18日は、地元の一宮市の交通事情や問題を解決する機関、一宮市地域公共交通会議が開催され、傍聴に行ってまいりました。
内容は、コミュニティバス・タクシーである、i-バスとi-タクシー、さらに市内名鉄バス路線の利用者数の報告、協議事項で、一部運行系統の経路変更と、生活交通計画の変更・承認などです。
報告事項として、昨年7月から始まったi-タクシーの利用者人員、惨憺たる結果とまではいかずに、少ないながらも利用がある状況。
i-タクシーとは、公共空白地域に近くの路線バス停留所、又は鉄道駅とi-タクシー停留所の間を結ぶ、接続交通機関です。
定期運行ではなく、予約制。
類似のものが稲沢市にもありますが、稲沢市では時刻を設定しておらず、稲沢市コミュニティバスと接続利用するのが大前提。予約制は同じです。
昨年7月の運行開始時で市内13か所に停留所を設置し、昨年7月から今年3月末までの利用者数は少ない所で0人、多い所で、朝日連区の下端地蔵堂停留所の117人。
0人の停留所が6か所ありますが、口頭での報告では、4月以降、1か所で1人乗降があったとのこと。
4月にi-タクシー停留所が四か所増設され、一か所の停留所で、乗降があったとのことです。
さて、地域公共交通会議の内容で、バスヲタ的に一番「エッ!」と思ったのが、「生活交通確保改善計画」。市内の交通を基幹系と支線系とに分け、この支線系の交通実施計画ですが、i-タクシーもこの支線系の交通確保で設けられたもの、今後の市の目標として、なんと、「路線番号付設の検討」というのがありました。
早い話が系統番号の付与です。
名鉄バスは伝統的に系統番号無しでやってきました。
そこで初めての人にも利用しやすいように、路線番号(系統番号)を付ける、というもの。
個人的には、系統番号は支持する所ですが、現実的に他の路線とのバランスもあり、懐疑心でありました。
同様のことを名鉄バス出席委員から発言があり、全く私と同じ視点。
一宮市だけで番号を付けて、それが市外で他の系統番号がある路線との協調性、そもそも名鉄バスとしては一宮市一市だけで系統番号を付けるのは、難しい状況、との発言でした。
しかしながら、今年3月に発行された、一宮市公共交通マップでは、凡例と路線図に、既に系統番号が表記されています。
路線図上でのindexで、表記したように見えますが、いかにも現実の運行バスにも表記されているが如くの、表現。
***
ところで、この地域公共交通会議は道路運送法い基づくもので、行政・利用者・事業者がその地域の交通の諸々を話し合って決める機関です。
なので、これまでの許認可事項で、国土交通省の本省、あるいは地方運輸局で審議される内容を、この地域公共交通会議で審議され、議決を経れば、それが国交省での認可と同等の効力を持つとされます。
今回も、一部経路の変更があり、会議で賛同を得て、これを中部運輸局に報告、早速実施に移されるものです。
なお、i-タクシーですが、名称に「タクシー」の名称が入っていますが、法律上は路線バスの扱いです・道路運送法第四条の不定期路線乗合運行、という位置づけ。
これは稲沢市コミュニティタクシーと同じ。
地域協働計画(案)の採択の中で、ある委員(バスの世界に詳しい)から、基幹交通となる路線バスと地域のフィーダー輸送i-タクシーの接続ばしょとして、単なる停留所ではなく、ショッピングセンターなど地域の方が集まるか所で、乗り場を設け、そこで相互接続するのも検討、という発言がありました。
そうすれば、i-タクシーも路線バス接続のための乗車だけでなく、そのショッピングセンターなどへの足としても使え、利用者増を期待できる、という意見。
こういう所は、行政側の発想ではなかなか出ないかもしれませんね。
自治体の交通計画は、その自治体の隅々まで行き届くように策定はしますが、なぜかその自治体の中心部への交通を確保する発想。
行政ですので、止むを得ない面もありますが、会議終了近くの各地域の現状報告で、丹陽町連区からの委員の発言で、丹陽町でも末端の末端、五日市場の辺りは、一宮市内というより、名古屋市に向いている地域。
そのため、名鉄犬山線岩倉駅か、JR東海の東海道本線稲沢駅へ向かう交通を望み、実際にそのようなルートで通っている人も多いと発言。そこで丹陽町連区で、地域内のコミュニティバスの在り方を研究しています、と報告でした。
稲沢市のコミュニティバスも、木曽川を渡り羽島温泉への運行希望がありましたが、稲沢市の返答では、市域を超えるので現状では無理、という至極当たり前の答えでした。
需要がある所には交通を設定するのが、スジなのですが、コミュニティバスは地域の細かいところまで回る一方、どうしても冗長性が大きくなってしまいます。
こうした複数の自治体にまたがるコミュニティバスは運行は可能です。自治体同士で共同運行すれば可能なのですが、要はやる気があるか無いか。
