領収証を添付していた問題で、視察先美術館は浜松市の美術館だったと訂正。さらに、JR乗車券購入の領収証の一部に私的に購入した切符があったとのことで、その分を減額訂正したとのことです。
記事:「無駄ではない」吉田滋賀県議、政務活動費で会員制リゾート宿泊

 こういうの続きますね。政務活動費の支出が、政務なのか個人なのかは、東京都知事の件で散々報道されていますが、あそこまでではなくとも他にも幾人かやっている噂はありました。
 このY県議というのは、今年、春の高校野球大会へ甲子園へ出かける前の壮行会で、県庁前でバスの停め方に不満を持ち「一回戦で負けろ」と叫んだ、どうしようもない県議です。ブログではYとしておきますが、京都新聞記事では名前がありました。

 この種のものは、自身の立場が特殊だと思えるところからきているのでしょう。
 周りにもいます。その人自身がある組織そのものと思っていらっしゃる方。
 本人は決して公私混同しているつもりは無くとも、傍からみると公私混同。
 美術館見学も政務としなばがらも、個人の趣味で、そりゃそうでしょう、議員が絵画を見ることは無く、絵画を見るのは、個人そのものです。
 そして乗車券購入で、個人のものも含めて「どがちゃが」は、とかくベテランさんに多いように思います。
 議員に限らず、どの世界でもベテランになるほど、なぜか本人の意思とは無関係に本人の無意識の中に「偉い」という意識が生まれるようで、費用の「どがちゃが」など、特別な人という自負から来ているように思います。

 この「特別」な意識は誰にでも発生するものらしく、その立場になる前は批判の対象であった事柄が、いざその立場になれば、「特別」意識が出て、批判されていたことと同じことをなさるのは、これまでの名古屋市議会の減税日本所属の議員の一部、元兵庫県議のN、さらに遡ればかつての民主党。これについては何度か書いていますが、きちんとまとめられず、またいずれ。

 しかし、このY県議、どうしようもないおっさんだと思っていたら、絵画鑑賞がお好きなんですね。
 私は美術鑑賞できないし、行かないので普段の美術館のお客さん、どんな方が多いのかよく分かっていないんです。

東海地方まで梅雨入り

 気象庁は昨日午前に、九州・四国・中国地方が梅雨に入ったとみられると発表があったのに続き、午後に入って、近畿地方と東海地方が梅雨にはいったもようとの発表がありました。
 水の季節ですね。
 週末までの天気予報では、この週末から週初めにかけてぐずつく模様ですが、その後がまた雨予報が無く、梅雨入りは遅くなるとの予想が出ていましたが、あっさり梅雨入りの発表。

 一昨日、自宅庭のアジサイが咲き始め、このアジサイが咲くのと梅雨入りがいつも同じで、ここ数日の間に気象庁発表とは違って梅雨入りになるだろうと思っていました。
 一昨日の我が家アジサイ。
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 昨日のアジサイ。昨日は夜に写したのでストロボ発光です。
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 昨日の、梅雨入りとみられるの判断がされたころの天気図。気象庁webより。
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 九州の西に低気圧があり、そこから温暖前線が南東に伸び、日本のはるか南で停滞前線に変わり、日本列島には南東から湿った気流が流れ込みやすい天気図。
次第に南岸に停滞前線が留まるだろうとの予想でしょうか、ここ数日の予報を翻して、梅雨入りしたとみられる、の発表がありました。

 ちなみに、東海地方の梅雨入りは、平年は6月8日ごろで、3日早く、昨年は6月3日ごろで、1日遅いです。

スクランブル交差点の歩行者信号による自転車進入は全国的

 久しぶりの交通安全カテゴリです。スクランブル交差点というのがありますが、交差点、車道の全方向に対して赤・停止を現示し、交差点内全方向の歩行者信号に青・進むことができるを現示もの。
 このスクランブル交差点の横断歩道は、自転車の走行は認められておらず、自転車が車両として通行する場合は、自動車用の信号に沿って進行しなければなりません。
 しかし自転車は歩行者、というより「人」の一部という考えなのか、歩行者信号で進む人が多い、というかほとんどです。
 中には、交差点ではない、単独の横断歩道に信号機が付いている箇所で、車道側赤、横断歩道側青の状態で、車道を進む自転車がそのまま赤信号を無視して行く自転車もいます。(自転車は自らは走らないので、「自転車を運転する人もいます」ですね。)

 youtubeの動画に渋谷スクランブル交差点のリアルタイムライブ動画があります。
 リアルタイムですので、「今まさに」の様子。厳密には、デジタル処理と送信によるタイムラグがあり、2秒ほど遅れた映像ですが、「今、まさに」の様子。
 これ見てて楽しいですので、結構出して見ています。
【LIVE CAMERA】渋谷スクランブル交差点 ライブ映像 Shibuya scramble crossing


