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南阿蘇鉄道が廃線の危機

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 神戸新聞web版記事からです。一連の熊本地震で被災した南阿蘇鉄道高森線が、廃線の危機にあるそうです。
記事:南阿蘇鉄道、廃線の危機 地震復旧費、見通しなく

 南阿蘇鉄道高森線は、阿蘇山のカルデラの中を行くローカル線。
 山の斜面崩壊で阿蘇大橋が破壊された、この斜面崩壊現場近くのJR九州豊肥本線立野駅から阿蘇のカルデラの中、高森駅までの17.7kmの路線。
 元は国鉄高森線で、国鉄末期の国鉄再建法により、特定地方交通線に指定され、廃止か別企業体転換を求められ、第三セクター南阿蘇鉄道(株)を設立し、高森線の経営を移管したものです。

 国鉄時代は、短いローカル線ゆえのC12形蒸気機関車が、短い混合列車を引っ張っていました。
 いえ、これはSLダイヤ情報誌に掲載の記憶ですが。

 南阿蘇鉄道高森線の被害状況は、千葉県のいすみ鉄道社長ブログによれば、立野駅~長陽駅間でトンネル・橋梁に異変。
 補修で済むかどうかわからない。長陽駅~高森間も軌道変異が激しく、早期の復旧は困難。
いすみ鉄道社長ブログ

 神戸新聞記事に戻れば、運行再開には一年以上、30億~50億円の費用がかかる、ということで、復旧の見通しが立たず、廃線の危機にあるということだそうです。

 そんな事情で、千葉県のいすみ鉄道他の鉄道会社が、応援切符を発売し、その売り上げは全額南阿蘇鉄道に寄付しよういう動きが始まっています。

 高森線。国鉄時代から立野駅~高森間の短い盲腸線ですが、かつては宮崎県の延岡まで計画されていました。
 延岡側からは、かつては神話のふるさと、高千穂まで高千穂線、こちらも第三セクター転換で高千穂鉄道があり、高森駅から高千穂駅までの約25kmを残すだけとなり、実際に着工が始まりましたが、国鉄再建法の施行で赤字が見込まれることから建設凍結、結局間の区間は建設再開されること無く放置され、既に出来上がった部分は、別の施設に転用されています。たしかトンネル内でキノコの栽培を始めたのではなかったかな。
 その延岡側の高千穂鉄道も2005年9月の台風で大規模に被害を受け、特に旧日ノ影線部分の古い区間で被害甚大で、結局全線廃止されてしまいました。
 ローカル線の経営は、大変厳しいものがあります。

 南阿蘇鉄道もその会社の経営基盤から、30億~50億円、一年の復旧時間は負担が大きく、自然災害には弱いローカル線の体力です。

 ところで、この南阿蘇鉄道高森線は、日本一長い駅名があります。
 その名は「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅。読みは「みなみあそみずのうまれるさとはくすいこうげん」です。
 あまりにも長いので通常は「白水高原」と称しているようです。
 南阿蘇鉄道転換後の新設駅で、話題づくりで命名した駅ですね。
 
 弊ブログ5月1日の豊肥本線の復旧が難しい記事で用いた、立野駅付近の地図。
 豊肥本線の立野駅は、スイッチバックの停車場で、急こう配が続く区間です。阿蘇山のカルデラに登る区間です。

神戸三宮で自動車暴走

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 昨日、CBCラジオを聞いていてお昼少し前、ニュース速報が入り、神戸市中央区の三宮駅前で自動車が暴走し、多数のけが人が出てる模様、とのこと。
神戸新聞記事からです:車暴走7人重軽傷、神戸の繁華街 63歳男逮捕「覚えていない」

 自動車の暴走、また起きたのか!と思い、しかも場所が三宮駅前ときてる。場所がどこか気になり、お昼のテレビニュースを見てみました。
 お昼の時点では、まだ一報のみで、細かい状況は分からず、地理はよくわかる地域ゆえに、暴走車が最終的に止まった場所もわかりました。

 しかし、こういう暴走事件(ですね)は、ハードな面(機械的なこと)で止められないのだろうか。
 自動運転の技術がここまで進んでいるわけですので、あり得ない走行をしたら、直ちに止める装置等々。

 いつこんな事件に遭遇するか分かりません。
 ましてや今の私は、咄嗟に動く(逃げる)ことは出来ず、常に音を聞き、あり得ない走行音がすれば、暴走の可能性を考え、退避可能な行動をとらねばなりません。

 テレビのニュースでは、暴走車は、JR三ノ宮駅前のロータリーから出てきたところで、歩道に乗り上げ、そのまま真っ直ぐ向かいの歩道に乗り上げ、ブロンズ像に衝突して止まった、ということですが、JR三ノ宮駅北はロータリーというより、JR線高架沿いの道路の西行き車線が、そのままJR三ノ宮駅前に入り込む構造。
 なので、暴走車は、三ノ宮駅に寄ったわけではなさそうで、東の方から走行して、そのままフラワーロードの歩道に乗り上げたらしい。
現場付近のグーグルマップの空中写真鳥瞰図。


 暴走自動車が歩道に乗り上げて、暴走を食い止めた障害物はブロンズ像ということで、グーグルストリートビューでそのブロンズ像を見てみました。


 テレビのニュースで、暴走車とブロンズ像にバイクが挟まっていますが、この画像の通り、普段からここはバイクが停められているようです。
 一つ、今回とは直接関係ないですが、上の画像、道路のお向かい側、ビルと高いビルの間がぽっかり空いていますが、ここは以前にビル解体中に道路側に崩れてきて、停車中のバスに一部当たった、という事故があったところ。

 今は体調崩して、出かけることは無くなりましたが、三宮界隈は神戸に出向くと普通に訪れていたところです。
 状況が良く分かる所での出来事。身震いものです。

くまモン活動再開へ

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 神戸新聞web版記事からです。熊本地震の影響で、熊本県のゆるキャラクターで、県営業部長のくまモンが活動を控えておりましたが、5日から徐々に活動を再開するそうです。
記事:くまモン、5日活動再開 待望論受け、避難所を訪問

 いたずらっ子のくまモンですので、地震被災直後の地ゆえ、なかなか馴染めない状況でありますが、くまモンを期待する声は、熊本県の被災地でも大きく、避難所の訪問などから活動を再開するのだそうです。
 ツイッターの発言にもありましたが、避難所にくまモン来てくれたら、元気が出て嬉しくて泣いちゃうかも、という声もありました。

