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Channel: mitakeつれづれなる抄
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鉄道の軌道に生える草は鉄道草という名で秋季語にもなっているらしい

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 乗りものニュース記事からです。鉄道の軌道(レール+バラスト+枕木による構造部分)に生える草は、「鉄道草」という俗称があり、しかも俳句の世界では秋の季語でもあるという、何ともビックリなお話です。
記事:線路脇の草は、その名もズバリ「鉄道草」 秋の季語でも 背景にある明治の日本

 夏から秋にかけて、鉄道でもローカル線や停車場側線の軌道で草が生えてきますが、この草の俗称が「鉄道草」で、季節を表すことから秋の季語とのことです。
 この草の本来の名称はヒメムカシヨモギといい、キク科の植物。しかも外来種だそうです。
 外来種故に繁殖力は高く、日当たり良好な所に胞子が着くと発芽率が高く、たちどころにこの草で覆われてしまいます。
 道端でも見かけますね。

 鉄道の軌道は、特に繁殖条件が良く、時期が来れば線路が草で覆われたりするので、俳句の世界で季語になったらしい。
 この記事の主眼は、単に俳句の季語だということではなく、歳時記に載るほどの言葉、それだけ鉄道の情景が民の中にあったわけで、地方の鉄道は斜陽化となった今ですが、かつては人や荷物を運び、栄華をみせていたことの背景がある、というところです。

 ちなみに、鉄道の土木にも明るい者からすれば、軌道に草が生えるということは、それだけ保守が行き届いておらず、バラスト(砂利)の中は土壌化が進み、バラストにより走行する列車の重量の緩衝性が保てていないことを示します。
 バラスト道床は、常に固めなおしをしないと、こうした草が生えます。軌道の手入れは大変です。

草が生えかけている軌道。


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