 しかし見てて気になるのは、スクランブル交差点で人が多く歩いている中を自転車で走行するドアホが何とも多いことか。
 車道を自転車で走行し、そのままスクランブル交差点の歩行者信号青で、交差点に入るのなんて、完全にアウトではないか。
 歩行者がスクランブル交差点で多方向を歩くところに自転車で突っ込むなんて、犯罪です。
 自転車乗りにとってはいつものことでしょうけど、その当たり前感覚が、交通事故の元です。

 このスクランブル交差点は、大変危ないです。
 私も経験ありで、名古屋市内大津通の白川通大津バス停でバスを降りその先のスクランブル交差点を通って松坂屋へ行こうとした際、スクランブル交差点を渡り始めたその瞬間、右後方から風をよぎる一陣の物体。
 そう自転車でした。車道を通行する自転車がそのままスクランブル横断中の交差点に入ったわけで、人が多い名古屋市のど真ん中にも関わらず、大声で「バカモノー、信号守れー」と叫んでしまいました。
 むしろこの声で、周りの人が驚いた状態でしたが。

 渋谷でもスクランブル交差点に自転車侵入ですし、名古屋でもそう、全国的なものなのですね。
 そもそも歩道は自転車道状態。
 栄周辺の歩道はうかうか、歩いておられません。

 こうした自転車に限らず、交通違反は、道路交通法違反の「犯罪」行為です。
 東国の某知事のことをとやかくマスコミが賑わしておりますが、そんな人の生命や身体に影響を与えない出来事よりは、こうした身近な違反をもともっと取り上げなければなりません。

 ここから先は少々過激なことを書きます。予めお断り。
 自動車運転者さんは、道路交通法よりも自動車運転者同士の取り決めというか、当たり前な感覚で、運転なされるらしく、厳密に道路交通法を守るものはアホとされているらしいです。
 なんどか書いていますが、自宅前の道路は抜け道として使われているためか、早く抜けてしまおうと、制限30km/hの道路ながら大体50~60km/hで走行。
 自動車運転車は目標60km/hらしいので、自宅前の道路もそのくらいです。
 つまり家の前を通る自動車運転者は、ほぼ全て「犯罪者」です。
 マスコミで某知事の云々を伝えるくらいなら、家の前でカメラを回しておれば、いくらでも犯罪行為する人の顔を写せます。
 ちょっと過激なことを書いてしまいましたが、その60km/hで走行する運転者の顔、ごくごく当たり前な顔。
 何の疑問も持たないのですね。
 しかも見通しの悪い交差点ながら、勝手に優先道路と解釈し、そのまま突っ走り。
 交通事故予備者。一事が万事、交通事故を起こさないのは、小さな違反を徹底して無くすことです。ハインリッヒの法則。

 ところで、渋谷スクランブル交差点のリアルタイム映像ついでに。
 もっと高い所から俯瞰している、マークシティからの渋谷交差点リアルタイム映像があります。
【LIVE CAMERA】渋谷マークシティ

居住地要件で居住実態が無く当選無効

 京都新聞web版記事からです。昨年の京都府城陽市議選で初当選したI氏が選挙区に居住実態が無いとして当選を無効とした京都府選管の裁決取り消しを求めた訴訟で、最高裁は6日までに上告を棄却する決定をしたとのこと。
記事;「居住実態なし」で当選無効、京都城陽市議の上告棄却

