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京都市長選挙では四条通歩道拡幅は争点になり得なかった

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 2月9日の京都新聞web版からです。7日の京都市長選挙は、盛り上がりに欠け低投票率で現職が当選しましたが、候補者の中には、四条通の歩道拡幅工事の中止、元通りに復元する公約を出した方がいたそうです。
 そこで四条通の歩道拡幅についての賛否をも反映するものとみられていましたが、出口調査の結果では、歩道拡幅についての賛否は並んでいたそうです。

記事:四条通歩道拡幅は賛否並ぶ 京都市長選投票分析

 京都市役所のwebページによれば、四条通の歩道拡幅工事は昨秋でほぼ完成とのことですが、工事が始まった昨年春は大渋滞が起きたそうです。
 ラジオでも出演者の中には「止めてくれ」「なんであんあことするのだ」という発言もあり、自動車に乗られてる方からは歩道拡幅-車道減少は大きな不満としてあるようです。

 京都市の進める、歩いて行ける街づくりの一環としての歩道拡幅でなのですが、四条通の地元となる下京区の一部投票所で、反対が賛成を少し上回ったという程度とのこと。

 四条通は中京区と下京区の区境ですが、京都市独特の町割りから、四条通自体に区境というものではなく、通りを挟んだ両側町が基本の京都市、四条通の町が下京区になり、一応下京区が地元なのですが、中京区にも隣接して各町内はあります。
 この道路渋滞で困るのは、地元なのか、通過交通となる、他地域なのかどちらなのだろう。
 それぞれ渋滞で困る理由はありそうです。

 ただ言えるのは、四条通の件は、全市的な争点にはなり難い事柄でしょうか。

 選挙が終わったので、なんぼでも言えますが、市長選候補者の中には、「京都市を日本の首都に」という方がいてはりました。
 聞くところによれば、有名な候補者だそうで、毎度このような主張をなされているそうです。
 考えてみればわが国日本は、明確に首都を定める法律は無く、この候補者のお考えは、天皇に京都にお戻りいただき、官庁街も京都で復活させたいのだそうです。
 かつての京都繁栄の再興ですね。

百花百草・エルデトリオコンサート

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 本日は、東区の百花百草でいつもお世話になっているピアニスト平山晶子さんもメンバーのエルデトリオコンサートがあり、拝聴してまいりました。
 ピアノと、チェロの山田さん、ヴァイオリンの小出さんのトリオ(三人組)。

 チラシ画像を平山さんのブログから拝借。


 演奏曲目です。当日配布されたものは無かったので、メモ書きなので間違っていたら、平山さんに訂正してもらうことにしよう。
・エルガー愛の挨拶
・ヴェートーヴァン ピアノ三重奏 街の歌
【休憩】
・ショパン ピアノ三重奏曲

 エルガーの愛の挨拶は有名な曲です。演奏会の冒頭によく演奏され、演奏会の挨拶代わりですね。
 しかし、何度も書いていますがこの愛の挨拶、ABCラジオの上沼恵美子こころ晴天のコーナー「ああ言えばこう言う」のテーマ曲でもあり、嫁と舅などとのおもろい話を思い出してしまいます。
 安定した演奏です。

 ヴェートーヴァンのピアノ三重奏曲は初めて聞く曲。
 座った席がヴァイオリンの小出さんの真ん前で、ピアノの平山さんは、あまり見えなかったのですが、弦楽器の二人と息を合わせているのはわかりました。
 こういう気迫が感じられるのが、生の演奏会です。

 チェロの山田さんが、この演奏会トリオの主宰者のような存在みたいで、お話が楽しいですね。
 演奏を聞きに来て、トークを聞くのはどうかな、と仰っていましたけど、トーク大好きです。
 聞くところでは、歌手のさだまさしさんは、コンサートの時間の半分以上はトークだそうです。
 音楽とそれに絡めた、お話は楽しいですし、それらを含めて生の演奏会です。トークが長いのは私は歓迎するところ。

 ヴェートーヴァンの街の歌、ベートーヴァンの曲にありがちな、第一楽章と第二楽章の曲調ががらっと変わるところ。第二楽章は聞いてて心地よい曲です。
 続く第三楽章、躍動的です。チェロの演奏は、弦をはじくピッチカートというのだったかな?いろんな奏法を取り入れての演奏です。

 ショパンのピアノ三重奏曲。
 曲のお話しで、ピアノの詩人とも呼ばれるショパンですが、生涯の後の方では、チェロの曲も書いていたことから、弦楽器の曲も書こうとしていたらしい、というお話でした。
 しかし、ヴァイオリンの曲は無く、ヴァイオリンの小出さんは、演奏者として寂しい、ようなことをお話しされていました。
 アレンジで、ヴァイオリンソロのノクターン9-2を聞いたことがありますので、ご自身でアレンジされて演奏されたら、と思います。

 で、ショパンの三重奏曲。実は初めて聞く曲。冒頭は何やら深刻な感じの曲調。ショパンの生涯の後の方で、忍び寄る病魔の影なのでしょうか。
 やがて、ショパンらしい曲調になって、何かほっとしました。

 チェロの山田さんはショパンの曲が好きだそうで、「ならばなぜ、ピアノをやらないのか?」という自己突っ込みをされていましたが、私なんぞ、ショパンが好きでも「ピアノはおろか楽器はまったくやってません」です。

 演奏が行われたのは、百花百草のホール。通常は喫茶ルームとして使われているそうです。


 演奏の前に撮影しました。
 後ろの絵画がいいですね。

 しかしながら、演奏会ホールではなく気楽な雰囲気からなのか、演奏中に撮影されてる方がいました。
 それでもシャッター音を消せばいいのですが、演奏中に「カシャ!」の音。スマホ撮影です。
 こういうの困るんですね。「音を楽しむ」場に余計な音を出す、最低で最悪の行為です。

 ところで、チラシには百花百草への交通として、地下鉄桜通線高岳駅から、とありますが、これはとんでもなく遠いです。
一番いい交通で最寄りは、バスの清水口停留所です。

重力波

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 数日前に、米国の研究所で、初めて「重力波」なるものが検出された、と大きなニュースになっていました。
NHKニュース:「重力波を初観測」米中心の国際研究チーム 発表

