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Channel: mitakeつれづれなる抄
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神戸でエアセクション上停止による運行障害

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 今朝、ABCラジオを聞いていたら、JR神戸線の元町駅付近で架線トラブルにより、JR神戸線(山陽本線+東海道本線)の明石~大阪間の上り線で運転見合わせ、とニュースがありました。
 架線トラブルとは何ぞや?と思いながら、あの辺は、エアセクションがあったな、とも思いましたが、過日のJR東日本根岸線桜木町のエアセクション停止による架線溶断事故があり、そう何度も同じことを起こさないだろうから、普通にパンタグラフが何かを引っかけたのか、ぐらいにしか思っていませんでした。
 しかしお昼頃になって、どうも架線のエアセクション内停止による、起動時の過電流で架線溶断したらしい、という情報が出てきました。
神戸新聞記事からです:JR神戸線で架線切れ 5千人線路歩く、15万人影響
JR神戸線 人身事故、架線切れで大混乱 急搬送の乗客も
JR架線切れ 過電流が影響か エアセクションから発進

 出来事を時系列にまとめると、午前8時5分ごろ、神戸駅~元町駅間の上り外側線の架線が切れ、朝のラッシュ時でもあり、駅間に多くの旅客を乗せたまま抑止。
 そのため、列車から旅客を降ろし、近くの駅まで歩いた、ということです。

 しかしこれに先立つこと、午前7時15分ごろに住吉駅で人身事故があり、抑止後の運転開始直後だったこともあり、ダイヤは大幅な乱れ。
 架線切断の現場付近も数本の列車が、ゆっくりと走行していたため、停止信号で停まったところ、その場所がエアセクション内で、起動したときに架線に大きな電流が流れ、溶断に至ったらしいとのこと。


 この区間、よく存じており、前面を見ながらよく乗っていましたので、確かにエアセクションがあり、「セクション抜け○両」という標識がありました。

 上の記事リンクの三つ目ページに、現場の地図がありますが、もう少し元町駅に近い所です。


 ラジオで一報を聞いたときは、複々線のどの線がアカンかったのか分かりませんでしたが、Twitterで線路上軌道内を歩く人の画像があり、複々線の一線のみ運転ということはできず、隣接線路ということで、下り線も運転見合わせとなりました。

 桜木町付近の事故も、今日のJR神戸線も、共通しているのは、ダイヤが乱れていたことです。根岸線桜木町付近の際は、花火大会多客で、駅停車時間が長くなり、後続列車が駅(の停止信号)に近づきすぎました。
 今日のJR神戸線も、朝方の住吉駅人身事故で、暫く運転見合わせとなった後の運転再開で、短い区間に列車が入り過ぎてしまったようです。
 そのため、停止信号にあたり、エアセクション内に停まってしまった、ということで、エアセクションの位置のあり方も、今後、見直さなければいけないようです。

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