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京都市下鴨神社のマンション計画・歴史学者団体から中止を求める

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 京都新聞web版記事からです。京都市左京区の下鴨神社で計画されている、マンション建設について、全国の歴史学者や考古学者らでつくる「文化財保存全国協議会」は6月29日、建設の中止を求める決議文を京都市長に提出したとのこと。

記事リンクです。こちら

 記事によれば、計画されているのは、マンションだけではなく、大型倉庫の建設も計画されているようです。

 決議は、下鴨神社は歴史遺産の神社で、マンション群が収益を得るのが目的としている点で、下鴨神社の歴史的環境と相いれず、歴史遺産の完全性と真正性を損なう恐れがあるとの指摘。
市民共同で作り上げた歴史的環境を世界遺産所有者と開発業者の一存で、市民の意向を無視して勝手に改変することは許されない、とのこと。


 神社境内のマンション建設は、御所の東、梨木神社境内に木々を切り倒して、マンション建設が進んでいます。
 その様子がグーグルストリートビューに写っており、何とも凄まじい光景にビックリしたものですが、その梨木神社は、明治の創建。
 京都の歴史では「つい最近」のこと。

 それに対して下鴨神社は、正式名は賀茂御祖神社で、創建は分からないほどに古い神社。
 神域内には、糺の森があり瀬見の小川が流れています。この糺の森がある部分が世界遺産で、マンション建設予定地は、この糺の森から通り一つ隔てた、今は駐車場になっている所です。
なので、予定地は一見しては神社境内という感じは無いですが、下鴨神社の所有地です。

 このマンション建設のニュースに始めた触れたときは、梨木神社の二の舞か、と激しく怒れたものでしたが、場所が、神社神域という感じでは無い場所だったので、最初の怒りは収まりました。
 しかし、歴史学の立場からすれば、神域か否かではなく、下鴨神社(賀茂御祖神社)の存在自体が怪しくなる状況とのことでアカンという考え方。
 ・・・なるほどです。そうですね。神社が易く収益を得るために、ご神域を切り売りするようなことになったら、日本国の神道の立場はどうなるか、ですね。


 我が一宮市の真清田神社も、鳥居の内側の神域内に、駐車場があり、鳥居をくぐって自動車が入っていきます。
 名目は自動車清祓で、本当に清祓する場所もありますが、駐車場経営です。
 子どもの頃からの光景で、これが普通だと思っていましたが、神社が安易に収入の道を選ぶのは、神道の教義としてはどうなのだろうか、と理解するようになりました。
 下鴨神社もそうですね。マンションの場所は神社らしくない場所ですが、神社の体質が、今後の日本国の神道にも影響するのかもしれません。

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