 大きなニュースで、地元のある民放ラジオ番組でも話題に取り上げられ、「重力波ってなんだ」と始まったものの、最後は「分からん」で終わってしまいました。

 私?私分かります。
 この世の物質界を構成する素粒子間の間で相互作用する四つの力の一つ。
 この世の物体は、小さく壊していくと、当然小さな粒になります。その粒をさらに壊していくと、その粒を構成する材料の原子になります。
 さらにこの原子を壊していくと、原子核と電子になります。
 原子の段階では、まだ電子顕微鏡で見られますが、原子核になると、あまりにも小さくもう見えません。

 そんな素粒子で構成されたのが原子で、その原子で構成されたのが、物質です。
 このPCも、今いる地球も、です。

 この素粒子は、原子核と電子ですが、原子核もさらには中性子と陽子に分けられます。
 本来は別のものですが、「強力な力」で結びついています。

 実はこの「強力な力」というものが、四つの力の一つで、原子核内で、相互に波動をやり取りしています。
 この波動を粒子的にとらえたものが、グルーオン(膠着子)、波動的にとらえたものが、強い力です。
 粒子的、波動的、とはややこしいですが、これが量子力学論で言うところです。
 力の伝搬は、波動でもあり、粒子でもあるとうもの。

 四つの力の他の三つは、「弱い力」「電磁力」「重力」です。
 弱い力は中性子を崩壊させ、ニューとトリノと電子を放出させる際の力。
 電磁力は、+の電荷を持つ原子核と、その周りを回る-の電荷を持つ電子とが互いに接近しあうも引き離して周回する力・
 重力は、良く知っている重力です。質量あるところで互いに引き合う力。

 弱い力は粒子的にはウィークボソン、波動的には弱い力
 電磁力は粒子的にはフォトン(光子)、波動的には電磁力
 重力波粒子的にはグラビトン、波動的には重力波

 ・・・なのですが、最後の重力だけはどうしても観測・検出が出来なかった。
 なので、観測・検出が出来ていない以上、アインシュタインの相対性理論はいまだ「理論」のままです。
 しかし重力波が観測された、というニュースは、重力も波動として伝搬するもの、ということが実証されたわけで、相対性理論が正しい、という裏付けになります。
 さらには、重力波ではなく、重力の粒子(グラビトン)そのものが検出されれば、理論は完全なものになります。

 しかしこれは難しいです。今日、観測する機器で果たして観測できるのかどうかなどなど。
 というのは、こんな例えがあります。目の前に1mの物体があります。
 しかしそこにいる人は、30cmの物差ししか知りませんし、持っていません。
 ならば1mの物体はどう測るのか。未知数のまま置いておくのか、数値不明とか、「そんなものがあるらしい」の理論にしておくか、でしょう。

 そういうことで、重力波の検出は大きなニュースでした。
 中にはノーベル賞ものか、と言っていた人がいますが、それはどうだろうか。微妙なところです。

 しかし、量子も光子も女性の名前みたいなのが楽しいですね。
 さらにアインシュタインは、おもろいおっさんですね。舌を出してアッカンベー。
 そのくせ、こんな理論を打ち立てます。
 当初は避難轟轟だったそうです。ニュートン以来の古典物理の時代。
 先日、弊ブログで書いた、O女史のようだったそうです。

東海地方で春一番・2/14

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 昨日の天気予報は雨で、予報通り夜中から雨でした。明け方には激しい嵐で、屋根に雨が叩きつける音で目が覚めました。思わず発した言葉「や~ね」。

 そんな嵐も次第に収まり、外が明るくなるころには風も止んで、、天気予報的にはほぼ外れの雲が多いながらの晴天に。
 しかも気温が高い。鼻につく香りも春っぽい。
 そんな中、お昼のニュースで「名古屋地方気象台は14日、東海地方で春一番が吹いたと発表した」とのこと。
 未明のあの風は春一番だったのでした。
Yahooのトピックから:東海地方でも春一番 3年ぶりの観測

 東海地方は、地形的な点で春一番が吹き難いです。
 そこを圧して春一番となったわけですので、かなりの強風。

 3年ぶりの春一番でした。3年前に弊ブログで書きました。
2013年3月18日記事:四年ぶりに東海地方で春一番・2013年

 リンク先の通り、3年前の春一番も、4年ぶりだったわけで、珍しい現象です。
 強風だった頃の時刻の天気図。気象庁webより。


 春一番の定義は、立春から春分日までの間に、日本海を進む低気圧に向かって南風が吹き込む現象です。
 大変強いもので、元々は漁師など船乗りの言葉で、突風への戒めの言葉でした。
 現代は、キャンディーズの歌の題にこの語が用いられ、春の訪れのような使われ方をしていますが、元来は危険への戒めでした。

 天気図の通り、日本海の低気圧からは寒冷前線が伸びており、大陸からは優勢な高気圧が控えてこれが寒気を持っています。
 寒気があるからこそ、低気圧が発達するわけですが、この低気圧の東進で寒気がやってきます。
 つまり、寒なるわけでして。そうです、春一番が吹いた後は、ぐっと冷えます。

 体調管理が大切な時期になってきました。今週土曜日は、国府宮はだか祭で、例年、この日はぐっと冷える日とされています。

白川沿いの抜け道対策で東山三条交差点右折規制解除・期間限定・京都東山

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 京都新聞web版からです。京情緒あふれる東山区の白川沿いの道路が、抜け道になっていることから、その一因となっている東大路から三条通蹴上方面へ向かう自動車が、東山三条交差点の右折禁止を解除したとのこと。
記事:京都・東山三条の右折解禁 抜け道解消策に渋滞懸念も

 あの白川沿いですね。柳の木が並んで、水嵩の低い白川が流れます。
 しかし道が狭い割には、なにやら自動車が多い、という印象で、ここ訪れたのは、何かの徘徊で行った一回だけです。
 自動車の走行速度からして、明らかに抜け道だとみました。
 はっきり言って、とても迷惑です。
 たまに訪れる私でこうですので、地元の方は本当に迷惑でしょうね。私の自宅前も抜け道になっていますので迷惑しています。

