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Channel: mitakeつれづれなる抄
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サンマが獲れない

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 サンマがどうしても獲れないそうです。9月に二つの目黒のさんまにかかわるサンマ祭りでは、昨年の冷凍サンマで、無料振る舞いをされていたほど。その結果(でもないけど)、水揚げの三陸では、さすがに産地だけあって冷凍サンマを供することはできず、今年は止む無く中止になった町もあります。

 サンマが獲れない。今に始まったことではないですが、今年は特に異常なほど獲れないらしい。このままではサンマは稀少種で高級食料品になりそうな感じ。
 こんなサンマ、決して漁業資源が減っているわけではなく、三陸沿岸の漁港から出漁に行く海域にサンマがいないのだそうです。
 その理由に一つは地球全体の気候の変化、さらにサンマは回遊魚だけに、日本の漁船が漁をするの漁場から水上(というのか、回遊の上流側)で、中国や台湾からの漁船がごっそり獲っていくそうです。

 日本のサンマ漁船は近海仕様で、遠洋漁業はできません。なので中国漁船に交じって遠洋でサンマ漁をするわけにはいきません。それに日本近海は、日本の排他的経済水域で守られますが、中国漁船が漁をする海域は完全に公海で、日本の主権は及びません。
 地球全体でサンマの資源量を調査せねばなりませんが、国際的にそこまでの機運が出ず、その間にも中国漁船がごっそり獲っていく始末。
 地球全体の気候の変化も大きいと思います。我々が感じる天気は、主に海の温度に関連があります。異常気象などというものは、所詮は人間が言い出したものですが、何かしら「今までと違う」という感覚は、海に根源がある部分が大きいです。

 ニシンが獲れなくなり、マツタケが獲れなくなりで、これまで普通に頂けていた食糧が頂けなくなります。マツタケが獲れなくなったのは気候というよりは社会環境の変化ですが、気候の影響も多少はあります。

 サンマ、もう1尾100円で売られることは無いかもしれませんね。先日は、名鉄一宮駅高架下の和食「嘉門」で、焼サンマ300円の広告が出ていました。
 300円ということは原価幾らだろう?などと余計なことを考えながら、バス乗り場に向かったのでありました。

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