内容は、コミュニティバス・タクシーである、i-バスとi-タクシー、さらに市内名鉄バス路線の利用者数の報告、協議事項で、一部運行系統の経路変更と、生活交通計画の変更・承認などです。
報告事項として、昨年7月から始まったi-タクシーの利用者人員、惨憺たる結果とまではいかずに、少ないながらも利用がある状況。
i-タクシーとは、公共空白地域に近くの路線バス停留所、又は鉄道駅とi-タクシー停留所の間を結ぶ、接続交通機関です。
定期運行ではなく、予約制。
類似のものが稲沢市にもありますが、稲沢市では時刻を設定しておらず、稲沢市コミュニティバスと接続利用するのが大前提。予約制は同じです。
昨年7月の運行開始時で市内13か所に停留所を設置し、昨年7月から今年3月末までの利用者数は少ない所で0人、多い所で、朝日連区の下端地蔵堂停留所の117人。
0人の停留所が6か所ありますが、口頭での報告では、4月以降、1か所で1人乗降があったとのこと。
4月にi-タクシー停留所が四か所増設され、一か所の停留所で、乗降があったとのことです。
さて、地域公共交通会議の内容で、バスヲタ的に一番「エッ!」と思ったのが、「生活交通確保改善計画」。市内の交通を基幹系と支線系とに分け、この支線系の交通実施計画ですが、i-タクシーもこの支線系の交通確保で設けられたもの、今後の市の目標として、なんと、「路線番号付設の検討」というのがありました。
早い話が系統番号の付与です。
名鉄バスは伝統的に系統番号無しでやってきました。
そこで初めての人にも利用しやすいように、路線番号(系統番号)を付ける、というもの。
個人的には、系統番号は支持する所ですが、現実的に他の路線とのバランスもあり、懐疑心でありました。
同様のことを名鉄バス出席委員から発言があり、全く私と同じ視点。
一宮市だけで番号を付けて、それが市外で他の系統番号がある路線との協調性、そもそも名鉄バスとしては一宮市一市だけで系統番号を付けるのは、難しい状況、との発言でした。
しかしながら、今年3月に発行された、一宮市公共交通マップでは、凡例と路線図に、既に系統番号が表記されています。
路線図上でのindexで、表記したように見えますが、いかにも現実の運行バスにも表記されているが如くの、表現。
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ところで、この地域公共交通会議は道路運送法い基づくもので、行政・利用者・事業者がその地域の交通の諸々を話し合って決める機関です。
なので、これまでの許認可事項で、国土交通省の本省、あるいは地方運輸局で審議される内容を、この地域公共交通会議で審議され、議決を経れば、それが国交省での認可と同等の効力を持つとされます。
今回も、一部経路の変更があり、会議で賛同を得て、これを中部運輸局に報告、早速実施に移されるものです。
なお、i-タクシーですが、名称に「タクシー」の名称が入っていますが、法律上は路線バスの扱いです・道路運送法第四条の不定期路線乗合運行、という位置づけ。
これは稲沢市コミュニティタクシーと同じ。
地域協働計画(案)の採択の中で、ある委員(バスの世界に詳しい)から、基幹交通となる路線バスと地域のフィーダー輸送i-タクシーの接続ばしょとして、単なる停留所ではなく、ショッピングセンターなど地域の方が集まるか所で、乗り場を設け、そこで相互接続するのも検討、という発言がありました。
そうすれば、i-タクシーも路線バス接続のための乗車だけでなく、そのショッピングセンターなどへの足としても使え、利用者増を期待できる、という意見。
こういう所は、行政側の発想ではなかなか出ないかもしれませんね。
自治体の交通計画は、その自治体の隅々まで行き届くように策定はしますが、なぜかその自治体の中心部への交通を確保する発想。
行政ですので、止むを得ない面もありますが、会議終了近くの各地域の現状報告で、丹陽町連区からの委員の発言で、丹陽町でも末端の末端、五日市場の辺りは、一宮市内というより、名古屋市に向いている地域。
そのため、名鉄犬山線岩倉駅か、JR東海の東海道本線稲沢駅へ向かう交通を望み、実際にそのようなルートで通っている人も多いと発言。そこで丹陽町連区で、地域内のコミュニティバスの在り方を研究しています、と報告でした。
稲沢市のコミュニティバスも、木曽川を渡り羽島温泉への運行希望がありましたが、稲沢市の返答では、市域を超えるので現状では無理、という至極当たり前の答えでした。
需要がある所には交通を設定するのが、スジなのですが、コミュニティバスは地域の細かいところまで回る一方、どうしても冗長性が大きくなってしまいます。
こうした複数の自治体にまたがるコミュニティバスは運行は可能です。自治体同士で共同運行すれば可能なのですが、要はやる気があるか無いか。