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京都市営地下鉄と市バス、保護者同伴の幼児は完全に無料へ・6月から

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 京都市交通局の地下鉄とバスは、幼児の運賃(局では「料金」と案内)について、6月1日からは同伴者(保護者)一人に対して、全ての幼児を無料にするとのことです。

 毎日新聞web版記事:京都市:市営地下鉄と市バス 保護者同伴で幼児みな無料に

 現在は同伴者(保護者)一人について、幼児二人までが無料を人数の制限を撤廃しようというもの。三人目からは小児運賃です。

 子育て世代の費用負担を抑えるのが目的とのこと。

 京都市交通局でも同じく案内がでております:http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000182945.html

 これによれば、従来の解釈であれば、同伴者一人に対して幼児二人までが無料、ということですが、この交通局の案内では「保護者」に連れられて、とあり、その保護者とは父母など親権者だとのこと。
 なので、祖父母や、近所のおじさん・おばさんんに連れられて幼児が何人か乗る、というのはダメなのですね。こういう場合は、従来通り同伴者一人で幼児二人までが無料とのこと。

 無料なのは、あくまで保護者同伴とされているので、幼児の単独乗車は小児運賃になります。これは現行規則でもあります。

 この制度は子育て世帯の費用逓減とのことですが、京都市営の地下鉄とバスだけで、同じく京都市内の民間鉄道とバスは適用されませんし、幼児の小児運賃扱いについて、事業者によって違うので、その辺りを少なくとも地域ごとに統一されたいものです。

フラリエ・無料化で行く回数が減った

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 昨日のCBCテレビ、イッポウで旧ランの館がフラリエに変わり、来場者が抜群に増えている、との報道というか企画がありました。録画して先ほど見ました。

 久しぶりにランの館カテゴリでの投稿。このカテゴリ名も変更した方が良いのかもしれませんが。

 ランの館閉館前の年間来場者数が約13万人だったのが、フラリエとして再発足した昨年9月から現在までで、約52万人の来場者がああるとのこと。
 入場者が大幅増となった理由として、無料化、テナントの誘致、ビアガーデンなどでこれまでの客層を変えた、と伝えております。

 CBCテレビの伝え方、フラリエとして良い所ばかりを取り上げておりますが、このところ、ランの館カテゴリの記事が少ないのに現れる通り、あまり行っておりません。

 私がフラリエとなってあまり行かなくなったのは、居場所が無くなってしまいました。
 ランの館時代、モデル展示棟とされていた棟が、北ウイングとしてテナント入居場所となり、「勝っ手に書斎」としていた図書室が無くなり、私の書斎が無くなってしまい、つまり居場所が無くなることに。

 これはきつい。
 フラリエに喫茶室やレストランは増えておりますが、お金がかかりますやん。
 ランの館時代だったら、年パス2800円で入れましたけど。
 毎度毎度数百円を払っていたら、大変です。

 その図書室だった当時の室内。




 なので、どうせお金を出すのなら、中区役所東に良い喫茶ルームがありますし、少しお腹が空いたときなら、松坂屋のカレーハウスへ行きます。
 それらでは書斎とはしていませんが、本を持ち込んで、読書タイムとしています。

 ランの館時代にあった花で、今は見られないのに、オンシジウム・シャリーベイビという花があります。
 モデル展示棟では出されませんでしたが、大温室にはよく展示されていました。
 この花、チョコレートの香りがして、とても癒されます。
 フラリエ以降、見られなくなり、バックヤードの温室も無くなりましたので、どこかへ貰われたのでしょう。
 ここで見られなくなり、香りも嗅げなくなり、非常に残念です。

 オンシジウム・シャリーベイビの花。




 ランの館時代に引き続き、冬のイルミネーションもあることですし、昨冬は都合で行けませんでしたが、今年の冬のイルミネーションの時期には行ってみようと思っております。。

これ、エエのだろうか。車内掲示物の上にお知らせを挿入

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 この画像、名鉄バス車内の運転席後部です。信号停止中に素早く写したので、ピンボケですみません。


 乗降調査をしますので、よろしくね、という案内なのですが、見てお分かりの通り、この下には、路線図があります。さらに路線図の下部は広告。
 これの上に隠すように、乗降調査のお知らせが出ているもので、なにが問題かといえば、

・路線図を隠されている所
・広告が隠されている所

です。

 かくと確かめた訳ではありませんが、ワンマンバスの運行認可条件の一つに、「車内に運行経路を示すこと」というのがあり、昔はそんな表示がありましたが、今は見かけず、それに代わっての案内が路線図だと解釈しています。
 ので、つまり本来は「ワンマンバスに表示されなければならない運行経路表示を隠されている」ということになります。

 もう一つ、広告を隠されている点。これは言わずもがかな、ですね。広告スポンサーに影響します。

 ならばどこで、乗降調査の案内を貼るんだ?と言われれば、もう他にはないですね。
 後は停留所に貼ることになりますが、停留所も時刻表の上部は、運行経路図で、規定で表示しなければならない法定告知義務のもので、なかなか余裕がありません。

 ちなみに乗降調査は二通りあり、一つは単なる停留所(駅)の乗車客数と降車客数を調べるもの。
これは、その停留所(駅)の利用者数です。

 もう一つは「OD調査」と呼ばれるもので、個々の旅客の乗車区間とその数を調べるものです。
ODとは、起点(origin)から終点(destination)の移動のこと。
流量調査とも言い、具体的な旅客の移動状況を掴む資料となります。

京都タワーが凱旋門に?

