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Channel: mitakeつれづれなる抄
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東京オリンピックに向けて交通問題

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 昨日の朝、ちょいとテレビを点けたら、オリンピック関連の話題として、次回オリンピックである東京大会について、リオデジャネイロでの実例と併せて考察するということをやっておりました。
 それは、選手など大会関係者の移動と、オリンピック観客輸送。

 リオデジャネイロでは、主要な道路を大会関係者の移動動線として、一車線を大会関係車専用レーンとしているのを、東京大会でも取り入れる方針だそうですが、高速道路(首都高速)でも大会関係者車線を設けるそうで、そのルートには渋滞名所の部分もあるそうで、そうなる深刻な道路渋滞が発生することが憂慮されていると話していました。
 さらに公共交通では、会場が集まる臨海地区への路線となる、ゆりかもめの駅は、想定される乗降人員が10倍にも増えるとかで、大会輸送計画では、最寄りの駅を使うのではなく、一駅分歩いてもらう方針だとかと、話していました。
 そのため、実地に歩いたところ、東京大会は真夏の開催。
 真夏に一駅分約700mを歩かせるのは到底無理、とのレポもありました。

 東京都での長期的な交通計画では、臨海地区への新規の鉄道は考えておらず、ここで浮上しているのがロープウェイだそうです。
 都心部のどこか(銀座・有楽町界隈か?)から臨海部へロープウェイを架設する構想があるそうでう、これなら整備する時間も短くできるというものです。


 東京オリンピックの交通問題、深刻なようです。
 ゆりかもめは、まず役に立たないと考えてよさそうです。
 毎年夏に、臨海部のどこかで開催する「コミケ」とかいいうイベントでは、ゆりかもめの都心側の始発駅、新橋駅と、コミケ会場近くの駅がとんでもない混雑になるとかで、長蛇の列。乗るまでに数時間かかるそうで、これでは交通機関としての体をなしません。
 オリンピック開催ではこれ以上となりましょうから、ゆりかもめはまず使い物にはならない交通機関です。
 一編成の定員から輸送量が知れていますね。
 愛知万博でのリニモを想像すればよろしいかと思います。

 どうするんでしょうね。
 オリンピック期間は本番では2週間ですが、その準備や後始末もありますので、約一か月以上は東京都内、特に沿岸部の交通がマヒしそうな感じです。
 だから言わないこっちゃない。今、東京でオリンピックをやるのは無理です。
 1964年(昭和39年)の時と事情が違います。人口も多くなり、人口分布も変わり、さらに国際情勢をにらんで警備警備がきつくなりそうです。
 伊勢志摩サミットのときは、散々批判しましたが、私が東京オリンピック反対なのは、この警備です。
 住まう人や訪問する人に制限(迷惑)をかけてまで、なぜオリンピックを開催するのか。
 これが主な理由でしたが、昨年から様々な問題が浮上しました。エンブレムにはじまり、国立競技場がなかなか着工できない。計画が変更されれば、今度は聖火台が無い、さらに誘致にからみ不透明な巨額のお金が動いたなどなど。
 これがあって表向きに「反対」と主張するようになりました。
 小池さんが、オリンピック旗を受け取りにリオデジャネイロへ出かけたそうですが、受け取ったら、もう返上はできないです。
 このまま開催に進むしかなさそうです。しかし、過去これまでコメントを頂いている通り、本当に開催できるのか、そんな状況で有り得るのか、今後は不透明な情勢でもあるとも。

 一つ言えることは、JR東日本の貨物線を利用して、羽田空港新線の計画は完全に無くなった、ということです。
 これ実現すれば、結構面白いルートになり得たのですが。

 日経新聞に類似の記事がありました。2013年9月10日記事:五輪で東京に1000万人 過密都市ゆえの課題多く

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