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Channel: mitakeつれづれなる抄
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鹿児島県の桜島で噴火・火山雷が激しい

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 昨日のNHK総合テレビ、午後7時のニュース始まって早々にチャイムがなり、ニュース速報。
 ニュースの番組なのに、ニュース速報とはけったいな局ですが、その速報たるもの、鹿児島県の桜島で噴火が始まったとのこと。
 おや?桜島は年がら年中火山活動で噴火しているのでは?

 気象庁の噴火速報も発表され、噴火速報は日常は噴火していない火山が噴火した場合や、常時噴火している火山で、ひときわ大きな噴火があった場合に発表されるもので、昨日の桜島はこの後者の場合に該当します。
気象庁の噴火速報→こちら

 テレビのニュースでは、爆発的な噴火の様子が写っていました。
 サラサラな溶岩が吹き上がる様子、二酸化ケイ素の成分が少ない溶岩なようです。
 さらに激しい噴出で、噴煙からピカピカ光ります。まるでカメラのストロボ発光のように。
 アナウンサーさんは雷か?とおっしゃっていましたが、これは火山雷(かざんらい)というもので、火山砕石物の激しい噴出で静電気が発生し、それが発雷現象となるもの。

 しかし、このところ、九州地方は火山が活発ですね。口永良部島で爆発的な噴火があり、九州本土の阿蘇山も火山活動が活発。桜島の近くの霧島では、東日本大震災の少し前に噴火を始め、今も活動は続いています。
 そんな中での桜島噴火、普段から噴火してる桜島ですので、特段書くに値しないことかもしれませんが、桜島火山は、実はもっと大きな姶良火山の一部で、大隅半島と薩摩半島に囲まれた鹿児島湾というものが実は姶良カルデラで、そのカルデラの中に突き出た火口丘の一つが桜島であり、有史以前は大噴火を起こして、あのような大きなカルデラが出来、火山噴出物は遠く関東でも発見されています。
 現在ではそんな噴火活動はしないと思いますが、東日本大震災の例もあるように、過去の地質時代におきた現象が現代にも起きているようで、ちょっと書いてみました。
NHKのwebニュースサイト→こちら(動画があります)

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