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 本日の京都新聞web版からです。京阪電鉄とJTB西日本は、京都タワー3階に外国人向けの観光案内所を開設し、京都タワーの建て替え構想を示しているとのこと。
 その京都タワーは、2018年以降にタワーのビル部分建替えに着手する予定とのこと。将来的には、フランス・パリの凱旋門のようにアーチや空間などを設けて、人が吸い込まれる造りにしたいとのこと。

 新聞記事:「将来は凱旋門のように」 京都タワーに外国人向け案内所開設

 開設された外国人向け観光案内所では、市内のホテルに有料で手荷物を託送したり、一時預かりの他、イスラムの方用に礼拝室を設けたとのこと。


 京都タワーが凱旋門のようになるのですか。凱旋門ソックリではなく、ビル建て替えだそうですので、ツインタワーのように二つビルを建て、間に橋渡しのような形で、大阪市の梅田スカイビルのような形になるのでしょうか。
 京都タワーのビル部分には入った事、あります。京阪バスの案内所があり、路線図が無いか、訊ねていったことがあります。
 それ一回きりで、タワーの部分は勿論、お土産コーナーの部分も行ったことはありません。


 京都タワーも、探偵!ナイトスクープ的には、パラダイス化してるそうで、何らかのテコ入れは必要でしょうね。
 でもあの灯台をイメージした京都タワーは、正しく京都の顔。
 鉄道で東山トンネルを出て、鴨川を渡り、ポイントを通りながら、京都タワーの姿は、一連の京都入りの順序です。

 ちなみに、京都タワーは京阪電鉄の系列です。故に、京都タワーにJTBと共同で外国人向け観光案内所を開設したのだろうと思います。

日本中が揺れた5月30日夜の地震

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 5月30日の夜、台所で片づけをして、水回りの音が止み静かになると、NHKラジオ点けっ放しの部屋から、地震速報のニュースが聞こえてきました。
茨城県で震度5強と聞こえ、「また関東で強い地震か」と思っておりました。

このところ、関東地方など東日本で地震が多いものですし。
その一連かと思いきや、震源地は小笠原諸島付近の深さ590km(速報値)で、地震の規模はマグニチュード8.5(速報値)とえらく巨大。
すぐさま、この近海海底深くで起きる一連の地震だなと思い、このタイプの地震はなぜか関東地方の陸上で強く揺れが現れるもので、茨城県の震度5も納得できるものでした。
しかしその後も地震情報が続き、神奈川県でも震度5強があり、東京都でも震度4。
ここまでは分かりますが、気象庁のサイトを見ると、なんとこの我が愛知県一宮市でも震度1と出ております。

地震のあった時刻、というか揺れが伝播した(だろうと推定)時刻は台所で洗い物をしていましたので、揺れに気が付きませんでした。
いや、震度1ですが、同じ震度1でもキラーパルスと呼ばれる小刻みな揺れではなく、遠地地震特有の振幅が大きく周期の長い地震動ですと、人間には感じられないことがあります。
多分、このタイプの揺れだっただろうと思います。

この東海道はるか沖の小笠原付近の深い地震は時々起きるもので、「深発地震」と呼ばれています。
しかもマグニチュードが7を超える巨大な地震で、深さが500kmを越えていますので、海底が動くことは少なく津波発生には繋がりませんし、近くの陸上である島もあまり揺れません。
本土でも関東地方が揺れるのは、地下の構造によるものらしく、糸魚川静岡構造線より東で揺れ、西は、震源からの距離が同じでも揺れないもので、異常震域と呼ばれる現象が起きます。

しかし、5月30日の地震は、震源のご近所である、小笠原諸島で震度5強、愛知県の各地で震度1~2で、それどころか北海道から沖縄県まで日本47都道府県全て有感地震となったなんとも珍しい地震となりました。
これも異常震域でしょう。

気象庁サイトから。


糸魚川静岡構造線の東で揺れが大きく出ていますが、西も揺れてます。


この5月30日夜の地震は、後に規模マグニチュード8.1、震源の深さを682kmに修正されました。これは地震波形の精査によるものです。
しかし、深さ682kmとは有効数字3ケタなのだな。

 このタイプの、東海道はるか沖の地震を初めて知ったのは、1984年の元日。
夕方に発生したもので、元日ですが東京にいました。
20時台の新幹線で戻る予定で。
日比谷線のどこかの駅ホームを降りると、駅員が「今、地震で揺れんかったかー」と反対側ホームの駅員に。
タイミングからして階段を下りていた時で、しかも電車が発車したタイミング。
地震であった事は気付かず。
その後は地下鉄も国電も正常に動いていました。
しかしNHKラジオのニュースでは東京で震度4とのことで、新幹線は震度4で一旦運行を止めることを知っていましたので、運行予定が乱れることは容易に想像がつきます。
後に東京駅へ着くと、案の定、運行は乱れっ放し。
元日であったことが幸いし、改札口周辺は静か。
1時間遅れ、2時間遅れの列車が次々発車し、こうなったら何時の列車でもいいけど、ご丁寧に予定していた時刻の列車、約1時間遅れとのことで、これに乗りました。
乗ったらすごい。
当時は東京駅から名古屋駅まで、ひかり号は2時間1分の運行。
ビュンビュン走り、後のシンデレラエクスプレスよりも早い1時間50分で名古屋駅到着。
遅れは、つまり10分縮まりました。

 後に聞いたら、この地震は愛知県では全く感じられなかったそうで、ニュースでも東京など関東地方だけで感じた地震、と伝えていました。

 震度分布からすると、まさしく糸魚川静岡構造線の東で有感となり、日本列島の地質はここで大きく変わることを実感したものでした。

*** 追記 ***
茨城県の震度5強は記憶違いだったようで、茨城県内の最大震度は4です。最初、茨城県の県名が聞こえ、そんな印象が残っていました。

梅雨入りは見送り

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 5月31日に、我が家のアジサイが咲きました。このアジサイが咲くと前後数日の間に梅雨入りとなるのが多いので、当初の天気予報から6月3日が、梅雨入りのタイミングかと思っておりました。
 そして本日、6月3日、未明から雨。
 しかし昨日の天気予報では、6月3日一日だけ雨で、明日4日は晴れの予報。
 梅雨は、ご存じの通り、梅雨前線とも言われる、日本列島南岸に停滞前線による天気の影響によるもので、停滞前線の位置と活動いかんで、入りと明けの発表を行います。

 本日は、九州から中国・四国地方と、近畿地方まで、「梅雨に入ったとみられる」の発表があり、東海地方もか、と思いましたが、昨日の予報の通り、本日の梅雨入りは見送られました。

 梅雨の入りと明けはなかなか難しいものです。
 そもそも入りと明けは、「何月何日」にすぱっと分かれるものではなく、徐々に季節の移行があるもので、その移行期の中間となる日が、梅雨の入り・明けとしています。

 我が家のアジサイ、5月31日の撮影。たまたまですし、時期的に当たり前と言われればそうなんですが、梅雨入りの遅い年は、アジサイが咲くのも遅かったですし、早かった年はアジサイが咲くのも早かったです。


