今年の梅雨は、梅雨に入ったものの、少雨傾向が続き、国土交通省の地方機関である関東地方整備局は、16日から利根川水系からの取水制限を行うとの発表がありました。
これに関して、渇水の水道でよく使われる言葉として「取水制限」と「給水制限」がありますが、この二つはどう違いのか、ということをあるラジオ番組で話されていました。
これ意外と混同、というか区別されている方は少ないのかもしれませんね。
取水制限というものは、水道水利権を得ている水道事業者が、水源となる河川から水を取り入れる際の流量を制限(減らす)するもの。
対して、給水制限とは、水道の需要者(各家庭・工場等)へ送水する流量を制限するもので、基本的にはポンプ送水を行っているところではポンプ圧力を減圧させます。
減圧給水なので、各家庭などの水道の蛇口からは水は出ますが、その水の勢いは減ります。高台などでは水が出なくなることもあります。
この減圧給水でも制限を与える場合は、時間給水となります。通常は24時間給水が行われますが、これを時間を区切って給水を行うもの。いわゆる「断水」というものが行われます。
かつて愛知用水では、平成6年の夏に深刻な異常渇水が起き、19時間断水が行われたことがありました。
愛知用水の水利権を得ている、木曽川水系の王滝川の牧尾ダムの貯水率が極端に減り、そこで、19時間断水という強烈な断水を行いましたが、数日で木曽川の水利権を得ている名古屋市から分けてもらい、19時間断水は解消されたことがありました。
この時の断水している地域の方の話では、給水区域全て水が出ないのではなく、水道管の保持?のため、部分的に水道管に水が流れてはいないけど、水が来ているそうです。
これは、完全に水道管から水が無くなると、具合が悪いことがあり(赤さびなどが混じるのか?)で管理上、水を残したままにしてあるそうです。断水のおかげで水道のイロハが分かりました。
関東地方では当分は、まとまった雨が水源地の山間部では降りそうな様子が見られないことから、渇水は当分続きそうとのこと。
余談ですが、平成6年の19時間断水の際は、名古屋市の東隣接の日進市も断水エリアとなり、名古屋市営地下鉄鶴舞線の日進車庫が日進市にあるため、車両の洗車機が使えず、鶴舞線車両の洗浄が行われないまま使われたことがありました。
また、赤池駅では駅のトイレが使えず、駅員は一駅隣の平針駅まで電車に乗り、トイレを使っていたという話も聞きました。
これに関して、渇水の水道でよく使われる言葉として「取水制限」と「給水制限」がありますが、この二つはどう違いのか、ということをあるラジオ番組で話されていました。
これ意外と混同、というか区別されている方は少ないのかもしれませんね。
取水制限というものは、水道水利権を得ている水道事業者が、水源となる河川から水を取り入れる際の流量を制限(減らす)するもの。
対して、給水制限とは、水道の需要者(各家庭・工場等)へ送水する流量を制限するもので、基本的にはポンプ送水を行っているところではポンプ圧力を減圧させます。
減圧給水なので、各家庭などの水道の蛇口からは水は出ますが、その水の勢いは減ります。高台などでは水が出なくなることもあります。
この減圧給水でも制限を与える場合は、時間給水となります。通常は24時間給水が行われますが、これを時間を区切って給水を行うもの。いわゆる「断水」というものが行われます。
かつて愛知用水では、平成6年の夏に深刻な異常渇水が起き、19時間断水が行われたことがありました。
愛知用水の水利権を得ている、木曽川水系の王滝川の牧尾ダムの貯水率が極端に減り、そこで、19時間断水という強烈な断水を行いましたが、数日で木曽川の水利権を得ている名古屋市から分けてもらい、19時間断水は解消されたことがありました。
この時の断水している地域の方の話では、給水区域全て水が出ないのではなく、水道管の保持?のため、部分的に水道管に水が流れてはいないけど、水が来ているそうです。
これは、完全に水道管から水が無くなると、具合が悪いことがあり(赤さびなどが混じるのか?)で管理上、水を残したままにしてあるそうです。断水のおかげで水道のイロハが分かりました。
関東地方では当分は、まとまった雨が水源地の山間部では降りそうな様子が見られないことから、渇水は当分続きそうとのこと。
余談ですが、平成6年の19時間断水の際は、名古屋市の東隣接の日進市も断水エリアとなり、名古屋市営地下鉄鶴舞線の日進車庫が日進市にあるため、車両の洗車機が使えず、鶴舞線車両の洗浄が行われないまま使われたことがありました。
また、赤池駅では駅のトイレが使えず、駅員は一駅隣の平針駅まで電車に乗り、トイレを使っていたという話も聞きました。