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Channel: mitakeつれづれなる抄
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大地震を起こす活断層の危険度を発生割合からランク別の表示に変更

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 地震調査推進本部は、全国にある活断層の危険度を従来、確率の数値で表していたものを、危険度に応じたランク分けに見直すこととしたそうです。
テレ朝ニュース:地震の発生確率「数値」→「レベル」のランク分けに
NHKニュース:活断層危険度4段階ランク分け(動画あり)

 つまり、これまで「○○断層が動いて地震が発生する確率は、○%」という表現を、「○○断層が動いて地震が発生する危険度は、○(ランク)」というような表現となります。
 従来の数値では、危険性が正しく伝わらず、逆の安心情報と捉えられてしまう恐れもあり、こうした危険度レベルの表示とした、ものだそうです。

 ランク別情報は、今後30年以内の発生確率
 3%以上の最も危険度が高い=Sランク
 0.1%~3%未満、やや危険度が高い=Aランク
 0.1%未満または不明=Xランク

 これによれば、この地域でSランクとなるものは、長野県南部から一部岐阜県に延びている、阿寺(あでら)断層。

 グーグルマップ空中写真立体画像から、阿寺断層。長野県木曽の阿寺渓谷です。こうした直線状の地形は断層が引き起こして成されたものとみてほぼ間違いが無いです。


 画面中央のさして長くはないですが縦に延びる渓谷が阿寺渓谷を成した、阿寺断層。画面中央で少し左に曲がり伸びています。
 画面下の川の流れは木曽川。

関連して。
 大地震の発生直後には「余震」という言葉を使わず、大地震直後は、平常時に比べて地震の発生確率は何倍になった、というような表現にする、ということです。
 4月の熊本地震では、最初の地震を上回る地震が発生したことにより、「余震」とは言えず、こうした表現とするとうことです。
テレ朝ニュース:大地震発生直後 「余震」という表現、今後使わず

 表現の言い方ですので、余震は余震ですね。ただ、大きな地震が起きたら、それが最大地震だとは限らず、前震である可能性もあるので、今後の地震発生確率としたものです。
 ちなみに平常時の「何倍」では、平常時は地震が起きていないだろう、ということですが、平常時も地震発生の可能性は0ではなく、ある程度の数値を持ったものです。それに対して何倍です。

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