 ただ、混乱防止のため、くまモン出動スケジュールは、当分非公表だそうです。
参考までに:くまモン隊出動スケジュール

 一方で、こんな記事もありました。
5月2日記事:くまモン応援イラストに待った 抱き付き姿勢NG

 どういうことかといえば、くまモンに兵庫県のキャラクター「はばタン」とくまモンが一緒に、というかはばタンがくまモンに抱きついている絵柄が、くまモンの版権を行う熊本県ブランド推進課としては、くまモンの利用手引きに抵触する、ということで、この絵柄の使用を止めるよう、兵庫県に通知したとのことです。

 くまモンは、誰でも使用して良いわけではなく、版権所有の熊本県ブランド推進課に目的等を添えて申請しなければなりません。
 そのかわり、くまモンのパテントは無料です。
 しかし、熊本地震で全国からの応援で、義援金募集でくまモンを使いたいという希望があることから、義援金募集などの場合は、許可申請の手順を大幅に簡略化し、ほとんど「届け出」だけのような状況ゆえ、絵柄のデザインに気づくのが遅れたのだそうです。
 この兵庫県のはばタンが、くまモンの後ろから抱き着いている絵は、元気を応援するところで中々いい絵柄だと思うんですけど。

 その、はばタンとくまモンの絵は、弊ブログで載せるのはまずいので、リンク先をどうぞ。日にちが経つとデッドリンクになるかもしれませんが。

地震の前の映像です。

くまモンのくまもとから元気をプロジェクト!

伝統神事も安全を考え変化しなければならない

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 長野県の諏訪湖近くの諏訪大社では、現在、社殿造営のための用材を運び出す「御柱祭」というのが行われています。
 諏訪大社は、上社と下社の二社。それぞれに社殿があり、その建て替えで、必要な材木を伐り出しの地から、社殿建立の場所まで運び出す神事です。
 現代流にいえば、「用材の搬送」ですが、昔のこととて、巨大な材木を所定の場所まで運ぶのは、一国を上げる一大行事で、それ自体が神事となるものです。
 材木の伐り出しの場から社殿建立の場所までは、山あり川ありで、大変です。
 その一つに、山を降ろすところでは、材木の重力で斜面を下ることになりますが、その勇壮で少々(かなり)危ないところが後々に大きな行事となり、マスコミの注目するところとなりました。

 昨日、 その御柱祭で、斜面を下るところで、材木に乗った氏子が転落し死亡する、ということがあったそうです。
MSN記事:御柱てっぺんから転落、男性が死亡 長野・御柱祭

 この斜面を下るところでは、氏子が大勢、材木の上に跨って乗り、乗ったまま斜面を下る、ということが行われています。
 何トンもある材木、それが斜面を下るわけで、危ない。
 しかし、その怖さを乗り越えて、勇気を示す、というところだそうです。

 映像で見るだけしか無いのですが、材木に乗っていれば、当然振るい落されます。
 落とされれば、場合によっては上を材木が通ったり、落ちた衝撃で何かに当たったりして、亡くなることもあり得ます。
 実際に昨日、それがありました。


 よそ者が何を言う!とも言われましょうけど、毎度思うのですが、なぜこんな危険な神事を続けるのだろう。
 平安時代から既に始まっていたようですが、当時のことですので、用材を里の御社まで運ぶのは一大事業で、それ自体が神がかりな行事。
 狂言に「三本の柱」という題の曲がありますが、建物建立のためには材木を運んだりして人々の協力で成し遂げられる、祝言性の高い曲で、御柱祭につながるような同じ文化性を感じます。

 ただ山の斜面を下るところ、人が乗って下るのは、昔からこんな形ではなかったそうです。
 ここ半世紀のうちに始まったらしい、ということだそうで、昭和30年代の御柱祭の写真では、斜面を降ろすところでは人は乗っていないそうです。
 その後に何らかの理由で人が乗るようになったのでしょうね。
 社殿造営のための用材。それを守る。斜面をさがるところは危険。しかしそれを乗り越えてでも男の意気を示す・・・。というところではないかと思います。

 時々、伝統的な神事で事故が起こり、けが人や死亡者が出ることがあります。
 しかし、けが人や死亡者があっても「伝統を守る!」という変な思想も有ったりします。
 神はそんなけが人や死亡者が出ることは望んでいません。
 伝統神事も、時代に合わせて少しずつ変化しなければなりません。
 一から十まで昔のままの姿は、一見伝統的のようで、その実、なんの進歩が無いのかもしれません。
 神から与えられた我々の知恵、けが人が出ないよう、ましてや亡くなる人が出ないよう、工夫して、神事を行わねばなりません。
 そうして伝統的神事を実施してこそ、伝統を守ることになります。

*** お詫び・訂正追記 ***
 御柱祭、死亡者が出た神事は、里の上社で柱を建てる「建て御柱」での出来事でした。
 柱となる材木を山の斜面を下る「木落とし」ではありませんでした。
 MSN記事の文章をよく読んでいませんでした。
 でも、記事の本意は同じですので、事実関係の訂正とさせてください。

地震酔い

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 京都新聞web版記事からです。熊本県で続く一連の地震、あまりに数が多く、実際に揺れていなくとも体が揺れている「地震酔い」の症状を訴える人が増えているそうです。
記事:「地震酔い」患者増加 熊本、余震続きストレス

 これ、分かります。21年前の阪神・淡路大震災でもそんな症状の方が、多く出ましたし、私自身、5年前の東日本大震災の地震の時、ナゴヤドームで揺れを経験しましたけど、かなり長い時間、しかも周期が長い揺れで、その後揺れが収まっても、暫くは「なんか揺れてる感覚」が続きました。
 この時、名古屋市内で他の方も、「揺れてなくとも揺れてる」感覚が続いた、と言う方がおられ、私だけではなかった、と理解しました。

 三半規管の誤作動によるものなので、目まい、の症状も併発するそうで、これが続くと、収まり難くなるため、とにかく休ませられる環境が必要とのことです。


 「地震酔い」ではありませんが、私は今でもほぼこれです。
 脳出血の後遺障害がいまだ続いているので、かつてほどではありませんが、平衡感覚が悪く、「揺れてる」感覚に近いものがあります。
 退院直後は、かなりひどかったので、収まっていく方向にはあると思いますが、これが取れないことには杖を手放すことはできません。

 私のことはともかく、熊本の地震は、早く収まってほしいものです。
 Amebaのブログでの友人も被災しており、揺れが収まることがとにかく望みとのことです。

スロースリップの検出

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 京都新聞web版からです。地震動として地上では揺れを感じない地震活動に、「スロースリップ」というのがありますが、これに京大の地震観測グループが初成功したということです。
記事:海底の「ゆっくり地震」観測 京都大グループ初成功、予測に期待

 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)など海溝型の地震というものは、日本列島が載っているプレートの下に、太平洋プレートなど海洋からのプレートが深くもぐりこみ、陸側のプレートを少しづつ引き込みます。
 そのまま引き込んでしまうと、日本列島沈没になりますので、どこかで陸側のプレートは跳ね返って元の位置に戻ります。
 これが海溝型の地震のメカニズムで、地球規模の大地震になります(動く量が膨大なので)。

