続けて新幹線ネタです。乗り物ニュース記事からです。21日の東海道新幹線大混乱の日、高槻市での停電により下り列車が岐阜羽島駅で抑止となり、ちょいとツイッターで話題になりました。
岐阜羽島駅で降りても何も無い駅、何なの、コンビニある?、大野伴睦代議士の政治駅とかいろいろ揶揄されていました。
このことについて、乗り物ニュースでも記事になり、大野伴睦代議士による政治駅ではなく、ある目的を持った駅であったというもの。
記事:本当に「コンビニもない」? 東海道新幹線・岐阜羽島駅、その大きな役割とは
ごく最近の様子は存じ上げませんが、開業当初は本当に周囲水田が広がる所でした。開業時の画像で見ております。
そんな状況は流石には実際には知らず、私が知っている光景は岐阜羽島駅周辺が区画整理事業が行われた後で、企業の建物がポツポツと建つような光景ではありました。
コンビニは最近のものですね。名鉄新羽島駅まで乗ったのが岐阜羽島駅に訪れた直近になるので、もう15年ほど前。
味気の無い駅前には変わりはなかったです。
この岐阜羽島駅が田んぼの中のど真ん中にできたのは、岐阜県選出の衆議院銀大野伴睦議員のツルのひと声によって設置された、という話がまことしやかに伝わっていますし、私も祖父母や親類から聞かされてきました。
乗り物ニュース記事にもある通り、岐阜羽島駅は、新幹線の当初計画では、名古屋駅~米原駅間に駅設置はありませんでした。
しかし冬季の輸送障害などで、運転整理が行われた際に列車収容ができる場所が必要、ということで当初計画の後に追加されたものです。
冬は今でもそうですが、積雪地帯の関ケ原で運行障害が起きた場合に、本線上で列車滞留させてはよくないので、折り返し運行や、一時的に列車を収容する設備として停車場(駅)が設置されたものです。
であるならば、名古屋駅と関ケ原地区の間のどこかに設置するもので、その位置に大野伴睦の関与があった可能性はあります。
岐阜羽島駅は、本線路が通過線が上下二線、ホームに面した線路が上下それぞれ二線の合計六線ある、新幹線標準仕様より規模が大きいです。
これがまさしく、運転整理用の余裕を持った構造です。
***
この岐阜羽島駅、冬季対策としての設置意図とは違った点で、冬季の対策で役立つこととなりました。
関ケ原周辺の積雪地帯の走行で、列車の床下には大量の雪がはこびりつきます。
新幹線開業当初は、この積雪地帯を通常の運転速度で走行していたため、雪を巻き上げ、それが冷えた床下にこびりついて、それが積雪の無い地域で、こびりついた雪の塊が氷の塊となって落下し、軌道のバラスト(砂利)をはねて、その跳ね上がったバラストが自列車の床下機器を壊して故障したり、対抗列車の窓ガラスを割ったり、沿線のお宅に飛び込んだりして、その対策で積雪が巻き上げられないためにスプリンクラーを設置し、それでも少しは雪を巻き上げるので、積雪地帯を越したところで床下にこびりついた雪を落とすこととなりました。
この「雪落とし」作業を上り線では名古屋駅と、岐阜羽島駅で行います。
岐阜羽島駅を通過するひかり号(と後にのぞみ号)は名古屋駅で、こだま号は岐阜羽島駅の通常は使わない0番乗り場の線路(上2番線)にこだま号を入れて、そこで床下に高熱蒸気を当てて、雪を落とします。
通常の1番乗り場(上1番線)は隣が本線で通過列車があり、作業ができないためです。
ところで、上りの雪落とし作業は、名古屋駅と岐阜羽島駅で行っていますが、下りはどこでやっているのだろう。
京都駅でやっているような話も聞きましたが、しかとしたことは分かりません。
岐阜羽島駅で降りても何も無い駅、何なの、コンビニある?、大野伴睦代議士の政治駅とかいろいろ揶揄されていました。
このことについて、乗り物ニュースでも記事になり、大野伴睦代議士による政治駅ではなく、ある目的を持った駅であったというもの。
記事:本当に「コンビニもない」? 東海道新幹線・岐阜羽島駅、その大きな役割とは
ごく最近の様子は存じ上げませんが、開業当初は本当に周囲水田が広がる所でした。開業時の画像で見ております。
そんな状況は流石には実際には知らず、私が知っている光景は岐阜羽島駅周辺が区画整理事業が行われた後で、企業の建物がポツポツと建つような光景ではありました。
コンビニは最近のものですね。名鉄新羽島駅まで乗ったのが岐阜羽島駅に訪れた直近になるので、もう15年ほど前。
味気の無い駅前には変わりはなかったです。
この岐阜羽島駅が田んぼの中のど真ん中にできたのは、岐阜県選出の衆議院銀大野伴睦議員のツルのひと声によって設置された、という話がまことしやかに伝わっていますし、私も祖父母や親類から聞かされてきました。
乗り物ニュース記事にもある通り、岐阜羽島駅は、新幹線の当初計画では、名古屋駅~米原駅間に駅設置はありませんでした。
しかし冬季の輸送障害などで、運転整理が行われた際に列車収容ができる場所が必要、ということで当初計画の後に追加されたものです。
冬は今でもそうですが、積雪地帯の関ケ原で運行障害が起きた場合に、本線上で列車滞留させてはよくないので、折り返し運行や、一時的に列車を収容する設備として停車場(駅)が設置されたものです。
であるならば、名古屋駅と関ケ原地区の間のどこかに設置するもので、その位置に大野伴睦の関与があった可能性はあります。
岐阜羽島駅は、本線路が通過線が上下二線、ホームに面した線路が上下それぞれ二線の合計六線ある、新幹線標準仕様より規模が大きいです。
これがまさしく、運転整理用の余裕を持った構造です。
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この岐阜羽島駅、冬季対策としての設置意図とは違った点で、冬季の対策で役立つこととなりました。
関ケ原周辺の積雪地帯の走行で、列車の床下には大量の雪がはこびりつきます。
新幹線開業当初は、この積雪地帯を通常の運転速度で走行していたため、雪を巻き上げ、それが冷えた床下にこびりついて、それが積雪の無い地域で、こびりついた雪の塊が氷の塊となって落下し、軌道のバラスト(砂利)をはねて、その跳ね上がったバラストが自列車の床下機器を壊して故障したり、対抗列車の窓ガラスを割ったり、沿線のお宅に飛び込んだりして、その対策で積雪が巻き上げられないためにスプリンクラーを設置し、それでも少しは雪を巻き上げるので、積雪地帯を越したところで床下にこびりついた雪を落とすこととなりました。
この「雪落とし」作業を上り線では名古屋駅と、岐阜羽島駅で行います。
岐阜羽島駅を通過するひかり号(と後にのぞみ号)は名古屋駅で、こだま号は岐阜羽島駅の通常は使わない0番乗り場の線路(上2番線)にこだま号を入れて、そこで床下に高熱蒸気を当てて、雪を落とします。
通常の1番乗り場(上1番線)は隣が本線で通過列車があり、作業ができないためです。
ところで、上りの雪落とし作業は、名古屋駅と岐阜羽島駅で行っていますが、下りはどこでやっているのだろう。
京都駅でやっているような話も聞きましたが、しかとしたことは分かりません。