 本日正午の天気図。停滞前線がべったりで、本日梅雨入りを発表してもよかったと思いますが、明日の天気予報から見送ったのでしょうか。
 

 明後日は後半雨の予報が出ていますので、ここが梅雨入りのタイミングとなるのかもしれません。

 いつだったかの年は、梅雨入りの発表を行ったら、皮肉にも数日間晴天が続いたことがあり、その後は曇天傾向。そのため梅雨入りのタイミングを逃したことがあり、9月の梅雨入り・明けの見直しで、本当に見直された年がありました。
 梅雨前線の活動期と判断されれば、晴天でも梅雨入りの発表としても、いいと思いますけどね。ただ、一般には理解できないと思われましょうが。

岐南駅の冒進事故で思うこと

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 昨日の朝、名鉄名古屋本線岐南駅で上り線を走行する普通列車が、本来停まるはずの駅ホームを行き過ぎて、本線上に飛び出して止まったそうです。
 最初、CBCラジオの交通情報速報で、「岐南駅ポイント故障で、一宮駅~岐阜駅間で運転見合わせ」と伝えられ、朝ラッシュ時にえらいことや、と思いました。

 その日の夕方ニュースでは、駅に停まる列車の電源が故障し、通常のブレーキがきかず、最後は非常ブレーキで止めて、待避線と本線が合流するポイントを壊して止まった、と伝えていました。

 要するに車両故障なのですが、私が一番気になったのは、故障でブレーキがきかなかったことではなく、ホームを行き過ぎたポイントを壊した、というところ。
 新聞記事の通り、岐南駅は駅ホームのある線路は、本線から分かれた待避線に面してホームがあるので、駅に停まる列車は、待避線に入ります。

 ここからが疑問なのですが、一般的に、待避線に入るには、待避線の進入側のポイントを待避線側に開通させます。
同時に、出発側も待避線側に開通させるのが一般ですが、この新聞記事や、昨日のNHKラジオの伝え方では、待避線に入った列車がオーバーランして、出発側のポイントを壊したとあるので、出発側のポイントは本線側に開通していたと解せます。
ここがおかしい。
鉄道の基本のキとして、停車場進入の際はオーバーランを考慮して、出発側の進路を開けます。(開通はさせない)
でも改めて、岐南駅の信号設備を確認すると、上り線の待避線側にホームの手前に第二場内信号機があり、信号配置から、待避線到着時には、出発側のポイントは本線側に開通させていた可能性が高いようです。
 出発側のポイントが、待避線側に閉じていると、滑走余裕距離が無いので、ホーム手前の第二場内信号機は「YY」の警戒信号が現示されます。

 この文章書く前は、ポイントの開通方向に疑問を持っていましたが、こうして資料を基に考えると、ポイントの開通方向も納得です。

 であれば、何故電源故障があったのだろう。当該の車両形式は、特急一般車増結用の1850形2両組成です。元は7500系パノラマカーの電機部品を流用した、2両とも電動車の編成。かなりの電気容量で、特急走行時にブレーキをかけると、ほんのり焦げ臭い匂いがします。
 新聞記事の写真では、お客さんを降ろす様子が載っていますが、別の報道では故障が直ったと判断して、運転を継続したとのことです。
 これはちょっと具合が悪い。営業で運転を継続したのか、回送にして走行したのかは分かりませんが、本線走行には不適当ではないだろうか。

 今朝の中日新聞記事スキャナ。


 この岐南駅の上り線出発側のポイントは、本線側に固定することで、運転を再開。
 普通列車は、岐南駅を通過扱い。その他の通過列車も岐南駅で一旦停止の上走行する、という運転で運転再会しました。
 壊れたポイントを交換して、今朝から正常運転に復帰したとのことです。

*** 追記 ***
 6月5日の中日新聞朝刊では、電源故障したという列車、連結器が雨水でショートした、ということらしいです。電源故障はまぁ分かるものの、非常に由々しき事態であったこと。故障した列車がその後運行を再開したというのは、なんと営業で終着須ヶ口駅まで運行したとのこと!これはビックリ。


 さらにもう一つ、さらなる由々しきことは、この故障してオーバーランして岐南駅のポイントを壊した後、通過列車が3本あったこと。

 あれ、ポイントが壊れた後、通過列車が3本あったということは、出発信号機が「青」の「進行」現示が出ていたことになりますね。
 しかも本線側に転換していたものを、待避線側から無理に「割出」して、壊れて。
 そんな状態で本線側に鎖錠がかけられるのか?

 進路構成すべくポイントを転換した後は、鎖錠がかかって、その進路に対して進める信号を出します。

 この3本目の通過列車を退避した普通列車が、発車しようとしたら、信号が変わらなかった、という報告が名鉄指令にあり、それがNHKのニュース報道の文章になったわけでしょう。

 この記事にあげた4日の新聞記事で、お客さんがドアから階段を伝って降りる光景は、故障当該列車ではなく、信号が変わらないと報告したその後続の特急列車だったわけです。

 しかも記事の時間からして停止後2時間以上もたってようやく「救出」された訳ですね。お気の毒さまです。朝の通勤時、立っている方もいたと思います。

 ようやく、時系列での出来事が分かりました。
でもいろいろ疑問が残る「事件」です。何故、電源故障した列車はそのまま運行を継続したのか。
ポイントが壊れても鎖錠が保てるのか。

 今のところ運輸安全委員会の調査対象になっていませんが、調査対象とすべく、インシデント事案だと考えます。

航空機の航路ロジックは?

