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Channel: mitakeつれづれなる抄
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横綱の立ち合いの変化

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 大相撲三月場所(春場所)、横綱白鵬の36回目の優勝で終えました。
 相撲は大抵ラジオ中継を聞いていまして、千秋楽の結び、白鵬・日馬富士の一番はちょうど地下鉄乗車中で聞けず、地上に上がったところで優勝力士の表彰式。
 時間的に決定戦が行われた様子は無く、表彰式の文言で白鵬の優勝が分かりました。
 表彰式の途中で、NHKアナウンサーによる優勝力士インタビューがありますが、聞いてて、どうも様子がおかしい。場内がなにやらガヤガヤ。

 それを受けて28日の新聞と、テレビ放送。インタビューの時に白鵬が声を詰まらせていましたが、白鵬が信奉している大鵬の優勝回数を越えて、なにかしら思うところがあってのことかと思ったら、激しいブーイングの中のインタビューだったそうです。
 取組の映像を見ましたが、あれはいかん。
 八角理事長はいなした結果だということで、そう見えますが、Youtubeに動画があり何度見ても、白鵬の立ち合いの変化にしか見えません。

 以前にも横綱の立ち合いの変化で、大きな批判がありました。
 それに対して、「規定で禁止されていないから、横綱だから、という理由で批判はおかしい」という意見を見聞きしましたが、昨今はそんな人がいるんですね。
 その時も弊ブログで書いた記憶がありますが(すみません、いつかは失念、自己検索もやってません)、規定で定められていないからOKではなく、明文化されていない精神論というものがあるのが「粋」ってものです。
 今回、白鵬がまた立ち合いの変化で勝ったわけです。
 しかも千秋楽、横綱同士の結びの一番。
 お客さんは当然、期待します。
 それがあっけない結果に。Youtubeの動画にある、向正面の桟敷席にいたお客さんのポカンと口をあけた様子が忘れられません。

 横綱が、勝とうと「姑息」な手段で左、又は右に変わるのは絶対にいけないと思います。

 ・・・なのですが、改めて考えると、日馬富士も相手の立ち合いの変化について行けず、真っ直ぐ土俵を割るのもどうかしています。
 白鵬だけがいけないわけではなく、日馬富士も猛省を促したいですね。
 白鵬は場所中に、正面審判長の目前で、勝負が決まったのに、さらに相手を突き落としたダメ押しをして、審判長の脚を骨折させました。
 横綱としての品格を疑います。
 「モンゴルへ帰れ~」とまでは言いませんが、そんなヤジの気持ちも分かります。

 ただ白鵬も、一時の勢力も衰えが見えてきた(感じてきた)のでしょうか。
 「横綱も人の子」という言葉があります。横綱も白星が最高の妙薬ですし。
 優勝が遠ざかったことに横綱の責任としてここは一番、優勝したい、という気持ちもあったのかもしれません。

 ところで、NHKラジオ中継では全く名称を聞きませんでしたが、春場所が開催された「府立体育館」は今は「エディオンアリーナ大阪」と称するのですか。MBSラジオの「ありがとう浜村淳です」で言うていました。

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