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Channel: mitakeつれづれなる抄
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野生動物にエサをやるのはいけない

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 名古屋市南区で、自宅前や近くの公園でハトにエサを撒く住人がいて、それでハトが多数集まり、フンの落下等による被害・苦情で行政指導を行ったところ、その住人から市職員に水をかける「事件」がありました。
いえ、まだ事件化されていませんが、これは立派な事件です。
朝日新聞記事:ハトにえさ、「フン害」で近隣トラブル 名古屋・南区(水かけ事件発生前)
日テレNEWS24:“ハトにエサ”の男性 市職員に水かけ抵抗(動画あり)

 このような野生動物にエサをやる人は後を絶ちません。
 動物可愛さからエサを与えている所ですが、そもそも生態系が崩れます。
 この南区の件でも、ハトが繁殖によるものなのか、他から集まったのか、異常に増えています。
 異常に増えた分のエサは、この住人によるものですが、その結果、フンが大量に落下します。
 普通に地面に落ちれば良いのですが、洗濯物にかかったり、家屋の屋根を汚します。

 このような野生動物や鳥類にエサを継続してやる行為は、どこか心理的な病があると考えられます。
 地域から疎外された人がこうした行為をするようで、あまり不穏当なことは書けませんが、行動に何等かの問題があるようです。

 このニュースを聞いたときに、すぐ思い出したのは、神戸市のイノシシ条例(神戸市いのししからの危害の防止に関する条例)。
 神戸市は山沿いの地域でイノシシが頻繁に出没し、人的被害も出ていることから、餌付けをする人に対して禁止措置をとることが明文化されています。禁止措置の中には、氏名の公表も含まれています。
 いるんです、イノシシを餌付けする人。
 正しく言えば、餌付けする意図は無くとも、習慣化して餌をやると、それは餌付けと同じ効果になります。

 そのような人を取材したテレビ映像を見ましたが、南区の件の人と同じような感じでした。
 どちらも顔はモザイクがかかっていましたが、歩き方から、どんな性格かは分かります。
 東灘区の件では、しっかり地域社会から孤立した状況とあり、南区の件でも似たような状況ではないかと思います。

 南区の件でも、止めさせるのは、かなり難しいです。
 本人は当然と思っていますので。
 この「当然」と思う行為を制限させられると、激しく不愉快どころか反撃に移ります。
 市職員に水をかける行為がまさにそれ。

 野生動物にエサは絶対にやってはいけません。
 それがたとえ一時の行為でも。
 まぁ、私に置き換えて考えてみると、公園でパンを食べているときに、カラスなどの鳥がやってくると、パンの切れ端を与えたことはあります。
 継続的ではありませんが、別の日に他の人が同じことをやると、その鳥には「ここでエサが取れる」ことになります。

 野生動物は鳥でも猫・犬などの動物でも、勝手にエサを探して、それで生態系が成り立っていますので人間が介入してはいけません。
 この人間が介入してはいけないことでは、巣から落ちたひな鳥を人間が拾ってはいけません。
 人間の手を経たひな鳥は、親鳥が育てなくなります。
 落ちたひな鳥は放っておくことです。「可愛そう」は人間の横柄な考え。
 親鳥が拾いますし、そうでなくても他の野生動物に食われてしまってもそれまでです。それが生態系です。

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