 こんな白川西筋を通るのは、東大路通を祇園方面から蹴上方面へ行く場合、東大路通から三条通へ行くには、東山三条交差点が南から東への右折が出来ず、結果、知恩院前から右へ入り白川沿いの情緒ある道を抜けて、三条通へ出ます。
地図です。Mapionから


 そこで、東山三条交差点の右折について規制解除をするものだそうです。直接的には東大路通に架かる橋の架け替え工事で車線数が減ることによるもので、工事終了の8月中頃まで右折禁止が解除されることになるとのこと。
グーグルストリートビューから、東山三条交差点手前で、東大路通を北へ向いて。


 今後はどうなるのか記述は無いですが、仮に右折規制が常時解除されても、白川西筋の通過交通はさほど減らないと思います。
 こんなこと申すのはナンですが、運転者の心理として、途中の状況よりも1秒でも早く、1mでも近い道を通りたくなるそうです。
 知恩院前から斜め北東方向に向かえば、明らかに距離が近くなりますし、東山三条交差点が右折可能になっても、交差点ですので、対向の直進車待ちで、早いうちに右折しておいて、白川西筋を抜けようとする心理がはたらくと思います。

 歩く街京都を目指すなら、白川沿いの狭い道は、通過交通は認めず、通行可能な車両も速度を歩行者に合わせる必要があると考えます。

サミットは迷惑に感じます

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 今日のブログ記事、久しぶりに毒を吐かせていただきます。
 今年の5月に、サミット主要国首脳会議というものが、ここからもほど近い三重県志摩市で行われるそうで、各国首脳が集まるとかで、どえらい警備があるそうです。
 マスコミの取り上げ方は、かなり好意的で、昨日はそのサミットまで100日前だとかで、地元の歓迎準備などを報道していました。
 いつも聞いているラジオ番組でもレポートがあり、不愉快になって切ってしまいました。

 サミットは、そんな我々一般人が係わられる行事ではありません。
 それをポジティブに「博覧会開催まであと100日」などと、期待できるようなものではないと私は感じています。

 会場となる会議場は、三重県志摩市の賢島で行われるそうで、賢島は自然の島。
 なので、橋の部分を閉鎖すれば、隔離した環境で警備ができるとのことで、会議中はもちろんのこと、その前から度が過ぎた警備が行われ、賢島への出入りはできなくなるそうです。
2月16日中日新聞記事


 賢島は、普通に人が住んでいる所なので、住民にはIDを発行して、出入りを厳格にして、それ以外の人間は賢島へは入れなくなるとのこと。
 こんな迷惑な話があるか。
 賢島は真珠を産業とする観光地でもあります。その観光客を締め出しては観光で生きている方は困りものです。

 それに住民にはIDを発行して出入りが可能としても、例えば、賢島に住んでいる方がお誕生日を迎え、お誕生会を開いたとして、お友達が島外から来られるのか。
 或いは、賢島に住んでおられる方のPCが故障して、修理屋さんを呼び寄せるとき、入れるのか。
 そのほか、宅配便などの配送事業者などなど、人の交流があってこその社会生活です。

 警備の名のもとに、こんな交流を断絶させるサミットは、迷惑だけのもの。
 現に、地元名鉄一宮駅でもテロ対策とかでゴミ箱が撤去されました。
 急にテロ対策とはおかしなもので、明らかにサミット開催が近づいての措置だと思います。

 今日は、食後2時間に飲む薬の袋をどこに捨てるか、ハタと困りました。
 しかも今は花粉症シーズン。
 鼻をかんで、そのちり紙を捨てたい方も多くいると思います。

 そんな日常の平穏な生活を制限してまでのサミットなぞ、迷惑なものでしかありません。

 2016年のサミット会場が日本に決まったとき、国内候補地で名古屋市も名乗りを上げました。
 もし名古屋市が決まったら、困るなぁと思いましたが、それでも近い所の三重県志摩市。
 近隣の大都市でもありますし、正直嫌だなぁと思いました。

 三重県の地元は歓迎している、という報道があり、これを機に各国首脳に志摩半島の美しさを知っておらう、などとアホな言葉がありましたが、そんな首脳自身に景観の良さを愉しむことができるでしょうか。
 よしんば、できたとしても首脳は、観光業者ではありませんので、志摩半島の良さを世界に発信できるとは到底思えません。

 賢島は、本州北海道四国九州、それに沖縄本島を除いた、自然の島で唯一鉄道の駅がある島です。
 そのため賢島駅のある近鉄志摩線は、サミットのかなり前から賢島へ入れなくことにより、はるか手前の鵜方駅~賢島駅間は運休になるとかで、特急列車は鳥羽駅までになるそうです。
 ホンマ、迷惑だわ。
 そんな厳重な警備が必要な連中が集まる会議は、陸上でやらないで、例えば太平洋上の米国艦船に集まってできないものか。

 陸上は、基本人が住み、日々を営んでいるところです。
 それを妨げての会議は、はなはだ迷惑以外にほかならない。

北陸新幹線で湖西線が経営分離の可能性

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 京都新聞web版からです。JR西日本社長は17日の記者会見で、北陸新幹線の敦賀以西延伸による並行在来線の取り扱いで、湖西線も並行在来線に該当する可能性がある、と言及したとのこと。
記事:JR湖西線、経営分離の可能性 新幹線絡み社長言及
   :経営分離の並行在来線「絶対反対」 越・大津市長

 湖西線は滋賀県の湖西地方の路線でもありますが、大阪から北陸地方への特急列車が多数走る、事実上の北陸本線の一部。
 北陸新幹線開業で、その北陸特急の乗客が新幹線に移れば、並行在来線に当たるとしています。

 並行在来線とは具体的にどこになる、とは、「ルートが決まってから協議すべき」とした上でだそうですが、まだ具体的なルートが決まらず、小浜ルートとなれば滋賀県は全く通らないことになるため、なぜ湖西線が並行在来線になるのか違和感がありそうです。
 並行在来線問題は、新たな新幹線の建設スキームには、並行在来線はJR各社から経営を切り離す、とあり、つまりJR線としては廃止し、第三セクタなど別の企業体に移行するか、完全線路廃止にするかになります。

