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Channel: mitakeつれづれなる抄
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御朱印の転売があるらしい

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 日が経っていますが、少し以前にテレビで見たことですが、昨今の御朱印ブームで、御朱印が転売され、さらにその一部が高額で取引される例があり、一部の社寺では御朱印の受付を停止するところもあるそうです。
 ちょっと信じられない一方、さもありなん、な感想です。
 御朱印ブーム、主に若い女性の間ではやっているそうで、「御朱印ガール」ともいう言葉があるそうです。
 どういうきっかけで御朱印がブームになったのかは分かりませんが、御朱印は、立派な堂々とした文字にその社寺の朱印を押して、参詣の証しとするものです。
 あくまで参拝の証しであって、御朱印だけが単独で存在するものではありません。

 しかしコレクションのジャンルとして御朱印となると、よくある御朱印や、珍しい御朱印というのが出てきます。
 コレクションの世界は、必然と需要と供給の世界、御朱印集めで自身で集めきれないものは市場(オークション)で入手することとなり、書体が立派なものや珍しいものには高値が付くことになります。

 御朱印を単なる「物」(特に有価物)としか見られない人は何でもないことでしょうが、御朱印は参詣の証しとして、神仏とご縁を結んだ証しでもあります。
 そのようなお品を、オークションに出品するのは無礼千万です。
 社寺の方がお怒りになるのは、当然です。一筆一筆に心を込めてお記しになられるのに、オークションで換金する、もってのほかの行為。
 なんでもオークション出品用で、一人が何枚も何枚もお願いすることがあるそうです。


 私が御朱印というものを最初に知ったのは、古い名鉄の資料からです。
 名鉄線の乗客誘致の意味もあり、沿線社寺に参拝に名鉄電車を利用して出かけてもらおう、ということで、参拝の印として御朱印を頂き、沿線社寺の御朱印帖に全ての御朱印を頂けた(満願)ら記念品を授与するというもの。
 5500形が、クリームと茶色の二色塗りの時代だった頃の資料です。
 その名鉄沿線社寺御朱印巡りの実施要項の資料で、「御朱印」というものを知りました。

 御朱印は、授かった人と神仏との間で結ばれるものです。
 代理で授けられる場合もありますが、あくまで本人の参詣です。
 御朱印は、見た目は図形でありますが、神仏との結びつきの証しとなります。
 ご縁を大切にしたいものです。

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