少し前に日経関西発web版で見かけた記事ですが、私鉄路線の案内や呼称でを関西では「○○電車」、関東では「○○線」という言い方が一般的でこの違いはなぜか、という記事がありました。
2015年10月31日記事:「私鉄の呼称 関西なぜ「○○電車」(とことんサーチ)国鉄の電化遅れ、SLとの区別が定着 」
つまり私鉄路線の愛称というか暮らしの中での呼び方が、関西では「阪急電車」とか「阪神電車」「京阪電車」という「何々電車」が多く、対して関東では、「東急線」「東横線」「小田急線」「東上線」など「何々線」が多いというもの。
これ、一つの理由を知っています。発祥が路面電車(っぽいのを含み)由来か、鉄道由来かの違いでしょうか。
つまり、小単位の電車始まりか、本格的な鉄道始まりか、だと聞いたことがあります。
関西でも、蒸気鉄道発祥の南海電鉄は、最近でこそ言われるようになりましたが、あまり「南海電車」とは呼ばれませんでした。
南海電鉄は、日本最古の私鉄の一つで、蒸気鉄道発祥です。
阪急は、昔読んだ絵本のタイトル「はしれぼくらのはんきゅうでんしゃ」にもあったように、阪急電車です。阪急電車の中の神戸線とか宝塚線ですが、先頭に阪急電車が出ます。
阪急電鉄は、軌道法の箕面有馬電鉄が始まりで、路面電車とサイズ的にも雰囲気も変わらない、小型の電車で、省線の汽車とは明らかな違い。
それが代々受け継がれ、今でも「阪急電車」と呼ばれています。
近鉄も、今でこそ「近鉄○○線」で、近鉄電車という言い方は少なくなりましたが、近鉄の発祥は軌道法の大阪電気軌道。
箕有電鉄のような小型ではなく、始まりから比較的大型の電動客車で、バンバン高速運転をしていましたので、やはり「電車」です。
関東の私鉄でも、軌道法とか、路面電車っぽい路線由来だと「○○電車」呼ばれます。
京浜急行電鉄は、大師電気鉄道が始まり。川崎大師さんへの参詣電車で、小型の車両による電気軌道路線。
なので京浜急行は、京急電車とも呼ばれています。
もう一つ関東の電車の例。京王電鉄。始まりは新宿付近などで路面区間もあった、京王電気軌道。当然軌道法です。
この京王電車が発祥で、今でも「京王線」とともに「京王電車」という言い方は残っています。
関東私鉄は、その多くが、鉄道省との連絡運輸も行う鉄道という性格が強かったので、省線と共に「○○線」という称し方が根付いたという私見です。
2015年10月31日記事:「私鉄の呼称 関西なぜ「○○電車」(とことんサーチ)国鉄の電化遅れ、SLとの区別が定着 」
つまり私鉄路線の愛称というか暮らしの中での呼び方が、関西では「阪急電車」とか「阪神電車」「京阪電車」という「何々電車」が多く、対して関東では、「東急線」「東横線」「小田急線」「東上線」など「何々線」が多いというもの。
これ、一つの理由を知っています。発祥が路面電車(っぽいのを含み)由来か、鉄道由来かの違いでしょうか。
つまり、小単位の電車始まりか、本格的な鉄道始まりか、だと聞いたことがあります。
関西でも、蒸気鉄道発祥の南海電鉄は、最近でこそ言われるようになりましたが、あまり「南海電車」とは呼ばれませんでした。
南海電鉄は、日本最古の私鉄の一つで、蒸気鉄道発祥です。
阪急は、昔読んだ絵本のタイトル「はしれぼくらのはんきゅうでんしゃ」にもあったように、阪急電車です。阪急電車の中の神戸線とか宝塚線ですが、先頭に阪急電車が出ます。
阪急電鉄は、軌道法の箕面有馬電鉄が始まりで、路面電車とサイズ的にも雰囲気も変わらない、小型の電車で、省線の汽車とは明らかな違い。
それが代々受け継がれ、今でも「阪急電車」と呼ばれています。
近鉄も、今でこそ「近鉄○○線」で、近鉄電車という言い方は少なくなりましたが、近鉄の発祥は軌道法の大阪電気軌道。
箕有電鉄のような小型ではなく、始まりから比較的大型の電動客車で、バンバン高速運転をしていましたので、やはり「電車」です。
関東の私鉄でも、軌道法とか、路面電車っぽい路線由来だと「○○電車」呼ばれます。
京浜急行電鉄は、大師電気鉄道が始まり。川崎大師さんへの参詣電車で、小型の車両による電気軌道路線。
なので京浜急行は、京急電車とも呼ばれています。
もう一つ関東の電車の例。京王電鉄。始まりは新宿付近などで路面区間もあった、京王電気軌道。当然軌道法です。
この京王電車が発祥で、今でも「京王線」とともに「京王電車」という言い方は残っています。
関東私鉄は、その多くが、鉄道省との連絡運輸も行う鉄道という性格が強かったので、省線と共に「○○線」という称し方が根付いたという私見です。