 普通に引き込まれたところが元に戻るときは、「ピョン」ではないですが、割と短時間に固着領域が壊れるように剥がれます。
 しかし、海溝の深い部分の温度や堆積物などによっては、非常にゆっくりと、「ベロッ」と剥がれることもあり、これがゆっくり地震ともいわれるスロースリップ。
 スロースリップはとてもゆっくりになると、年単位の動きなどしたりします。
 もう少し短く周期が一時間とか数十分の動きになると、大津波の発生になります。

 東北地方の東側、千葉県沖から青森県沖までの日本海溝周辺では、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きる数年前にこのスロースリップが起きているらしい、という報道に接しました。
 スロースリップが起きているから、地震のエネルギーを放出しているのではなく、場合によっては地震活動の前兆かもしれない、ということを聞き、記憶にありました。
 そうした中での2011年3月11日午後。
 その時の遭遇記は、弊ブログに書きましたけど、地震の位置と規模が分かった瞬間にひらめいたのが、この千葉県から青森県にかけてのスロースリップでした。その上でとうとう起きた、大規模海溝型地震。

 憂慮されている東海・東南海・南海トラフの巨大地震も、このスロースリップを伴うと予想されています。
 場合によっては、地上では大きな揺れとならない「津波地震」になるかもしれません。

 熊本県のこともありますし、どこでどうなるのかは、全くわかりません。
 言えるのは、熊本県から大分県の一連の地震活動は、間接的には南海トラフでのプレートの限界が近づいているために、誘発された地震らしいということです。
 この先は、書くのは怖いので止めておこう。

大きい地名小さい地名・千種区で思うこと

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 今日は久しぶりに、新聞ネタではなく、日ごろ思うことからです。
 私、東山植物園へよく行きます。東山植物園は名古屋市の千種区にあります。つまり「千種へ行っている」とも言わるわけで、そんな千種区は名古屋市の建制順では、最初に位置し、統計や報告書の区別では必ず最初に並べられるのが千種区です。
 なぜ千種区が建制順の先頭になるのかよくわかりませんが、この千種区の名称は、名古屋市編入前の愛知郡千種町。大正12年に名古屋市に編入されており、この時代で「町」ということは、千種町はかなり大きな自治体でありました。
 千種区の西部が旧・千種町になるわけで、この千種町もいきなりの町ではなく、いくつかの村が合併して千種町となったものです。
 その「いくつかあった村」の一つが千種村で、この千種という名称が合併された町に引き継がれ、名古屋市編入後は区の名称にも引き継がれました。
 当初は小さな村だったものが、やがて大きな町になり、大都市の区の名称にまで出世?するようなものでしょうか。

 ここでタイトルの大きい地名・小さい地名は、「千種」という名称は元来は愛知郡の小さな村で、そのレベルは「小さな地名」になります。
 小さな地名とは範囲の狭い、一番生活に密着している地名で、都市部では町内ともいわれるもの。あるいは字(あざ)があるところは、その小字名が小さな地名になります。

 千種区の範囲内は、今は普通に千種という地名と言えないこともないですが、単に「千種」と言った場合、どのレベルの千種を指すのかよくわからないこtpがあります。
 今は旧・千種村は無く、現代で「千種」というと、千種駅付近を指すようです。駅名の地名化です。

 今昔マップから、旧千種村の位置です。


 上の図、大体の現代の範囲です。古井ノ坂の北、今池中(学校)のあるところが昔の千種村。


 大きい地名・小さい地名、では、都道府県名と市町村名の関係も同じ。
 以前、弊ブログで、都道府県名と市名が同じ名称を言うときは、それは県を指すのか市を指すのかややこしく紛らわしいので、どっちかはっきりさせたい、ということを書きました。
 例:「岐阜」といった場合、岐阜県なのか岐阜市なのか、はっきり明示させたい。
 都道府県名は大きい地名、市名は比較級で小さい方の地名にもなります。市の名称は厳密には地名ではありませんが。同様に、都道府県名も地名ではありません。

 千種村。地図で出した通り、今の千種駅とは随分離れたところに千種村がありました。
 この千種村の西の人家が並んでいないところに中央本線が通ることになり、村から外れたところに駅ができました。
 最初の駅は、現在の位置ではなく、千種橋のずっと南、貨車が並んでいる貨物扱いホームのあるところに千種駅ができました。
 現在の駅は、地下鉄東山線開通の際に移転したものです。
 旧・千種駅は貨物扱い部分が残り、旅客駅部分は、マンションなどの建物が並んでいます。

私鉄の待合室設置ランキング

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 東洋経済オンラインに面白い記事がありました。私鉄の待合室設置ランキングを記事にしたもの。
記事:初公開!私鉄の「駅待合室」設置率ランキング
 副題に「乗客の利便性測る新指標、トップは京王電鉄」とあり、待合室、恐らくはホーム上の待合室のことだと思います。
 記事に会社別ランキングがあります。


 一位は京王だそうで、69駅中57駅で設置、率82.6%。そうなんですね。京王は遠い昔に乗ったきりで、最近の事情は前面展望動画を見るのみです。
 二位は阪急。90駅中、70駅で設置。率77.8%。これは分かります。だいたいどこの駅でもホーム上待合室がある記憶です。
 三位の近鉄は、結構頑張っている印象です。294駅中、214駅。路線長が長くしたがって駅数も他の私鉄と比べ物にならないほど多い。そこに200を超える駅に待合室があるのは、かなり頑張っています。名古屋近郊でも、いくつかの駅に待合室があった印象です。
 四位以下は表をご覧になっていただくとして。
 地元名鉄は、公表していないのか、設置駅数は表示無し。
 実際に少ないです。
 比較的古い駅はそのまま古いままで、最近では呼続駅で、駅開業の頃からのホーム上屋のひさしが落下してくるような状況。
 駅ホーム上の冷暖房完備の待合室は少ないという印象です。
 妙興寺駅は高架化され、高架設備と一体化した待合室(冷暖房があったかどうかは不明)がありましたが、改札機導入前の24時間誰でもホームに入れた頃に事件が起こり、待合室となっていたガラスが取り払われてしまいました。腰掛は残っているようですが、高架上のこと、冬はかなり風通しがいいです。

 東洋経済オンライン記事、待合室ランキング以外にも面白い記述がありました。この調査は各社の広報や問い合わせ窓口にメールで問い合わせたそうですが、その返答の速さも記述。小田急はずば抜けて返信が早いと評価。お客様対応の良さに言及しています。
 ここで分かったことは、小田急は忘れ物を引き取りに行くときの運賃は無料だそうです。

