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Channel: mitakeつれづれなる抄
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風は収まったのだろうか・都議会選挙の投票先

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 京都新聞web版記事からです。京都新聞ですが、内容は東京都。
 7月の都議会選挙の、投票先を電話による世論調査をしたところ、自民党が17%、地域政党都民ファーストの会が11%と続いているとのことです。
記事:都議選投票先、自民17%都民ファースト11%

 都民ファーストは、報道等でご存知の通り、小池東京都知事が顧問を務めるもので、政治塾を開催したところ、多くの参加者が集まった、という報道もありました。
 
 その当時も想ったものですが、政治に関心のある方が多いな、多いだけならいいけど、一時の風だけで立候補し、そして当選してしまえば、国政の某政党であったり、名古屋市の某地域政党のような二の舞になるのでは?という懸念。
 しかし顧問の立場である小池知事は、この政治塾希望者に対して、しっかりと面接を行った、ということで仮に選挙に当選して、都議会議員になってもやっていける、という見通しではあったそうです。

 マスコミ、というものはある意味ご都合主義で、数字が取れる(視聴率がいい)ものがあればそれをどんどん放送するきらいがあります。東京都における諸問題は幾つかあり、昨年の前知事に始まった都政のごたごたから中央卸売市場の移転先である豊洲埠頭の新市場建物が、規定通りの盛り土が為されておらず、加えて地中から危険成分が検出される始末で、中々移転できずにいます。
 そこで、本当に移転するのか、築地に留まるのか、などを含めた審議会を開いても決着がつかず、やがて築地市場の用地内の土壌調査でも危険成分が検出されるありさま。

 そこで小池知事が発した弁は「市場はコンクリートで覆われているので大丈夫です」。それなら豊洲も同じ様な条件ではないか、というパラドックス。

 そのような状況で、降って涌いたような、森友問題。マスコミの報道のネタ主力は森友問題へ移り、豊洲移転はどこかへ行ってしまった雰囲気。
 なんでも森友問題はKという前理事長が特異なキャラクターで、それがマスコミ的には数字につながるのだそうです。
 私のように、テレビを真剣に中身を吟味しながら視聴する人は、少ないってことですね。

 そんなわけで、都政問題はどこか奥の方へ行ってしまい、関心が薄れてしまった傾向はあるようです。
 しかし、中央卸売市場移転問題は、現在の東京都の最大の関心事でもあり、問題点でもあります。
 市場は今、宙ぶらりんの格好で、出入り業者としては、本当に生殺しに近い状態だそうで、今や小池知事に対しては、「決められない知事」という印象もあるようです。
 そして都民ファーストの会。この地域政党自体も市場移転問題には、何のビジョンも描けておらず、つまり主義主張が分からず、それが結果的に、都議会選挙での投票先に影響しているようです。

 風は収まったようなのかもしれません。都民ファーストの会。

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