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Channel: mitakeつれづれなる抄
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ハチミツのボツリヌス菌

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 先日、東京都内で生後五か月の赤ちゃんが、はちみつに含まれているボツリヌス菌による中毒とみられる症状で、亡くなったそうです。
 生後五か月の赤ちゃんが死亡、まことにいたましい事故です。
 原因が、どうも離乳食にはちみつを混ぜて与えたことによるものらしい、ということからボツリヌス菌による食中毒の疑いが濃いです。

 どういう事情で、はちみつが混ぜられたのか、そこはよく分かっていませんが、ジュースにはちみつを混ぜたものを飲ませていたらしいとのことです。

 はちみつにはボツリヌス菌が含まれているのは、土の中や井戸水にこのボツリヌス菌が含まれており、それが植物に吸収され、休眠状態の芽胞として蜜に移り、その休眠状態の芽胞がハチの活動ではちみつに濃縮された状態で溜まって、それが人体に入った時に萌芽が発芽して増殖を始めると、毒素をまき散らすもの、だそうです。
 しかし、消化酵素が十分出る大人は、このボツリヌス菌が発する毒素は消化酵素で分解してしまいますので、ほぼ無毒なのですが、この消化酵素がしっかり出されない一歳未満では、ボツリヌス菌の毒素を消化できず、結果中毒症状になってしまうものです。

 このボツリヌス菌は、100度で沸騰させると、毒素自体は死滅させますが、芽胞はそのまま生き延びるため、体内に入ると増殖していく、のだそうです。

 はちみつに含まれたボツリヌス菌の芽胞は、どこまでも確実に生き延びるため、、原材料にはちみつが含まれるパンやキャラメルなども、絶対NG。
 さらにボツリヌス菌ははちみつだけでなく、黒糖、コーンシロップ、非加熱の野菜ジュースなどにも含まれることがあるそうで、これらも一歳未満の乳児には与えない方がいいそうです。

 一歳未満の乳児にはちみつを与えないことは、母子手帳などにも記載され、母親だとほぼほぼ常識だそうですが、母親ではない家族が知らないこともあるかもしれず、気を付けねばなりません。
 かくいう私も割と近い頃に知りました。COCO壱番屋のカレーでは、昨年から甘さ追加のオプションメニューを始め、メニューには「甘味追加にはハチミツが含まれているので、一歳未満の乳児には与えないでください」と割と大きな文字で記載。
 そこで、しかと分かった次第です。以前に聞いた話と、ここで一体化しました。

 このボツリヌス菌による一歳未満乳児の食中毒死亡事故は初めてのことだったそうです。
 なんとも辛いニュースです。

 せっかく授かった赤ちゃん。大切に元気に笑顔で育ってほしいですね。

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