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Channel: mitakeつれづれなる抄
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福岡市で道路に大規模な穴

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 既報のとおり昨日の朝、福岡県福岡市博多区の道路に大きな穴があきました。
 ビックリですね。こういうこと海外ではたまにおきるようですが、穴があいたのもそうですが、これがこの日本で起こったのもビックリです。
 まだ起きて1日しか経っていないので、原因などは全く分からないですが、道路下を地下鉄工事が進められていたことから、いち早く地下鉄の工事発注者である福岡市交通局からお詫び文章が出されました。
 映像ニュースということで、ANNニュースからです。
ANNニュース:工事現場で水が噴出 早朝に見つかり交通規制(動画あり)

 このニュースは、昨日の朝7時台にテレビを点け、目にし報に接しました。
 朝はCBCラジオを聞いておりますが、録画予約内容の確認のため、テレビを点けた次第です。

 これ本当に地下鉄工事が原因なのだろうか。
 いち早く、福岡市交通局からはwebにお詫び文章が出され、テレビの九州ローカルでは、お詫び記者会見が生中継されたようです。
 地下の鉄道トンネル建設工事で地面が崩落した事故と言えば、東北新幹線の東京都内、御徒町駅付近のトンネル工事で、工事現場直上の道路が陥没したことがありました。
 この東北新幹線の御徒町駅付近の事故で、東北新幹線の工期が大幅に伸び、東北新幹線は暫定的に上野駅始発・終着で開業となりました。
 御徒町駅付近の事故では、トンネルはシールド工法と呼ばれる、お茶の缶の蓋をドデかくしたような掘削マシンで掘り進んでいく工法で、シールドマシン内は高い気圧に設定し、土砂の流入を抑えます。
 そのために地盤改良で、掘る付近の土を固めます。固めるというのは、薬液注入で凍結・・・一時的に固くして、そこを掘っていく方法です。
 しかし十分に固まり切れないうちにシールド掘削をしたために、シールドマシン内の圧力で地盤が吹き飛ばされる形となり、道路が崩落したものです。

 昨日の福岡市の事故は、これとは違うNATM(ナトム)工法だそうですが、これがどう影響したのかは、これからの調査です。
 あやふやなことは、いくら個人ブログでも書けません。

 web上の画像で、このような断面図がありました。


 今回の事故、鉄道トンネルの新設ですが、あるテレビ局の報道ではやたらと「七隈線延伸工事」の「延伸」の部分を強調していました。
 延伸なので、追加工事のように聞こえますが、計画された七隈線としては延伸区間ですが、鉄道地下トンネルを新設する工事には違いないのですが。

 ところで、今回の事故では一人のけが人も出ませんでした。
 早朝で人・車が少ない時間帯でもありましたが、トンネル工事中で隧道内に出水が認められ、現場の判断で危険を感じ、作業員は直ちに退避、さらに地上でも道路を通行止めにした、とのことです。
 地盤崩落事故は、事故として、この現場判断は称賛に価するものです。
 こういうことは往々にして、後々の何事も起きなかった場合を心配してか、なかなか通行止めなどの措置には至れずにいて、事故に巻き込む、ということが過去には前例としてありました。

 しかし、テレビ映像では、大きな孔があいたものです。あの体積分の土砂がどこかへ行ったわけで、つまりトンネル内に流れた、というところでしょうか。
 七隈線の延伸区間開業予定が大きく遅れることになります。
 過去には、前記の東北新幹線の御徒町駅付近崩落、上越新幹線の中山トンネルでの大量出水で、その部分のトンネル掘削を諦め、新たなトンネルを掘ったことで開業が遅れることになりました。
 後者の上越新幹線中山トンネルは、トンネルの途中に不自然に「S」字カーブがあり、その部分が一旦掘ったトンネルを諦め、新たな迂回トンネルの所です。そのため、この区間は今でも160km/h制限を受けます。

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