名古屋市営バスです。今月3月一か月間だけ社会実験として、名古屋市外、西春日井郡豊山町へ路線を延長して、どのような需要が発生するのか、という社会実験を行うこととなり、豊山町には県営名古屋空港があり、その名古屋空港へ名古屋市営バスが3月一か月間限定ではしることになっており、その様子が中日新聞記事に掲載されたようです。
「ようです」とは、当方配達分では記事が見当たらず、ツイッターでの情報で知りました。
記事:名古屋空港へ路線延伸 名古屋市営バス、社会実験
記事は「愛知」となっていますので、県内版記事のようにも見えますが、どうも市民版記事のようです。
名古屋市営バスは、原則名古屋市内のみに路線及び停留所を設けるものですが、例外として市外にも路線・停留所を設けているところがあり、その一つが北区に隣接する西春日井郡豊山町の北部市場停留所。
ここは名古屋中央卸売市場北部市場が開設され、その交通便として市場開場時から路線及び停留所が設けられています。
一方で、名古屋空港にもほど近く、豊山町の住民からは、名古屋市合併と共に、市営バスの路線開設を要望する動きは少なからずあるようで、豊山町内のコミュニティバス「とよやまタウンバス」が名古屋空港と名古屋市営地下鉄の駅とを結ぶ路線として、名古屋市内の黒川駅、さらにその後は名古屋市の中心部、栄への路線を開設しています。
今回の名古屋市営バス名古屋空港乗り入れの延長は、あくまで社会実験ということで一か月限定で行われるものですが、正直意図がよく分かりません。
もちろん、名古屋市営バスが名古屋空港に乗り入れるのは事業展開で十分あり得ることで、バスヲタとしては面白そうですが、そんなヲタが面白そうでは社会実験になりません。
豊山タウンバスの名古屋市内への路線とは経由地が違い、豊山町北部を通り名古屋空港へアプローチするルート。
交通局からのお知らせ:市バス「黒川11号系統(黒川~北部市場)」を県営名古屋空港まで延伸する社会実験について
豊山町のお知らせ:名古屋市営バス「黒川11系統(黒川~北部市場)」を県営名古屋空港まで延伸する社会実験について
名古屋市営バスの名古屋市外運行で大きな障壁となるものは、市の境ではなく、先行事業者との調整です。
具体的には運賃問題が発生するもので、乗合路線バスは原則として後から出来る事業者が先に運行している事業者の運賃に合わせるものとされています。
名古屋市営バスはご存知の通り均一制、豊山町は今は廃止されましたが名鉄バスの事業エリアで、豊山町内へ最初に市営バスが運行した北部市場停留所は、当初は名鉄バスに合わせて対キロ区間制で運賃設定が行われていました。
現在は並行する名鉄バスの路線が廃止され、北部市場の付近へは名鉄バスの路線が無くなり、市営バス単独となって均一区間となりました。
この社会実験では、とよやまたうんバスと運賃競合が起きています。これをどのような措置としているのか、少々気になる所です。 期間限定なので、競合は棚上げかもしれません。
参考、運賃競合では、過去にこのような記事を書きました。
⇒2010年1月22日記事:競合するバス運賃
この名古屋空港乗り入れは期間限定で行われるもので、告示に載るかどうかですけど、3月1日発行の名古屋市広報に交通局告示第1号が収録されています。
名古屋市広報1197号 PDFファイル29ページ参照。
これによれば、現行黒川11系統イ系統、黒川~北部市場の延長ではなく、黒川11イ系統を一時休止の上、黒川イイハ系統、黒川~名古屋空港の期間限定の系統新設、という扱いです。
この名古屋市営バス、名古屋空港延長の路線は、近いうちに乗りに行く予定です。ただ常設ではなく、今月一か月間限定なので、忘れないようにしなければ・・・。
「ようです」とは、当方配達分では記事が見当たらず、ツイッターでの情報で知りました。
記事:名古屋空港へ路線延伸 名古屋市営バス、社会実験
記事は「愛知」となっていますので、県内版記事のようにも見えますが、どうも市民版記事のようです。
名古屋市営バスは、原則名古屋市内のみに路線及び停留所を設けるものですが、例外として市外にも路線・停留所を設けているところがあり、その一つが北区に隣接する西春日井郡豊山町の北部市場停留所。
ここは名古屋中央卸売市場北部市場が開設され、その交通便として市場開場時から路線及び停留所が設けられています。
一方で、名古屋空港にもほど近く、豊山町の住民からは、名古屋市合併と共に、市営バスの路線開設を要望する動きは少なからずあるようで、豊山町内のコミュニティバス「とよやまタウンバス」が名古屋空港と名古屋市営地下鉄の駅とを結ぶ路線として、名古屋市内の黒川駅、さらにその後は名古屋市の中心部、栄への路線を開設しています。
今回の名古屋市営バス名古屋空港乗り入れの延長は、あくまで社会実験ということで一か月限定で行われるものですが、正直意図がよく分かりません。
もちろん、名古屋市営バスが名古屋空港に乗り入れるのは事業展開で十分あり得ることで、バスヲタとしては面白そうですが、そんなヲタが面白そうでは社会実験になりません。
豊山タウンバスの名古屋市内への路線とは経由地が違い、豊山町北部を通り名古屋空港へアプローチするルート。
交通局からのお知らせ:市バス「黒川11号系統(黒川~北部市場)」を県営名古屋空港まで延伸する社会実験について
豊山町のお知らせ:名古屋市営バス「黒川11系統(黒川~北部市場)」を県営名古屋空港まで延伸する社会実験について
名古屋市営バスの名古屋市外運行で大きな障壁となるものは、市の境ではなく、先行事業者との調整です。
具体的には運賃問題が発生するもので、乗合路線バスは原則として後から出来る事業者が先に運行している事業者の運賃に合わせるものとされています。
名古屋市営バスはご存知の通り均一制、豊山町は今は廃止されましたが名鉄バスの事業エリアで、豊山町内へ最初に市営バスが運行した北部市場停留所は、当初は名鉄バスに合わせて対キロ区間制で運賃設定が行われていました。
現在は並行する名鉄バスの路線が廃止され、北部市場の付近へは名鉄バスの路線が無くなり、市営バス単独となって均一区間となりました。
この社会実験では、とよやまたうんバスと運賃競合が起きています。これをどのような措置としているのか、少々気になる所です。 期間限定なので、競合は棚上げかもしれません。
参考、運賃競合では、過去にこのような記事を書きました。
⇒2010年1月22日記事:競合するバス運賃
この名古屋空港乗り入れは期間限定で行われるもので、告示に載るかどうかですけど、3月1日発行の名古屋市広報に交通局告示第1号が収録されています。
名古屋市広報1197号 PDFファイル29ページ参照。
これによれば、現行黒川11系統イ系統、黒川~北部市場の延長ではなく、黒川11イ系統を一時休止の上、黒川イイハ系統、黒川~名古屋空港の期間限定の系統新設、という扱いです。
この名古屋市営バス、名古屋空港延長の路線は、近いうちに乗りに行く予定です。ただ常設ではなく、今月一か月間限定なので、忘れないようにしなければ・・・。