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Channel: mitakeつれづれなる抄
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復興予算を食い物

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 今朝のテレビ情報番組で、旧福島第一原子力発電所の事故による除染作業で、竹林の除染作業を下請けの作業会社が、正しく除染を行わず、竹を伐りとったの体を表すため、竹の切り株だけをならべ、それを作業完了の写真として、除染作業費用を不当に受け取った、ということが伝えられていました。

 この原発事業の除染作業は、東北地方太平洋沖地震による災害(東日本大震災)からふ復興特別税を財源にしています。この東日本大震災からの「復興」は、官・民ともに都合のいい財源の契機となっているような気がします。
 除染作業の埠頭詐取はこれが初めてではなく、下請けから孫請けに至る過程で、不当なピンハネがあったり、官の方では「復興特別税」などというもっともらしい税金を設定しました。
 たしかにあの大震災からの復興は、官民問わず、今の日本においてとても大切なことです。費用も掛かります。そこで「復興特別税」を設けたものの、その使途は必ずしも、復興に使われているわけではないのだそうです。
 つまり役所としては、新たな財源、理由付けが遠くに復興の理由付けがあれば、復興特別予算から捻出できるそうで、今すぐに例は出せませんが、被災地ではない場所での、単なる箱モノを建てたりしていることもあるとのこと。
 さらに、復興を進めるために新たな役所「復興庁」を置き、担当大臣の「東日本大震災復興対策担当大臣」を置いたものの、なぜかおかしな人が任命されることが多いです。民主党政権で初めて置かれたものですが、最初の大臣は民主党の国会議員、そして一代前の大臣は、ニュースネタにもなりましたが、記者会見で激高し、さらに別の日には「東北地方でよかった」発言とう資質の無さを露呈し、結局更迭されました。

 復興の名があれば予算の面でも人事の面でも、なんとも都合のいい「言い訳」。大臣ポストとして新たなポストが一つできたわけで、ただ大臣になりたい、などという志の低い者でも大臣に収まってしまい、結果、マスコミネタになるという識者の弁。
 復興というと、正直、また何かありそうで、ニュースで復興の文字を見聞きすると、又何かあったのか?などと思ってしまいます。

***
 ところで、激高した前任の大臣、私は激高したのは別に何とも思いません。ただそのやり取りのなかで、「自主避難者は各自の判断でしょ」というところ。つまりこれが政府の意思が垣間見えた点です。自主避難者はあくまで避難者の任意、つまり「勝手」だという意思なんですね。そもそも「なんで避難しなきゃならないことにされたのだ!」。これを思うと、あんなセリフはで出てません。なんとも冷たい。これが政府の意思でその結果が、前任の激高した大臣。政府がやっていることにゴチャゴチャ文句言うな、という意思の結果。
 復興予算を復興以外に使う政府だけ、あります。

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