昨今のニュースに「電力自由化」とうものがあります。
数日前にもこのニュースがあり、それを基にブログ書こうとしましたが、何だったのだろう?(ええ加減なもんや)
電力自由化というものは、現在は発電から送電を行い、各戸に配電する事業を一括に、地域独占を行っていますが、小規模な太陽発電力を電力事業者に販売したりしており、さらに一歩進んで、各戸の電力供給先を自由に選べる、というもの。
この仕組みで、以前に似た疑問を覚えました。
それは、電力を自由に選べるって、配電線はどうなるの?という点。
以前での疑問とは、名古屋市交通局の告示を見に、せっせと名古屋市役所に通っていた頃。告示が収録されている名古屋市公報には、通常の告示などの公告のほか、「調達公告」があります。
名古屋市の各所で用いる物品調達の公告で、早い話が入札を行う告知文書です。
その調達公告の物品に、時々「電気」というのがあります。
いわゆる電気・電力で、これを入札で調達先を決める、というもの。
「そんなもの、中電さん(中部電力)に決まっとるだろ」
と思いましたが、事情通によれば、用水路のダムと同じ関係、というもの。
つまり、例えば愛知用水は、御嶽の麓の長野県王滝村の牧尾ダムを水源としています。
その牧尾ダムから、延々トンネルで愛知用水まで水を引っ張ることは無く、木曽川の愛知用水取り入れ口から水を得た量と同じ量を、牧尾ダムから水を放水するわけです。
それと同じで、調達で落札した電気発電の業者から電力線を中部電力の送電・配電線に接続して、名古屋市公所では必要な電力を得て、同量の発電量を落札した事業者が発電するわけです。
つまり、水も電気も、固有のモノではなく、量で決まるので、このようなことができるわけです。
電力自由化で、電力会社を自由に選べるのもこのイメージだそうで、新規参入の電力会社が送配電線を建設するわけでは無く、既存の電力会社が設置した送配電網を使うわけで、電力自由化のモデルには、この送配電設備の使用料支払いも入っているそうです。
素朴に思うのは、送配電網は既存の電力事業者が努力して?設けたものです。
使用料を払うものの、それまでの努力の上で電力事業を行うわけで、いいとこどりのような気がします。
こういう考え、古いのかな。
余談ですが、名古屋市公報調達公告で。
調達・発注元が交通局の公告は面白いです。いろんな物品を調達しており、少し前はカード乗車券の素材調達公告。カード乗車券とは、回数券や一日乗車券のカード原券です。
バスの方向幕電子表示装置の公告があると、市バスの方向幕が、LED化されるのを予感したりしました。
交通局の調達物品で、大きなものは、市バスのバス車両そのもの。
バス車両は、以前は随意契約で、それぞれの車庫にはバスのメーカーは固定されたものでした。
それが今は調達毎に、一気に120両、又は180両の調達で、それらは同じメーカー。
なので、年度毎の市バスメーカーは、何処の車庫所属も同じメーカーです。
数日前にもこのニュースがあり、それを基にブログ書こうとしましたが、何だったのだろう?(ええ加減なもんや)
電力自由化というものは、現在は発電から送電を行い、各戸に配電する事業を一括に、地域独占を行っていますが、小規模な太陽発電力を電力事業者に販売したりしており、さらに一歩進んで、各戸の電力供給先を自由に選べる、というもの。
この仕組みで、以前に似た疑問を覚えました。
それは、電力を自由に選べるって、配電線はどうなるの?という点。
以前での疑問とは、名古屋市交通局の告示を見に、せっせと名古屋市役所に通っていた頃。告示が収録されている名古屋市公報には、通常の告示などの公告のほか、「調達公告」があります。
名古屋市の各所で用いる物品調達の公告で、早い話が入札を行う告知文書です。
その調達公告の物品に、時々「電気」というのがあります。
いわゆる電気・電力で、これを入札で調達先を決める、というもの。
「そんなもの、中電さん(中部電力)に決まっとるだろ」
と思いましたが、事情通によれば、用水路のダムと同じ関係、というもの。
つまり、例えば愛知用水は、御嶽の麓の長野県王滝村の牧尾ダムを水源としています。
その牧尾ダムから、延々トンネルで愛知用水まで水を引っ張ることは無く、木曽川の愛知用水取り入れ口から水を得た量と同じ量を、牧尾ダムから水を放水するわけです。
それと同じで、調達で落札した電気発電の業者から電力線を中部電力の送電・配電線に接続して、名古屋市公所では必要な電力を得て、同量の発電量を落札した事業者が発電するわけです。
つまり、水も電気も、固有のモノではなく、量で決まるので、このようなことができるわけです。
電力自由化で、電力会社を自由に選べるのもこのイメージだそうで、新規参入の電力会社が送配電線を建設するわけでは無く、既存の電力会社が設置した送配電網を使うわけで、電力自由化のモデルには、この送配電設備の使用料支払いも入っているそうです。
素朴に思うのは、送配電網は既存の電力事業者が努力して?設けたものです。
使用料を払うものの、それまでの努力の上で電力事業を行うわけで、いいとこどりのような気がします。
こういう考え、古いのかな。
余談ですが、名古屋市公報調達公告で。
調達・発注元が交通局の公告は面白いです。いろんな物品を調達しており、少し前はカード乗車券の素材調達公告。カード乗車券とは、回数券や一日乗車券のカード原券です。
バスの方向幕電子表示装置の公告があると、市バスの方向幕が、LED化されるのを予感したりしました。
交通局の調達物品で、大きなものは、市バスのバス車両そのもの。
バス車両は、以前は随意契約で、それぞれの車庫にはバスのメーカーは固定されたものでした。
それが今は調達毎に、一気に120両、又は180両の調達で、それらは同じメーカー。
なので、年度毎の市バスメーカーは、何処の車庫所属も同じメーカーです。