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Channel: mitakeつれづれなる抄
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山手線と京浜東北線どちらが早いか

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 東洋経済オンラインに面白い記事がありましたので、気軽な鉄道ネタで。
 山手線と京浜東北線は、田端駅~品川駅間で並走しています。そこでこの区間では、どちらが早いか、というある意味ショーもない話。
記事:2016/3/1山手線vs京浜東北線、"並行競走"の勝者は? 田端駅-品川駅間はどちらが速いのか

 このブログ読者様ならおそらく全ての方ならお分かりだと思いますが、山手線と京浜東北線は、旧国電の電車運転区間の系統名称。
 東京都心部の品川駅~田端駅間で複々線の線路で並走しており、品川駅の他は、同じホームの片面が京浜東北線、もう一方の面が山手線で同じホームで乗り降りできます。
 そこで、「どっちが早い?」になりますが、今は日中の京浜東北線はこの区間では快速運転をしていますので、この話は、基本昼間以外の時間帯になりますね。
 以前は京浜東北線も昼間には、全ての駅に停車していて、文字通り「どっちが早い?」が繰り広げられていました。

 東京へ行くことが無くなってもう20年ほどになりますが、私の感じたのは、概して黄緑色の山手線の方が早いかな、という程度。
 当時は103系の天下で、山手線に205系が増え始めた頃。
 209系もE231系も知らん、という状況。

 結論から言うと、決定的な速度差が無い以上、先に到着した方が先着する、という程度。
 勿論、一部駅を通過する京浜東北線の停車駅なら、京浜東北線の方が早くなることもありますが、それでもせいぜい1分程度の差で、速くて乗車時間が短い京浜東北線をわざわざ待つまほどでもなく、やはり先に到着した方が、妥当ではないかと考えます。

 JR東日本となった今も同じですが、京浜東北線・山手線など「電車運転区間」は標準時刻で、正式な運転時刻は定められていない特殊な運転取り扱い区間。
 この標準時刻による運転区間を「電車」と呼んでいたわけですが、この国鉄の「電車」なので、略して「国電」。
 国鉄が国の鉄道でなくなり、JR東日本の電車区間となり、国電の名称はおかしいだろう、ということで公募で「E電」となりましたが、「E電」は全く浸透せず、今やJR東日本の内部のみの用語にのみなったようです。

 標準時刻とは、始発駅と一部の途中駅のみに時刻が定められているだけで、駅間運転時分(何分何秒)と停車時間(何秒)が定められており、これを始発駅の時刻から積み重ねていくと途中駅の発車時間が大体決まる、という程度です。
 実際の運転取り扱いでは、駅の発車で出発指示が無く、旅客の乗降が終えれば、車掌は直ちにドアを閉め、速やかに発車するものとする、と定められています。
 JR東日本になっても、この運転取り扱いは変わっていないはずです。
 リンク先の記事の何ページ目かに、駅に掲出してある時刻表は、発車時刻の秒は切り捨てられて表示されている、という記述がありますが、電車区間ではこれは正しくありません。

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