10月15日配信の京都新聞web版記事からです。
JR西日本では、列車から無線で発信する位置情報から速度制御を行う新システムの走行試験を山陰本線で行っており、その様子を報道公開したとのこと。
記事:JR西、京都で走行試験列車速度制御の新システム
つまりこれ、速度制限をATSで行う場合、従来の地上子で信号発受信を行うのではなく、列車の位置情報から速度制御を行おうとするものだそうです。
列車の位置情報は、GPSによるものですね。
地上子によらず、GPSに拠ろうという構想を聞いたことがありますが、これJR西日本でだったのですね。
直接的にはJR西日本では、福知山脱線事故があり、点制御となるATSでの速度制御が出来なかったことからの新システム。
先行列車もGPSの位置情報を発信し、後続列車は、先行列車からの位置情報を基にブレーキ距離を割り出し、近接するような場合に速度を抑えるというシステム。
先行列車との間隔は、固定された閉塞区間に拠るものですが、いわゆる移動閉塞式の概念ですね。
しかし、こうした電子制御の保安装置は、万が一誤動作した場合が心配です。
高速列車の代表格、新幹線は、故障の場合は、故障と判断せず、制御信号波が無いのも「信号情報」としていますので、フィルセーフの考え方で、安全が保てます。
しかし、移動閉塞は、制御装置の故障が起こったら・・・。
それなりの対策があるでしょうし、やがてどこかでシステムを教えていただく機会があると思います。
JR西日本では、列車から無線で発信する位置情報から速度制御を行う新システムの走行試験を山陰本線で行っており、その様子を報道公開したとのこと。
記事:JR西、京都で走行試験列車速度制御の新システム
つまりこれ、速度制限をATSで行う場合、従来の地上子で信号発受信を行うのではなく、列車の位置情報から速度制御を行おうとするものだそうです。
列車の位置情報は、GPSによるものですね。
地上子によらず、GPSに拠ろうという構想を聞いたことがありますが、これJR西日本でだったのですね。
直接的にはJR西日本では、福知山脱線事故があり、点制御となるATSでの速度制御が出来なかったことからの新システム。
先行列車もGPSの位置情報を発信し、後続列車は、先行列車からの位置情報を基にブレーキ距離を割り出し、近接するような場合に速度を抑えるというシステム。
先行列車との間隔は、固定された閉塞区間に拠るものですが、いわゆる移動閉塞式の概念ですね。
しかし、こうした電子制御の保安装置は、万が一誤動作した場合が心配です。
高速列車の代表格、新幹線は、故障の場合は、故障と判断せず、制御信号波が無いのも「信号情報」としていますので、フィルセーフの考え方で、安全が保てます。
しかし、移動閉塞は、制御装置の故障が起こったら・・・。
それなりの対策があるでしょうし、やがてどこかでシステムを教えていただく機会があると思います。