 湖西線は北陸特急街道と共に、滋賀県の琵琶湖環状鉄道を形成しています。
 つまり湖西地方は、新興住宅地で大阪圏への通勤需要が高く、また湖北地方のまとまりとして、長浜方面との直通列車を走らせようと、交流・直流デッドセクションを敦賀駅の北へ移動させました。
 これらの費用は滋賀県から拠出しており、湖西線が単純に並行在来線として片づけられるのは、抵抗があると思います。


 なので、以前に弊ブログで書きましたが、新たな新幹線は不便です。越大津市長の弁にもあるとおり、国土幹線長距離輸送だけが全てではなく、ローカル輸送も果たしてこその鉄道です。

一宮市の人口が県内四位に・2015国勢調査速報値

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 昨年の国勢調査人口速報値が発表され、一宮市は愛知県内で三位を岡崎市に譲り、四位になったとのことです。
2月18日付、中日新聞記事からです。


 人口が何位なのかは、まぁその時の状況でよく変わるものですし、順位が上だからどうってことは無いのですが、愛知県内の市で人口の順位は、岡崎市・豊橋市とは順位が近接し、何度か入れ替わってきました。
一宮市の人口は、379,945人で前回調査より1388人増えたものの、岡崎市は372,357人から38,1662人と9305人の増です。
岡崎市の人口増は住宅地造成による転入増だと思いますが、一宮市の人口増鈍化は、マンション建設が一区切りついたからでしょうか。
ひところは市中心部、それも一宮駅に近いところで、マンション建設ラッシュでした。
JR東海の快速が名古屋駅へ10分で行けることから、名古屋市で名古屋駅地区の台頭でオフィス需要が高まり、地価等が高く人気な東山線沿線よりは、快速で10分で到達できる中堅都市でオフィスに通う住居としてマンション建設が進みました。

 その他、気になるところとして、神戸市の順位が国内政令指定都市で5位から福岡市と入れ替わり6位になったとのことです。神戸市の人口は、震災(阪神淡路大震災)の時は別にして、初めて人口減に転じました。
神戸新聞記事:神戸市人口6位に転落 福岡市に抜かれ

 神戸市人口は6340人減の1,537,860人に対し、福岡市は74767人増の153,8510人。
 神戸市人口が減っているのは事前に分かっていましたが、それが国勢調査人口でも表れた形です。
 福岡市は都市の成長期なのか、転入増で増加していますが、神戸市は成熟期にあり、転出減もあり、人口減に転じたようです。

 国勢調査人口速報値が公表されたということで、あれこれ気になるところの人口を見てみることにしよう。

鉄道博物館

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 京都新聞と神戸新聞、それぞれweb版からです。埼玉県さいたま市の鉄道博物館で新館を造るそうですが、この新館の規模を縮小し、当初計画の1.5倍から1.3倍にすると、JR東日本から発表があったとのことです。
神戸新聞記事:鉄道博物館の新館計画を縮小 建設費高騰、完成は18年夏

 建設費高騰で、規模縮小だそうです。増設分は何を展示するのだろう。

 もう一つ、今年4月に開館する京都鉄道博物館の入館券前売りを3月1日から始めるとのこと。
京都新聞記事:京都鉄道博物館、3月1日に前売り開始

 さいたま市の鉄道博物館は、いわゆる大宮の鉄道博物館で、元は東京都内神田にあったもの。
それが、元大宮操車場跡地再開発に移転したものです。

 私は神田時代に一度行きましたが、大宮に移転してからはまだ訪れておらず、一度行きたい気持ちがある半面、「どうでもいいや」と思うところもあります。
 なぜなら鉄ヲタ過ぎて、私自身が博物館みたなもの。
 鉄道博物館へ行っても、復習のようなものですし、「鉄道」というと世間的な関心は旅客車両に偏りがちで、結果、鉄道博物館も、旅客用車両展示施設になっているような面があるように思います。

 名古屋市金城埠頭のJR東海の鉄道博物館もまだ行ったことがありません。
 理由はそれらのことですが、もう一つ、入館料がえらく高い。
 千円ぐらいしますんでしょ。高いわ。

 京都の鉄道博物館も1200円ですか。
 高いな。それと前売り券は、入館希望日で発売するということで、日付指定なんですか。自由度に制約があるな。
 まだ関西へ出かけられる体調でもないですし、当分は、京都鉄道博物館にも行かないことになるでしょうか。

やはり横断歩道では絶対一旦停止に

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 車両と歩行者が交錯する箇所の横断歩道。通学途中の小学生が交差点付随の横断歩道で右左折してきた自動車にはねられ、死亡する事故が何件か続きました。

 以前、弊ブログで、横断歩道は絶対一旦停止にすべき、と書いて、反対と同意双方のコメントを頂きました。
 現状では横断歩道ごとに絶対一旦停止なのは、無茶なことは分かります。
 しかし横断者の有無を確認するのに、運転者の主観に任せられている点で、気付かない・見落とし(あえて確認しないも含めて)することもあり得ます。

 最近に地元を走る名鉄バスで遭遇したのですが、名鉄バスは信号交差点での右左折時には右左折先の横断歩道で一旦停止を励行していることから、その他の横断歩道でも必ず停まるように指導されているようで横断(しようとする)者がいればほぼ必ず停まります。
 その名鉄バスですが、横断待ちしている方がいたのに、そのまま走行してしまったのに遭遇(乗車中)しました。

 その現場のグーグルストリートビューからの画像ですけど、右側の歩道上で自転車から降りた女性の方が二人おりまして、自転車の向きから、道路を渡ろうとしていました。
 しかし立ち位置から、単に歩道上で自転車を停めて立ち話しているだけのようにも見えます。
 件のバス運転者は、立ち話なのか、本当に確認しなかったのか、横断歩道手前で停止せずに、画像の方向にそのまま通過。


 ここ歩道と車道の境界が街路樹でガードレールもあり、自動車側から車道をまっすぐ見ていては、歩道上は見えにくいです。
 つまり「横断しようとする人が見つけにくい」の典型な例。
 ここで横断の意思を示すには、歩道から一歩横断歩道へ出て、お腹で自動車が通る風を感じて横断の意思を示さねばなりません。