忌み数字の文化

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 昨日は、一宮市民病院の検診でした。受診科目に脳神経外科(脳外)があり、脳外の待合室はウナギの寝床のような細長い待合室に面して、診察室が四つ。
 通路に近い側から、01番診察室、02番診察室・・・と続き、四つ目は04番ではなく、05番診察室。
 つまり04番は欠番。
 よくある忌み番号ですね。

 入院していた病棟でも、末尾の数字4と9は無かったような記憶。
 私は、このような忌み番号の習慣も感覚もないので、この非連続性が気になったりします。
 観光バスでも4号車は欠番にしてある例が多いようで、正直なんとも不思議な習慣。
 こういうの、世間的にはアカンのかな。アカンから忌み数字として、用いられないわけで、名古屋市バスの車両番号でも、現在の記号の系列で、二ケタの番号の時代、40番代はありませんでした。
 400番代はあり、440番代もありますが。
 そのバスにも付けられている自動車登録番号(ナンバープレート)の数字も、末尾42と末尾49は基本ありません。
 「基本」と断ったのは、希望ナンバーだと末尾42または49が選べることになっています。

 忌み数字の逆はラッキーナンバー。7がその代表だそうですが、なぜ7がそんなラッキーなのかよく分かりませんし、7がラッキーな気持ちは全くありません。
 私は無機質?な理系人間ですので、数字は単に数値を文字に具現化したものだけ、という感覚なので、自然数の増のリズムが一か所途切れることの方が違和感あったりします。

****
・・・などと書きながら以前、JR西日本の大阪環状線で乗った車両にモハ102-666があり、「666」が少々気になってしまいました。しかも二度も遭遇。

京都市バスで後扉連動装置解除で走行が常態

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 京都市営バスで、後扉を閉めないで走行していたことが発覚した、ということは、弊ブログ4月14日に書きました。
 その後の調査で、後扉が開いていると加速できない装置の機能を停止して走行した経験者(つまり知っている)は、この九条営業所の運転士を含み19人が連動装置を止めて走行したことがあり、うち二人は日常的に連動装置を止めて走行する常態化していたそうです。
 京都新聞記事からです:「装置解除を経験」19人 京都市バス、ドア閉めず走行

 京阪バスの受託営業所である九条営業所で、運転士112に聞き取り調査したところ、約半数の58人が連動装置の解除方法を知っていたとのこと。
 うち実際に解除して走行したのは19人、17人は一回だけで、常態化して運転した2人は、「ドアが閉まりきらないと発車のギアを入れられず、装置の存在がいらだたしかった」とのこと。

 バス車両の後扉が完全に閉まらないと、起動ができないのは、バスに付いている安全装置の一つで、目的はズバリ安全です。
 しかし、後扉から人を乗せ、しかも多客で乗り切らないと、ドアが閉められず、京都市バスの運転士職場の風土もあって、イライラなさるのでしょう。

 安全装置の存在がイラッとする事例で、ご家庭のガスレンジで、温度が一定に達すると、ブザーが鳴ってガスが弱くなるのがあります。
 調理方法によっては、この装置の存在がうっとおしく思うこともあり、一時的に安全を解除もできます。

 バス車両の後扉の連動装置、ドアが故障した場合に車両工場へ回送させたりする場合などで、連動装置を止めて走行させるためで、つまりは非営業の状態。
 スイッチ一つで連動が解除できるようなものではないそうですが、通常の走行では必要が無いもので、前照灯など直ぐに扱えるスイッチ群とは全く別のところにあり、普通の運転士は知る必要もありません。
 知っていても問題は無いですが、後扉が閉まらず、停留所でなかなか発進できず、イラッとしていた運転士がたまたま装置解除の方法を知り、同じことを想う運転士仲間に広がった、らしいということです。

 交通局現場職員(今回は委託の京阪バス株式会社ですが)の性質なのでしょう。本局職員運転士の時代もなにかと(良くない)評判があったり、京阪バス委託の運転士も、本局を彷彿とする運転士もおり、こうした引き継がれる現場性質というものは、そうそう変わるものではありません。

 交通局の対策として、連動装置を解除して走行したら警告音が鳴るようにして、それがまだ鳴らない33両は、6月末までに鳴るようにするとのこと。
 そんな警告音が鳴ると、今度は工場回送の時にうるさくないのだろうか。

東京発でお金の問題が多数噴出

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 いくつかからの情報なので、ニュースソースは省略しますが、東京発と関連でお金に絡む問題が多数出ています。
 現知事のM氏、海外出張で、上位クラスの航空運賃に高額のホテル費用が掛かった他に、週末ごとに東京都公用車で神奈川県湯河原にある自身の別荘に毎週通っていたとか、最近噴出した問題では、都知事就任以前のことだそうですが、正月の家族旅行の費用を政治資金収支報告書に記載していたとか、が出てきました。

 しかし、凄い政治スキャンダルですね。
 こういうのにM氏は是正していかねばならないと、政界に入る前は主張なさっていたと思いますが、ご自身がエライ立場になると同じことをなさる、人間とはそんなものなんですね。
 以前にこのブログで書きましたが(その記事がいつ、どんな内容か探せない)、(普通の)人はある立場になると、自身の理想で考えるより立場で考えてしまう特徴があるのですね。
 名古屋市会の減税日本の議員しかり、兵庫県会の元県議N氏しかり、かつての民主党しかり、あれほど政治と金の問題を切り込んでも、立場になると同じことをしてしまう。
 
 東京都知事のM氏、知事に就任した当時、前任者が始めた都営バスの24時間運行となる超深夜便を、非効率としてあっさり廃止にしました。

 私は東京都民でもなんでもありませんので、傍から見て、一市民(市井に住まいする民)の目で見ただけの印象ですが、都営バスの24時間運行は開始して間もない頃でしたが、「費用対効果」の名のもと、廃止を打ち出してます。
 そんな方ですが、正月の家族旅行を政治費用としたりしていたのだそうですね。
 その上で、都知事就任以降は、東京都公用車で毎週の湯河原別荘通い。
 Mさん、湯河原に別荘があるんですね。あのあたり別荘が多く並んでいます。

 さらに急に出てきたのが、2020年の東京オリンピック招致で、2億円のお金が不正に動いたらしいということ。
 フランスの検察が、当時IOC委員だった国際陸連の会長に近い人間の口座に、「オリンピック招致」の名目で2億円が振り込まれたらしく、捜査を開始したというニュース。

 東京発のお金に絡む問題が噴出していますね。
 知事のM氏についてはM氏自身の問題ですが、オリンピック招致での不正な2億円は、全世界的に印象を悪くしています。
 その前に既に、エンブレム問題とか、競技場でややこしいことになってるとかで、印象はかなり悪くなっています。

 知事のM氏は、次の選挙では勝てないでしょうし、それ以前に政治資金報告書の件で立件され、本人もしくは秘書の有罪が確定すれば、知事職は自動失職になります。

 オリンピックは、もう本当に開催を断念→返上した方がいいと思います。
 返上するなら今のうち。今年のリオデジャネイロ大会の閉会式で、オリンピック旗が東京都に渡されてから返上しては、それこそ世界中が捧腹絶倒になります。
 コンパクトで少ない経費のはずだったのに、ヨット競技を三河湾でやろうか、なんて言い出すくらい広範囲になり、費用も当初予定から何倍にも増えたりして、招致の際の資料は大ウソだったのか?ということですね。

 大きく太い文字で書いておこう。
 2020年東京オリンピックは、もう返上しましょう!

