Quantcast
Channel: mitakeつれづれなる抄
Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

交通事故死者数が4000人を下回ったというものの

$
0
0
 各マスコミ報道からです。昨2016年の年間の交通事故死者数が、4000人を下回ったそうです。
NHK:交通事故の死者減少 67年ぶり4000人下回る
ANNニュース:交通事故の死者数、67年ぶりに4000人下回る(動画あり)

 少し気になったのは、各マスコミが、この年間交通事故死者数が4000人を下回った、つまり減ったことを好意的に報道している点です。(そのように感じた、主観かもしれないが)
 でも3907人の方は亡くなられているわけで、その数以上に悲しんだり、或いは加害の念にさいなまれている方がいるわけで、決して良い話ではありません。
 この点は間違えないようにしなければなりません。

 交通事故は、何度も弊ブログで書いている通り、交通違反の延長線上にあるものです。
 昨今は、飲酒運転の厳罰化となったり、昨年はスマホのゲームをしながらの運転で、横断報道横断者をはねたりする事故が発生したことから、スマホのながら運転を厳罰化をもとめる動きがあったりしていますが、飲酒運転もスマホのながら運転も、それ自体が単独で行うものではなく、交通規則を遵守しない軽い気持ちから発生するもので、そもそもが安全を軽んじる態度からでているものです。
 これも何度か書いていますが、自宅前の道路は抜け道として認識されており、「抜ける」意思から制限30km/hなんぞまもる意思は無く、当たり前のように速度違反の自動車ばかりです。
 本当に当たり前で、目標は60km/h。これより上か下かが基準。
 そんな文化(社会)なので、飲酒運転もスマホながら運転もごく自然に行われます。
 横断歩道での歩行者絶対優先も守られず昨年、一宮市であったスマホながら運転で、横断歩道を渡る小学生をはねた事故も、スマホながら運転であったことばかり強調されていますが、仮にこの運転者、スマホを使用していなくても、横断歩道で歩行者の有無を確認する意思があったとは思えず、たまたまスマホゲーム使用していたことから、スマホのながらばかりが表に出てしまっています。
 基本、自動車の運転手は横断歩道において歩行者絶対優先は、教習所の試験で答えるべきもので、現実は自動車が先(「優先」ではない)という意思からでしょう。
 交通規則も、あくまで「教習所で答える内容」と現実とは違う、というのが大方の発想ではないかと考えます。

 交通事故の死者数を0人に、さらい交通事故自体を0にしなければ、先進国とは言えません。
 国政選挙で、なぜか経済云々ばかりが主張されますが、交通事故(交通違反)を絶対に無くす、という候補者が現れないだろうか。
 あぁ、選挙活動の自動車自体が、違反を起こしていますので・・・。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

Trending Articles