 なので、横断者の存在は自動車側から分からない場合もあり、絶対一旦停止にして、横断者の有無を確認すべきだと考えます。

 ちなみに、ここから北へ約500mほどのところには、こんな横断歩道があります。
 ここは車道の幅が狭まり、歩道は後付けで、歩車境界は背の低いブロック。
 なので、横断しようとする人は見つけやすく、名鉄バスは、人がいれば必ず停まります。


 横断歩道ついでに。名古屋市千種区の東山動物園南の高台を通る都市計画道路があり、この界隈へ時々行きます。
 この道路に横断歩道がありますが、ここを渡れれば結構近いですが、横断歩道の場所から西は坂道で、西の方からは坂を上り切った場所に横断歩道。
 なので、横断歩道からは西の方からこちらへ向かう自動車は見えません。
 自動車の動きが分からないので、この横断歩道は絶対に使えず、歩く経路を考えて、前後の信号交差点(約500m離れ)を通るようにしています。
 その現場の画像。横断歩道の向こうは下り坂です。


 しかもここは速度制限標識の無い、法定最高速度で通行してよい道路。つまり最高速度は60km/hです。
 東山通の抜け道でもあり、通行量も結構多く、60km/hを超えた速度の車がほぼ全て。目測・・・止めときましょう。
 とてもこの横断歩道は渡れません。

最後の急行券・40秒で完売

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 神戸新聞web版からです。来月のJR各社ダイヤ改正で、北海道新幹線開業と引き換えに廃止される、急行「はまなす」号の青森発最終列車の急行券・寝台券が21日午前10時に発売開始となり、40秒で完売したとのことです。
記事:最後の急行、40秒で完売 3月廃止の「はまなす」

 急行はまなす号は、普通座席車とB寝台車で編成された夜行列車で、青森~札幌間を毎日一往復している夜行列車です。
 普通車は座席指定車と自由席車が連結され、2月21日に発売開始で、40秒で売り切れたというものは、厳密には急行券ではなく「寝台券」又は「座席指定券」です。
 JRの営業規則では、急行列車は正しくは「普通急行旅客列車」、これに必要な料金券は「普通急行券」で、これには列車及び席の指定の要素は無く、指定は「座席指定券」又は「寝台券」になります。

 ダイヤ改正は3月26日ですが、一か月前発売の2月21日ということは、はまなす号の最終運行は、3月21日。
 これは新幹線開業を前にして、新幹線の運行システムと在来線の運行システムを共存させる動作確認を行うために、3月22日~から3月25日は、青函トンネル(新幹線・在来線共用区間)を通る全ての旅客列車は運休となるため。
 そのため、はまなす号は車両受給上のこともあり、札幌発青森行きが3月20日、青森発札幌行きが3月21日が最終運行。
 この3月21日の青森駅発列車の、寝台券と座席指定券が発売となり、40秒で完売です。


 新聞見出しには「最後の急行」とありますが、今後もしばらくは旅客営業規則上では普通急行列車の規定は残ると思います。
 特急列車はあくまで「特別急行列車」なので、特別ではない「普通急行」の規定は必要になります。

 普通急行は、規則上では空文になりますね。
 現在でも、乗車券類は自動改札対応のものしか発売されなくなったことにより、旅客営業規則にある乗車券類で、旧来の硬券や軟券の様式は実際に登場することは無く空文になっています。

 それでも出札補充券とも呼ばれている、特別補充券は非自動化券で全て手書きながら、一筆書ききっぷなど、通常の発行はできない場合に使用されており、まだ生きた規定になっています。


 一つの時代の終焉ですね。全国通々浦々まで走行していた急行列車(普通急行)。車両のタイプにも急行形というのがありましたが、今は急行形車両が残っていても、改造で急行形の要素は無くなっております。
 代わって、特急列車(特別急行)がかつての急行のような扱いで、かつての特急はどこへ?
 東北新幹線のグランクラスがかつての特急列車のような存在です。

北陸新幹線延伸・舞鶴ルートによせる地元の勢いが大きそう

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 京都新聞web版からです。北陸新幹線の敦賀以西延伸ルートの経過地で、舞鶴ルートを求めう官民組織ができたそうです。
記事:京都・舞鶴ルート実現へ府北部で官民組織 北陸新幹線

 JR西日本が示したルートが小浜経由としており、これに危機感を覚えた地元で結束が強まった形のようです。
 官民、ということですが、民でも幾分「官」寄りの連中が組織しているのではないかと思います。

 北陸新幹線の舞鶴ルートは、どう考えても寄り道すぎ。
 直線に近い線形で結ぶことを考えると舞鶴はあまりにも寄り道です。
 京都府からすれば、府北部の発展が府発足以来の課題なのですが、それでも舞鶴は港湾都市。
 経済活動もそれなりには大きいところですが、北陸新幹線の目的を考えると、舞鶴に寄ることの必要性は感じられません。

 港湾都市としての舞鶴では新幹線が出来ても、旅客輸送のみの新幹線ですので、物流は自動車。
 舞鶴方面へは舞鶴若狭自動車道があり、小浜も通っていて、北陸道、京都縦貫道、中国道と接続しており、路線バスの高速バスも通っています。

 何かきな臭いものを感じますね。
 北陸新幹線は、整備新幹線として整備するもので、並行在来線の廃止(経営移管)を伴うものなので、新幹線自体がきな臭いものですが、こんな新幹線の機能を殺してまで、舞鶴を経由させる動きは、あまりにも政治的「我田引鉄」です。

民主党と維新の党が合流

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 昨日のニュースで多く伝えられていましたが、民主党と維新の党が「合流」する方針を固めたそうです。
 その大きな目的は、一強多弱となっている、一強の自民党に対抗する勢力を保つため、だそうです。
NHKニュース:民主と維新 合流の方針固め党内手続きへ

 早速、主張や体質が異なった者同士が一つになってやっていけるのか、野合ではないのか、等々の批判が出ています。
 これに対して、私はなんとも言えません。ただ自民党に対抗する勢力はあるといいので、少々の違いは目をつむって、合流するのもいいのでは?と思います。自民党でも結構幅が広いですし。(かつてほどではなくなりましたが)