加湿器の殺菌剤で死亡者多数・背景に不正が蔓延る社会・韓国

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 久しぶりに韓国に係わる話のカテゴリでブログ書きます。このところ、韓国との縁が無くなっていますので、書くことが無かったです。
 韓国であるメーカーの加湿器の水に使う殺菌剤で多数の人が亡くなる事故が発生しています。
 既に日本のマスコミでも報じられていますが、背景には不正を行ってでも製品を売ろうという社会風潮かも。
聯合ニュース日本語版:2016.5.2付:加湿器殺菌剤による被害でメーカー謝罪 死者多数=韓国
中央日報日本語版:2016.5.6付時論:なぜ加湿器殺菌剤から国民を保護できなかったのか=韓国(1)
産経新聞記事:殺菌剤メーカー元社長逮捕 韓国、肺損傷で死傷者多数 大統領、徹底捜査指示

 この加湿器による殺菌剤で死亡者、というものは、韓国のある企業が加湿器を製造・販売するにあたり、使用する水に殺菌剤を使っていたが、この殺菌剤が加湿の水と友に殺菌剤成分も空中(つまり室内)に放出され、人の呼吸により胚細胞に吸着し、呼吸困難で死亡に至るというもの。
 2011年ごろから問題となっていたところ、今月に入り殺菌剤の安全性を検査する大学の教授が、メーカーから不正なお金をもらって都合のいいデーターにねつ造していたことが発覚、行政も把握しておきながら、適切な処置をしなかった、というもの。

 加湿器の殺菌剤は、日本では多分無いと思うけど、要するに、加湿器の内部は湿っており、常に細菌が増殖しやすい環境です。
 細菌が増殖すると、その菌が空中に散布され、人の健康に関わるので、予め水に殺菌剤を入れて、水自体を殺菌しておこうという、というのが発想の根本。

 こうしたところ、確かに韓国らしいところです。
 韓国は何事も「良い」と思えば、何も考えず、しかも少々きつめに邁進するところがあります。
 例えば、夏の冷房。韓国の百貨店などの建物の冷房は、大変きつく冷やしています。
 日本では節電で目安28度にしましょう、などというのは地球外のできごとか、というぐらい、ガンガンに冷やします。
 そして殺菌剤の安全性で、検査を依頼された大学の先生は、わいろをもらって、検査データねつ造。
 行政もわいろが飛び交ったのか、知らん顔。
 「韓国病」の典型例です。

 加湿器は、水タンクに水を入れ、それに超音波振動を与えて、水分子を送気管を通って空中に出す構造です。
 なので、構造的に湿り気が含みやすく、室内のカビなどの菌が付着すると、そのまま増殖したりしますので、使用しているお宅は、こまめなお掃除が必要です。
 最近はマンションなど、気密性の高い部屋でエアコンの暖房のお宅も多いと伺います。そんなお宅で加湿器が活躍しているそうで、日本では加湿器に殺菌剤を入れる発想は出てこなかったのか、有ってもしなかったのか。

熊本地震で罹災証明の発行交付が遅れているそうだ

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 熊本地震の報道で一つ気になったこと。熊本地震で罹災(りさい)証明の発行が遅れているそうです。
日経記事:罹災証明遅れ、暮らし再建に支障 熊本地震1カ月
 罹災証明とは、災害で家屋・事業所の建物に被害を受けた場合に、その被害を証明する書類で、市町村が発行します。
 熊本地震では、これを発行する自治体自体が被災し、自治体職員は救援作業等に回ったりして、通常の業務をなかなか行えない状況。
 なので、罹災証明の申請があっても、なかなか現地調査ができず、証明の発行も遅れがち、という報道が目立っているように感じます。

 罹災証明は、災害復興住宅や義援金、損害保険の請求に必要だったりします。
 これ、神戸の地震の時に何度か耳にしましたが、罹災証明はあった方が証明としての効力が強いよ、という程度のもので、無理に申請しなくてもいい、という話を聞きました。
 阪神淡路大震災の時は真冬の災害で、罹災証明を求めて真冬の空のもと、区役所に行列ができて、大変な状況になっていたので、こんな話がでていたのかもしれません。

 自治体というところは、お役所なので、通常業務のような形式化された業務はやってのけます。
 しかし災害時は、日ごろ訓練しているとはいえ、普段行っていない業務なので、なかなかスムーズには進みません。
 そんな中での罹災証明が遅れている報道。そりゃ遅れるわな・・・、と思うと同時に、妙に今回は罹災証明発行にこだわる報道が多いな、と感じた次第です。

京王電鉄で小児普通乗車券の表記に特徴

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 マイナビニュースの鉄道トリビアからです。京王電鉄の普通乗車券で、130円区間の小児用普通乗車券を購入すると、券面の表示は「発駅⇒140円」となるそうです。
記事:京王線、おとな130円区間のこども運賃は「140円の半額」だった

 最初、見出しを見て、中身を一度読んで正直理解できず、三回読んでみました。
 すなわち、京王電鉄線大人130円区間の小児運賃は70円になります。
 小児専用の乗車券は存在せず、大人用の乗車券に「小児」記号を入れて小児用とします。
 そこで、発売額が70円になるので、乗車できる区間は同じ70円となる、大人140円区間と同じになるので、130円区間の小児用とせずに、140円区間の小児用として発売しているのだそうです。

 これは知らなかったです。
 同じ発売額で遠くまで行ける乗車券を便宜的に発行しているのだそうですが、JR東日本でも同様の措置だそうです。
 ある意味、旅客に有利なサービスですね。
 普通乗車券は発駅、着駅を正しく表示することが定められていますが、例外的に近距離の場合は、着駅を金額表示にすることができます。
 今はこの「例外的」が一般になって、「何駅から何円区間」という表示が普通です。

