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Channel: mitakeつれづれなる抄
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危険性の予知・予測

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 昨日(28日)はとても悲しい事故がありました。
 今朝のNHKラジオニュースで聞いたことで、気の毒なので、ニュースソースは省略しますが、春日井市のマンションで、一歳になる前の女児が溺れて亡くなったそうです。
 それは、ここの主婦が外出する際、この女児が勝手に外へ出て行かない様に、浴室へ入れて「ちょっとだけ外出」したところ、浴槽にお湯が出ていて、そこに女児が浮いていたという、この母親にとってもショックな光景と想像できる上、アカノ他人の私でもあまりにも悲しい出来事。

 なぜこのようなことになったのか。
 女児が勝手に外へ出て行かない様に、浴室に入れたのですが、最近のマンションはこんな設備があるんですね。
 押しボタンでお湯が出たり止めたりするそうで、浴室に入れられた女児はこのボタンに触れてしまい、お湯が出て、浴槽に転落して亡くなった、ということだそうです。

 なんとも言いようが無い、悲しい事故です。
 ボタン一つでお湯の入り切りが出来る、大変便利な機能が、仇となったわけです。
 私はいつも言いますが、便利な機能は、その機能の特性をよく理解した者のみが扱える、というのが自説。
 便利な機能は、一つ間違えると、大きな危険を呼びます。
 この危険を知ってこそ、便利な機能の恩恵を受けられるわけで、単に「便利」「便利」だけでは、自動車の例を見るまでも無く、一つ間違えた場合、大変危険なものになってしまいます。

 2年前の入院で、看護士は「よく、そこまで気づくのか」と思えるほど、危険性の予測をしていました。
 具体例は、あえて伏せておきますが、危険性に気付く・気付かないではなく、気付こうとする気が有るか無いか、だろうと考えます。

 この春日井市の主婦も、外へ出て行くことばかり警戒して、浴室に入れておいたところ、浴室の押しボタンに触れてしまうことまでは、想像が廻らなかったようです。
 ちょっと気をきかせれば、こんな悲しい事故が防げられたのですが、こんなこと言うのは後の祭りかもしれません。

 日頃、積極的な気付き、これが大切だと考えます。
 オレオレ詐欺の被害が相変わらず続いているそうですね。
 その被害者の全てが、オレオレ詐欺の存在は知っていたと言います。
 しかし、現に進行しているその渦中で、「これがオレオレ詐欺だろうか」と気付くポイントが見つけられなかったのだろうと想像します。

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