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Channel: mitakeつれづれなる抄
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中国で無人コンビニ店・万引き対策よりも商品補充は?

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 ツイッターのニュースサイトで知りましたが、中国で店員がいない「無人コンビニ」がオープンしたそうです。ANNニュースの報道。

無人コンビニ店に行ってみた!万引き被害は大丈夫?(17/08/11)


 店員がいないことで、すぐに「万引き対策」はどうなるの?という疑問が涌くのだそうですね。
 そういうのは、日本の一部スーパーでもありますが、店員がいない無人レジと同じような仕組みえあることが分かります。

 さらに、この無人コンビニは全ての人物が利用者(入店できる)わけではなく、顔写真付きで利用者登録を行ってからでないと、入店できないとのこと。つまり会員制コンビニですね。
 入店時には、カメラで人物認識を行い、利用者登録の人物と一致すれば、ドアが開く、というもの。
 そして各商品には、ICタグが付けられ、お客は商品をレジに持って行き、各自でレジのコード読み取りをさせ、清算はスマホでクレジット払い。
 バーコード青酸を行っていない商品を持って出ようとすると、退店時に、ICタグで清算が済んでいないことが分かるので、ドアが開かず、退店を阻止するとのこと。

 ここまでは十分仕組みが理解できます。

 さらに、ICタグが取れてしまい、コード読み取りをしない商品を持って出ようとすると、入店時と退店時の体重測定から、入店時の体重+購入商品の重量が退店時の重量になるわけですが、これと一致せず重い場合は、清算がされていない商品があると判断されるとのこと。

 こうなると、複数人で行って店の中で、持ち物を入れ替えることは出来ないわけですね。
 店に入った時に、「あ、これ持ってて」と手渡されると、入店時と退店時の重量が変わります。

 それと商品に着けられたICタグは、単なる商品コードではなく、一つ一つの商品固有の情報であるわけです。
 現在、我々がスーパーなどで見かけるバーコードは、商品情報だけで、御別の商品そのものの情報はありません。
 例えば、カレールーの箱に「71234」というコードがあるとすると、それはそのカレールーすべてが同じ番号で、カレールーが何個あろうとも同じ番号です。スーパー全体では個数管理がされていますが、番号自体は同じです。
 これに対して商品個別のコードは、そのカレールーが「71234」であれば、さらに子番号を付けて「71234-12」というような番号を付与し、同じカレールーでもそれぞれの番号が変わり、商品管理がさらに深くなります。

 ただ、そのような無線ICタグを用いるならば、無人レジでコード読み取りを指せずに、そのままレジを通さず店を出る方法もあります。
 見かけは完全に万引きですが、無線ICタグで商品管理がなされており、さらに利用者登録もあるので、退店時に無線ICタグを読み取り、その合計金額をクレジット払いで自動請求する方法もありますが、中国のこのコンビニではそこまではなされていないようです。
 この後者の例は、試験段階ですが、外国でそのような実証が行われているのを読みました。


 さて、そんな万引き対策よりも、私が一番気になるのは、無人コンビニでどうやって商品補充を行うのか、です。
 店員がいないです。それともレジ要員がいないだけで、バックヤードの店員はいるのかもしれません。その辺の言及がなく、万引き対策ばかりを紹介して、世の中の人々の趨勢は、店舗無人による心配事は万引きなのだな、と思った次第です。はぁ。

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