 マイナビニュースの画像から。京王電鉄の乗車券。

2020年東京オリンピックは中止返上でロンドン開催案が浮上しているらしい

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 昨日のMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」で今朝の新聞のコーナー(浜村はんがただだらだらとしゃべるだけ)で、何かと揉めていて、多額のお金が動いたことに対してフランスの検察捜査になった2020年東京オリンピック大会の誘致において、不正な支払いが認定した場合に備えて、英国ロンドンで代替開催の案が浮上しているそうです。
検索したらこんなページが見つかりました。Buzzap:2020年東京五輪消滅か、不正支払い認定ならロンドンで代替開催の可能性が浮上

 あくまで不正な資金の動きが確定したら、ということで、新国立競技場やエンブレムのゴタゴタが理由ではなさそうです。
 いずれにせよ。本当に東京オリンピックが消滅する可能性に具体性が現れたわけで、ロンドンなのは、2012年に開催しており、その設備がほぼそのまま使えるとのことです。
 東京と同じ時に立候補した、イスタンブールとマドリードは準備ができておらず、これから代替開催が決まっても無理で、2012年に開催したロンドンでの代替開催が急浮上しているそうです。

 オリンピックの代替開催は、一つ記憶があります。1976年の冬季大会インスブルック。
 1976年の冬季大会は、どこかの都市で開催予定だったのが、何かの事情で開催できず、その12年前に開催したオーストリアのインスブルックで再びのオリンピック開催とのNHK中継の言葉を覚えています。
 開会式のスタジアム聖火台も二つあり、どちらかが1964年大会用に使ったもの、もう一つが今回(1976年大会)用に設置されたもの、というアナウンサーさんの実況。

 記憶を手掛かりに検索してみると、1976年冬季大会は、米国のデンバーで開催が決まっていたものの、多額の費用がかかるということで、住民投票を行ったら、中止・返上の方に票が多くあったため、返上に至ったのだそうです。

 しかし、東京オリンピック誘致で約2億のお金が動いたのは、どうにもおかしい。
 おかしいのはもう一つ、日本側は、コンサルタント費用として支払ったそうですが、支払い先がはっきりせず、その2億円はどこへ行ったのだろう。

 何かと不透明な2020年東京オリンピックです。
 そんなロンドン代替開催案が出ているということは、かなり現実味があるのではないのかな。
 先回の弊ブログ記事で頂いたコメントに、このまま東京で開催してしまえば、天の報いがあるかも、と頂きました。
 そんな報いを避けるためにも、2020年の大会はロンドンで開催していただいた方がよいのかもしれません。期待されている方には、申し訳ないですが、今の日本ではまともに開催する資格は無さそうです。

一宮市でコミュニティタクシー運行へ

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 昨日は、MRI検査の前に、一宮市地域公共交通会議があり、傍聴に行ってきました。地域公共交通会議とは、地域における生活に必要な乗合バスなどの旅客輸送の確保、その他の旅客の利便性増強に必要な事項を審議する会議で、ここで決定したことは、運輸局長の許認可に大きく影響します。
 具体的には、乗合バスの新設・経路変更・停留所の新増設・位置変更、運賃の変更等の審議を行い、これらは地方運輸局の許認可事項ですが、地域公共交通会議で決定されたことは地域の意思ということで、許認可が素早く行えます。

 その一宮市会議が昨日あり、大きな目玉は市内の公共交通空白地域に、乗合タクシーを運行するもの。
コミュニティタクシーに係わる議題資料。




 運行内容を文字で表すと、交通空白域となる地域に停留所を設け、近くの路線バス又は鉄道駅の間で、乗合でタクシーを運行しようとするもの。
 つまり、(交通空白)地域内の乗合タクシー停留所まで出向き、そこで乗合タクシーに乗り、近くの路線バス停まで運送、そこでタクシーを降り、路線バスに乗って市中心部に向かうトリップ。
 逆は、路線バスで停留所で降り、そこから乗合タクシーに乗り、地域の乗合タクシー停留所場で運送。

 要するに稲沢市で行っている、稲沢市コミュニティバスでコミュニティバスが運行していない地域に、これに接続する形で乗合タクシーがありますが、これと同じ形態。
 稲沢市コミュニティバスのコミュニティタクシーは、旧祖父江町地域で始まりましたが、今は市内全域(の交通空白域)に広がっています。
 この乗合タクシーというもの、あくまで路線バスが運行しない地域でも公共交通の利便性確保のためですので、必要最小限の運行。
 そのため、この乗合タクシーだけで移動(トリップ)が完結するものではなく、あくまで路線バスとの接続で走行するもの。
 なので、稲沢市の例では、何度か弊ブログで、祖父江町のコミュニティタクシーは利用者がさっぱり、惨憺たる結果、と評しておりました。
 最近は稲沢市の地域公共交通会議には出向いておりませんが、乗合のコミュニティタクシー運行区域が拡大し、利用者数の推移に気を払っていませんでしたが、資料は公開されていますので、後程見てみよう。

 とにかく、運行当初は惨憺たる結果でした。
 運行を始めて半年たっても利用者が一人もいない停留所があったり、他の停留所でも月に数人という程度で、利便性を考えると、この程度の利用者数で良いのかもしれません。

 一宮市の乗合タクシーと稲沢市の乗合タクシーとの違いは、一宮市では、運行時刻を定めているところ。稲沢市では、コミュニティタクシーは運行時刻を定めていませんが、コミュニティタクシーに接続する、という趣旨から、結果的に運行時刻は定まってきます。
 時刻の案も会議資料にありましたが、画像が多くなり、煩雑ですので、省略します。
 運行時刻は定めても、予約制である点は稲沢市と同じで、発車時刻の一時間前までに、運行する、名鉄西部交通に連絡する、ということです。
 交通空白域の公共交通確保ですが、利用者は誰でも利用できます。
案としている乗合タクシー運行区域と停留所位置
木曽川町・今伊勢町・葉栗・浅井町・


朝日・萩原町・大和町
朝宮からは、名鉄の鉄道路線、尾西線二子駅に接続。


丹陽町・西成・千秋町


 報告された運行の法的位置は道路運送法の第四条許可事業。これは乗合バスの法的根拠と同じです。区域輸送事業で、デマンドバスと同じ法的根拠。

 質疑応答で懸念される点がいくつか出てきました。
Q:乗車一時間前に予約とあるが、自宅から出ていくときは電話が可能だが、市内から自宅へ戻るときはどうやって予約するのか。
A:携帯電話や公衆電話を使っていただきたい。

Q:乗合タクシーは、道路運送法第四条の乗合運送事業用車両となるが、路線バス停留所で客扱い停車、つまりバス停で停まって可能なのか。
 これは可能ですが、見かけはタクシー車両がバス停で乗り降りさせている光景と何ら変わらず、事情を知らない人からすれば道路交通法違反と映る。
A:周知するしかないです

