乗り物ニュース記事からです。札幌市電が約1年前に、すすきの停留場~西四丁目停留場間400mを新規に開業し、いびつな路線形態であったものを一周して環状運転ができるようになりました。
この新規開業区間(延長区間)は、道路上に敷設された併用軌道ですが、車道部分の両端、つまり歩道沿いに軌道を敷設し、歩道から直接乗降できるようになりました。
これが結構好評ですが、一方で自動車運行の面から問題がある、という記事。
記事:札幌市電「ループ化」から1年 「歩道側に線路」方式は好評の一方で課題も
路面電車の軌道は、道路中央に敷設するものとなっています。
これは、軌道法建設規程で定められています。
この道路中央敷設の規定は、歩行者通行空間を確保するためと伺っていますので、現在の交通事情から、歩道と車道が区別された降雨環境の場では、道路中央敷設にこだわると、乗降施設を車道上に設置することとなり、設置されない場合は、安全地帯が設けられるものの、自動車通行空間の中での乗降となります。
これが路面電車の利用者数減少の大きな理由で、路線バスのように、歩道から乗降できるようにさせる思想が欧米の路面電車にあり、これを本邦国内に取り入れたものが、この札幌市電の延長区間。
しかし問題点もあり、路側に軌道を敷設することで、貨物自動車の荷捌き停車ができなくなる、という不便があり、実際に札幌市ではそのような声があるそうです。
グーグルストリートビューに路面電車の軌道、路側敷設の様子が写っています。
交差点手前ですが、本来は左折の車線ですが、軌道が敷設されています。
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停留場施設。いわゆる電停です。
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電車が停車中です。
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上の場所の軌道敷設前の様子。
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路側走行の不便と言うか、不具合な点は、荷捌き停車のほか、緊急停止しなければならない場合です。
運転者の何らかの事情で運転が継続できなくなった場合、路側に車両を寄せて、後続車の妨害にならないようにしますが、この路側が軌道では、緊急停車できる余裕がなくなってしまいます。
この点がどうなっているのか、小生勉強不足ですが、どのような措置になっているのか、関心があるところです。
この新規開業区間(延長区間)は、道路上に敷設された併用軌道ですが、車道部分の両端、つまり歩道沿いに軌道を敷設し、歩道から直接乗降できるようになりました。
これが結構好評ですが、一方で自動車運行の面から問題がある、という記事。
記事:札幌市電「ループ化」から1年 「歩道側に線路」方式は好評の一方で課題も
路面電車の軌道は、道路中央に敷設するものとなっています。
これは、軌道法建設規程で定められています。
この道路中央敷設の規定は、歩行者通行空間を確保するためと伺っていますので、現在の交通事情から、歩道と車道が区別された降雨環境の場では、道路中央敷設にこだわると、乗降施設を車道上に設置することとなり、設置されない場合は、安全地帯が設けられるものの、自動車通行空間の中での乗降となります。
これが路面電車の利用者数減少の大きな理由で、路線バスのように、歩道から乗降できるようにさせる思想が欧米の路面電車にあり、これを本邦国内に取り入れたものが、この札幌市電の延長区間。
しかし問題点もあり、路側に軌道を敷設することで、貨物自動車の荷捌き停車ができなくなる、という不便があり、実際に札幌市ではそのような声があるそうです。
グーグルストリートビューに路面電車の軌道、路側敷設の様子が写っています。
交差点手前ですが、本来は左折の車線ですが、軌道が敷設されています。
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停留場施設。いわゆる電停です。
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路側走行の不便と言うか、不具合な点は、荷捌き停車のほか、緊急停止しなければならない場合です。
運転者の何らかの事情で運転が継続できなくなった場合、路側に車両を寄せて、後続車の妨害にならないようにしますが、この路側が軌道では、緊急停車できる余裕がなくなってしまいます。
この点がどうなっているのか、小生勉強不足ですが、どのような措置になっているのか、関心があるところです。