 これつまり、市議会議員選挙に立候補し、当選となったものの、居住地要件で、市議会選挙の選挙区、すなわち城陽市に居住実態が無かったので当選無効としたものです。
 公職選挙法に規定があり、公職者の立候補要件に満年齢のほか、その選挙における有権者がどうか、があります。
 すなわち、衆参両議院・都道府県知事・市区町村長は日本国民であり一定の満年齢に達していること、とされていますが、都道府県議会議員と市区町村議会議員はその選挙の選挙権を有していること、としています。
 噛みくだいて言えば、その「議員選挙区に住んでいること」があります。
 具体的に今回の件では、京都府城陽市に住んでいる方で満25歳以上の方が、城陽市議会議員選挙に立候補できます。
 「住んでいること」とは、単に住民票があるだけではなく、実際に居住実態があることと解されています。
 近い過去では、大阪市西成区の通称あいりん地区で、一つの住所地に大量の住民票があるを発見、大阪市選管と西成区選管は居住実態を調べ、居住実態が無いと判断し、選挙人名簿からこの一か所に集まっている名簿を削除した、ということがありました。

 時々あるんですね。当選を得たいためか、別の目的なのか、居住実態が無いのに、住民票登録している状況。
 ちなみに、国勢調査では、この(書類上の)住所地ではなく、実際に住んでいるところで調査を行い、その住んでいるところの人口となります。
 住民基本台帳人口と国勢調査人口と差が表れるのはこのためですね。

熊本地震を受けて名古屋城石垣の調査

 神戸新聞web版記事からです。名古屋市は熊本地震で熊本城の石垣が崩落したことを受け、名古屋城の石垣の状況や崩落する危険性の調査を2016年度中に行うと発表したとのこと。
 名古屋城の話題ですが、最初に神戸新聞webで見ましたので、こちらをニュースソースとしました。
記事:市が名古屋城の石垣調査へ 熊本城崩落被害受け

 この件では、NHK東海ニュースにも、名古屋城天守閣木造復元の予算提案と併せて、石垣の調査費も計上されています。
NHKニュース:天守閣木造復元で補正予算提案

同じく中日新聞記事:名古屋城復元に特別会計10億円計上 市が提案へ

 熊本城の石垣崩壊は、城郭建築物の下部構造ですので、その復元には膨大な時間がかかりそうです。
 安土桃山の時代から代々石垣を組む、近江の穴太衆に任せるそうですが、重要文化財の熊本城ゆえ、転がった石垣の石を元通りの位置に組まねばなりません。ジグソーパズル以上の難しさです。

 石垣崩壊は、名古屋城でも心配する声が大きく、木造天守閣への市民アンケートの返答でも、木で天守閣造るより、この費用で石垣をきちんとしてくれ、というものが幾つかあったそうです。

 名古屋城は過去の大地震で石垣が崩れています。近い所では、1891年(明治24年)の濃尾地震。
 その前は、1854年(嘉永7年)の安政東海地震・安政南海地震、1707年(宝永4年)の宝永地震が起きています。
 濃尾地震は、根尾谷断層による陸上直下型の大地震、しかも国内で最大とされています。安政東海・南海地震と、宝永地震は南海トラフによる海溝型の巨大地震。しかも宝永地震の49日後には富士山が噴火しております。

 外堀の石垣。
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 名城公園から見た、天守閣。
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新元素・原子番号113番の名称は「ニホニウム」

 神戸新聞web版からです。昨年末に神戸の理研(理化学研究所)が命名権を得た、原子番号113番の新元素、仮称「ウンウントリウム」は、「ニホニウム」となるです。
記事:新元素の命名は「ニホニウム」 日本初、113番

 昨年は理研の某研究でゴタゴタがありましたので、新元素の命名権が日本の理研に与えられたのは大きなニュースでした。
 日本(にほん)での発見ということで、「ニホニウム(nihoniumu)」記号は「Nh」。来年夏に正式に決定とのこと。
理研の113番特設ページ

 原子番号と言うものは、元素を構成する陽子の数で、113番ということは陽子の数が113個あるということです。
 常に存在するのではなく、加速器で生成され、極短時間のみに存在する不安定元素です。平均寿命は2ミリ秒とされています。

 原子番号1番が水素で、2番がヘリウム・・・と続く113番目に我が国名由来の名称が入るのは、日本人としてどこか誇らしい気持ちがあります。

元素周期表。113番は仮称のままで略記号「Uut」のままです。
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原宿駅新駅舎とホーム増設

 昨日の神戸新聞web版からです。昨日の新元素とどちらにしようかと迷った記事です。
 東京オリンピックで利用客が増えると予想される、東京都内のJR東日本山手線原宿駅。新駅舎建設で出入り口を増やし、現在外回りの明治神宮側にある臨時ホームを常設化するとのことです。
記事:東京五輪前に原宿新駅舎 出入り口増、混雑緩和へ