 政治の動きは、私のブログでは性に合いません。
 ではなぜ取り上げたのか。この「合流」というのが、なかなか面白いと感じたからです。
 今回の、民主党と維新の党は、政党の合併ではなく「合流」だそうです。

 NHKではない民放のニュースでやっておりましたが、「民主党」という法人の政党は存続し、民主党の国会議員は一旦離党するのだそうです。
 つまり無所属になり、維新の党の国会議員は維新の党の解体により、無所属になり、この双方の無所属議員が民主党に入党する、という形なのだそうです。

 ややこしい。

 会社や自治体の合併では、存続会社(法人)と消滅会社(法人)とがありますが、この民主党と維新の党では、民主党が存続党ですが、中身は一度空っぽにして、(建前では)新たに国会議員が所属するということで、従来の民主党とは違う、別の政党にする、ということだそうです、
 なので、民主党自体は存続したまま(名称は兎も角)なので、維新の党国会議員で比例代表選出議員は、公職選挙法の規定で、当選した選挙において現に存在してる政党に所属を変えると議員の資格を失う(当選人の失格:公職選挙法第九十九条の二)ことになっていますので、この比例選出議員は、無所属のまま議員を続ける、ということだそうです。

 政治の動きをもう少し書いてみると、夏の参議院選挙では共産党が改選議席一人区で候補者擁立を見送る選挙区がいくつかあるそうで、これも野党連合の一つだそうです。
 ただ、共産党はアレルギー(共産党拒否の意味)が激しい人が結構いますので、民主党など、野党統一候補に共産党が乗っかると、アレルギーの激しい方は自民党候補に入れるかもしれません。

名古屋市営地下鉄車内でスマホ充電の実証実験

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 ツイッターで、「名古屋の地下鉄車内のつり革で、スマホ充電ができる」というテレビの映像キャプチャ画像と共に、わけの分からないツイートがありました。
 テレビ画面と思われる画像もあり、デマではなさそうなので、検索してみたら、名古屋テレビニュースのページが見つかりました。
メ~テレニュース:地下鉄でスマホを充電する実証実験

 スマホは、消費電力が大きく、どこでも充電できるようにしたい、ということで名古屋大学の学生のアイデアで、実証実験が行われたものだそうです。
 地下鉄車内のつり革の輪を吊っているベルトの部分に充電器があり、ここにスマホを取り付けての充電。
 つり革、というところが混雑時の立客前提のようです。

 面白そうな実験です。移動中に充電できる、ということです。
 一つ気になるのは、スマホのリチウム電池は、継ぎ足し充電ができるのですか。
 乗車時間中にしか充電できず、充電池の特性から、満充電にするまで充電器から外さない方がいいと思うのですが。

 しかし、スマホ利用者には便利だと思いますが、この充電電力はどこから用意するのか。
 鶴舞線なので、1500ボルト架線電圧から交流変換を行い、降圧させた電気。

 こういういやらしいことを書く私は、旧来の携帯電話利用者のひがみだろうか。

京都市で観光客を対象とした観光税を検討?

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 京都新聞web版記事からです。京都市の門川市長は、京都市の2月議会で答弁し、。「行財政改革をさらに推進し、持続可能な財政運営を確立する」とし、入洛の観光客を対象とした新税について、検討を進めるとのことです。
記事:観光新税「早急に検討」 京都市長が意欲

 つまり観光客に対して、何かしらの税金を取る、ことなのですね。自治体の財政は、基本的にはそこに住所をおく個人及び、事業所からの地方税によるもので、観光客はその自治体とは関係ないのが普通で、課税対象ではありません。

 しかし観光客が多く集まる場所の整備も必要で、そのような都市基盤は住民対象なのか観光客対象なのか微妙な部分があります。
 そこでかつて四半世紀、約25年ほど前に考え出されたものが、古都保存協力税(略称:古都税)。
 古都保存協力税は市民対象ではなく、観光客が支払うもので、京都市内に多くある寺社の門前の整備に充てる費用として導入されたものです。
 観光客が直接支払うのではなく、拝観料を徴収する寺社の拝観料に上乗せして、寺社が一旦預かり、寺社が市へ納める間接税でした。

 しかし、この古都保存協力税は寺社側の強烈な反対運動があり、とうとう拝観停止としたお寺も現れました。
 つまり寺社という宗教活動に対して税金をかけることへの抵抗、一方で市は、お寺へ行かれる観光客は宗教行為よりも、仏像を見たり、庭園を見たりするのが目的で、宗教行為ではない、という意見。
 これが京都仏教会と衝突して、有名なお寺は拝観停止になりました。

 この時の仏教会側のお坊さん、相国寺派のお坊さんだったと思いますが、唾を飛ばしながらの猛反対弁明。これがテレビで放映されまして、テレビが入っていたから余計に張り切ったのかもしれませんが、言葉もきれいではなく仏に仕える者があんなものか・・・、と思い、京都には関心がありましたが、こんなお寺に拝観料を出してまで行きたくはないと、その時に深く心に刻みました。
 相国寺派のお寺には、有名なお寺がいくつかあり、観光ガイドブックには必ず載るお寺が拝観停止になったのは痛く、結局は古都保存協力税は廃止されました。


 新たに観光客に課税すると、どうなる、どうするのか。
 富士山の自然保護を目的として、山梨県と静岡県で、登山客に環境保護の費用として1000円を徴収する条例があります。
 さらに法定外目的税として、沖縄県のいくつかの離島で入島税を導入しています。この入島税は船舶で島の港で上陸する人全てに一人100円を徴収しており、島の観光客を対象とした基盤整備や環境保護に宛てられています。
 入島なので、住民にも課税されています。また入島の都度、徴収なので一日に二度入ると二回分の200円を支払うことになります。
 目的がどうであろうと、島に上陸した時点で課税という、極端な話。
 京都市の観光客対象の課税では、かつての古都税の二の舞になるかもしれず、寺社の拝観両に上乗せすることはできず、京都駅から外に出たら、課税とか、そんなことするんじゃないのか。

