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Channel: mitakeつれづれなる抄
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熊本地震を受けて名古屋城石垣の調査

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 神戸新聞web版記事からです。名古屋市は熊本地震で熊本城の石垣が崩落したことを受け、名古屋城の石垣の状況や崩落する危険性の調査を2016年度中に行うと発表したとのこと。
 名古屋城の話題ですが、最初に神戸新聞webで見ましたので、こちらをニュースソースとしました。
記事:市が名古屋城の石垣調査へ 熊本城崩落被害受け

 この件では、NHK東海ニュースにも、名古屋城天守閣木造復元の予算提案と併せて、石垣の調査費も計上されています。
NHKニュース:天守閣木造復元で補正予算提案

同じく中日新聞記事:名古屋城復元に特別会計10億円計上 市が提案へ

 熊本城の石垣崩壊は、城郭建築物の下部構造ですので、その復元には膨大な時間がかかりそうです。
 安土桃山の時代から代々石垣を組む、近江の穴太衆に任せるそうですが、重要文化財の熊本城ゆえ、転がった石垣の石を元通りの位置に組まねばなりません。ジグソーパズル以上の難しさです。

 石垣崩壊は、名古屋城でも心配する声が大きく、木造天守閣への市民アンケートの返答でも、木で天守閣造るより、この費用で石垣をきちんとしてくれ、というものが幾つかあったそうです。

 名古屋城は過去の大地震で石垣が崩れています。近い所では、1891年(明治24年)の濃尾地震。
 その前は、1854年(嘉永7年)の安政東海地震・安政南海地震、1707年(宝永4年)の宝永地震が起きています。
 濃尾地震は、根尾谷断層による陸上直下型の大地震、しかも国内で最大とされています。安政東海・南海地震と、宝永地震は南海トラフによる海溝型の巨大地震。しかも宝永地震の49日後には富士山が噴火しております。

 外堀の石垣。




 名城公園から見た、天守閣。

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