Q:路線バス停留所から地域のタクシー停留所に向かう運行では、路線バス到着前からタクシー車両が待機することになりますが、どこで待機するのか。バス停で停車しては、路線バスの運行に影響する。
A:近くに待機できる場所がありところを選んで接続バス停としております。

Q:路線バスが遅延した場合はどうなるのか。一便分の遅延が生じ、ダイヤ上は乗合タクシーに接続する便が遅れた場合の措置は?
A:運転士にバスロケ(バス接近情報)を見てもらいます。

 他の意見としては、乗合タクシーに充当する車両は、普通のタクシーと全く同じ車両。
 車内のサンバイザーに「コミュニティタクシー」である旨の表示を行うことで、コミュニティタクシーであることを示しますが、やはり分かりにくいので、車体に何等かを描くことはできないか。
 マグネットで模様等を貼り付けられないのか。→乗合タクシー以外は通常のタクシー営業となるので、その付け外しに時間がかかることはできない。


 面白いことを始めます。
 当面は、今年7月1日から年度内一杯は試行運行ということで、そこで顕在化した問題点を洗い出すということです。

スズメバチ駆除で爆発?何でやねん?

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 産経WEST記事からです。ちょっと気になったので読んでみました。スズメバチの駆除で建物が爆発。なんで建物が爆発するのか、そのメカニズムが気になりましてん。
記事:スズメバチ駆除で爆発、自宅炎上 「どこがスペシャリストやねん!」家族怒り心頭、法廷闘争の行方

 そもそも何が「爆発」に至ったのか。つまりこういうことらしい。
 現場は、旧い茅葺屋根のお宅。茅葺のどこにスズメバチの巣があるのか分からずで、とりあえず、駆除の薬剤を屋根裏に散布。スズメバチは作業の人に攻撃を仕掛けるので、スズメバチの動きを弱めるための煙のため、発煙装置を置いたところ、この発煙装置が火種となり、薬剤のガス成分に引火、爆発に至ったらしい。

 スズメバチの駆除現場を見たことありますが、ハチの動きを弱めるため、煙を使っていますが、屋外でしたので薬剤散布と煙による活動低下が同時進行していましたが、屋根裏の屋内なので、そこで薬剤散布と発煙装置の同時は、駆除業者の大きな過失です。

 しかしスズメバチ駆除で、自宅が爆発・火事になってしまうとは。世の中、どこに不幸があるか、分からないものです。
 業者さんも、「当然」の思い込みも、状況(環境条件)によっては当然でなくなります。そこを考えられる知恵がほしいものです。

ポートアイランドに生田神社の分社

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 神戸新聞web版記事からです。神戸市の埋め立て地、ポートアイランド(略称:ポーアイ)に生田神社の分社が遷座されたそうです。
生田神社自体の分社が、1800年を超す歴史で初めてのことで、人工埋立地のポートアイランドに神社ができるのも初めて。
記事:生田神社がポーアイに分社 1800年超歴史で初

 ポートアイランドは、神戸市中心部の三宮から南の方、神戸税関がある浜から沖合にできた埋立地(人工島)で、田崎真珠やUCCコーヒーの上島珈琲など神戸を代表する企業さんの本社が幾つかあります。
企業立地のほか、埋め立て一期部分は住宅団地(集合住宅のみ)があり、35年前は、神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア81)が開催されました。
街の中は近未来な感じで、日本の古くからの習慣。習俗である神社とは関係なさそうな地。

 しかし、住宅がある、ということはここを故郷とする方もいるわけで、そんな人々の心の拠り所として分社造立(ぞうりゅう)されたものだそうで、ポーアイの人々の「氏神様」となったそうです。

 ただ、生田神社ポートアイランド分社の位置を確かめると、人が住まいする地域とは離れた、二期埋立地の部分、IKEA神戸のすぐ近くだそうで、春秋の氏神様のお祭りもどうするのか、いささかやりにくいような気がします。
 この氏神様の存在は、日本人の心に大きく影響するもので、震災の時は、ポーアイの集合住宅は建物基礎杭が地中深く岩盤層まで達しており、建物自体にはほとんど損傷がありませんでした。
 しかし水が無い、本土と行き来できない(神戸大橋が通行止めで)等々で、一見被害が無さそうでしたが、心の拠り所が無いゆえ、大変なものだったと、当時、住まいされていた方から伺いました。

 近未来都市のポートアイランドに「神社」というのは、ちょっと不思議な感じがしないでもありません。
 でもよく考えれば、昔は人が住むなどする造成地ができれば、まず神社を誘致したものです。
 昔の東京下町、すなわち江戸は巨大な埋立地のようなところ。
 神社を建て、そこに人が住まい、文化が醸成され、今に伝わるお祭りができたりします。

 ちなみに、神戸市中心部の「三宮」とは、生田裔神八社のことで、生田神社を囲むように鎮座する八社の一つ、一宮から八宮までナンバリングの御社です。それぞれが神社で、三宮神社というのがあり、これが三宮の名の起こりです。
 摂津国の三宮という誤解が一部にあるようですが、摂津国は、二宮・三宮は無いとされています。

とうとう賢島へは行けなくなった

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 何度か書いている、伊勢志摩サミットは迷惑だ、の続き記事。
 昨日の朝から賢島は、封鎖なのか閉鎖なのか、IDカードを持った人しか行けなくなり、そのため近鉄志摩線も鵜方駅~賢島駅間が運休(事実上の不通)となったことを朝のニュースでも、また昨日の中日新聞夕刊でも伝えております。
中日新聞夕刊記事


 サミットは、26日と27日の二日間だけなんですね。それなのに、昨日21日から28日までとかなり長い。
 この間、賢島に居住する方はもちろんのこと、賢島へ通う方、近隣で真珠養殖をされている方、そうでない方も多くの方々の暮らしに大きく影響します。
 サミットは迷惑だ、の中身は、以前に書いていますので、ここでは蒸し返しません。

 ここ数日は警戒レベルが上がったそうで、それを伝えるTVニュースで、地元民の声としては「警備は大変じゃろが、わしらに影響するまでも無い」とか言うタイプの声ばかり。
 中には、マイクを向けられ、「迷惑この上無い」と話す人もいたと思いますが、ニュース素材の編集段階でカット。
 渋谷が本社の放送局なぞは特に、トップの人間が「政府が右といえば右」と仰る方なので、政府広報のような編集をなさいますが、中日新聞が株主でもある、新栄の我が国民放第一号の放送局も何やらサミットは歓迎ぶりな報道。
 たまたまこのN局とC局ばかりテレビ・ラジオ見聞きしますのでそう思うのかもしれませんが、ニュースでサミットを伝える内容に入ったら、直ちにチャンネル変えています。
 あの、意気揚々とサミットを伝えている様子がとても不愉快です。

