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Channel: mitakeつれづれなる抄
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『ハイボール』の語源説の一つに鉄道信号があるらしい

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 マイナビニュースのホビー鉄道からです。昨日、8月10日は「ハイボールの日」だそうですが、この「ハイボール」、一説に鉄道信号から来ているというのがあるそうです。
記事:鉄道トリビア  「ハイボール」由来のひとつに「鉄道信号機説」がある

 鉄道でも米国式のものですが、黎明期の鉄道信号に「ボール式」ともいうべきものがあり、赤いボールを信号柱からワイヤーで吊るし、上昇していれば「進行可(進路開通)」、下がっていれば「停止(進路未開通)」とするもの。
 そこで球が上へ上がっていれば、「ハイボール!」で進行可能の現示歓呼です。

 昔のこととて、のんびりしているので、駅員も旅客もウィスキーのソーダ割りを飲んで、この進路開通を待ち、ハイボール!で進行可となったことから、このウィスキーのソーダ割りをハイボールと呼ぶようになった、という一説です。

 このボール式、手動信号ですが、ボールが上へ上がっていれば進行可、下がっていれば停止は、理に適っています。フィルセーフを供えています。
 万一、ワイヤーが切れたとしても誤作動が、停止側に作動するようになっています。

 鉄道の信号は、その絶対性から二種類があり、このボール式が置かれるような信号は停車場への進入・進出の可否を示すもので、「絶対信号機」の括りになります。
 現在の駅間に信号機が並んでいるものは、閉塞信号機で進路構成の可否は示さず、単に前方の列車存在があるかどうかで、速度指示をするもので、絶対性は無く「許容信号機」との括りになります。
 絶対信号機は、停車場に進入する「場内信号機」、進出する「出発信号機」で、その信号現示は絶対なものです。赤現示であれば絶対停止で、たとえ信号機呼称であっても赤は赤なので、前には進めません。
 対して、閉塞信号機は許容信号機で、装置故障も考えられるので、赤(停止)現示でも停止後1分以上経過すれば、15km/h以下の速度で運転再開できるとの規定があります。

 ちなみに「信号場」の「信号」は、この絶対信号機の「信号」です。

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