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Channel: mitakeつれづれなる抄
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最後の急行券・40秒で完売

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 神戸新聞web版からです。来月のJR各社ダイヤ改正で、北海道新幹線開業と引き換えに廃止される、急行「はまなす」号の青森発最終列車の急行券・寝台券が21日午前10時に発売開始となり、40秒で完売したとのことです。
記事:最後の急行、40秒で完売 3月廃止の「はまなす」

 急行はまなす号は、普通座席車とB寝台車で編成された夜行列車で、青森~札幌間を毎日一往復している夜行列車です。
 普通車は座席指定車と自由席車が連結され、2月21日に発売開始で、40秒で売り切れたというものは、厳密には急行券ではなく「寝台券」又は「座席指定券」です。
 JRの営業規則では、急行列車は正しくは「普通急行旅客列車」、これに必要な料金券は「普通急行券」で、これには列車及び席の指定の要素は無く、指定は「座席指定券」又は「寝台券」になります。

 ダイヤ改正は3月26日ですが、一か月前発売の2月21日ということは、はまなす号の最終運行は、3月21日。
 これは新幹線開業を前にして、新幹線の運行システムと在来線の運行システムを共存させる動作確認を行うために、3月22日~から3月25日は、青函トンネル(新幹線・在来線共用区間)を通る全ての旅客列車は運休となるため。
 そのため、はまなす号は車両受給上のこともあり、札幌発青森行きが3月20日、青森発札幌行きが3月21日が最終運行。
 この3月21日の青森駅発列車の、寝台券と座席指定券が発売となり、40秒で完売です。


 新聞見出しには「最後の急行」とありますが、今後もしばらくは旅客営業規則上では普通急行列車の規定は残ると思います。
 特急列車はあくまで「特別急行列車」なので、特別ではない「普通急行」の規定は必要になります。

 普通急行は、規則上では空文になりますね。
 現在でも、乗車券類は自動改札対応のものしか発売されなくなったことにより、旅客営業規則にある乗車券類で、旧来の硬券や軟券の様式は実際に登場することは無く空文になっています。

 それでも出札補充券とも呼ばれている、特別補充券は非自動化券で全て手書きながら、一筆書ききっぷなど、通常の発行はできない場合に使用されており、まだ生きた規定になっています。


 一つの時代の終焉ですね。全国通々浦々まで走行していた急行列車(普通急行)。車両のタイプにも急行形というのがありましたが、今は急行形車両が残っていても、改造で急行形の要素は無くなっております。
 代わって、特急列車(特別急行)がかつての急行のような扱いで、かつての特急はどこへ?
 東北新幹線のグランクラスがかつての特急列車のような存在です。

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