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 一昨日の岐南駅障害ともう一つ、同じ3日に、航空の現場で大きなニアミスがありました。
中日新聞6月4日の記事です。


 いろんな報道をまとめると、離陸滑走を始めた機の、滑走方向上空を、別のヘリコプターが横切り、さらに同じ滑走路を別の到着機が着陸してきた、というもの。

 着陸してきた機は中型機で、離着陸とも短い距離でできる性能だったのが幸いで、降りてきた滑走路の前方に、離陸を取りやめた機が止まっており、それを見て急停止した、とのこと。

 航空の世界は通り一篇しか分かりませんし、航空路や空港の滑走路ロジック、鉄道でいうところの閉塞や在線検知をどう判断しているのだろうかと時々思います。

 鉄道の世界で、停車場構内は駅長管理下となり、ポイントの操作を行い進路を構成されると、その進路と重なるような進路は構成できないシステムロジックがあります。
 またこの構成された進路に列車や車両があるのは、軌道回路を通じて検知できます。

 航空路は軌道が無いので、どうやって航空路の「在線検知」を行うのだろうか、とか、飛んでいく方向の航空路を他の航空機が競合させないロジックはどうやって保たれるの、とか、いろんなシステム上の疑問があります。
 そんなこと航空に詳しい方からすれば当たり前かもしれませんが、同じ運輸産業でありながら、航空はちょっと別な雰囲気なところもあり、このような航空機のニュースを見聞きするたびに疑問に思っています。

 今回の那覇空港の件では、出発機の直前を飛んだヘリコプターは、空港管制官の離陸許可を自機のことだと勘違いし、さらにその復唱を行わなかったことによる進路妨害だそうで、こうした勘違いによる損路妨害を防止するシステムは無さそうです。

 航空路では信号機はありませんが、航空管制官の指示が、運輸工学上での信号に相当します。

 昨日の岐南駅記事については、追記を書きました。

東海地方が梅雨入り

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 本日、東海地方が梅雨に入ったとみられる、という発表が気象庁からありました。

 3日に、その日は梅雨入りが見送り、と書きましたが、それから5日後。家の紫陽花が咲いて9日目。
「前後数日の間に」という幅からは少し外れてますねぇ。
6月3日に、近畿地方以西が梅雨に入ったとみられる、という発表がありましたので、気候的には梅雨に入ったと「個人的には」思っております。

 気象庁サイトから。本日午前9時の天気図。3日の時点とさほど気圧配置は変わらず、日本列島南岸の停滞前線の位置もそれほど変わっておりません。


今日は、この停滞前線の活動が強まっていく、という見込みから、梅雨に入った、という発表がなされたものでしょう。
梅雨入りの一報があった午前中の段階ではまだ雨が降っていませんでしたが、夕方から強い雨が降る、という予報の通り、昼過ぎから雨が降ってまいりました。

 梅雨入りは、この東海地方は、平年と同じく昨年よりは3日遅いとのこと。

 梅雨とは季節現象の一つで、明確に何月何日から始まるとか、終わる(明ける)ということは言えません。
徐々に移り変わるもので、その移り変わり期間のだいたい真ん中辺りの日が「梅雨入り」「梅雨明け」としています。
現在進行形では、本当に梅雨に入ったのか、明けたのかは、後々にならないと本当は分かりません。
そのために、夏を過ぎて秋に入る頃に、実際の天候から季節現象を検討して、梅雨入り・明けを訂正することがあります。
訂正をしなくても、この検討で確定値となります。

 ちなみに、「入梅」というのは、雑節と呼ばれる、二十四節気をさらに一つの節気を3等分、すなわち一年を72等分したものの一つの名称。
 太陽黄経が80度の時が入梅で、国立天文台資料では、今年は6月11日になります。あくまで雑節での名称ですので、この日が梅雨入りの平年日や比較基準日というわけではありません。

 もう一つ、ちなみに。「五月晴れ」という言葉があります。今は新暦5月(may)の晴れのことを差していますが、本来は旧暦の5月の晴れ、すなわち今でいう所の6月の晴れ。意味は、梅雨の合間の晴れ上がった空、のことです。

ヨドバシカメラが松坂屋に出店

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 本日の、中日新聞夕刊記事からです。ヨドバシカメラが今年秋に、松坂屋名古屋店に出展するそうです。
新聞記事スキャナ取り込み。


 このニュースの一報はCBCラジオで聞きました。へぇと思いましたね。
ヨドバシカメラは、元々は、現在建替工事中の旧名古屋ターミナルビル、建替え後はJRゲートタワーの入店が決まっていましたが、JRゲートタワーの完成時期の遅れから、補償を巡り、結局撤退することになりました。
そのヨドバシカメラが松坂屋に入ることになり、二重にへぇ~です。

 松坂屋本店(正式名は名古屋店ですが、個人的な想いからあえて本店に)のどこに入るのか、南館の4階~6階だそうです。
 現在の4階~6階はスポーツ用品とか、学生服の売り場ですが、また売り場の変更があるのだな。

 新聞記事には、ジェイアール高島屋など名駅地区の台頭で、老舗の松坂屋ですら、このところ停滞気味でしたが、地域一番店を奪い返すべく起爆剤にしたいとのこと。

 個人的な想いでは、松坂屋南館は重荷になっているのかな、と思いますね。
 バブルの頃に計画した南館がバブル崩壊後にオープン。あの時はかなり鳴り物入りでした。
 能の観世流の流友誌である「月刊観世」の扱いが南館の売り場でしたので、毎月南館の売り場へせっせと行っていました。松坂屋の扱い最後は地下1階の丸善書店でしたが、6階だったときはどこの扱いだったのだろうか。ちょっと思い出せない。
 その南館がハイセンスな女性向けの店作りの傾向を強め、徐々に私の行く(行ける)売り場は縮小。
 少し前は地下1階に「H&M」の店舗が入り、今度は、4階~6階の三フロアが家電売り場に。
 時代は変わるものですね。

 個人的には、栄地区にはこうした家電品の店が無いので、名古屋へ行った際に、パソコン関連の小物商品を買うのに若干不自由していました。

 しかし時代は変わるものですね。
 松坂屋も本店に大型家電品の店舗を入れることになる。

 結果的に当初2016年秋予定だった、JRゲートタワーのヨドバシが今年秋に栄に来ることになり、開店したら先ずは行ってみようと思う。

自転車の講習制度に思うこと

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 道路交通法の一部改正で、自転車の交通違反に講習制度が取り入れられることになり、この6月1日から施行されました。
 一昨日のあるテレビ番組、いわゆるスタジオからの生放送の情報番組、話題の一つがこの自転車の講習制度が始まったことを掘り下げるものでした。
 
 弊ブログで何度か書いていますし、この番組でも解説していましたが、自転車は道路交通法に定めるところによる「車両」です。
すなわち、自動車と同じ法体系に組み込まれるわけですが、この自動車と同じということが、この番組のある出演者の方、御存知無かったそうで、カメラの前で堂々と「え、知りませんでした~」。
見ていて、一人で突っ込んでいましたが、これが一般的な感覚なのでしょう。この方一人を責める事はできません。