 東京オリンピックが、予定通り開催されるかどうかは別として、現在はその方向で動いていますので、開催の是非はここでは問いません。
 現在は駅舎がある線路東側に一か所だけなので、オリンピック開催では国立代々木競技場へ訪れる旅客が多いと予想で増設であるとのことです。
 ホーム増設は原宿駅は常設のホームは島式一面の両面使用で二線ですが、外回りの明治神宮側に臨時ホームがあり、正月の初詣旅客集中期にはこの臨時ホームを使用しています。
 この臨時ホームを常設化する、とのこと。
 また現在の駅舎は大正時代に建てられた特徴ある建物。新駅舎で使用を止めることになりますが、解体か保存かは地元渋谷区の意見を聞いて決めたい、とJR東日本社長とのこと。

 そこで、その外回り線にある臨時ホーム。youtubeの前面動画から。右側は常設のホーム。左側のホームが臨時ホーム。臨時なので、ホーム柵はありませんし、いかにも仮設な感じがしますので、常設ではホームドアが必要なので、仮設ホームは撤去、しっかりしたホーム設置になります。
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 原宿駅には、皇室用お召列車発着の宮廷ホームがあります。
 この宮廷ホームの位置に湘南新宿ラインなどが走る貨物線にホームを設けてほしいという地元要望がありますが、これについては言及がありません。
 宮廷ホームは最近は全く使われておりません。一つにはお召列車は、公式行事と非公式行事とがありますが、原宿駅宮廷ホームを使うお召列車は非公式行事の場合。
 公式行事によるお召列車は東京駅使用だそうで、それ以外は自動車を使用。

 また、これは信号扱いの点からの私見ですが、この宮廷ホームを使うには、面倒な手続きが必要かと考えます。
 正式なものではないですが、信号扱いの一般論から。
 貨物線路の原宿駅は場内・出発信号がありません。
 宮廷ホームの線路は、信号扱いの上では存在しないことになっているため、場内・出発の信号機はありません。
 場内・出発信号機がある位置には閉塞信号機があり、宮廷ホームの線路側には、使用していない信号機があります。
 使用していないので、信号灯に位置には白い板せ塞ぎ、信号機の機能を果たしていないことを示しています。

 さて、宮廷ホームを使用するときは、普段は信号扱いをしない、この貨物線原宿駅で閉塞の分界を行うため、貨物線の信号扱い区間である、大崎駅~新宿駅間の列車運行を一時休止し、原宿駅の宮廷ホーム関連の信号機を「生きた」状態にしなければなりません。
 日中にスイッチ一つで、宮廷ホームへの進路が構成されるわけではなく、運行中に大崎~新宿間で列車運行を止めるわけにもいかず、宮廷ホーム使用する日は一日中、生きた状態にしなければなりませんので、宮廷ホームはなかなか使えるものではなさそうです。

 youtubeの前面動画から、湘南新宿ライン北行き列車から見た、宮廷ホームへの信号機。
 大崎・新宿間第三閉塞信号機が場内信号機の位置に相当し、宮廷線側は白い板が被せられています。
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 宮廷ホーム。線路全体に屋根がかかっている部分に御料車が来るように列車を停めます。
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 宮廷ホーム線路の新宿方出発信号機に相当する信号機。
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 原宿駅舎。大正ロマンの時代を今に伝えています。グーグルストリートビューから。
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 この件で、別の情報では、国立競技場に近い中央線緩行(総武線)千駄ヶ谷駅も、正月の臨時ホームを常設化するとのことです。
 その千駄ヶ谷駅の臨時ホーム。左側。
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名鉄名古屋駅北改札の部分を閉鎖する方向らしい

 昨日、中日新聞記事からです。リニア中央新幹線名古屋駅開業による名古屋駅周辺整備で、名鉄名古屋駅の北改札につながる半地下の広場は閉鎖する方向だそうです。
記事スキャナ。
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 「乗り換え広場」閉鎖とありますが、乗り換え広場なんて名称、初めて目にしました。
 記事の文章から多分、名鉄名古屋駅のホーム北の端の階段から続く改札階のことだろう。
 旧国鉄が、この乗り換え広場を整備したものらしい。
 たしかにあそこは、JR東海の敷地です。

