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Channel: mitakeつれづれなる抄
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気象庁噴火速報運用開始

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 本日、午後2時から、気象庁で24時間観測している47の火山で噴火が起きた場合に、その火山名と噴火時刻を報せる、噴火速報の運用を始めました。

気象庁サイト

 昨年の御嶽噴火で、多数の遭難者を出したことから、登山者や地元の方に噴火を報せ、安全を確保されるのが目的で、導入されたもの。

 情報の内容は、「噴火の事実のみ」の単一情報。

 常時観測している火山で、モニタカメラで噴火を捉えた場合は、「噴火が有った」旨を、麓の空振計が空気の振動を捉えた場合は「噴火があったもよう」という情報を5分以内に速報。
 これを、携帯などの端末で、火山のある地元の防災無線で速報内容を流す、とのこと。

 噴火の兆候を捉えて速報を流すのではなく、噴火の事実(又は状況)を観測して速報を流しますので、山の上にいる方には、当然間に合いません。
 しかし、山の中腹にいて、これからピークに向かおうとする人には、火山噴火の事実を流し、身の安全を図る行動をとってもらおうというものです。


 昨年の御嶽噴火は、火山噴火としては決して規模が大きいものではなく、同じ御嶽で1979年に噴火したレベルよりも、噴火そのものは規模が小さめでした。
 しかし、「戦後最悪の火山災害」という言葉がニュースで伝わり、、さぞ印象が悪くなってしまったのは、木曽縁の者としてはとても残念です。
 しかも噴火の二週間前から、不可解な地震が多くあり、「ひょっとして噴火か?」などと思い、Twitterでもツイートしましたが、まさか本当に噴火するとは思えず、時々ある一過性の地震活動だろうと思っていました。
 私の知恵では限度があり、噴火の恐れがあるとは、とても公に言える立場でもないですし、言う勇気も無かったのですが、季節と曜日が最悪でした。
 今、行方不明の捜索が再開され、発見された場所というものが、登山ルートから外れているものばかりで、噴火で熱い火山灰や火山弾から逃げたのだろうと思うと、とても悲しく残念です。
 山頂付近の地理や地形がよく分かるだけに、とても辛いニュースです。

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