 スタジオVTR解説に出ていた、自転車の法に詳しい方が解説されておられましたが、自転車の歩道走行の元凶は、昭和45年の道路交通法改正で、自転車の歩道通行を可能と認めたこと、と話しておられました。
以来45年間、自転車は歩道が半ば常識化しております。そのため、自動車に乗られている方(前記、番組出演者も)自転車の車道通行が正当であることを御存知無い方が多いです。

 4月26日の弊ブログ記事「自転車の交通法規の無知はかなりのものらしい」で書いたとおり、自転車は「人」の分類と思われてる方が多いように思います。
人とは、要するに「歩行者」ですが、「歩行者」は法律用語、道路交通法の知識が無い、或はきわめて乏しい方には「歩行者」という法律用語は存在しません。
よって、ざっくりと言えば、自動車に非ずで「人」、昔の交通標語にあった、「人は右、車は左」のうち、自転車は「人」の範疇に入ると解釈されているように見受けられます。

 自転車の講習制度、危険な違反行為を二回行った者に対して義務付けられているもので、この違反を二度行い、講習を受けなかった場合は、罰金刑ががあるとのことです。

 それはそれでいいのですが、気になるのは、そもそも、根底に自転車の法があまりにも知られていないことがあります。
そもそも車道通行が正当なのに、ほぼ全ての方が、自転車は歩道走行だと思われています。
免許証を持っているはずの自動車運転者もそうです。故に前記、テレビ番組出演者で、自動車運転免許証を持っておられていても、「知らなかった」の発言が出たわけです。

 日頃、街角で見かける自転車の違反で極めて多いのが、右側走行。自転車は車両ですので、左側走行です。
歩道区分の無い、路側帯表示だけの道路は、右側路側帯は歩道ではないので、この右側路側帯を自転車で行くのは違反です。
しかしながら、自転車は「人」という区分と思われているので、堂々と当たり前のように、右側路側帯走行。

 さらに、昨今は自転車の車道通行が言われるようになったからか、車道の右側走行も目立つようになりました。
よっぽど、法が知られていないんですね。

 知られていないといえば、道路交通標識もそう。
一時停止の標識

これがあるところでは、自転車も一旦停止し、左右の確認をしなければなりません。
しかし自転車で一旦停止する方はほぼ顔無ですね。
私ぐらいなもの・・・。(本当に私は一時停止します)

 これは車両進入禁止の標識。免許証お持ちの方でも「一方通行で進入禁止」と解している方がいますが、「車両進入禁止」が正当です。

車両ですので、もちろん自転車も進入禁止。
この標識があるところを見てると、ごく短い距離だからなのか、自転車の方、普通に進入していきます。

 車両通行止め。

車両通行止めですので、自転車も通行止めです。歩行者用道路に出ているものですが、「人」という概念から自転車はどんどん走行していきます。

 自転車の交通違反でよく見かけるものに、並んで走る行為。
自転車は同じ速度で並んで走行するのは禁じられています。
但し、この標識があるところは別です。「自転車並走可」

中・高校生に極めて多い違反行為です。

 しかし、道路交通標識、引いていは道路交通法自体が中々知られていません。免許証を持っているはずの自動車運転者でもそう。テレビのバラエティ番組で、道路交通標識が問題に出されるくらいですので、いかに知られていないか、ですね。
こちら、全て分かります。道路交通標識の一覧

 両耳イヤホンについては、別に思うことがあり、いずれ書きたいところです。

美しく華麗なピアノトリオ

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 本日、名古屋市中区の宗次ホールで、題名の通りの演奏会があり、拝聴してきました。
いつもお世話になっている、ピアノの平山晶子さん演奏会です。

 美しく華麗なピアノトリオ。

 トリオで、ピアノ:平山晶子さん、ヴァイオリン:小泉悠さん、チェロ:山田真吾さん


すみません、いまだにこのgooブログ、画像を右側に寄せる方法を存じませんので、ベタ張りで失礼します。

曲目
・チャイコフスキー:バレエ組曲「くるみ割り人形メドレー」
・ヴェートーヴァン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調作品11「街の歌」より、第2楽章「アダージョ」
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009より、ブーレ
・ショパン:幻想即興曲 作品66
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品22
・ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調作品8より 第1楽章 アレグロ・コン・フォーコ

・アンコール エルガー:愛の挨拶
午前11時半始まり

 全体の感想。チェロの美しさ、良さが存分に発揮された演奏でした。チェロの低音の魅力。

 最初の曲、くるみ割り人形メドレーは、くるみ割り人形に出てくるいろんな曲を少しずつ演奏するもの。
基本はオーケストラ編成での曲ですが、それをピアノとのトリオで演奏。
最後は花のワルツでした。

 三番目のバッハの無伴奏チェロは、チェロの独奏。
 四番目のショパン幻想即興曲は、当然ながらピアノの独奏
 ツィゴイネルワイゼンはピアノとヴァイオリンで演奏。この曲は吉本新喜劇で、桑原和夫おばあちゃんが赤いスポットライトを浴びて「神様~!」との時のBGM。
 曲の合間には、少しずつ解説があり、ショパンは全部で何曲書いたのでしょうね~とお話されました。
私もシカとは知りませんが、作品番号から類推すると、150曲ぐらいは書いたのかな~なんて思いました。
こういうのは、数え方次第で変わりますので、恐らく「何曲」とは言えないと思います。
全部を演奏すると、半日程度で演奏できてしまうと言いますので、小品が多いですね。

 そんなショパン、ピアノの詩人と言われる通り、自身もピアノ奏者で、生涯の作曲は殆どがピアノ曲。
ヴァイオリンの小林雄さん、ショパンの曲を演奏する機会が無いとお話され、ピアノ協奏曲など、オーケストラの一員としてが演奏できる機会とお話されました。

 最後の曲はショパンのピアノ三重奏曲。今回の編成にぴったりな曲ですね。
ショパンのピアノ大好きな私としては、協奏曲や三重奏曲はあまり聞く機会が無く、この作品8も、家にあるフランス輸入品のCD集にありますが、一度だけ聞いた記憶がありました。
つまり、そう何度も聞いていませんので、ショパンにしては私にはちょっと新鮮な感じでした。
なんか、この曲はそれぞれの楽器の持ち味を存分に出す「バトル」みたいな演奏。