 JR東海は、名古屋駅広場に各方面に行き交う、新たな乗り換え広場「ターミナルスクエア」を造る再開発構想を明示。
 そのため現在の名鉄名古屋駅北改札階は閉鎖だそうです。
 記事によれば、現状はどこへ行くにも階段を経ねばならず、スーツケースのお客やバリアフリー対策で新たな乗り換え口を造りたいとのこと。
 名古屋駅周辺大規模改造の一つですね。
 北改札の階段自体は無くならないだろうけど、ちょっと気になる記事です。
 あそこの階段は、地下鉄東山線からの乗り換えには大変便利です。ただ、階段のみの通路なので、そこが難点ですが。

 その名鉄名古屋駅北改札階は、テルミナ改めゲートウォークの店舗が並んでいます。
 この店舗の移転もしなければなりません。
 結構いい立地と聞いていますので、すんなりと交渉が進むのであろうか。

 そもそもリニア中央新幹線は本当にできるのだろうか。
 今一つ懐疑的な気持ちがあります。このほど名古屋市街地でも立坑の工事が始まったとの報道がありますが。

傘の日に思うこと

 昨日は、傘の日でした。「傘の日」とは、この6月11日が、暦の雑節である「入梅」となることが多いことから、日本洋傘振興協議会が1989年(平成元年)に制定したものだそうです。
 ラジオでも傘の日にまつわる話題が出ていました。そこでも少し触れていましたが、地下鉄の駅などにある(あった)「友愛の傘」などの名称で、「急な雨降りの時はお使いください。使用後は返却をお願いします。」という傘立ての傘、最近は見かけないですね、という話。
 この傘がさっぱり戻ってこないそうです。
 つまりせっかくの「困ったときにどうぞお使いください」の傘ですが返却されず、「友愛の傘」などと書かれた傘立ては傘が無かったり少なかったりします。

 「どうぞお使いください」の傘ですが、使った傘を返さないのは窃盗(泥棒)です。世の中、こんなに泥棒が多いのか、と思うほど返ってきません。
 それだけ、モラルが落ちているのですね。某東国の知事についてとやかく言える立場ではないです。
 逆に言えば、そんなモラルが落ちた人が多い風潮の中ゆえに、そんな知事が出てくるのでしょうか。

 モラルが落ちたといえば、自動車の運転もそう。毎度書いていますが、家の前の道路は住宅街ながら抜け道と認識されていることから、やたらと速い速度で走り抜けます。
 30km/hなのですが、当然のように50~60km/hで走ります。
 運転者の顔を見てやりますが、極悪人ではなく、全く当たり前の顔。

 こういう社会風潮なので、某知事のセコイ行いの連続で、マスコミネタお騒がせが登場するわけです。・・・あくまで私見です。

 あの知事も、友愛の傘が最近は見かけないのも同じ「根本」のような気がします。

 友愛の傘と似た話で、10年ほど前、名古屋市内で「名チャリ」と呼ばれる社会実験が行われました。
 名古屋市中心市街地の交通対策の一つの社会実験ですが、市中心部の「ワントリップ」を自転車で行こう、というもの。
 市中心部に何か所か置かれたステーションと呼ばれる所で自転車を借り受け、目的地に向かい、目的地最寄りのステーションに返却するもの。
 あくまで「ワントリップ(片道移動)」で使うもので、自転車貸出件数と返却件数は同一になるはずです。
 しかし貸出>返却で、毎日数台の自転車が行方不明になってしまっていたそうです。
 つまり、返さずにそのまま持って行ってしまう人が一人や二人ではないわけですね。
 当初の名チャリ社会実験では、ICタグを用いた貸借や自転車の管理は行われなかったので、個々人の追跡調査はできませんでしたが、実験の主宰者は、これほどの行方不明自転車が多かったとは・・・と嘆いていました。

 全て共通しています。傘を返さない人、住宅地を交通違反しながら抜け道とする人、自転車を返さない人、さらについでに言えば、スーパーの商品詰め込み台にある、商品を入れる袋を必要以上に巻き取って持って行く人。
 こういう文化ゆえに、おかしな知事が出てくるのだろう。

 そんなことを傘の日に思った次第です。

 ちなみに今年の雑節の入梅は、6月10日20:13(JST)でした。

*** 追記 ***
 友愛の傘が最近は見かけないのは、返されないほかに、一つには、コンビニエンスストアで、安価なビニール傘が販売されるようになったのも、理由としてあります。地下鉄駅構内売店がコンビニエンス形態に移行した駅が多いです。
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