 昨日は、NHKテレビのブラタモリ、伊勢志摩をブラタモリだったそうですが、まだ見ていません。
 この時期の伊勢志摩は、伊勢志摩サミットを前にした、盛り上がり企画なのでしょう。
 先月、途中で聞くのを止めたという、NHK-FMのトーキングウィズ松尾堂、当日の放送内容が春の伊勢志摩と同じく、サミットを前にした、盛り上がり企画でしょう。

 ブラタモリは、録画だけしておいて、見てない回が続いています。沖縄に熊本・熊本城、京都の伏見と嵯峨、かなり撮りだめしてあります。
 昨日のブラタモリ、サミット万歳な内容だったら、飛ばし飛ばし見ることになります。

 あと、新聞記事スキャナではあえて残しておきましたが、米国のオバマさん、広島へ行かれるそうですね。
 単純に広島へ行かれるのは、何とも思いませんが、オバマさんが行かれる、ということは、賢島以上にどえらい警備がある、ということを示唆しています。
 広島のどこまで行くのかは分かりませんが、予定では最初の広島市民球場跡地に到着するということで、原爆ドームは広島市のほぼ中心部、近くの紙屋町は、名古屋市では栄町に相当する所。
 つまり栄町から矢場町、本町通にかけての感じのところが封鎖(閉鎖?)されるようなもの。
 修学旅行の生徒さんたちも、事前に計画されたものでしょうし、簡単に日程変更はできず、実行するか中止するしかできないと思います。
 そこまで政府は考えているのでしょうか。オバマさんの広島訪問は米国の行事ですが、受け入れる日本側の意向もあります。
 米国のやること、日本は気を使いすぎるほど気を使いますし、広島の市井で活躍する多くの人よりは、オバマさんなのでしょう。
 ただ広島は71年前の事が事ゆえ、広島市民側も来てくれることに歓迎気味のようですが。
 これで頭の一つでも垂れていただければ、私の不愉快ぶりも少しは収まりますが。

 オバマさん、前に東京へ来た時、西銀座のどこやらの寿司屋へ来たそうで、そのため、有楽町駅の出入り口、晴海通り・外堀通りなど西銀座から銀座一丁目にかけての範囲が封鎖されたそうで、交通も都民も商店も大混乱。
 全く迷惑な話。

そう隠しておくことではないと思うが・笑点の新司会者

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 この文章を書いている時点では、まだ見ていませんが。
 テレビ番組、笑点の新司会者が明らかになったそうですね。昨日の番組放送開始50周年記念放送で発表されたそうですが。
 その新司会者はは、大喜利メンバーの春風亭昇太さんだそうで。
 昨日、Yahooニュースで見ましたが、これまでいろんな名前が取りざたされてきました。笑点大喜利メンバーの落語家さんからだとか、落語家さん以外の大物芸人だとかで、まぁそれも話題性を追求するテレビ業界の仕掛けかもしれませんが。

 番組をよく見ている一視聴者からすれば、昇太さんは妥当な線かな、と思います。
 大喜利メンバーの中では二番目に若い方で、今後の笑点の顔、そして機転の良さから抜擢されたのかな、と思います。

 ただ、この新司会者発表、ぎりぎりまでもたせたのは、テレビ番組特有のドキドキ感演出でしょう。
 笑点は公開録画放送の番組なのですが、昨日の放送は生放送。50周年記念番組で拡大枠。
 そして歌丸さん、最後の司会出演。
 この生放送に合わせて新司会者発表は、一つには事前の公開録画だとその収録が行われた時点で新司会者が分かってしまいます。
 そこで、放送開始50周年の記念拡大枠による生放送に新司会者発表を企画したのでは?と思います。

 このテレビによくあるドキドキ感というもの、どうも馴染めません。
 他の番組にもある、「○○は次のコーナーで」というようなフレーズで、時間を引っ張りCMを見せようとするやり方。
 だからCMが飛ばせる録画が一番いいのですが、番組司会者は誰であろうとも番組自体は存続するわけで、技術的観点から決定したらさっさと知らせてくれた方がいい、というのが私の感覚。

 ちなみに、私はネタバレ全く影響ありません。
 よく、お芝居や映画を見てきた話をラジオ・テレビの放送番組内で話そうとすると、「あ、それネタバレになるから」と制止されることあります。
 このネタバレが嫌だ、という感覚が世間様にはあるそうですが、この感覚がどうしても分かりません。
 すべて、まっさらな感覚で、お芝居の舞台、あるいは映画に臨みたい、というところのなのでしょうけど、古典芸能の「能」なんて、ネタバレの典型です。
 話の内容は既に決まっていて、その歌詞文句は、「謡曲」として謡本に記され、稽古の対象になるほど。
 お芝居・映画と能は違う、と言われそうですが、鑑賞するもの、としては共通です。

 単に、新司会者はさっさと発表すればよい、ということだけを書くつもりでしたが、長くなってしまいました。

 歌丸さん、番組で見る姿はしっかりして、まだまだできると思えますが、実際に楽屋入りする姿を見た人の話では、かなり小さく見えたそうで、それが芸というものですね。
 芸を披露するときは、精神がシャンとして大きく見える、しかしそうでないときは、普通のおじいちゃん。
 昨年の大須演芸場再開の記念寄席でもそんなことを感じたそうで、やっぱりお疲れなのでしょうね。

 そして気になるところの、大喜利メンバーの昇太さんが抜けるわけで、その後任があるはずですが、それは来週・次回放送で発表とのこと。
 その次回5月29日放送も生放送で、どこまでひっぱるねん。さっさと知らせてもいいと思うけどな。別に天下国家を揺るがせるわけではないけど。
 ただこういう体質があるので、テレビ業界は好きではありません。
 笑点も昔はよく見ていたのですが、アナログ放送の頃に、家のUHFのアンテナが不具合となり、以降は中京テレビなど、UHF放送局は見られませんでした。
 そんな中、テレビ放送はアナログからデジタルへ。前述の通り、テレビ局の体質が好まず、費用もかかるデジタル化は致しませんでした。
 しかし寄席自体は好きなので、笑点の名はしっかりと存じていました。
 そんなところで、3年前の入院。
 入院後、点滴が外れ一般病棟に移ったら、各ベッドにテレビがありました。そこで笑点を久しぶりに見ました。
 さすがに退院後はデジタルにしようかと心が動きましたが、やっぱり費用が掛かりますし、結局、ケーブルテレビのアナログ再送信が停止になる2年前にやっとデジタルにした次第。
 以降は、笑点も毎週録画してみています。
 あ、テレビ番組は基本、録画して見ます。何故って、放送時間に家にいないこともありますが、家にいても、誰かが来る・電話がかかるなどで、その部分が見られなくなってしまいます。
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