 アンコールの紹介では、「バトルをやってしまいましたので、最後は仲良く愛の挨拶」とチェロの山田さん。
 いい曲ですね。思わず、ほっぺたがほっこり。
 ただこの曲、ABCラジオの「上沼恵美子のこころ晴天」で、「ああ言えばこう言う」という嫁と舅のバトルのお便り紹介コーナーで流される曲なので、ついそのことを思い出し、おかしくなってしまいます。

 今回のトリオ、チーム名を付けられたそうで、「erde」(エルデ)。ドイツ語で大地という意味だそうです。これはプログラムには書かれておらず、急遽、名付けたそうです。そのいきさつのお話が楽しい。

 今回のこのトリオエルデ、別の機会で演奏会を行えば、演奏よりも、トークの方が多くなってしまいそう。
それはそれで楽しいですけど。

 ピアノとヴァイオリンとチェロのトリオ。
 肩が張らず、気軽に聴け、また今回は個人的にチェロの魅力が存分に感じた演奏会でした。
 最初のくるみ割り人形メドレーでそう感じました。


 関係ないけど、チェロというと、秋も深まり初冬ともいえる頃、外は木枯らしが吹きまくり、とても寒い。
しかし、部屋の中はストーブ(暖炉?)の火が赤々と暖かい。
木枯らしの音とともに、チェロの演奏曲が聞こえる、という場面を想像します。

両耳のイヤホン使用で思うこと

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 4日前の弊ブログ記事「自転車の講習制度に思うこと」の最後に書いた、「両耳イヤホンについては、別に思うことがあり、いずれ書きたいところです」で、予てからの考えを整理してみます。

 自転車運転中の両耳イヤホンは、周囲の音が聞こえず、危険への対処が遅れる、という理由で、安全義務違反が適用されます。
そのため、自転車の重大な違反として、二度摘発されたら、安全講習の対象となります。

 この両耳イヤホンですが、私は、そもそも公共の場では使うべきではないと考えます。
「そんなの利用者の好みだ」と仰る向きがありますが、公共の場ではいろんな出来事があります。
 ここでいう公共の場は、多分に鉄道・バス車内の事を想定していますが、公共の場は公共の場です。公共空間です。
両耳にイヤホンをあてて、音楽を聴く、悦に入るべきではないと考えます。

 いろんな出来事とは、他の方から声をかけられることがあります。私の例では、私は脳出血後遺症で、平衡感覚が悪く、鉄道の動揺は危ないので、必ず着席します。そして停車の揺れで転倒してはいけないので、完全に静止してから立ち上がります。要はかなり遅いタイミングで立ち上がるのですが、すると、ドアの周囲は立客がいると、上手く通れません。体が避けられないので、立っている方に少し避けてもらう必要がありますが、その立っている方が、両耳イヤホンですと、「すみません」と声かけても聞こえない。それで、体の一部をツンツンとつつくわけですが、あんまりしたくないですし、相手も嫌がりますし、そもそもビックリされます。

 公共の場では、そもそも個人の空間のような愉しみはすべきではないというのが、私の考え。公共空間での身の処し方があります。
 よって自転車も然り。自転車で両耳イヤホンなんて、極端なことを言えば、交通事故準備をしているようなもの。心して頂きたいものですし、しっかり取り締まるべきものです。

 かう言う私、これまでに両耳イヤホンの機器、使ったことが無いわけではありません。使ってみた感想は、ボリュームは音漏れがしないように低めでしたが(クラシックしか聞かないので)、やはり周囲の音を聞き逃すのは、人間の危険回避で重大な欠如、と認識しましたので、危機管理の面でよろしくないということで、外では両耳イヤホンは使いません。

大阪駅前地下街・通路拡張で大阪の味が移転かでもめてます

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 このブログ、久しぶりの大阪カテゴリです。私が体調崩して、出かけることが困難になったので、大阪はおろか関西の実際の動きは疎かになっています。
そんな中、ラジオの話題でも多く出ていますが、阪神百貨店が入る大阪神ビルの建て替え工事に伴い、大阪駅前地下街の通路拡張となり、支障する地下街店舗の道路占有許可が昨年秋で更新されず、撤去期限までに撤去しないことから、強制撤去の動きがでています。
その強制撤去の対象となっている店舗の一つが、有名な立ち食い串カツのお店。

 最初、Twitterで、この情報に触れたとき、どこの串カツ屋かな?と思いましたが、私は入ったことは無いですが、大阪駅前を通行する人なら、ほぼ誰でもよく知っている場所にある串カツ屋のお店。
市バス乗り場から地下鉄御堂筋線へ行こうとするとき、階段を降りますが、この階段を降りたところの右手の串カツ屋。
立ち食いで、昼間から大勢の方がいます。カウンターだけのお店で、お向かいは金券屋。
よく知っている一角でした。串カツ屋の屋号が「松葉」とは初めて知りました。

産経west記事
http://www.sankei.com/west/news/150613/wst1506130066-n3.html

入ったことも無く、ましてや頂いたことも無いですが、独特の香りが大阪~、を感じます。
串カツ屋のお向かいは金券屋(チケットセンター)。この金券屋は利用したことがあります。

 報道で分かったことは、この地下街の店舗、賃貸借契約ではなく、道路占有許可で営業している(た)とのこと。
賃貸借契約なら、付近の相場から年数百万となるところ、道路占有許可なので、大阪市への占有料ということで、破格(数万円)だとのこと。

 この串カツ屋から西へ入った部分の、全国お土産コーナーのところは、地下街管理会社との賃貸借契約で、こちらは、立ち退きが決まっているとのこと。

 串カツ屋とチケットセンターの立ち退き不調は分からないでもないです。
あの場所だから故に営業できている面もあります。特に串カツ屋松葉は、戦後間もない頃からこの場で営業しており、常連客も多く、今では大阪の味ともなっているそうです。(私は食したことがありませんが)
チケットセンターも、あの場所だから営業できているのであって、主な顧客は、鉄道利用者。
京都・神戸へ、JRなり私鉄の阪急・阪神の安売りの切符を求めて、常に賑わっています。私もそれ目当てで、購入したわけです。

