今朝のNHKラジオ第一放送のコラムで話されていましたが、中学・高生の文章読解力が、予想以上に低下しているそうです。ある問題を解かせた十ろ、、文章をよく読めば誰でも分かる問題なのに正答率が、半分にも満たない、ということを話されていました。
どんな設問だったのか、検索したらありました。
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【問】仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている。
★ オセアニアに広がっているのは( )である。
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これは世界の宗教の広がりについて問うものですが、答えはキリスト教です。オセアニアはキリスト教が主力であることを知らずとも、この設問文章を読めば誰でも分かるものなのですが、正答率が半分以下なのだそうです。
この文章読解力は一見、国語の場合のように思われますが、数学でも他でも何の教科でも共通していることで、先ずは与えられた文章を読み、その文意を理解することから始まります。
昨今の日本の学生・生徒の学力低下は、単なる学力低下ではなく、この文章をよく読む能力の低下からきているのではないか、という研究内容。
その裏には、スマホだのゲーム機器だので、映像だけを見て、文字の規則的な集合である文章を理解し、その意味する所を組み立てる能力が欠けているのではないか、ということ。
そしてそのラジオコラムでは、学校では文章が読めることを前提として学習のカリキュラムが進められている。これを見直すことも大切、と話しています。さらに、学校内での成績だけなら兎も角、卒業後の就業において、昨今はどの世界でもマニュアル化されており、そのマニュアルが読み込められなければ、何も仕事ができない、ということになる、と話しておられます。
昔のように、商売人なら丁稚奉公、職人なら弟子入りで親方や番頭さんなどから見よう見まねで覚える時代なら兎も角、マニュアル化され、そのマニュアルが読めることを前提として業務の内容が作られている以上、マニュアルの内容を失して機械を止めたり、壊すようなことになれば、業務が遂行できず、入り口のところ(就業の段階で)お断りします、ということなりかねない、とも話されていました。
***
この文章の読解力の低下は、傍から見てよく分かります。何もこれは、中・高生だけでなく、昨今に日本人の多くに見られます。
その第一の例は、優先席。優先席はあくまでハンディキャップを持っている方の席です。座るのは誰でも構いませんが、該当の方が来たら換わらねばなりません。換わるのが面倒であれば、最初から座らないことです。しかしながら、平気で何の疑問も躊躇もなく座る人、多いですね。
日本の文化の低下も、この読解力の低下が一端にあるのかもしれません。
どんな設問だったのか、検索したらありました。
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【問】仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアにおもに広がっている。
★ オセアニアに広がっているのは( )である。
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これは世界の宗教の広がりについて問うものですが、答えはキリスト教です。オセアニアはキリスト教が主力であることを知らずとも、この設問文章を読めば誰でも分かるものなのですが、正答率が半分以下なのだそうです。
この文章読解力は一見、国語の場合のように思われますが、数学でも他でも何の教科でも共通していることで、先ずは与えられた文章を読み、その文意を理解することから始まります。
昨今の日本の学生・生徒の学力低下は、単なる学力低下ではなく、この文章をよく読む能力の低下からきているのではないか、という研究内容。
その裏には、スマホだのゲーム機器だので、映像だけを見て、文字の規則的な集合である文章を理解し、その意味する所を組み立てる能力が欠けているのではないか、ということ。
そしてそのラジオコラムでは、学校では文章が読めることを前提として学習のカリキュラムが進められている。これを見直すことも大切、と話しています。さらに、学校内での成績だけなら兎も角、卒業後の就業において、昨今はどの世界でもマニュアル化されており、そのマニュアルが読み込められなければ、何も仕事ができない、ということになる、と話しておられます。
昔のように、商売人なら丁稚奉公、職人なら弟子入りで親方や番頭さんなどから見よう見まねで覚える時代なら兎も角、マニュアル化され、そのマニュアルが読めることを前提として業務の内容が作られている以上、マニュアルの内容を失して機械を止めたり、壊すようなことになれば、業務が遂行できず、入り口のところ(就業の段階で)お断りします、ということなりかねない、とも話されていました。
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この文章の読解力の低下は、傍から見てよく分かります。何もこれは、中・高生だけでなく、昨今に日本人の多くに見られます。
その第一の例は、優先席。優先席はあくまでハンディキャップを持っている方の席です。座るのは誰でも構いませんが、該当の方が来たら換わらねばなりません。換わるのが面倒であれば、最初から座らないことです。しかしながら、平気で何の疑問も躊躇もなく座る人、多いですね。
日本の文化の低下も、この読解力の低下が一端にあるのかもしれません。