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Channel: mitakeつれづれなる抄
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東山線で自動運転化以降、駅間停止が増えているらしい

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 先週のCBCテレビニュース「イッポウ」の中で取り上げていたことです。
何か文書になったものは無いか探してみましたが、無さそうなので、視た記憶から。

 ---どんな内容であったか。---
 視聴者の声で、このところ地下鉄東山線は(駅の)途中で停まってしまうことが多い。そこで(朝の時間に)記者が乗って調べてみた。
 記者とカメラが朝の時間に池下辺りから乗り、カメラは運転室内へ。
 千種駅の手前で電車は停まった。
 お客さんのインタビュー。朝は急いでいるのになぁ。9月から増えている感じですよ。などの声。

 交通局運転課で取材、9月から東山線は自動運転を始めていまして、そのため、これまでは運転士が前方の状況を予測して、停まらない様に速度を調整したものの、自動運転ではそのまま走ってしまい、先行列車に接近すると、信号で停まってしまうんです。

 駅間途中停車の回数の資料は無いですが、お客さんもCBCの制作陣も9月以降駅間停車が増えている感じです。
 これも安全のためなのですが、ねぇ・・・。
 ---ということでした---

 つまり自動化運転で、2分間隔で運転する朝の時間帯は、駅の手前で停まってしまうことが多くなったそうです。
 理由は十分分かりますが、これがとみに増えているらしい。
 これは、自動運転によるもので、運転士の手動運転だと、信号の変化で先行列車の状況を把握して、駅の手前なのでは、あえて信号の指示速度よりも低い速度で走行し、駅間停止しないように操縦していたものが、自動運転では信号の指示速度に合わせて走行しようとするものだから、先行列車に接近してしまい、駅の手前で停まってしまう結果が増えているとのことです。

 要するに、運転士は優秀、ということですね。
 機械にはそこまでの采配ができない。

 東山線のATCの信号は、「赤」と「青」の二種類だけで、「青」の時は指示速度というものが出ます。この指示速度は他社の何km/h信号と同じような性格のもので、この速度を超えると、ATCによるブレーキがかかります。
 栄駅など旅客の乗り降りが多い駅では、駅停車中の後続列車との間隔が接近してしまうので、ここで信号停止が発生してしまいます。
 運転士はこれを避けるために、あえて、指示速度よりも低い速度で走行し、駅間停止せずに運転していました。


 ちなみに、道路交通の場でも、渋滞に巻き込まれたくなければ、渋滞しそうな状況では、あえて、速度を抑えてゆっくり走ることです。
 それとやたらと車線は変えない。隣の車線が動いているからと言って車線を変えると、大抵その先で詰まります。
 一方だけが流れている、ということは必ずその先で詰まりますので。

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