 それが道路占有許可が無くなったから、ホイ別のところへ行ってください、といわれても、同じような営業はできないと思います。

 と書いていたら、今晩動きがありました。串カツの松葉が自主退去を決めたとのこと。
http://www.sankei.com/west/news/150616/wst1506160105-n1.html

 ウメチカの地下街を改良したい大阪市側の考えも分かります。
大阪駅界隈は、グランフロント大阪など北側ばかり再開発で注目され、南側はいま一つ。ウメチカのような戦後の香りも残っているような環境もあり、駅北に並ぶくらいなんとかしたいところ。

 一方で、串カツ屋もチケットセンターの気持ちも分かります。その場所ゆえ、営業が成り立っている面もあります。
この営業が成り立つ、の意味には、占有料が破格に安いのもありますが、地の利です。

 結局は、串カツ屋松葉が、強制撤去の前に自主退去を決めたとのことですが、こうした庶民の心、自然発生的に現れたものは、なかなか都市計画には馴染めないものです。

 都市計画による再開発事業は、それはそれで有意義で、街の姿を変える事業なのですが、人間の持つ猥雑な面を押し殺して、表面的な良さを求めるもので、無機質な、どこか「優しさ」を感じにくいものが多いように感じます。

名古屋城天守閣復元再建する方向

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 今日の中日新聞朝刊記事からです。名古屋城の天守閣復元、2018年以降に、とのことです。

記事スキャナ


 現在の天守閣は、太平洋戦争中、昭和20年5月14日の空襲で、本丸御殿と共に焼失してしまいましたが、空襲前の精巧な計測に基づき、寸分たがわず、昭和34年竣工の鉄筋コンクリート造りの天守閣が再建されました。

 この昭和の天守閣が老朽化で、しかも耐震補強をせねばならず、国の特別史跡にある建造物なので、今や鉄筋コンクリート造りでの再建はできず、耐震補強で済ますか、純木造で再建するかになっています。
 そこで耐震補強で40年間維持させた後、木造復元を行う場合と、早期の木造復元を行う場合とを比較し、「可能な限り、早期の木造復元を目指す」と結論付けたとのことです。

 ただ木造で再建しようとすれば、現在は天守閣の前で本丸御殿の再建工事中なので、資材搬入路や工事足場の点で、本丸御殿完成の018年以降になるとのこと。
 しかも、本丸御殿が出来る前に現在の天守閣が取り壊されれば、集客力に影響するということです。


 そうか。木造復元となったわけですね。
 それはそれで頼もしいですが、工事中は天守閣の姿が見えなくなります。

 今の天守閣は、旅行者、特に外国からのお客さんに不評です。
 姿は、お城ですが、鉄筋コンクリート造りで中はエレベータがあり、単なる博物館っぽい展示館。
 昭和30年代の再建を急いだ時期と違い、本物志向の現代はちょっと無理な状況。
 再建工事で暫く天守閣は見られなくなりますが、やがて本物が現れるので、その時を楽しみにしたいところです。

 この姿はあと3年。

関西空港から大阪市内へのバス・24時間化へ・7/1から

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 京都新聞web版記事からです。関西空港の早朝深夜発着便に連絡するのを目的に、関西空港と大阪市内を結ぶバスが、7月1日から24時間運行を始めるとのことです。

  記事:関空から大阪へ24時間バス運行国内初、深夜到着に対応

 関西空港は、このところ、LCCというのですか、格安の航空会社が多く就航し、その多くが、空港(の滑走路)が空いている深夜発着に集中します。
 関西空港から大阪へのバスは、1時45分が最終。これより遅く到着したら、タクシーか、空港内のホテルで泊まるか、空港内で朝を迎えるかしかないです。
 そのため、深夜に到着するLCCの旅客田井作で、深夜便(というか未明)便を運行することになった、とのこと。

 路線バスの24時間化は、東京都営バスで、一時期実施されましたが、現都知事の就任で直ちに中止されました。
 都市内の路線バスとは違い、航空旅客輸送の空港便ですので、少し性格は違いますが、路線バスの24時間運行です。

 関西空港から大阪市内へは、関西空港交通、大阪空港交通、南海電鉄の三社が運行しており、この三社で深夜(未明)便を運行する模様。
午前0時から5時までの間、1時間間隔で運行するとのこと。


 新聞記事では、大阪市内とだけあり、大阪市内のどこへ行くのだろう。関西空港と大阪市内間の路線は、大阪駅前(複数個所)、上本町、阿部野橋、なんばOCAT、さらに南港ポートタウン・天保山・USJとあります。USJは無さそうに思いましたが、USJを開門時から遊びたい方がいるかもしれず、深夜便の運行があるかもしれません。
 で、大阪市内へ到着して、後はどうするのだろう。市内のホテル泊だと、関西空港周辺のホテル泊でもさほど変わらないと思います。
 それと、空港発のことのみの記事で、空港行きも24時間運行となるのだろうか。

 関西空港は24時間運用なので、そこへ連絡する交通機関も24時間対応で当然かと思いますが、えらい世の中になったことですなも。

脚を組むのはよくない

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 6月15日の弊ブログ記事「両耳のイヤホン使用で思うこと」に関連して、予々思っていることです。

 電車など公共の空間の腰掛で、腰かけると直ぐに脚を組む人がいますが、あれ止めた方がいいですし、公共の場では組むものではありません。
 私、頭は悪いですが、姿勢だけはきちんとしたいと考えていますので、私は殆ど脚を組むことはありませんし、電車など公共の場では絶対にありません。

 脚を組むと、骨盤とそこから上の背骨が歪みます。いや、歪んでいるからこそ、楽な腰かけ方で脚を組むのだそう。

 ちなみに、数少ない私が脚を組んで腰かける場合は、背中をほぼ真っ直ぐに立てます。なので、ゆったりソファは苦手です。故に、ランの館で、多くの方がソファを好んで腰かけられるのに、私は、図書室の垂直(に近い)腰掛を使っていました。

 脚を組むのが良くないは、背骨が歪むという生理学的な理由より、公共の場では、足先がブランブランで、大変な迷惑で、しかもみっともない。
 電車の中の腰掛、窓に沿って長い腰掛の通勤型車両。そこで脚を組むと、当然立席空間にまで、足先がブラブラ。
 あれ、本当にみっともないです。中には前に立っている人がいても、頑なに脚を組む、もうこれはアホとかバカとかしか言いようがありません。

