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Channel: mitakeつれづれなる抄
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コンセッション方式

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 本日、お昼のテレビ番組を視ていたら、東京オリンピックで会場をどこにしようという問題で、水泳競技場において当初計画通りの江東区有明で建設が進められることになったものの、オリンピック後の運営問題で、「コンセッション方式」を導入して、民間に運営権を与えて、運営していただく計画、ということを伝えていました。
 ん?新しい言葉。「コンセッション方式」。番組での説明では、公共施設の運営で、期間を限定して、完全に運営権を民間に譲渡して、その民間の看板で運営するのだそうです。
 利用者から受け取る利用料なども、運営する民間事業者にまるまる入るもの。
 施設を保有する公共団体は、運営を希望する民間に期間限定で運営権を販売する形で、その時点で多額の費用が入る、ということだそうです。

 そんな話で、類似の例で、指定管理者とかPFI事業とかありますが、どう違うのだろうかと思い、調べてみました。調べるって、検索しまくっただけですが。
 コンセッション方式とよく似たものがPFI(Private Finance Initiative)で、公共施設の建設・維持・運営に民間の経営資本・能力を投入して実施する方式。
 公共団体よりも民間の知恵や発想、資金力を導入して施設の建設・運営を行おうとするもので、近年では少し前に閉鎖された名古屋港イタリア村がこのPFI方式で進められました。

 このPFIとコンセッションと大きく違うのは、事業の経営主体がコンセッション方式では民間事業者が経営主体となるものだそうです。
 一方、PFIはあくまで公共団体が経営主体。
 そのため、コンセッション方式では、民間事業者が事業主体となるため、経営の自由度が高まり、創意工夫が大きく寄与できるとうもの。

 名古屋市における例としては、名古屋港イタリア村がPFIの他、かつてのランの館は指定管理者制度によるもの、今の久屋大通庭園フラリエは、はっきりしませんが運営者に一定の費用が支払われていることから、指定管理者制度によるもののようです。

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