このブログ、久しぶりの大阪カテゴリです。私が体調崩して、出かけることが困難になったので、大阪はおろか関西の実際の動きは疎かになっています。
そんな中、ラジオの話題でも多く出ていますが、阪神百貨店が入る大阪神ビルの建て替え工事に伴い、大阪駅前地下街の通路拡張となり、支障する地下街店舗の道路占有許可が昨年秋で更新されず、撤去期限までに撤去しないことから、強制撤去の動きがでています。
その強制撤去の対象となっている店舗の一つが、有名な立ち食い串カツのお店。
最初、Twitterで、この情報に触れたとき、どこの串カツ屋かな?と思いましたが、私は入ったことは無いですが、大阪駅前を通行する人なら、ほぼ誰でもよく知っている場所にある串カツ屋のお店。
市バス乗り場から地下鉄御堂筋線へ行こうとするとき、階段を降りますが、この階段を降りたところの右手の串カツ屋。
立ち食いで、昼間から大勢の方がいます。カウンターだけのお店で、お向かいは金券屋。
よく知っている一角でした。串カツ屋の屋号が「松葉」とは初めて知りました。
産経west記事
http://www.sankei.com/west/news/150613/wst1506130066-n3.html
入ったことも無く、ましてや頂いたことも無いですが、独特の香りが大阪~、を感じます。
串カツ屋のお向かいは金券屋(チケットセンター)。この金券屋は利用したことがあります。
報道で分かったことは、この地下街の店舗、賃貸借契約ではなく、道路占有許可で営業している(た)とのこと。
賃貸借契約なら、付近の相場から年数百万となるところ、道路占有許可なので、大阪市への占有料ということで、破格(数万円)だとのこと。
この串カツ屋から西へ入った部分の、全国お土産コーナーのところは、地下街管理会社との賃貸借契約で、こちらは、立ち退きが決まっているとのこと。
串カツ屋とチケットセンターの立ち退き不調は分からないでもないです。
あの場所だから故に営業できている面もあります。特に串カツ屋松葉は、戦後間もない頃からこの場で営業しており、常連客も多く、今では大阪の味ともなっているそうです。(私は食したことがありませんが)
チケットセンターも、あの場所だから営業できているのであって、主な顧客は、鉄道利用者。
京都・神戸へ、JRなり私鉄の阪急・阪神の安売りの切符を求めて、常に賑わっています。私もそれ目当てで、購入したわけです。
それが道路占有許可が無くなったから、ホイ別のところへ行ってください、といわれても、同じような営業はできないと思います。
と書いていたら、今晩動きがありました。串カツの松葉が自主退去を決めたとのこと。
http://www.sankei.com/west/news/150616/wst1506160105-n1.html
ウメチカの地下街を改良したい大阪市側の考えも分かります。
大阪駅界隈は、グランフロント大阪など北側ばかり再開発で注目され、南側はいま一つ。ウメチカのような戦後の香りも残っているような環境もあり、駅北に並ぶくらいなんとかしたいところ。
一方で、串カツ屋もチケットセンターの気持ちも分かります。その場所ゆえ、営業が成り立っている面もあります。
この営業が成り立つ、の意味には、占有料が破格に安いのもありますが、地の利です。
結局は、串カツ屋松葉が、強制撤去の前に自主退去を決めたとのことですが、こうした庶民の心、自然発生的に現れたものは、なかなか都市計画には馴染めないものです。
都市計画による再開発事業は、それはそれで有意義で、街の姿を変える事業なのですが、人間の持つ猥雑な面を押し殺して、表面的な良さを求めるもので、無機質な、どこか「優しさ」を感じにくいものが多いように感じます。
そんな中、ラジオの話題でも多く出ていますが、阪神百貨店が入る大阪神ビルの建て替え工事に伴い、大阪駅前地下街の通路拡張となり、支障する地下街店舗の道路占有許可が昨年秋で更新されず、撤去期限までに撤去しないことから、強制撤去の動きがでています。
その強制撤去の対象となっている店舗の一つが、有名な立ち食い串カツのお店。
最初、Twitterで、この情報に触れたとき、どこの串カツ屋かな?と思いましたが、私は入ったことは無いですが、大阪駅前を通行する人なら、ほぼ誰でもよく知っている場所にある串カツ屋のお店。
市バス乗り場から地下鉄御堂筋線へ行こうとするとき、階段を降りますが、この階段を降りたところの右手の串カツ屋。
立ち食いで、昼間から大勢の方がいます。カウンターだけのお店で、お向かいは金券屋。
よく知っている一角でした。串カツ屋の屋号が「松葉」とは初めて知りました。
産経west記事
http://www.sankei.com/west/news/150613/wst1506130066-n3.html
入ったことも無く、ましてや頂いたことも無いですが、独特の香りが大阪~、を感じます。
串カツ屋のお向かいは金券屋(チケットセンター)。この金券屋は利用したことがあります。
報道で分かったことは、この地下街の店舗、賃貸借契約ではなく、道路占有許可で営業している(た)とのこと。
賃貸借契約なら、付近の相場から年数百万となるところ、道路占有許可なので、大阪市への占有料ということで、破格(数万円)だとのこと。
この串カツ屋から西へ入った部分の、全国お土産コーナーのところは、地下街管理会社との賃貸借契約で、こちらは、立ち退きが決まっているとのこと。
串カツ屋とチケットセンターの立ち退き不調は分からないでもないです。
あの場所だから故に営業できている面もあります。特に串カツ屋松葉は、戦後間もない頃からこの場で営業しており、常連客も多く、今では大阪の味ともなっているそうです。(私は食したことがありませんが)
チケットセンターも、あの場所だから営業できているのであって、主な顧客は、鉄道利用者。
京都・神戸へ、JRなり私鉄の阪急・阪神の安売りの切符を求めて、常に賑わっています。私もそれ目当てで、購入したわけです。
それが道路占有許可が無くなったから、ホイ別のところへ行ってください、といわれても、同じような営業はできないと思います。
と書いていたら、今晩動きがありました。串カツの松葉が自主退去を決めたとのこと。
http://www.sankei.com/west/news/150616/wst1506160105-n1.html
ウメチカの地下街を改良したい大阪市側の考えも分かります。
大阪駅界隈は、グランフロント大阪など北側ばかり再開発で注目され、南側はいま一つ。ウメチカのような戦後の香りも残っているような環境もあり、駅北に並ぶくらいなんとかしたいところ。
一方で、串カツ屋もチケットセンターの気持ちも分かります。その場所ゆえ、営業が成り立っている面もあります。
この営業が成り立つ、の意味には、占有料が破格に安いのもありますが、地の利です。
結局は、串カツ屋松葉が、強制撤去の前に自主退去を決めたとのことですが、こうした庶民の心、自然発生的に現れたものは、なかなか都市計画には馴染めないものです。
都市計画による再開発事業は、それはそれで有意義で、街の姿を変える事業なのですが、人間の持つ猥雑な面を押し殺して、表面的な良さを求めるもので、無機質な、どこか「優しさ」を感じにくいものが多いように感じます。