12月16日のNHKラジオ第一放送のニュース「NHKジャーナル」の中でのリポートで、福井県が主導で、電車のブレーキ力で発電した電力でEV車を動かそうという、環境に優しい取り組みの実証実験が行われているそうです。
webにそれに関する新聞記事がありました。
福井新聞記事:「電車ブレーキで蓄電、EV車動かす 福井・勝山で全国初の実証実験」
実証実験しているのは、福井県のえちぜん鉄道。かつては京福電鉄と呼ばれていた、電鉄です。
鉄道の走行に係る、放出しているエネルギーを有効に使えないか、ということで始めたものだそうです。
つまり原理としては、えちぜん鉄道の電車がブレーキをかける時、モーターが発電機の役割となり、発生した電力が架線を通り、EVの電気ステーションのある勝山駅で電気を溜め、そこでEV車に充電するというもの。
併せて、このEV車はカーシェアリングとして、えちぜん鉄道を観光で利用する方に乗って頂き、えちぜん鉄道とこのカーシェアリングのEV車で観光地を巡ってもらおう、という社会実験。
電車のブレーキは、空気系と電気系があり、空気系は圧力空気を用いて、この空気管を加圧、もしくは減圧してブレーキをかけるもの。
電気系は、電車のモータは回転しているときは発電機となり、これに負荷を接続してやると、モータは回転を止めようとします。これが「発電ブレーキ」で、負荷は抵抗器を使います。抵抗ですので、負荷は「熱」です。
発電ブレーキは、走行するエネルギーを熱に変えて、その熱を大気中に放出します。
大変勿体ない話です。この発電した電力を架線に戻せば、他の電車の走行電力につかえます。
架線に戻してやる電気系のブレーキは「回生ブレーキ」。
福井県の取組は、この回生ブレーキでも架線を通して他の走行する電車だけでなく、蓄電池に蓄えるということろが要点。
ラジオのレポートでは、蓄電池の性能も向上し価格も安くなったことで、実証実験に移った、ということだそうです。
回生ブレーキは、他に走行する電車が無いと、ブレーキ効果が得られません。
そのため列車回数の少ない線では、変電所に回生電力を吸収する装置が付いているものがありますが、ここに電力を蓄える装置を接続する、とのこと。
そしてその蓄電池からEV車を充電させ、電車でEV車を動かすという、エネルギーの有効利用を図るものだそうです。
webにそれに関する新聞記事がありました。
福井新聞記事:「電車ブレーキで蓄電、EV車動かす 福井・勝山で全国初の実証実験」
実証実験しているのは、福井県のえちぜん鉄道。かつては京福電鉄と呼ばれていた、電鉄です。
鉄道の走行に係る、放出しているエネルギーを有効に使えないか、ということで始めたものだそうです。
つまり原理としては、えちぜん鉄道の電車がブレーキをかける時、モーターが発電機の役割となり、発生した電力が架線を通り、EVの電気ステーションのある勝山駅で電気を溜め、そこでEV車に充電するというもの。
併せて、このEV車はカーシェアリングとして、えちぜん鉄道を観光で利用する方に乗って頂き、えちぜん鉄道とこのカーシェアリングのEV車で観光地を巡ってもらおう、という社会実験。
電車のブレーキは、空気系と電気系があり、空気系は圧力空気を用いて、この空気管を加圧、もしくは減圧してブレーキをかけるもの。
電気系は、電車のモータは回転しているときは発電機となり、これに負荷を接続してやると、モータは回転を止めようとします。これが「発電ブレーキ」で、負荷は抵抗器を使います。抵抗ですので、負荷は「熱」です。
発電ブレーキは、走行するエネルギーを熱に変えて、その熱を大気中に放出します。
大変勿体ない話です。この発電した電力を架線に戻せば、他の電車の走行電力につかえます。
架線に戻してやる電気系のブレーキは「回生ブレーキ」。
福井県の取組は、この回生ブレーキでも架線を通して他の走行する電車だけでなく、蓄電池に蓄えるということろが要点。
ラジオのレポートでは、蓄電池の性能も向上し価格も安くなったことで、実証実験に移った、ということだそうです。
回生ブレーキは、他に走行する電車が無いと、ブレーキ効果が得られません。
そのため列車回数の少ない線では、変電所に回生電力を吸収する装置が付いているものがありますが、ここに電力を蓄える装置を接続する、とのこと。
そしてその蓄電池からEV車を充電させ、電車でEV車を動かすという、エネルギーの有効利用を図るものだそうです。