Quantcast
Channel: mitakeつれづれなる抄
Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

選挙期日前投票を学生対象の大学構内投票は難しい

$
0
0
 京都新聞web版記事からです。若年世代の投票率向上のため、大学構内に期日前投票所設置の要望があるが、実施には難しい面があるため、2月の京都市長選挙には実施が見送られる見通しとなったということです。
記事:「大学での期日前投票に壁 政令市、区ごとに管理難しく

 公職選挙法の改正で、選挙投票の選挙権(投票権)が18歳以上に引き下げられ、また投票所も大型ショッピングセンターや駅など人が多く集まる場所での投票が可能にしたいなどの動きがある中、京都市内の大学や学生団体が市長選挙を前に、大学構内に期日前投票所、或は期日当日の投票所を設置したいという要望があるそうです。

 夏の参議院選挙からは選挙権は18歳以上になるので、(日本の)大学生は全員有権者ということになります。
 そこで選挙に関心を持ってもらいたいというところで、京都市長選挙で大学構内の投票所設置ですが、京都市は政令指定都市で選挙事務は各行政区単位で行われるため、京都市民であれば市内何処ででも、というわけにはいかず、同じ行政区内でしか期日前投票が出来ません。
 なので、現状では大学がある行政区の期日前投票所を大学構内に置けますが、それでは他の行政区の学生が投票できません。

 また市内11の全ての区の投票箱を置いても、選挙人名簿の確認を行うための回線を設置する必要があり、多額な費用がかかります。

 なんだか、できないできない、ばかりの話ですが、期日前投票は無理でも不在者投票はできます。先ずは不在者投票の投票所実施から始めるのも一つの方法です。
  期日前投票と不在者投票の違いは、弊ブログ記事→「期日前投票制度と不在者投票制度
  実際に不在者投票をやりました→「病院での選挙不在者投票

 投票しやすい環境には一歩一歩ですね。
 ただ大学生はその大学近くに下宿している人が多く、下宿先と大学が同じ行政区という場合も多いので、取り敢えず、同じ行政区限定ということにはなりますが、期日前投票所設置も可能ではあります。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

Trending Articles