オリンピック、リオデジャネイロ大会は閉会式を迎え、オリンピック旗はとうとう東京都知事の手へ渡りました。
もうこれで、「ハイ止めます」ということはできません。
このことを考えるとだんだんネガティブなことになるので、止めときます。
昨日は、台風の関節影響で随分暑くなりました。
いえ、普通に毎日、暑い日が続いているだけですので、別段変わりがないのですが。
そんな暑い日が続くこの頃、暑い日には大抵あった、鉄道線路のレールがゆがむ、というニュース。昨今はさっぱり聞きません。
それに関連して、乗り物ニュースから。
レールは何度からゆがむのか、と言う記事。
記事:【乗りもの豆知識】炎天下の鉄道レール、「ゆがみ」が出るのは何℃から?
これによると、60度に達するとゆがむ、とあります。以前に保線から伺った話と大体同じですね。
レールは気温に関係なく、55度を超えるとレールの両端で伸び始め、レールは継ぎ目板で隣のレールと接続されていますので、隣のレールに当たると、伸びる方向が上下になり、続いて左右にゆがむ、という動きをするそうです。
レールを敷設する際に、温度による伸縮を考え、レールとレールの間には隙間を入れます。遊間(ゆうかん)と言います。
ロングレールを敷設する際に問題となるのが、この遊間の処理。
レールの温度による伸び縮みは、一本のレール一様ではなく、レールの長さに関係なく両端の5mで顕著な動きをみせるので、この5mを何とかすればよろし、ということで、ロングレール敷設の際は継ぎ目板による接続ではなく、伸縮継目という特殊な方法でレールを接続します。
ロングレールの約1mを端の方に至るにしたがって細く削り、この削った部分同士を重ねて敷設します。
すると、レールの長手方向に対する、伸び縮みの動きは制約されないので、「レールが歪んだ」という事態を起こさずに済みます。
昨今は本当にレールが歪むニュースを目に耳にしなくなりました。暑さなら今の方が余計に暑いのですが。
これもロングレール化の功績で、それとロングレールを敷設する際は、コンクリート枕木を使い、レールとの締結もボルトを使いますので、仮にレールの中間部が伸びても、確実に動きを制約させます。
従来の25mレールを敷設では、木の枕木に犬釘を打ち込んでレールと固定しますので、温度変化で伸びた場合、犬釘だけではレールの伸びを抑えられず、ぐにゃりと曲がることになります。
このレールが歪む、というのは温度が高ければどこでも起きそうなものですが、案外同じような場所で起きるものです。
単純に気温だけではないことを示します。
風向きなどで、熱がどの位溜まり易いか否かで、伸びやすい、伸びにくいがあります。
名鉄線ですと、美合~国府間の峠越え区間で、よく起きていました。
ちなみに、暑さでレールが歪んだ場合はどうするのか。
とにかく「冷やす」ことです。水をかけただけでは効果は無いので、どこか氷を売っているところで氷を調達して、それで冷やす、のだそうです。
最近はコンビニが増えて、氷の調達は楽になった、とのことです。
そうしてレールが一定の温度以下になったら、犬釘の打ち直しなどで、軌道を直すことになります。
この際に枕木の取り換えをすることもあるそうです。
バラスト(砂利)の突き固めは当然です。
もうこれで、「ハイ止めます」ということはできません。
このことを考えるとだんだんネガティブなことになるので、止めときます。
昨日は、台風の関節影響で随分暑くなりました。
いえ、普通に毎日、暑い日が続いているだけですので、別段変わりがないのですが。
そんな暑い日が続くこの頃、暑い日には大抵あった、鉄道線路のレールがゆがむ、というニュース。昨今はさっぱり聞きません。
それに関連して、乗り物ニュースから。
レールは何度からゆがむのか、と言う記事。
記事:【乗りもの豆知識】炎天下の鉄道レール、「ゆがみ」が出るのは何℃から?
これによると、60度に達するとゆがむ、とあります。以前に保線から伺った話と大体同じですね。
レールは気温に関係なく、55度を超えるとレールの両端で伸び始め、レールは継ぎ目板で隣のレールと接続されていますので、隣のレールに当たると、伸びる方向が上下になり、続いて左右にゆがむ、という動きをするそうです。
レールを敷設する際に、温度による伸縮を考え、レールとレールの間には隙間を入れます。遊間(ゆうかん)と言います。
ロングレールを敷設する際に問題となるのが、この遊間の処理。
レールの温度による伸び縮みは、一本のレール一様ではなく、レールの長さに関係なく両端の5mで顕著な動きをみせるので、この5mを何とかすればよろし、ということで、ロングレール敷設の際は継ぎ目板による接続ではなく、伸縮継目という特殊な方法でレールを接続します。
ロングレールの約1mを端の方に至るにしたがって細く削り、この削った部分同士を重ねて敷設します。
すると、レールの長手方向に対する、伸び縮みの動きは制約されないので、「レールが歪んだ」という事態を起こさずに済みます。
昨今は本当にレールが歪むニュースを目に耳にしなくなりました。暑さなら今の方が余計に暑いのですが。
これもロングレール化の功績で、それとロングレールを敷設する際は、コンクリート枕木を使い、レールとの締結もボルトを使いますので、仮にレールの中間部が伸びても、確実に動きを制約させます。
従来の25mレールを敷設では、木の枕木に犬釘を打ち込んでレールと固定しますので、温度変化で伸びた場合、犬釘だけではレールの伸びを抑えられず、ぐにゃりと曲がることになります。
このレールが歪む、というのは温度が高ければどこでも起きそうなものですが、案外同じような場所で起きるものです。
単純に気温だけではないことを示します。
風向きなどで、熱がどの位溜まり易いか否かで、伸びやすい、伸びにくいがあります。
名鉄線ですと、美合~国府間の峠越え区間で、よく起きていました。
ちなみに、暑さでレールが歪んだ場合はどうするのか。
とにかく「冷やす」ことです。水をかけただけでは効果は無いので、どこか氷を売っているところで氷を調達して、それで冷やす、のだそうです。
最近はコンビニが増えて、氷の調達は楽になった、とのことです。
そうしてレールが一定の温度以下になったら、犬釘の打ち直しなどで、軌道を直すことになります。
この際に枕木の取り換えをすることもあるそうです。
バラスト(砂利)の突き固めは当然です。