 私はシブチンだからなのか、こうした課税は反対です。
 前記の富士山も環境保全費を払うのも反対で、今後は富士山に登ることはありません。
 沖縄の離島での入島税も一律の課税は、極端なやり方でこれも反対で、離島へ行くことはありませんが、気分がいいものではありません。
 京都市の言い分で、寺社門前の整備で費用が掛かるのは分かります。
 それは市民サービスではなくて観光客サービスです。しかし観光客からは課税できません。
 そこで相応の負担で観光客税ですけど、なんだかなぁ、と思います。
 こういうところに、地方交付税を宛てるのでは、と考えます。

日本の人口減少へ・2015国勢調査人口速報値

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 昨年の国勢調査人口速報値が発表され、日本国全体で調査開始以降初の人口減となったと報道各社が伝えました。
日経web版記事:人口、初のマイナス 15年国勢調査 5年で0.7%減

 先日、一宮市の人口が愛知県で四位になったというのは、一般に広く公表する前に、自治体に速報値を通知したもので、昨日の公表は、一般に広く公表したものです。
総務省統計局の平成27年国勢調査:概要 人口速報集計(pdf)

 日本の人口が1920年(大正9年)の第一回調査から初めて減少に転じました。
 2015年10月1日現在の外国人を含む総人口は1億2711万0047人で、2010年の前回調査より94万7305人減少。
 都市圏では大阪府など関西圏は滋賀県の他は全て減少、東海地域で愛知県は約741万1千人から7万3千人増の748万4千人に増えたもの、静岡・岐阜・三重県はいずれも減少。
 首都圏では、東京都が1315万9千人から35万4千人増えて1351万4千人に増加。他、埼玉・千葉・神奈川県で増加。
 全体の人口が減っているのに首都圏の人口が増えているのは、かつての高度成長期のような過密と過疎を作り出すような現象です。

 ただ、都市部の過密を作り出す要素は無く、地方の過疎、過疎を越えて限界集落の増加などにつながります。

 こうした人口問題は、社会的事象ですが、地理ヲタとして国勢調査人口は気になるもので、弊ブログでは、地理・地名カテゴリに入れました。

今こそ全自動車に自動作動のブレーキを取り付けたい

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 2月25日の大阪市北区の阪急梅田駅すぐ西側で起きた、自動車暴走事故。
 どうも運転者が直前に気を失うほどの病となり、全くのコントロールができない状況で交差点に入り、そのまま歩道を暴走したらしい」、ということが分かってきました。
 事故の当初は場所が分からず、映像で思い出して「あぁ、あそこか」と分かった次第。
 グランフロントは体調崩してから街開きしたところで、国道176号線上の芝田一丁目交差点がスクランブル交差点になっているのは知りませんでした。
 新阪急ホテルの前の石碑に自動車が衝突した映像、これで場所が分かりました。
 阪急の梅田駅のすぐ西側。
 この道路はそのまま阪急の梅田駅の下を経て突き抜ける構造。
 駅の下は、阪急バスの長距離路線のバスターミナルです。
 暴走した歩道は歩いたことは無いですが、地蔵横丁を出ると、すぐ左に見える光景。

 しかし、恐ろしい事故です。私もいつ遭遇するか分かりません。
 実際に昨年に名古屋駅前で、笹島交差点から名鉄百貨店セブン館前の歩道を暴走した自動車があった事件では、平面的には至近距離となる地下街のココイチでカレーを頂いていました。
 後でラジオのニュースで知りましたが、起きた時刻はまさにカレーを頂いていたまさのその時。
 その現場はそう行くところではないですが、今後は他の場所で遭遇するかもしれません。

 笹島の事件は、故意に起こした「事件」ですが、梅田の件は病的によるもので事故の範疇です。

 電子頭脳の技術はかなり進んで、今や自動操縦の実用試験が行われるほどです。
 自動操縦では、自動車の前方など周囲の状況を認識します。
 その技術の一部を用いたのが、自動作動のブレーキです。衝突被害軽減ブレーキと称するそうです。
 (自動ブレーキ、というと鉄道車両の扱いが難しいブレーキを想像するので、「自動作動のブレーキ」としました)

 自動作動のブレーキが自動車販売のCMのフレーズになるくらいなので、完全ではないですが、障害物を発見(検知)すると停止させられるそうです。

 ならば今こそ、国内の全自動車にこの自動作動のブレーキ取り付け義務にしたいところです。
 現在は新たに製造された自動車に装備されているようですが、後付けでもできるものです。
 いえ、すぐにはできなくとも、開発すべきです。

 鉄道車両にはEBという、1分間運転者が何も操作しなければ、警報を鳴らし、それでも何もしなければ非常ブレーキがかかる装置が付いています。
 つまり運転者が意識を失った場合でも自動で止めるようにする装置です。

 日ごろバスに乗っていると、もしこの運転士さんが・・・などと余計なことを考えても、いえ、バスでなくとも道路を通行する普通の自動車の運転者さんが意識を失ったら・・・ということは、必ずしも起きないとは限りませんし、実際に梅田で起きてしまいました。
 こうしや衝突被害軽減ブレーキを後付けでも取り付け義務化は、あってもいいと考えますが。

三ノ宮駅の「ノ」が消えるかも

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 神戸新聞web版2月27日配信記事からです。JR西日本の三ノ宮駅。神戸市の繁華街で、事実上の市の中心駅。
 この「三ノ宮」の「ノ」の字を外した「三宮駅」に改称できないかと、神戸市が26日、JR西日本に申し入れたそうです。
記事:JR「三ノ宮駅」の「ノ」消える? 神戸市が要請

 あそこ、なぜ「三ノ宮」と表記するんでしょうね。
 かつて、西宮駅も国鉄→JR西日本は「西ノ宮駅」と称していました。
 西宮市から、西宮駅への改称要望があり、同じ市内のさくら夙川駅開業の際に、西ノ宮駅も西宮駅に改称しました。
 駅の名称変更(改称)はとても大きな事業です。
 単に名前が変わる駅の看板などを替えるだけではなく、関連する駅の運賃表、すなわち名前を変える駅へ切符を売っている駅の運賃表を書き換えねばならず、さらにお客の目に触れない部分ですが、出札窓口備え付けの運賃台帳を修正せねばならず、それは大がかりなものです。
 西ノ宮駅が西宮駅に変わるとき、三ノ宮駅も三宮駅に変わっていれば、「ついで」の機会でしたが、機を逸脱してしまいました。