 公共の場で両耳イヤホンを使用するのも、脚を組むのも、根は共通なような気がします。すなわち、私的空間と公共空間の区別がつかない。
 公共空間で脚を組んでもいいのは、テーブル席など、自分の前も占有されていると解せる場合だけだと考えます。
前がテーブルなら、脚を組んだ先に人がいる可能性は無いですし。しかしこの場合も、「姿勢」という点ではどうかと考えます。

 結論:脚を組んで腰かけるものではありません。

本日は夏至

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 今日は二十四節気の夏至です。一年で最も昼の時間が長いとされますが、本当かな・・・。

 夏至の定義は、太陽の位置から求められます。地球から見た天球の経度(黄経)上の太陽が、90度の位置に来る瞬間が夏至です。
 と、同時にその日が夏至の日になります。
 それが日本時間では、本日6月22日、午前1時38分。
 1時を過ぎていますので、時差1時間の中国でも、本日が夏至になると思います。(中国での二十四節気定義は、厳密には存じ上げませんので)
 日の出、日の入りは最も北寄りになり、南中時の高度が最も高くなり、結果的に昼の時間が「最も長い」とされます。

 日の出が最も早いのは、名古屋では、6月10日から6月17日までの4時37分。なので、今はどんどん日の出が遅くなっています。
 日の入りが最も遅いのは、6月25日から7月4日までの19時11分。
 日の出時刻から日の入り時刻までが昼の時間です。
 これが本日は14時間32分。この14時間32分は、6月17日から6月26日まで間、途中は分単位では31分の日もありますが、秒単位の変化を均すと今日がやはり、一番長い日となるようです。(時刻は秒単位まで出しておりませんので)
 まだまだ日の入り時刻は遅くなります。この先7月5日から日の入り時刻が遅くなっていきます。

 ちなみに、日の出、日の入り時刻とは、ですが、太陽の見かけの円が地平線に接した瞬間です。
 しかしこれは観測上でのことで、太陽の光は地平線に近いと地球大気による屈折で、計算上は地平線より下にあっても、見えます。
 そこで、この屈折による時間も計算に入れます。

 よく春分・秋分の日は昼の長さが同じなはずなのに、実際は昼の時間の方が長いのは、このためです。
 太陽の中心が地平線の位置同士だと、昼夜同時間ですが、屈折による時間差を入れると、昼の時間が日の出、日の入り双方で、1分程度長くなり、昼時間は合計で2分長くなります。

危険運転自転車の取り締まりはやってるのか?

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 6月1日から、自転車の危険行為について、3年以内に二度摘発を受けたものに対して、安全講習を義務付ける制度が始まりました。
 これ裏を返せば、自転車の取り締まりを行う、と解釈していました。

 しかしながら、一宮市内の高校生は、学校門から出る段階で、二列三列の集団でしゃべりながら、一時停止せずに、歩道へ・歩道では幅いっぱいに走行。
 或はスマホなどを見ながらの走行。両耳イヤホンで走行。

 名古屋市内は中心部の栄では、歩道を疾走。

 本当に、自転車危険行為の取り締まりを行っているのだろうか。
 駐車違反監視員や、名古屋市内だと禁煙箇所の喫煙取り締まり員のような、自転車の取り締まり専属員はおらず、警察官の通常の警ら活動での取り締まりなのか。
 だとすると、自動車の交通違反が完全に常態化(常識化)しているような、自転車で取り締まり対象となったら、「運が悪かった」状態になるのだろうか。

 変化が無いですね。
 栄近辺、は広小路通も、100m道路の久屋大通も歩道は自転車道状態です。
 いまだにいますよ。携帯見ながらの運転、両耳イヤホンでの運転。歩道通行人の間を縫うように高速走行。

 自転車の講習制度が始まる、ということで、歩道の歩行環境が改善されるかと思っていましたが、今のところ変化がありません。
 自動車の違法行為が改善されないのと同じだと考えれば、そんなものかもしれません。

京都市四条通の渋滞対策で信号制御を強化

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 京都新聞web版6月24日付記事からです。京都市中心部の四条通では歩道拡幅工事により、大変な渋滞になっています。
 このため、京都府警本部長は今後、四条通での駐車違反取り締まりに加え、信号機の運用見直しを進めたいとのこと。

記事はこちら

 四条通の歩道拡幅は、京都市の施策で「歩くまち京都」によるもの。
 そこで、四条通の烏丸から川端の間で、人の通行量の割には狭い歩道を、車道の路側帯と第一車線分を歩道に転用し、車道は往復で2車線のみとするものです。

 以前に弊ブログで、youtube動画を載せましたが、四条通を西から走行するバスは、西洞院から川端まで、通常は10分程度のところ、なんと50分もかかっています。
 この余分にかかった時間の大部分は、車線減少手前の西洞院から烏丸まででしたが、とにかく激しい渋滞で、ドライバー諸氏からは大不評で、ラジオでも事情を理解していないパーソナリティからは、「なんでこんなことするの」と批判されています。

 春の行楽期に大渋滞となったのは、カーナビの導かれて来た、他の地区の車で、このため京都市長・京都府知事連名で、カーナビのメーカーにナビシステムの情報検索結果に、四条通を含まない結果を示すように、プログラムを変えてくれ、との要請が出されています。

 いまだに渋滞のようですね。
 体調崩して以降は、京都へは出かけておらず、この車線減少も渋滞も見てはおりません。

 新聞記事によれば、交差点内の客待ちタクシーの取り締まり、とありますけど、車線減少となった四条通では、交差点内でも客待ちはできそうにもないですが、工事区間以外の場所でしょうか。
 工事区間は、ところどころに荷捌き場とされる、広い部分が残されています。
 従来の光景から想像するには、タクシーは少しのスペースがあれば、直ぐ止まりに来ますので、こういうところで客待ちしているのかな。

 信号制御は、どうなのだろう。烏丸から川端まで、短い間隔で信号交差点が続きます。
 交差する南北の細い通りからの流出入を考えると、交差点は無くすわけにはいかない、と思う一方、この南北の通りは細い通りの割には、抜け道とする車も多く、おちおち歩いていられないところもあるほど。

 信号制御もそうですが、そもそもの自動車通行量を減らす、京都市街地への流入量を減らすしかないですね。
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