有名な元プロ野球選手の不祥事事件により、ニュースなどでの取り上げがすっかり少なくなってしまった、軽井沢町で起きたスキーツアーバスの横転事故に関して。報道では当該の運転者は大型バスの運転は苦手だとか、前職では大型バスは運転したことが無かったとか、そんな内容がありました。
そのニュースを見聞きして、ふと思いました。
前職でもバスを運転されていたということですが、バスと言えば大型ですね。
なのに大型バスを運転したことが無いとは、これいかに?ですけど、大型の乗合自動車でも大中小の大きさの差がありますね。
バスヲタの私、バスはバスでも自動車としてのバスではなく、運輸事業としての乗合自動車、つまり路線バス事業に関心があるヲタなのですが、路線バスをやるにはバス車両が必要です。
そこで、バスヲタを自称するにあたって、バスの大きさの定義というものを覚えました。
ややこしい数字を挙げるのは止めときますが、バスの大型自動車の中にも、大型車、乗車定員次第でマイクロにも該当する中型車、さらに小型車という区分があります。
手持ちの撮影した画像から、大きい大型バスから小さい車両まで、出してみます。
大きい方から。
軽井沢の事故と同じ型式の車両だろうと思われる。三菱製。
普通に大きい路線用車両、大型バスサイズ。
分類上は、幅2.49mの大型バスですが、軸間距離が4.3m、全長が9.3mで、この社では「中型」と呼んでます。いすゞに富士重の車体。
幅2.29m、軸間距離4.4m、全長8.99mの中型車。三菱製。このサイズだと乗車定員が30人以下ではマイクロバスの扱いになります。
件の運転者さんは、このサイズを運転されていたのだろうと思います。
こちらはいすゞ製。
いすゞ製でもボディ形式が違う。
中型をさらに短くし、全長7m程度の小型車に分類されるもの。路線用なので、乗車定員は30人を上回り、登録番号板も大板。三菱製。
上の車両は幅は2.29mですが、幅を2.06mに狭めた狭小車、狭隘区間用。
正面から見ると狭いのが分かります。
日野自動車の全長が短い小型車。
日野自動車の小型車。屋根を低くした鈴蘭台スペシャルとも呼ばれる車両。
自家用でよく使われています。自家用だとマイクロバスになります。
こんなガードをくぐるので、屋根を低くした特別仕様。
小型マイクロバス。すみませんこれの型式が不明なので。
小型でマイクロバス。路線車ですが、乗車定員が29人以下なので、登録番号板も小板です。三菱製。
さすがに完全なるマイクロバスでは収容力に難があるので、小型ながら立席面積を確保したバス、日野製。
このサイズは、自動車の世界では普通自動車(ジャンボタクシー)になりますが、乗合路線運送用にも使われます。
稲沢市コミュニティバス。
上の稲沢市コミュニティバスで、稲沢祖父江線は利用者が多く、乗車定員が多い車両を導入しました。
旅客定員が10人を超えましたので、大型自動車になり、2ナンバーになりました。
もっと小さいサイズになると、これ。普通のタクシーです。タクシー車両も乗合路線用に使われます。
天井の会社名からわかる通り、長野県木曽町バスの路線、新開西洞線です。一日五往復全てがこのサイズの車両です。
番外。連節バス。長い車体で収容力を大きくしたバス。これで一台で、長い車体を曲げる構造なので、通常の大型二種免許で運転できます。
ただし、車両サイズが幅も長さも基準を超えるので、運行特認を受け、指定された経路以外は走行できません。
というわけで、路線バスヲタからした、バス車両の大きさあれこれでした。
私が乗車した感想から、件の事故で、ギアがニュートラルに入っていたとのことで、エンジンブレーキもしくは排気ブレーキがきかない、ということですが、都市部のバスばかりを運転している方だと、エンジンブレーキをきかせること習慣づいていない方がおられるようです。
名古屋市バスを乗っていても、フットブレーキだけで高速を降りたり、停留所に停まる方がいます。
それから類推すると、件の運転者さんは、長距離を運転した経験はほぼなく、都市部の小運送のみをされていたということで、フットブレーキだけを使われていたのかもしれません。
エアブレーキの車両は、ブレーキをちょこまかちょこまか踏むと、エアーが足りなくなることがあるそうです。