 なんでも、当時は神戸市から特に改称の要望が出されなかったということですが、私鉄各線が(当時)三宮駅で、JR西日本だけが三ノ宮駅なのもおかしく、一部市民の間では変えてほしい、という希望はあったようです。

 神戸市から要望のあった改称内容は、私鉄各線(阪急・阪神)と同じく「神戸三宮」。
 これは無理でしょう。JR西日本には(名目上だけですが)市の中心駅である神戸駅があります。神戸駅があって、神戸三宮駅は非常に紛らわしい。

 「ノ」は、国鉄の前身、官鉄の流儀だったようで、音読すると「の」が入る読み方の名前は「ノ」を入れるようになったようです。
 我が地元の尾張一宮駅も開業当時は「一ノ宮駅」。後に「尾張一ノ宮駅」に変更され、「ノ」が取れて現在の「尾張一宮駅」という変遷です。

自動運転タクシー実証実験・藤沢市

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 昨日のCBCテレビ・ニュースワイド・イッポウ、及び神戸新聞web版記事からです。
 ロボットが産業での活躍を目指す一環で、運転士がいない自動運転タクシーの実証実験を、神奈川県藤沢市において始めた、ということです。
神戸新聞記事:自動運転タクシー実証実験始まる 神奈川・藤沢

 自動車の自動操縦(運転)は、実地の道路において、試験走行が行われていますが、乗り込む人は、実験担当の人のみ。
 地域住民がモニターとして乗車ということで、地域住民限定という括りはありますが、研究・担当者以外の一般の人が乗っての自動運転走行は初めて。

 テレビでは映像がありましたが、どうやって実施するのだろう。
 自動車の自動走行自体は、かなり実用的なまでになっていますが、タクシーとして不特定の人物を搭乗させる場合、
1,まず指定した場所まで配車する
2,旅客が乗り込む際のドア扱い(自動 or 旅客自らの手動)
3,手動の場合、走行の安全の担保はどうするのか。
4,タクシーということで、運賃の支払いは→現金を扱わず、ICカードやプリペイドカードの電子・電磁情報限定で可能
・・・ということが考えられます。

 しかし、本当に自動操縦自動車は大丈夫なのですかね。操縦者(運転者)の突然の体調不良の心配はありませんが、機械的に故障が起きる可能性は0ではありません。その際のフェイルセーフはどうするのか、などなど。

認知症の徘徊老人線路内立入による事故でJR側敗訴

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 昨日の夕方以降のニュースで、数多くまた大きく扱われておりますが、認知症の徘徊老人が線路内立ち入ったことによる列車事故による損害賠償で、原告側のJR東海が敗訴となった、ということです。
 この事故はよく覚えておりまして、多くの方もこの上告審判決には、どこか「救われる」気持ちがあったと思います。
NHKニュース:認知症事故賠償訴訟 JRが敗訴(動画あり)

 事故をかいつまむと、平成19年、大府市の当時91歳の男性が、介護する奥さんの僅かに目を離したすきに家を出て、JR東海の線路に立ち入り、列車と衝突する人身事故。
 そのため、JR東海は、事故処理と振り替え輸送を行った費用と、介護している高齢の奥さんと、この長男男性に請求した、というもの。

 事故も覚えておりますし、後日、JR東海が請求のための裁判を起こしたと聞き、JR東海はなんとも非人情・無慈悲な会社だと「一層深く」感じました。
 以前から、無慈悲な会社だとは思っていましたが、まさにこれに極めり、のようなニュース。

 この先は、ちょっと過激な意見で、毒を吐きますので、できたら読まれない方がいいかもしれません。

 考えてもください。認知症の介護という大きな精神的・肉体的負担を抱えている中、ほんの僅かな一瞬目を話すすきもあると思います。
 その間に家を出てしまい、気づいたときはとても激しく心配したと思います。
 探しに探している所へ、事故の報せ。亡くなったとはとても悲しく、ショックだったと思います。
 そのような気持ちの人の所へ、「振り替え輸送の費用を払ってください」。
 確かに、現代の社会経済論理ではそうなります。
 私は甘い考えかもしれませんが、家族を失い気持ちが落胆している所に費用を請求する会社。
 時流に乗った会社で、規模も大きく、社会的立場が強い企業が、弱い個人に対して裁判を起こす。

 裁判の結果、一審では、介護する家族側の責任を認め、費用の一部を払え、との判決。
 被告の家族側が控訴で、二審では家族側の奥さんのみ責任を認め、費用を減額の上払うように、との判決。
 それに対して原告・控訴人共に上告を行い、上告審判決では、家族には必ずしも監督義務は無い、との判決で、この件についてはJR東海側の敗訴、という判決でした。

 この奥さんも相当な高齢で介護され、とても疲れていたと思います。
 大切な人を亡くし、悲しみの絶頂にいる人に費用を請求する大企業。

 JR東海は、今や日本のマスコミを牛耳る立場で、マスコミもあまりJR東海という企業には大きく厳しく迫りません。
 JR東海、自動車会社、電力会社、新しい中部の経済界重鎮で、マスコミの大きなスポンサー。
 私が出来ることは、精々JR東海には乗らないことです。
 一宮市在住で、名古屋へは普段は名鉄を利用しています。
 JR東海は、あのような体質の社ゆえ、乗っていてもそうでなくとも、なんとも息苦しい感じがします。
 世の中、ブラック企業というものがあるそうですが、JR東海はお客の側にブラックな企業。

 金城埠頭の鉄道博物館に行ったことが無い、と以前に書きました。
 その理由も、JR東海の鉄道博物館には行きたくないからです。

 毒を吐いたので元に戻ると、昨日の上告審判決は、必ずしも認知症介護の家族には監督責任は無いと言っているのではなく、「この件では」です。
 なのですが、この奥さんも長男の方、当事者のみならず、救われた気持ちになったと思います。
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