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Channel: mitakeつれづれなる抄
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路線バス運賃誤表示は発見され難い

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 京都新聞web版記事からです。滋賀県の大津市と草津市を通る近江鉄道の路線バス、「近江大橋線」の一部区間で約半年間、車内の運賃表示に誤った金額を表示し、乗客から世紀より高い金額を収受していたそうです。
過剰に受け取った金額は、利用者からの申し出で返金するとのこと。
記事:近江鉄道、バス料金を誤徴収 一部区間で半年間

 車内最前部のフロントガラス上部に設置してあるデジタル運賃表示器の表示誤りで、停留所の区間により、10~80円高く表示していたとのこと。
 昨年9月28日にデータ更新した際に、誤った情報を入れてしまい、確認作業でも気づかなかったという。


 こういうことは、あってはならないですが、割とあります。特にバスの場合は、旅客が直接運賃を算出するのは出来ず、何等かの運賃表資料に基づかねばなりません。
 その運賃表も、営業所で運賃台帳を見る、という方はおらず、ならば停留所で、ということになりそうですが、今は停留所では運賃表示は必要事項とはなっておらず、乗ってから車内の運賃表示器が初めてで、事実上唯一の運賃を知る機会です。
 なので、誤りかどうかは、なかなか発見しづらいです。
 データ更新のチェックでも、担当者の思い込みで「まさか間違っていないだろう」という気持ちがあるもので、誤りがみのがされてしまいます。

 私の自宅の路線でも最近ありまして、こちらは車内の運賃表示器の誤りではなく、webページの時刻・運賃検索のデータが間違っていた、というもの。
 さらに少し前は、関連路線の数区間で誤った運賃表示器に誤った運賃を掲示したというので、心当たりの方は申し出よ、との張り紙がバスターミナルに出ていました。
 これは、おそらくは運転士の次停留所ボタンの押し忘れで、運賃表示器の停留所進行ができていなかったと、推察されます。

 方々、バスの運賃表示は、なかなか分かり難い上に、正しい表示を行うのは、基本のキでもあり、信頼をつなげる基でもあります。

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