事故原因では早々なことは書いてはいけませんが、「大型バスは苦手だった」というニュースの言葉が引っかかり、バスの大中小別を並べてみた次第です。
そのニュースを見聞きして、ふと思いました。
前職でもバスを運転されていたということですが、バスと言えば大型ですね。
なのに大型バスを運転したことが無いとは、これいかに?ですけど、大型の乗合自動車でも大中小の大きさの差がありますね。
バスヲタの私、バスはバスでも自動車としてのバスではなく、運輸事業としての乗合自動車、つまり路線バス事業に関心があるヲタなのですが、路線バスをやるにはバス車両が必要です。
そこで、バスヲタを自称するにあたって、バスの大きさの定義というものを覚えました。
ややこしい数字を挙げるのは止めときますが、バスの大型自動車の中にも、大型車、乗車定員次第でマイクロにも該当する中型車、さらに小型車という区分があります。
手持ちの撮影した画像から、大きい大型バスから小さい車両まで、出してみます。
大きい方から。
軽井沢の事故と同じ型式の車両だろうと思われる。三菱製。
普通に大きい路線用車両、大型バスサイズ。
分類上は、幅2.49mの大型バスですが、軸間距離が4.3m、全長が9.3mで、この社では「中型」と呼んでます。いすゞに富士重の車体。
幅2.29m、軸間距離4.4m、全長8.99mの中型車。三菱製。このサイズだと乗車定員が30人以下ではマイクロバスの扱いになります。
件の運転者さんは、このサイズを運転されていたのだろうと思います。
こちらはいすゞ製。
いすゞ製でもボディ形式が違う。
中型をさらに短くし、全長7m程度の小型車に分類されるもの。路線用なので、乗車定員は30人を上回り、登録番号板も大板。三菱製。
上の車両は幅は2.29mですが、幅を2.06mに狭めた狭小車、狭隘区間用。
正面から見ると狭いのが分かります。
日野自動車の全長が短い小型車。
日野自動車の小型車。屋根を低くした鈴蘭台スペシャルとも呼ばれる車両。
自家用でよく使われています。自家用だとマイクロバスになります。
こんなガードをくぐるので、屋根を低くした特別仕様。
小型マイクロバス。すみませんこれの型式が不明なので。
小型でマイクロバス。路線車ですが、乗車定員が29人以下なので、登録番号板も小板です。三菱製。
さすがに完全なるマイクロバスでは収容力に難があるので、小型ながら立席面積を確保したバス、日野製。
このサイズは、自動車の世界では普通自動車(ジャンボタクシー)になりますが、乗合路線運送用にも使われます。
稲沢市コミュニティバス。
上の稲沢市コミュニティバスで、稲沢祖父江線は利用者が多く、乗車定員が多い車両を導入しました。
旅客定員が10人を超えましたので、大型自動車になり、2ナンバーになりました。
もっと小さいサイズになると、これ。普通のタクシーです。タクシー車両も乗合路線用に使われます。
天井の会社名からわかる通り、長野県木曽町バスの路線、新開西洞線です。一日五往復全てがこのサイズの車両です。
番外。連節バス。長い車体で収容力を大きくしたバス。これで一台で、長い車体を曲げる構造なので、通常の大型二種免許で運転できます。
ただし、車両サイズが幅も長さも基準を超えるので、運行特認を受け、指定された経路以外は走行できません。
というわけで、路線バスヲタからした、バス車両の大きさあれこれでした。
私が乗車した感想から、件の事故で、ギアがニュートラルに入っていたとのことで、エンジンブレーキもしくは排気ブレーキがきかない、ということですが、都市部のバスばかりを運転している方だと、エンジンブレーキをきかせること習慣づいていない方がおられるようです。
名古屋市バスを乗っていても、フットブレーキだけで高速を降りたり、停留所に停まる方がいます。
それから類推すると、件の運転者さんは、長距離を運転した経験はほぼなく、都市部の小運送のみをされていたということで、フットブレーキだけを使われていたのかもしれません。
エアブレーキの車両は、ブレーキをちょこまかちょこまか踏むと、エアーが足りなくなることがあるそうです。
事故原因では早々なことは書いてはいけませんが、「大型バスは苦手だった」というニュースの言葉が引っかかり、バスの大中小別を並べてみた次第です。